心の旅路のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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心の旅路

[ココロノタビジ]
Random Harvest
1942年上映時間:124分
平均点:7.69 / 10(Review 45人) (点数分布表示)
公開開始日(1947-07-08)
ドラマラブストーリー戦争ものモノクロ映画ロマンス小説の映画化
新規登録(2003-05-25)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-09-10)【イニシャルK】さん
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監督マーヴィン・ルロイ
キャストロナルド・コールマン(男優)ジョン・スミス/チャールズ・レニア
グリア・ガーソン(女優)ポーラ・リッジウェイ
スーザン・ピーターズ〔女優・1921年生〕(女優)キティ
ヘンリー・トラヴァース(男優)シムズ医師
レジナルド・オーウェン(男優)ビッファー
メルヴィル・クーパー(男優)ジョージ
ウナ・オコナー(女優)タバコ屋の女主人
アラン・ネイピア(男優)ジュリアン
アイヴァン・F・シンプソン(男優)司祭
マーガレット・ワイチャーリー(女優)ミセス・デベンター
ローデン・アダムス(男優)(ノンクレジット)
ジェームズ・ヒルトンナレーター(ノンクレジット)
宮澤正(日本語吹き替え版【PDDVD】)
柴田秀勝(日本語吹き替え版【PDDVD】)
小山田宗徳(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
水城蘭子(日本語吹き替え版【テレビ】)
原作ジェームズ・ヒルトン「心の旅路」(角川書店 他)
脚本クローディン・ウェスト
ジョージ・フローシェル
アーサー・ウィンペリス
音楽ハーバート・ストサート
ダニエル・アンフィシアトロフ(追加音楽[ノンクレジット])
撮影ジョセフ・ルッテンバーグ
製作シドニー・フランクリン〔監督〕
MGM
配給セントラル
美術セドリック・ギボンズ(美術監督)
エドウィン・B・ウィリス(セット装飾)
ランダル・デュエル(美術監督補)
編集ハロルド・F・クレス
録音ダグラス・シアラー(録音監督)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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45.《ネタバレ》 なんとまあクラシカルな品の良さ。記憶喪失恋愛モノの原型ですね。展開も着地も予想できるベタっぷりですが、今どきやろうとしても突っ込みが入りそうなほどの奥ゆかしさ。
人物らが皆品下れず、苦労や困難に耐え忍ぶのです。登場時からずっと観客の「泥棒猫」視線を受けてきたキティ嬢の、まさかの潔い身の引きっぷりには驚きました。彼女の株が爆上がりした瞬間です。
そして構成の洗練されていること。古い映画にありがちな「だらだらして退屈」がありません。チャールズの記憶が戻った後はポーラには全く触れず、突然中盤に秘書として場に戻す。(ちょっとドアの画にタメがあるのが良いです)彼女の数年間の苦労についての描写を避け、さらりと台詞で語らせるのも「ああ苦労したんだねえ(涙)」とこちらの想像をかきたてる効果がありました。
何度も期待させてはポーラ(と鑑賞者)をがっかりさせる、じらし術のあんばいも程良かった。邦題でなんとなく敬遠してたけど、これは今も鑑賞に堪えうる立派な古典です。
それにしても妻の姿はおろか、スーツケースもネックレスも不発だったのにタバコ屋の婆さんが記憶の戻るきっかけって。いやなんでだよっとポーラの立場なら思うだろうなあ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-04-09 23:59:41)(良:1票)
44.過去とは記憶であり、時間論的に鑑賞すると結構面白い部分もあるのだが、古い映画だからなのが設定が少々いい加減というかご都合主義なので、安っぽいラブストーリーになってしまって勿体ないような。記憶喪失男の「過去に縛られるな」という台詞は中々興味深くて、「そりゃあオマエには縛るもの(過去・記憶)がないんだからさあ」とツッコミたくなるが。
それにしても、こういう戦前の映画を見てしまうと、日本はこういう国と戦争していたんだなあと余計な事を常に考えながら見てしまい、作品に入り込めないというマイナス効果があるのが難点。敵国は第ニ次世界大戦中に第一次世界大戦をネタに富豪とダンサー&秘書の恋愛映画作っちゃって、他方日本は「せいたくは敵」「欲しがりません勝つまでは」ってやってるんだから。たしか、日本人捕虜は『風と共に去りぬ』を収容所で見せられて、こんな国と戦争しても勝てるわけないと精神的に凹ませるように仕向けられたとか。そういう効果は十分にあるよなあ。現代にこの映画を違和感なく見られるのも我々が西洋的な価値観にどっぷり浸かっているからであり、その最たるツールが映画なんだよなと考え込んでしまうが。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-05 02:56:47)
43.《ネタバレ》 まるでジェーン・オースティンの作品を見ているような気分でした。
鑑賞前にレビューの多くが「ご都合主義」「でもラストが感動」と書かれていたので、私はラストに期待したんです。
ですが、正直、このリアリティのない「ご都合主義」展開にどこまで許容範囲があるのか試されるようでしたね。
ラストで記憶が蘇ったリチャードが、マーガレットを「ポーラ」と呼ぶシーンはよかったと思います。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-02-04 23:14:33)
42.《ネタバレ》 生まれ変わってもまたあなたと結婚したいといいますね。新たな記憶下で愛されることはうれしいことではありますが、前の記憶下で愛されたことを否定することにもなり、心からうれしいとは言えないのですね。この映画では、記憶がつながり前も今も同じく愛されるというハッピーエンドに終わるのですが、映像が美しく、見てよかったなあと幸せな気持ちになります。つっこみどころがいっぱいありますが、映画とはそも観客を楽しい気持ちにさせるための最上の娯楽と考えますので満点に近い9点をあげます。
黒部の太陽さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-02-04 17:23:55)
41.《ネタバレ》 良い話だとは思うけれど、さすがにストーリー展開が都合良過ぎる。
せっかく良い話なのに、都合良過ぎで感動まで至らず。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 5点(2020-11-14 23:04:34)
40.《ネタバレ》 なぜポーラが自分が妻だということを打ち明けずに相手が気づくまで待つのか、そこがあまりに不自然で都合が良すぎる。
どうしても打ち明けられない理由があればそれでもいいのだが、そうは思えなかった。
それでもラストはハッピーエンドで後味は良く、見て損したとは思わないのでまあいいかと。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-23 22:41:16)
39.《ネタバレ》 出来過ぎたお話で結末も殆ど分かってしまう作品なんだけれど、それでもドキドキさせられて結末にも感動してしまう。
この類の映画の楽しめる要素が凝縮されていて、本来的な映画の面白さがある。
お気に入りのシーンは、秘書となったポーラがカメラに映し出されるところ。最初は不思議な違和感がありましたが、その後に繋がっていく彼女の苦悩を視聴者に想起させまくってからのラストシーンは素晴らしかったし文句なしです!
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-29 17:16:28)
38.《ネタバレ》 戦争で記憶を無くし、自分が誰なのかもわからない男が、女性とめぐり合い、幸せな生活を送りはじめようとした矢先、外出先で事故に合い、かつての自分の記憶を取り戻すと同時に、女性との日々の記憶を失ってしまう。記憶喪失者が記憶喪失するというなかなかスゴイお話で、中盤まではグイグイ引っ張っていきますが、二人が再開してからがどうも長過ぎ、クド過ぎ。これは感動が醒めるに充分な長さであり、いざハッピーエンドを迎えても、「今さら・・・」感が、無くも無く。
チャップリンが『街の灯』でスマートかつ印象的に描いてみせた、二人の出会いと再会に比べると、どうしてこうもまどろっこしいのやら。
男が女性のことを忘れて元の生活を始めると、映画も女性のことを描かなくなり、その分、見てる我々は、あの女性は今どうしてるのだろうと心配になる訳で、これは演出としては正解だと思うのですが、いざ、件の女性が登場すると、その間に経験したであろう様々な苦労もセリフでさらりと流されるだけ、妙にサバサバしているのがどうも引っかかります。
最後、すべての記憶を取り戻すオハナシにする必要があったのか、とすら思えてきて。ハッピーエンドが妙に虚しく、妙に安っぽい。
本作でちょっと面白いと思ったのが、音楽の使い方で、最初の方、劇伴音楽と効果音や劇中に流れる音楽が混然一体となって、なんかチャールズ・アイヴズみたいなコトやってるなあ、と。主人公の混乱した記憶を象徴しているらしく、終盤にも同様の手法が登場しますけれど、そうか、映画音楽という口実を使えば、実験音楽みたいな事をやっても言い訳が立つんだなあ、と。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-21 17:54:17)
37.こういった映画はとかく最後に感動がくるもので、そこまで絶対たどり着く意志で観ていれば、まあいい感じに終えることが出来る。
この作品もそういったものです。これはないよな〜、というところもあるけど。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-21 15:36:40)
36.どうもストーリーがご都合主義に思えて、リアリティが感じられない。ハーレクイン・ロマンス? 女性向けかな。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-20 13:19:35)
35.《ネタバレ》 この映画の良さは、あのラストに凝縮。この後、記憶喪失を扱ったものは多いが、元祖だけあって、ピュアな原型で心を打つ。
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-17 06:39:37)
34.《ネタバレ》 地位や名誉・財産よりも大切なもの、それは真実の愛。
最後のシーンの「スミシー...!」「ポーラ...!」に全てが詰まってます。
あぁ、記憶が戻って良かったなぁって(泣)。
ロマンチックで素敵なラブストーリーです。
VNTSさん [インターネット(字幕)] 8点(2018-07-14 04:06:14)
33.《ネタバレ》 強引ながら目が離せない物語運び。ワタシ、タイムスリップものを見たような印象です。13年の時を超えて、現代に戻ってきたと言う風。そんな印象が良かったことなのか、そうでもなかったことなのか、なんだか分からないんですよね。【追記】触手が動かない邦題、「心の旅路」。ある程度の期間が経過するドラマであれば、どんな作にも使えそうだ。原題の「ランダム ハーベスト」になにかこの不思議な物語を解釈するカギがあるような気がしてなりません。
なたねさん [DVD(字幕)] 6点(2017-09-03 16:54:32)
32.《ネタバレ》 皆さんのレビューの通り、まあ一部都合のいい展開もあるが
やっぱり脚本がいい。
記憶喪失ものの映画やドラマはいくつも見てきたが、
元祖とも言えるこの作品のシナリオは完璧。
10点付けるかどうか迷ったが、理屈抜きでとても好きな映画。
てれってれーRさん [DVD(字幕)] 10点(2017-07-17 15:57:31)
31.《ネタバレ》 すばらしい最後が観れて良かったです。相手が気がつくまで待つって、辛抱強いね。秘書として現れたときはヤラレタ。突っ込みどころも多い映画ですが、それを超える脚本、俳優の演技に脱帽。酒場のオヤジに、気がついてって突っ込みをいれたくなったが、煙草屋から記憶をたどる部分は見事。映画評価は8点位とも思うが、最近なかなか最後、感動し、記憶に残る映画に出会わないと言う意味で+1点のサービス。
cogitoさん [DVD(字幕)] 9点(2016-08-28 01:46:56)
30.《ネタバレ》 事故にあって元の記憶が戻り、代わりにそれまでの記憶がなくなるところまでは筋を知っていて見たのです。ところが、それから先に大河級の人生ドラマがしっかり準備されていたのでびっくり(しかもそれが約2時間できっちり収まっている)。メロドラマでありながら、安易な解決に走らない(途中、さまざまなアイテムで記憶の復活を期待させておいて、全部挫折させている)ところが、ラストの感動を高めています。ラブロマンスの切なさを描出するだけでなく、その先にある登場人物の人生への讃美にまで作品を持っていっているところが素晴らしい。
Oliasさん [DVD(字幕)] 8点(2014-09-17 01:49:02)
29.《ネタバレ》 腑に落ちない点が多い映画。
第一次世界大戦中、ある戦場で砲撃を受けたショックで完全な記憶喪失となった軍人がいた場合、軍服の階級章や認識票、聞き取り調査などで、遠からず所属軍隊や氏名が知れると思う。負傷して顔が変わってしまったという事もないのだから、軍隊ならすぐに該当人物を探し出せるはずだ。まして兵ではなく、将校なのだから、照会はたやすいだろう。軍としても将校が行方不明になったら、当然調査するはずである。家族からの問い合わせもあるだろう。すぐに記憶喪失の軍人にたどり着くと思う。軍人も、新聞に写真を載せて家族探しをしてもらえばよい。次に記憶喪失。自動車事故で記憶を取り戻したが、逆に記憶喪失中の三年間の記憶を失う、というのは作り事めいている。たとえそうだとして、過去を知りたいのなら、新聞者に頼んで自分探しをすればよいではないか。妻は心配してホテルと夫の向かった新聞社に問い合わせただろう。新聞社なら写真を掲載して人探しをするだろう。最もありえないのは、妻が名前を変えて男の秘書になること。失踪した夫を発見した妻が、そんな手の込んだことをするだろうか?過去を思い出して欲しければ、名乗り出るのが一番だ。家に連れて帰れば記憶を戻す助けになるだろう。記憶が戻るまでそばで待つなんて非現実的。更に、婚約者が式直前にあっさりと身を引くのも作り事めいている。輪をかけて不自然なのは、男が秘書に結婚を申し込むこと。結婚しても女は正体を明かさない。二人で暮らしていた家がそのまま残っている。13年間も借り続けているのも不自然だ。そんな金はなかったと思う。桜の枝ぶりも13年前と全く同じで、冬なのに桜が満開というのもね。結局、おかしな行動をする人たちを延々見せられたという印象。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 05:59:26)(良:2票)
28.邦題「心の旅路」は、まさにピッタリといった内容のロマンス映画。
十年ほどのスパンで構成されるストーリーということもあり、どうしても多少の無理
(特に中盤あたりでのハショリが気になる)や都合のいい展開が見受けられるのだが、
アイデアや設定は鑑賞者を惹きつけるポイントをしっかり押さえている。同監督の「哀愁」同様、
本作でも小道具の使い方がとてもうまく、オーソドックスな手法ながらも、
これまたこちらの心の琴線を擽る憎い演出で、品のいいラブストーリーに仕上がってます。
主役二人の役者さんもいい。恋愛感動ものとしては、万人向けでお薦めのクラシック作品。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-26 02:12:32)
27.今回のDVD鑑賞で3回目だが、何も知らずに見たときの大感動(10点)や、忘れていた部分が鮮やかに蘇った2回目(8点)に較べると、今回はとても感動が薄かった。(6点)
それどころか昔感動した同じシーンが、今回は何か作られすぎという感じが強くした。記憶喪失になったり、終盤で記憶を回復する過程がいかにも都合良すぎはしないだろうか。
しかし原作も名作だし、映画もそれ以上の名作だとは思う。細部まで覚えてしまった記憶がじゃまをして評価がむずかしいが、とりあえず3回の平均点に・・・。
今回ひとつだけ違ったことは、前回までグリア・ガーソンの陰にかくれてしまっていたスーザン・ピーターズが、健気に見えたこと。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-30 23:56:20)
26.《ネタバレ》 来たことのないはずの街のタバコ屋を知っていたところから、記憶の糸をたどって、たどり着いた家のドアが開き、そこにいた妻の名を口にするまでのシーン(早い話、ラストシーン)は、何度も見てしまった。
きーとんさん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-17 11:39:21)
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【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 7.69点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.22%
5613.33%
648.89%
7613.33%
81226.67%
91022.22%
10613.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 8.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 9.80点 Review5人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 9.75点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

1942年 15回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ロナルド・コールマン候補(ノミネート) 
助演女優賞スーザン・ピーターズ〔女優・1921年生〕候補(ノミネート) 
監督賞マーヴィン・ルロイ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ハーバート・ストサート候補(ノミネート)(劇・喜劇映画音楽賞 として)
美術賞(白黒)セドリック・ギボンズ候補(ノミネート)(室内装置賞 として)
美術賞(白黒)ランダル・デュエル候補(ノミネート)(室内装置賞 として)
美術賞(白黒)エドウィン・B・ウィリス候補(ノミネート)(室内装置賞 として)
脚色賞アーサー・ウィンペリス候補(ノミネート) 
脚色賞ジョージ・フローシェル候補(ノミネート) 
脚色賞クローディン・ウェスト候補(ノミネート) 

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