1.《ネタバレ》 河合優実が出ずっぱりで、河合優実ありきの映画だと思う。
基本メンヘラ、暴力的で退廃的な性格。
人と関わるのが嫌いそうにみえて、彼氏は常にいる。
そんな彼女をひたすら2時間見つめ続ける映画。
この映画を見て何を感じるか、どう解釈するかの余地はかなりある気がする。
つまりこの映画を見た人それぞれが様々な解釈を持てるような幅の広い、自由度の高い映画だ。
わたしはこの手の映画は好きな方だ。
一人の生き方を淡々と描く。
何気ない日常にその人の生き様がある。
こういうのも面白いと思う。
河合優実の演じた主人公のやさぐれ感はハンパない。
精神病質なところもあるし、本人も生きづらそうだ。
そんな彼女を見捨てることなく付き合う彼氏の気持ちは正直理解はできない。
でもきっとそんな彼女にも、彼氏を引き留める魅力がどこかにあるんだろう。
その魅力が何なのかは最後まで分からなかった。
でもそれでいいんだと思う。
彼女を魅力的と感じ、そばに居てくれる人が居るならば。