32.《ネタバレ》 矢口史靖が『ウォーターボーイズ』でひと山当てることになる直前の作品、徳井優や角替和枝といった小劇場系の俳優だけでなく石田ひかりや安藤政信といったメジャークラスの演者を起用できるようになってきたころです。闇のカネ2億円を持ち逃げした気弱な若者とナース、そして二人を追う凶暴なヤクザとチンピラ六人組となるとまあよくある設定と言えなくもなく、そうなると見せ方の工夫が脚本のキモでしょう。冒頭の車中での安藤政信と徳井優のイラつかせてくれる遣り取りはいかにも当時流行っていたタランティーノ風味という感じですが、これは単にテンポが悪くなっただけだったような気がします。だけど意外と自分にはツボだったのはあの六人のチンピラたちで、意味もなく唐突にキレ出すところは爆笑です。松重豊の凶暴さはいかにもという感じでしたが、あんなに重傷なのに暴れるのはちょっとやり過ぎ、というかまともに走ることすらできない状態なんだから反撃されたら瞬殺だと思うんだけど。そしてまだそういう時代だったのかもしれないが、病院も警察も個人情報がダダ洩れすぎるでしょ、まあそうしないとストーリーが進まないので仕方がないのかな。全体的には可もなく不可もなくという感想だが、もうちょっとコメディ色が欲しかったところです。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-06-25 23:16:09) |
31. この時代の作品ってちょっと面白いんです。バブルが崩壊した後の方向を失った感じが好きです。冒頭のシーンからああ、こんな時代だったなって全開ですね。隣の店長がいかにもでありえないけどありそうな感じの芝居がさすがだな。石田ひかりすごいスタイル良くてドキドキしました。でもなんかお肌がイマイチなんですよね。この時代は人と人が仲がいいと気持ち悪いみたいな雰囲気がありました。個性重視と競争主義、悪しき個人主義が蔓延してましたね。初めてパヒューム見たときに「私たち仲良しなんだよねー。」とかすごくビビックリしたのを思い出します。 松重さんのタフさは立派ですが、追跡物はあまり考えないで偶然に見つけてしまうとかあっても面白いですよ。逆にテレビで放送される方がありえない感じを受けました。最後の落ちもちょっとありえないと思いますが、まあ、これ以上この作品観てもなんともならないので幕引きとしては仕方ないのかも。 【たこのす】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-08-09 21:29:22) |
30.《ネタバレ》 偶然ヤクザの事務所から大金を持ち逃げして逃亡する、という出だしだけで見てみたくなる魅力的な初期設定。しかしそこからは、それなりに安定して進行はするものの、いろんなネタを使いこなせなかったというか、もうちょっと上に飛翔しそうなところでそのまま高度維持で行ってしまったという感じです。主人公2人は、ありえない一歩を踏み出すのだから、もう少し前フリとか決断の瞬間とかが必要なんだけど、ただ何となく持ち逃げしてるし、途中で痴話喧嘩っぽくなるのは、逃亡から一段落ついて、今度はこの2人の間の関係の変化を・・・みたいにしたかったんでしょうけど、あまり機能していない。あと、あの6人組は、変にチンピラ演技がしっかりしていて妙にイラッとするので、兄貴分との区別という点でも、コメディ部分をもっと強めてほしいところでした(バーベキューのシーンみたいなのがもっと欲しかった)。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-05-28 00:30:53) |
29.《ネタバレ》 “大金を奪って逃げる”という犯罪行為の後ろめたさを打ち消す仕掛けは抜かりなく、主役から脇役までキャスティングも含めてキャラクター造形はお見事です。特にジョビジョバの起用が功を奏しており、シリアスに寄り過ぎることを防ぎコメディのスタンスを堅持しています。その結果、スリリングであっても不快な気持ちになる心配を払拭しました。娯楽作品としてなかなかの完成度です。安心して感情移入して問題ありません。あえて注文をつけるなら、本題(逃避行)に入るまでが長かったり、逃げ切ったあと油断して下手を打ったりと、サスペンスに必要な緊迫感やリズム感に欠けること(これは最近の展開が早いドラマに慣れてしまっているせいもあるかも)。タイトルに違わず、もう少し疾走感を感じられれば文句無しでした。ところで運命の2人は幸せになれたのでしょうか。浮かれっぷりを見る限り、典型的な破滅型に見えますけれども。購入してきた車が、国産車だっただけマシということにしておきましょう。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 7点(2019-11-20 22:23:31) |
28.パッとしない男女がひょんなことからヤクザの大金を手に入れて逃避行。 平山みきの懐メロをテーマ曲に使っていたのが耳に残る。肝心のドラマの内容はあんまり印象に残らない。 【飛鳥】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-08-30 00:13:59) |
27.《ネタバレ》 後半ややスピード感が落ちますが楽しめた作品でした。主役二人に加え、松重豊もよかったです。 スタントだろうけど石田ひかりが救急車から落っこち方がなかなか危険。 矢口監督はこういうドタバタ作品にぽつんと和んだ印象的な映像を入れるのがいいです。 ジョビジョバが追跡途中みんなで夜バーベーキューみたいなのしてるとことか、 ひみつの花園でも風の中堤防の上で測量機を覗いてるのを遠景でとったり。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-08-01 21:37:59) |
26.《ネタバレ》 逃走始めるまで50分もかかるし、逃走劇としてもテンポが悪いし緊張感もない。逃げてるのに周囲に行き先連絡したりしてコメディとは言え言動がオカシイ。が、この2人はどうなるんだろうという興味から飽きる事なくは見られるが、オチがかなり弱いので最後にシラケル。石田ひかりは悪くはないんだが、安藤政信が魅力に欠ける。 |
25.《ネタバレ》 笑った。笑った。ジョビジョバとかいう六人組のチンピラのやり取りの可笑しさ、自分の車を貸した相手に置き去りにされた上に、文句言いながらその相手を待ち続けるあの婦長といい、笑い所が満載です。主演の二人のヤクザからの逃走劇も失敗の連続、安藤政信演じる悟が指輪のサイズを聞かれて、フリーサイズと答えるシーンの可笑しさ、今ではメジャーな監督の一人として撮る映画、どれもがヒットの矢口史靖監督だけど、この作品は然程、ヒットもしてないと思われる。この監督の女優の選び方も良い。石田ひかりを持ってきたこのセンスを含め、この作品はキャスティングの勝利により面白い作品に仕上げる事に成功している。オリジナル作品というのも評価したい。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-11-04 20:44:42) |
24.確かジョビジョバが売れてた頃の映画だったような。そんなに笑った記憶がない、普通の追っかけっこ映画。 【noji】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-04-26 18:03:04) |
23.《ネタバレ》 姉の石田ゆり子さんなら多少の馴染みはあるが、こちらは妹:ひかりさん。 石田ひかりさんなんてあまり馴染みがなかったもんで 《期待半分・不安半分》 にて視聴。 さてと、アドレナリンドライブ どんな感じです? ところが出てきたのは 安藤政信とロッチの中岡。 そして後半、ロッチ中岡がメガネ外してしまって原田知世に変身。そしてハッピージエンドだ。 石田ひかりさんって出てましたっけか アハハハハ。 矢口監督、前作品の西田尚美ひみつの花園に続くお金に執着したお金にまつわるエトセトラ的なストーリー。持ち金逃走執着コメディ~ オモシロかったですよ なんとなくだが、ジャンル違いではあるんですが、いつかギラギラする日に似てる。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-17 22:26:44) |
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22.矢口監督の映画を初めて見たのがこの映画だったのでこの映画が一番好き。ひみつの花園を先に見ていればそれが一番だったかもしれないし、ウォーターボーイズもそう。作品が出るごとにマンネリを感じてしまうのがちょっと悲しい。よくあるドタバタコメディなので映画館ではかなり笑いが起こっていたし自分も笑った。石田ひかりも安藤政信も垢抜けない雰囲気とか一生懸命なところとか二人の魅力が出ていてとても良かった。 |
21.ジョビジョバ&矢口ってことで、コメディだと思ってみてみたら、意外と笑いどころのないマジメな現金追っかけっこモノでした。退屈させない作りにはなっていますが、これといって目新しいところも、突出しているところもない、当たり障りのない映画。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-02-22 15:00:36) |
20.雰囲気が好きな映画。物語も面白い。真夏の出来事の選曲も良い。 【PINGU】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-01-29 23:35:39) |
【PAD】さん 5点(2004-10-13 13:12:09) |
18.石田ひかりは最初のオドオド不細工女から、大金を手に入れてから大胆で可愛い女へ変身していくところ、安藤クンの小心男ぶりなどが印象的。現実離れしたハチャメチャなお話はちょっとついていけない気もするが、そのあたりを割り切って見れば案外面白いのかも。 【キリコ】さん 5点(2004-09-21 15:46:08) |
17.全体的にイマイチかなぁ。安藤君は良いけど、ジョビジョバは蛇足。まぁよくあるB級映画を豪華キャストで、みたいなことですかね。 【KING】さん 5点(2004-06-16 08:23:34) |
16.物語が盛り上がるまでに時間がかかり過ぎだ。しかも先が読めるしイマイチでした。一個言いたいねんけど、高級ホテルは掃除のためとか言って、部屋に入ってきて風呂の掃除はしないのか?長時間滞在してるし。それで石田ひかりは金は燃えたと見せかけて、部屋に戻ってバスタブに行ったら湯は全て抜かれていて、もちろん大金はすっからかん。盗んだ従業員は逃亡…二人はそれをまた追いかける!ってなストーリーまで考えていた私は深読みしすぎ?!(笑) 【西川家】さん 1点(2004-05-19 16:30:54) |
15.ジョビジョバがウザくって、彼らじゃなければもう少し点を挙げても良かったかな。石田ひかりも微妙に合っていなかったと思われる。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-04-22 14:30:57) |
14.ちょっと期待していたせいもあるけど、あまりおもしろくなかった。 何より主演二人にあまり存在感がなかったような。矢口監督らしい笑いは好き。 【新井】さん 4点(2004-01-28 15:16:08) |
13.普通に面白かった。石田ひかりさんは好きだけど、この作品では可愛さが少ししか感じられなかったなぁ~。安藤君はもちろんの事かっこいい! 【アンナ】さん 7点(2003-12-25 11:31:43) |