28.《ネタバレ》 自由奔放なファムファタールと、彼女に翻弄される2人の男の愛の彷徨。男2人が親友というのもあって非常に濃密な人間関係が描かれているため、恋愛系の映画として内容はかなり高レベルで見応えは十分。一方で、魔性の女のキャラ付けは(公開当時は恐らくもっと目新しかったのだろうが)、開放的に見えた女が実は執着心が強かった、という結末も含めて現代となっては少し平凡とも言える。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-07 16:55:19) |
27.この映画ダメなんです。凡作とは思えませんが、のれません。ワクワクしません。心に入ってきません。悪いとは思えないんだがなあ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-12-25 20:58:53) |
26.《ネタバレ》 何度見ても面白さが理解できない。もっとジュールとジムの友情に焦点を絞っても良かったのではないかと思う。カトリーヌの存在感が強すぎて、本来の軸が弱くなっている。本作は『明日に向かって撃て!』なんだから…… 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 2点(2016-12-11 02:58:53) |
25.《ネタバレ》 結構唐突な進行具合はトリュフォーらしい、んですかね? 正直なとこ、なんだかよく分からないかな? まぁ日本人なら違和感を感じる恋愛観でしょうが、ある意味突き抜けているから芸術性を感じる域に達してるんでしょうね、たぶん、きっと。でもねーいきなり車でドボーンだし、結構ビックリしたよ。まぁお国柄の違いということなんでしょうハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-28 08:52:55) |
24.評価が分かれていますね。機械的・演出的な情報にあふれ、人の心を感じる力が退化しはじめているのも原因のひとつなのかな。 【cogito】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-08-02 09:15:32) |
23.《ネタバレ》 引っ切り無しに流れるJ・ドリュリューの音楽と詩的ではあるが少々過剰気味のナレーションはこの当時のトリュフォーが良く使った手法で、これは好き嫌いが分かれるところでしょう。このナレーションは美しい修辞のセリフが好きなフランス映画の伝統を引き継いでいて、日本語に訳されていてもなんかいいですよね、言葉遣いが。 男女の三角関係がテーマの映画は多いけど、こういう風に三人がそれぞれ他の二人を愛するというのはなかなかユニークです。J・モローはもう完全に気まぐれな女神で、ジュールとジムは彼女に仕える祭司みたいなものです。とくにジュールは女神さまを満足させるためにジムを同居させてSEXまでさせちゃうなんて、普通に描いたらドロドロものです。そこをトリュフォーはコメディっぽく撮っているのは上手いと思います。 J・モローは不思議な女優で、監督がL・マルとトリュフォーでは雰囲気が全然違うんですね(個人的にはマルの映画のモローの方が好きですけど)。ストップモーションで表情を固定したり、歌を歌わせたり、鏡に向かって化粧を落としてゆくのをじっくり撮ったりして、いかにもトリュフォーらしく彼女をフィルムに残しています。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-12 22:44:47) |
22.《ネタバレ》 この映画って、「3人の男女が織りなす自由な恋愛劇、進歩的でロマンチックよねえ」とか言ってウットリ観なければいけないんだろうか。あるいは「最後は死んじゃって可哀そうねえ」とか言って泣かなきゃいけないんだろうか。いやいやいやいやいやまさかまさか。この作品は、これはもう、“コメディ”でしょ。だってだって、こんなに楽しいんだから。そりゃま、ゲラゲラ笑うようなギャグはありませんけど、映画そのものに仕組まれたたくらみ、イタズラ心が、イヤミとならず、驚きと楽しさとなって活き活きと伝わってくる。なんでこんな場面で、空撮なのか、とか。男女が会話している場面で、背景の別の男女がチューしまくってるのが気になって、肝心の会話の字幕も読めん、とか。この作品こそまさしく、撮る楽しみと観る楽しみの幸せな一致。ただし、もしかしたら、「これならオレにも撮れちゃうかも」と大勢の映画志望青年を勘違いさせてしまった作品かもしれませんが(もしかしたら大勢の俳優志望青年が川に飛び込んだのかも知れぬ)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-04-22 08:10:44) |
21.《ネタバレ》 フランスっぽいわねー。 カトリーヌは徹底して自分の欲望に正直、ジュールはそんなカトリーヌを心底崇拝、一番普通の人の感覚に近いのがジムかしらね。 一見「自由奔放で魅力的なカトリーヌをめぐるオトコ2人」という構図だけど、実は「精神的同性愛と言ってもいいくらいのジュールとジムの強い絆に割って入れないカトリーヌ」という見方のほうが正しいような気がするわ。 とにかくワガママ炸裂の恋愛に「やっぱりおフランスはスゴイわねー!」とか思ったけど…よく考えたら谷崎潤一郎の『卍』とかソックリよね。 あっちは光子をめぐる園子とそのダンナっていう構図だけど。 …恋愛にルールは不要だとも思うけど、やっぱり人様に迷惑かけちゃダメよ!とか思っちゃったアタシは…やっぱりただの凡人ね。 ホホ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-26 14:39:20) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 ひたすらナレーションが喋りまくっているか、ひたすら誰かが喋りまくっているかで単調に最後まで続けられて・・・見ているのが辛かったです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-01-18 22:45:25) |
19.5点台という評価には本当に驚く。こういうかつては名作中の名作と目されていた作品が、その時代的文脈、その時代の映画館の暗闇から離れると、博物館のひからびた陳列物のごときものになる。すぐれた黒白映画というものは、映画館の暗闇に包まれてこそ輝く。 【ひと3】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-20 06:56:44) |
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18.えっ!この映画が、こんなに評が割れるとは思ってもみなかった。いわゆるヌーベル・バーグの中では、ピカイチだと思っていました。女性の描き方も、同じく女1男2の「冒険者たち」より、好きだし(というか、カトリーヌのしたたかさは許せるが、「冒険者たち」の女のあざとさの方は鼻につくから)。普通に良い映画ですよ。だけど、原作が70歳過ぎて書いた小説だけあって、20歳代より、40歳代くらいで見る方が、良さが分かりやすいと思います。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-02 10:59:43) (笑:1票) |
17.ジャンヌ・モロー演じた女性に共感できず。 単なるワガママ女!! 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2008-06-28 21:32:36) |
16.《ネタバレ》 愛の形を教えよう、とこのフランス人監督。唯愛主義というのかな。カトリーヌの自分の心に忠実な、心がころころ変われば愛のベクトルも変わる、その心のままに愛を貫く。ジュールはただ愛すために愛する人を自由のままにさせる。複雑な愛が存在する。ジムは考えて考えて常識的な愛を求める。妊娠だの、友情だのを気にしている。私達が知っている愛は、否定されているようだ。人間の形を借りて、愛というものが、縺れ合うのを見せる映画なのか。人間よりも抽象的な「愛」である。映像にどこか夢のような、実態の無い、浮いたような感じがある。ニュースの映像を入れたり、空撮を入れたり、一瞬のストップを入れたり、早い展開……人間という物質の重さを排除し、実態の無い愛を表現するための工夫かもしれない。音楽はただただ明るい。安物の紙芝居に会いそうな、なんの象徴にもなっていない音楽。これも妙に人間の無化に役立っている。映像はお洒落だ。紙に火をつけて服が燃えたシーン、突然河に飛び込んだシーン、戦場が墓地に変わってそこを歩くシーン、この三つがラストシーンにつながっている。この監督、映像の詩人でもある。 【K-Young】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-17 22:52:43) |
15.《ネタバレ》 フランス人の恋愛観はさっぱりワカラン。 唯一良かったのは、カトリーヌ役のジャンヌ・モローが適役だったことくらいか。 劇中の三角関係は、到底理解できるような状況ではないけれど、ジムとジュールはそれぞれがお互いを認め合い、両者とも相手の女性に対しても思いやりをもっていたからこそあのような共同生活を営むことが出来たわけで、美しい友情を描いた映画、とも捉えることが出来る・・・・・かな?難しいけど。 美しい笑みを浮かべた彫刻にそっくりな女性が現実に現れるというのは、いかにもトリュフォーらしくて好き。 また、終始に渡って明るいBGMが流れていたことから推測するに、実はあのラストは悲劇と捉えるべきではないのかも・・・。 やっぱりワカラン、この映画。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-11-25 00:03:24) |
14.とてつもなく早い展開で、こってりしている物語をサバサバと語らせたこの映画に、面食らいました。国民性の違いでしょうか、世代の違いでしょうか、この感覚は現代の日本では見受けられませんね。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-25 18:51:05) |
13.とにかく場面の切り替わりが早くて、若いころ初めて見たときには、まったくついて行けなかった。というか、生意気にもヌーベル・ヴァーグってこんなもん? なんて不届きな感想を抱いてしまったものだった。この年になって三度目の鑑賞。やっぱり、展開早いなあ、と感じた。けど、実は中盤以降の複雑な三角関係の描き方に結構唸ってしまって、そのあたり、自分も年を取ったなあと思う。ただ、若いころのトリュフォーの(いや、ゴダールも)スピードと疾走感ってのは、もちろんとても魅力的だけど、これが初めて出たときの衝撃ってのは、もはや味わえないな、というのも実感。 【いのうえ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-16 21:48:08) |
12.この作品の邦題は何故「突然のごとく」なのだろうか?原題の直訳「ジュ一ルとジム」で良かったのに。この映画を単なる男女の三角関係ものとして見るならば、面白さは4分の1ぐらいになってしまう。この映画はあくまでジュールとジムの話であり、大きな“もしもシりーズ”なのだ。もしも強い友情で結ばれた俺とお前の間に、ジャンヌ・モローみたいなファムファタルな女が現れたらどうなっちゃうんだろ?というお題の答え捜しの場所なのです。トリュフォーは見ている私達の中にいかにして入っていこうか、という事を考えた時に思ったのです。誰もがー度は経験あるような「友達の好きな女を好きになる」という状況。そんなありふれた状況を誰しもがやらないであろう3人で同棲というあり得ない形でやってみよう。ってか、何であり得ないんだろ?意外に楽しいじゃん。俺達3人とも狂ってる、って割り切っちゃえば意外に楽しいじゃん。あぁ、でも3人いつもー緒なら楽しいけど、2対1で分かれると何か切ねぇな・・・みたいな。この作品を見た人は嫌でも自分と友人を重ねてしまうのです。そんな観客参加型のエンターテインメントとして解釈すれば、メチャクチャな気分屋としてしか描写しきれていないジャンヌ・モローも1つの装置であったと理解できるのです。また、この作品をおもしろくない恋愛映画としても見えるように着飾らせ、まとめあげた上手さこそがトリュフォーの作品の安定感であり、上品さであるのだ! プゥゥ 【ハッシーふりかけ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-21 03:40:01) |
11.男2人と女1人の恋の物語は、フランス映画の大きなテーマの一つですよね。そのなかでも、この作品の女性はほんと可哀相。ジュールとジムの友情が強すぎる。なので、その間で焦燥するカトリーヌ。その気持ちははよくわかるとは言えないけれど、カトリーヌの行動から推し量ってみてわかるような気がします。原題は「ジュールとジム」。邦題は「突然炎のごとく」ってカトリーヌのことですよね。日本語にするときに巧妙に主役が入れ替わっているようですが、この作品は原題通り男性2人の物語。そして男性2人の友情の間で翻弄される哀れなカトリーヌなのだとおもいます。でも、一番可哀相なのは、娘のサビーヌかなあ。ナレーションが多いので、吹き替えで観たかったなあ。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 19:11:52) |
10.1回みて、家内にどうも心情が理解出来ないといったら、「あんたには男女の機微など理解できるわけがない。」と断言され、悔しくて何回か見直しました。これは純愛を描いているんですよね・・・(自信なし)。さすがに名作と言われるだけあって、何回もの鑑賞に耐えます。評価が分かれていますが、評価が低い場合は何度か見直してから再評価するとよいかも。 【ぴよっち】さん 7点(2004-11-23 17:11:41) |
9.ナレーションが早すぎて字幕読むのが大変。フランス語が分かればもっと面白いかもしれない。たしかに決して美人ではないがすべての男が欲する女でもない。 【ぷりんぐるしゅ】さん 4点(2004-11-19 12:01:12) |