1.《ネタバレ》 面白かったです。ムスリムの家族とバンライフを送る家族がよかった。北陸の地方都市においては異質な家族だと思いますし、ワタシも初めはおずおずと見守ってましたが、今は親しみしかない。抱えてる悩みは、ウチとおんなじじゃないですか。もちろん独特なイベントはあるのですけど、家族の有り様としては同じです。石川県庁パートは、アウトレイジみたいでもある。同監督の「はりぼて」テイストがあって、天を仰いで笑うに笑えない。谷本知事もウチに帰れば、家族の一員だろうに。■鑑賞後、監督の舞台挨拶をお聞きしました。3つのパートの間に対比があって映画が進むとのお話でした。しかし、ワタシは、観客は全体で解釈しようとせず、3つのパートをオムニバスで見たとしてもそれで良いのではと思っています。ただ監督の興味が向かった3つのことをドキュメンタリー映画にした。「裸のムラ」っていう幅広なタイトルが、五百旗頭監督界隈のリアルな現実及び今どきのニッポンを意味しているのであれば、「裸のムラ」シリーズで定期的に上映して欲しいと本気で思ってます。