2.《ネタバレ》 本作は厚労省(世界メンタルヘルスデー)とのタイアップというだけあって、まさに“癒し”であります。
当然ながら、悪い人が登場しないし、ストレスな展開もありません。
爆音シーンや小難しいストーリーに疲れている方々、是非おすすめしたいです。
癒し俳優といえば黒木華…彼女をはじめ、何よりキャスティングが素晴らしい!
とにかく穴が見当たらなかったです。
一方、ストーリー展開としては、冒頭で興味を惹いた割には途中やや中だるみを感じていました。
欲をいえば、「実はここでつながっていました‥」といった流れをもう一枚上乗せしてほしかったです。
群集劇の妙が大好物なので、その点ちょっと期待しすぎてハードルが上がってしまっていましたが、この点、最後の宝石店店主(升さん)のシーンにギリギリ救われました。
重箱の隅つつき的にいえば、結局のところ、主演が頑張っている(目立っている)シーンがあまりなかったかな・・・と。
実際、周りのキャストのほうが頑張っていたり導いたりすることが多かったですし、ハイライトの盛り上がりも草笛さんに持っていかれてますしで・・・まぁ群集劇ということもあり、尺の問題もありますから致し方ないでしょうか。
あっ、エンディングテーマにて頑張っていました(^^;
夜景をバックに流れる歌が、これまたよかったです。
久しぶりに「なんかよかったなぁ…」作品に出合えました。