5.《ネタバレ》 「ゾンビの出ないゾンビ映画」とは言いえて妙ですね~。まさにそんな雰囲気の映画です。
パージが始まる前の独特の緊張感健在です。パージファンとしては、この雰囲気が感じられるだけでも嬉しくなります。
そしていよいよパージが始まってからの惨劇・・・・が起きない。
まさかの、何も起こらず終了のサイレン。これは今までになかったパターン。ちょっと意外。
ところがところが、パージは終わったはずなのに、街には何やら不穏な空気が・・・。
パージが終わったはずなのに、いったい何が起ころうとしているの~?という不謹慎なワクワクが止まらない。この辺までは良かったのですよ。
問題はこっから。
「フォーエバー・パージ」ってそーゆー意味かーい。
てっきり、廃止になったパージが復活して、『パージは、永遠に不滅です!』みたいな意味かと思ったら、全然違う。
いや、それはど~なの~?あのルールありきでやるからスリリングなんじゃないの~?
法治国家の法がなくなる恐怖。昨日まで家族だったり隣人だったりした人の内に秘めたる狂気。
そーいったものを見せてくれるのが、このシリーズの醍醐味だったように思うのですが~。
ほらほら、警察や軍が鎮圧に動き出しちゃってるじゃない。
「もし現代で内戦が起こったら?」のサバイバルアクションになっちゃいましたね~。
それはそれで、この映画よくできていますので、最後まで楽しんで見られるのですが。
パージ的サスペンス、パージ的風情を求めると、裏切られちゃうかもしれないですね。