22.《ネタバレ》 将棋に負けると機嫌悪くなる女流棋士の奥さんの映画。映画の中で2回負けて大荒れになって、最後3回目に勝って機嫌がよくなる話。 なにこれ? 【紫電】さん [DVD(邦画)] 2点(2021-10-14 21:07:01) |
21.女流棋士とかいう仕事だか遊びだかよくわからないものに傾倒する姉妹とそれを支える男たちの物語。 序盤は痛い姉を中心に展開するコメディだったけど、弁当辺りからコメディを通り越してサイコスリラーのような怖さを感じた。 そこでちょっと引きそうになったけど、妹が姉を凌駕するキチガイということが発覚して、それまでの姉の所業が帳消しになった印象。 冷静に考えたら姉妹揃って頭おかしいんだけど、どっちもどっちという絶妙なバランスで中和されてしまった。 そこから先はまたコメディとして面白おかしく観賞することが出来ました。 終盤、一方は勝てばA級昇格、もう一方は負ければ降格という大一番を迎えるわけだけど、その決着が余りにも生温い着地点に落ち着いて丸く収まってしまったのが残念。 厳しい勝負の世界を描くなら、そこはどっちかが討ち死にするくらいじゃないと盛り上がらないでしょ。 それにしても、女流棋士だろうと会社員だろうと何かしら悩みを抱えていて苦労しているわけだけど、ヒモは最後まで安定してヒモのままだったなぁ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-04 16:03:35) |
20.《ネタバレ》 ちまちまとケンカしたり、食い違ってる夫婦とカップルのお話。なんだかうまくいってないそういう人たちに対する指南のような映画に見えた。さっさとそんな女と別れちまえばいいのに、と思ったり。なかなか面白いけど、セリフ以外で見せる部分がなく、ラストが説明過多でくどい。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-10 00:12:35) |
19.《ネタバレ》 旦那に絞ってレビューします。標準以上の暮らしをしている割に、旦那の押しが弱いのが気になっていた。つまり、いい給料を貰っている程に優秀には見えない。そのオチが、東南アジアへの転勤。最後は左遷って言葉に変わっていた。いい給料が貰える企業には相応のリスクが付きまとうってことね。この旦那はホントに良く耐えていた。転勤の方は企業の都合と能力の問題なので受け入れざるを得ないけど、嫁との関係は普通なら離婚する。容姿が可愛いだけでは、あんなに耐えられないはず。では、なぜ踏みとどまれたのか。それはやはり彼女が勝負師だからだ。そもそも結婚した理由も、彼女が自分にはない世界を持っていたからで、旦那は嫁が生きる勝負の世界を間近でサポートすることで、一緒に夢や希望を追いたかったのだと思う。パートナーの夢に便乗する、と言うと聞こえは悪いけど、それもひとつの生き方だ。男女が逆の場合が一般的だが、著名な女性のパートナーは、みんな似たような想いなのではなかろうか。とは言え、日常生活の作業分担などにどうしても不満が募ったようだけど、離婚の危機を回避したのはひとえに旦那の生き方のおかげ。遠距離結婚にも全く動じない二人のエンディングは、その関係性を確認した印象だった。もちろん愛情の存在が大前提だけど、ただの恋愛結婚より、少しは強い絆を二人は感じているのだと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-04-19 09:56:44) (良:1票) |
18.この監督の作品を見たのは『約三十の嘘』に続いて2作目。会話劇って感じなのかな? やはり同じ作り方ですね。 あと、映像がきれい。小路が印象的だった。それにしても塚本さん、『クワイエットルーム』 では内田有紀の夫、この作品では瀬戸朝香の夫と、わがままな奥さん(役)には、こういう優しい感じのハンサムではない男優がいいのかな。 【フラミンゴ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-02-16 20:19:07) |
17.《ネタバレ》 瀬戸朝香とこのおっさんが夫婦だって!?ちょっと無理がある組み合わせなんじゃないかな。妹の方は半年ごとに違う男と同棲だって!?そんな変な女、不愉快なだけだよ。今度、将棋に負けたら離婚するだの、訳の分からないこと言わせたりして、脚本がお粗末なんじゃないかな。 □ □ □ 自分のことで頭がいっぱいだった女が、頑なな心をひらく、なんてところが描きたかったところなんだろうけど、こんな無理のある設定やストーリーでは、説得力ゼロだな。 【駆けてゆく雲】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-02-06 22:34:09) |
16.《ネタバレ》 傑作コメディだと思うのですが、終盤のドラマ処理に尺をとりすぎているのでコメディという印象が薄くなるのが残念。 それにドラマ部分はどうにもなし崩し的に快方に向かっちゃうので更に残念。 姉の方が勝っちゃうなんて特に(どこにもそんな流れはなかったし、勝たせなくても成立したと思うけど)。 コメディなんだと意識できず、ドラマに集中しすぎた人はイラついちゃう人もいるんでしょうね。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-16 18:45:41) |
15.勝負師の物語!と思い借りて鑑賞したのですが、そちらの要素は薄く、むしろ夫婦・恋人関係のお話でした。勝負師を家族に持つ私としては彼女達の勝負に対する姿勢や心理状態がリアリティに欠ける部分も多く、途中、ややイライラしてしまう場面もありました。もっと駆け引きとか、「実は~」みたいな展開を望んでいたので…。しかしながら、過剰な表現もなく淡々と進んでいくストーリー、役者の皆さんの「間」の取り方、雰囲気はすごく私好みです。様々な形の夫婦・恋人が居てもいいですよ~当人同士がその関係に納得していれば。まあ、私にとっては昔から大好きな瀬戸朝香さんをたっぷり見る事ができたので、それだけでも満足ですけどね。 【うさぎの餅つき】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-07-23 10:11:59) |
14.最後まで観てしまいました。なかなかの良作だと思います。 【ひで】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-13 23:40:04) |
13.wunderlichさまがご指摘の通り、見ていて「ああ、これは小津映画の世界だなぁ」と思いました。いちいちお好み焼き屋を営む実家に帰るあたりは『早春』かな。元ネタの方はおでん屋でしたが。ご丁寧に「ダンナに持って帰りな」って部分も入ってますし。小津映画との大きな違いと言えば、男側が『お茶漬の味』の佐分利信とは違って広い心と言うよりは気が弱いので耐え忍んでおります、ってカンジなところですか。『お茶漬の味』のレビューで書いたように、登場人物がキャンキャンと価値観を押し付ける状態だったりもするのが現代的だったりもして。でも、時代が変わっても結局のところは同じ場所に落ち着くのですね。カメラが落ち着きなくくるくる動くのがちょっと煩わしく、でも、最初の方で3人対1人を交互にパンして瀬戸朝香が芋けんぴをがしがし食べながら「ケッ!」と言うあたりはイイ感じ。大笑いではないけれど、くすっと笑えるようなエピソードが並んでいるのが楽しく、ただ、登場人物全てに画面で見えている以上の奥行きはまるっきり感じられないって点では、まあ軽い映画ではありました。将棋が姉妹にとってどれだけ大切なものなのか、セリフで伝わってくるもの以上の大きさは感じられなかったのが残念。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-08-24 00:37:10) |
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12.この映画は間違いなく、小津安二郎監督「お茶漬けの味」へのオマージュである。女流棋士姉妹という設定や、男性陣のなよなよさアップによって、「お茶漬けの味」よりも女性的な映画に仕上がっている。なによりもキャスティングが素晴らしい。主演の4人がまさにハマリ役。4人の個性がしっかりと描かれていてとても面白い。前半は少しゆったりとした展開だが、後半、特にラスト近くの緊張感はものすごい。長まわしショットを効果的に使って「気持ち」という掴まえにくいものを見えるようにしてくれる。「お茶漬けの味」もラストのテンションがすごいけれど、こちらも負けていない。小津作品と見比べても楽しいし、もちろん単独でも見ごたえのある作品だと思う。 |
11.主演4人の駆け引き、やりとりが非常に面白い。 勝負に生きる妻。そのとばっちりを受けるダンナ。 ちょっとしたイライラから生まれるケンカ、勘違い。 妙にリアリティがあるため、感情移入しまくり。 地味だけど見た後ほんのりやさしい気分にさせてくれる佳作。 【ふくちゃん】さん 7点(2004-06-06 18:05:55) |
10.《ネタバレ》 この映画を観ていて思ったのは、「間」を完璧に作り出しているなということです。監督の手腕なのか演じての技量なのか、とにかく間が完璧でした。特に唸らされたのが最後に麻美と一哉が将棋を指しているシーン。考え込む麻美に対して一哉は「将棋に未練がある」「麻美を抱擁しなきゃいけない」という小さな葛藤で悩みます。この、小さな演出が巧い。このワンシーンで一哉の性格の一端をスパッと描いています。残念だったのは、ちょっと将棋の描写がお粗末だったかなということです。麻美と里奈の対局を熱戦にしたいのはわかりますが、10秒将棋ってのは熱戦の描写としては違うんじゃないかと思います。1分のギリギリまで考えて秒読みの10秒ギリギリで指すのが熱戦ってもんでしょう。しかも最後の詰めが笑っちゃうし。あれじゃ50手の局面だーね。瀬戸朝香、これはキャストの勝利。自分勝手な外面のいい美しい勝気な女といえば、彼女は適役。塚本晋也、文句ナシ。市川実日子、村上淳も十分すぎるほどの演技を見せてくれました。男二人を気の弱い好人物に仕立てた事がこの映画のいい所かも。このメンツじゃなければこんだけ単純なプロット、先の読めすぎる展開は弛緩しきってしまったんじゃないかと思います。途中に挿入される橋の画はコミュニケーションのメタファー?抑えた演出で良し。 【fero】さん 6点(2004-03-14 17:06:54) (良:2票) |
9.退屈な映画だったけど、最後の最後、一哉の優しさが染みた。 【drop】さん 5点(2004-02-15 13:28:17) |
8.《ネタバレ》 女性雑誌的な映画でした。今はこんな形の夫婦も多いのでは。気が強く家事そっちのけで勝負に没頭する妻、文句言いつつも優しく世話好きな夫(私が妻に欲しいくらいだ)。ギクシャクしつつもかろうじてつながっていく。それでもお部屋はおしゃれでキレイ。結構今時の女性の願望を満たす映画なのでは。最後ついて行かないで何年会わなくても良いなんて言ってしまう所が斬新で良かった。夫婦猶予期間か。それと、セリフが教科書的で状況の羅列だけなのが少し退屈な面ではありました。そんな中で大杉漣はヒゲダンス。 【チューン】さん 6点(2004-02-12 11:29:13) |
7.「将棋」がテーマというより、「恋と仕事」がテーマの映画。なかなか面白かったです。共働きの夫婦は是非観ておいた方がいいでしょう。 【ムレネコ】さん 7点(2003-12-05 07:27:16) |
6.主要人物が二組のカップル、女の方は一見気が強いけど実はもろい一面も持ってて、男は一見情けないけど実は女を包み込む優しさも持ち合わせている、という所は大谷健太郎監督の前作「アベック・モン・マリ」とそっくりですね。これはある種の「発展的リメイク」なのでしょうか?確かに前作に比べると、ちゃんとオチのはっきりしている分かり易い話になっていて、間口の広い作品になっています。ただ、僕は「アベック~」の、まるで自主制作映画のような濃ゆ~い感じがなんとも言えず好きだったので、本作はちょっと薄味になっちゃったかな?という感じがしました。とはいえ独特の軽やかな作風は健在。次回作が楽しみです。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-11-27 19:26:15) |
5.意外や意外。全く期待してなかったのに、結構楽しめました。日常生活のシーンが多くて、そうゆう意味では映像的に楽しめなかったけれど、何故か引き込まれてゆく。あまり共感できないし、姉妹ライバルの心情も私には分からないけど、でもラストを見届けたくなる。怒りのシーンは印象も悪いんだけど……でもなんでかな、結構良かった。 【もちもちば】さん 6点(2003-08-01 19:58:29) |
4.内容はあると思うのだけれど、日常的すぎて面白いとはいえない。あと、女性向けという意見には賛成。いい感じで終わっている。 【フィニート】さん 5点(2003-04-27 01:41:13) |
3.女共が子供染み過ぎている嫌いはありますが、この年齢の女性(姉20代後半、妹20代前半?)って実際こんな感じでしょう。私は年相応、若しくは大人びた女性には余り会ったことがありません。また、男共が優し過ぎる嫌いもありますが、相手がこんな美人姉妹なら下手に出てしまう気持ちも解ろうというもの。主人公は女流棋士という特殊な職業ですけど、これはフルタイムで働く既婚女性が持つ共通のジレンマを描くカップル・コメディ。しかし、男には男のジレンマというものもある。この映画はあくまでも女性向けです。ということで、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2003-01-01 15:59:17) |