14.『探偵物語』を彷彿とさせる、ある意味松田優作らしい作品ではあるが、オチの付け方が弱い。 |
13.松田優作を時代劇で見るのは黒木和雄監督の「竜馬暗殺」の右太役に続いて二度目。「竜馬暗殺」では助演ながらギラギラした存在感を見せていてとても印象に残っているが、時代劇初主演となった本作では、臆病者の腰抜け侍をコミカルに演じている。日本テレビの「探偵物語」でも主人公・工藤俊作をコミカルに演じていたが、本作ではダンディーさが全くない分すごく新鮮に感じた。丹波哲郎とのやりとりもかなり笑えて、「ひとごろし」という物騒なタイトルなのに軽く楽しい映画になっていて面白かった。見るからに低予算な感じの映画だが、スタッフがほぼ大映のチームだからだろうか全体的に作りが丁寧で、その面でも安心して見ていられた。しかし、やはりラストが唐突すぎて何の余韻も感じられなかったのは残念だったかな。ちなみに本作と同じ原作はこれ以前に野村芳太郎監督がコント55号主演で映画化しているらしいので機会があれば見てみたいなあ。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-07-30 18:01:33) |
12.《ネタバレ》 「松田優作の時代劇?そりゃ見てみたい」と思った1人です。 ポスターもなかなか渋いから当時のファンもホイホイされたでしょう。 蓋を開けたらコメディー? まるで探偵物語のスピンオフみたいな工藤ちゃんぽい若い松田侍。 そしてどこまでも渋い適役の丹波哲郎。 うーん、山本周五郎さんのお話は好きなのでまぁまぁ楽しめたけど、 検索して知ったのですが、コント55号版の『びっくり武士道』の方が 素直に楽しめたかもですね。 とにかく、気持ちは渋い路線で見始めたので気持ちが追いつかなかった。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-05-03 02:30:17) |
11.《ネタバレ》 昨年鑑賞した『びっくり武士道』の真面目版。といったら、かの作に失礼だが。あ、シリアス版と言えば良いか。 原作を読んでいないので言い辛いが、そもそも「ひとごろし!」と叫んで周りの人間が逃げる、という大元の部分が非常に漫画的というか非現実的なので、シリアスにすると余計にその部分が引っ掛かる。 しかも昴軒さん、ちっとも悪くない。闇討ちしたのは相手側だし、誹謗による周りの人たちの行動が気持ち的に受け入れられないのと相まって、この人に同情の念さえ抱いてしまう。 それと、昴軒が追いつめられているという感じが薄い。腹を切ってしまおうとするほどの困り様には見えないし、それほどの剣豪で「武士」を強調する人が、(髷とは違うらしいが)髻を取られる事に、恥を感じないというのも、ちょっとチグハグな感じがする。まあ、これは時代劇でしか、それを知らない自分が言うのもなんだが。 つまり全体的に言うと、物語の説得力ゼロなのだ。残念ながら、これに関しては、喜劇の世界観でそこんところ上手く丸め込んだ『びっくり武士道』に軍配を上げざるを得ない。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-03-03 05:47:53) |
10.これは、あかん..つまらない限度を超えている..観る価値なし!! 優作さん..出る映画はちゃんと選ぼうよ~.. 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2012-06-28 17:28:36) |
9.主人公が武士のくせして陰湿で卑怯な方法を延々と繰り返すというのは新鮮味があったが、結局はそれの繰り返しというか、アイディア一発で終わってしまった気がする。そういうアホな設定だからこそ、周辺人物の背景はきちんと作り込んでほしかったと思うのだが。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-16 03:48:50) |
8.《ネタバレ》 個人的には、丹波哲郎大先生と松田優作の競演だけでも観る価値あり。派手な立ち回りやカタルシスを望まなければ、なかなか愉しい一品。ペキンパーの『ケーブルホーグのバラード』に通ずるテイスト。 【伊達邦彦】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-09-10 04:28:50) |
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7.松田優作が何とも不思議な感じの変な時代劇風コメディ演技で所々で笑わせてくれる。観る前はてっきりドロドロした感じの内容かと思ったけど、何しろタイトルがタイトルだけに、しかし、そんな不安を感じさせない。良い意味でコミカル、悪く言えば時代劇にしては緊張感がない。ただこの映画は松田優作と丹波哲郎の面白さを楽しむ内容であって、そう考えればなかなか面白い作品ではあるし、それにやっぱり松田優作って「家族ゲーム」でもそうだけどコメディでも見せてくれる上手さを持っていたんだと改めて思った次第で、僅か40歳という若さで亡くなってしまったことがとても残念である。まだまだ健在であったなら山田洋次監督の人気シリーズ「男はつらいよ」シリーズの中で渥美清と一度で良いから共演する所を見たかった。映画ファン、それも邦画ファンにとって松田優作と渥美清が絡むとどうなるか?結局その願いは叶わないまま終わってしまっているのたが、この映画の松田優作のコミカルな演技は間違いなくコメディ俳優としての才能、素質を持っていると思わずにはいられなくなる。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-11-07 12:12:26) (良:1票) |
6.なんともおかしな映画でした。役者が仕事とはいえ、松田優作も丹波哲郎もバカバカしいと思いながらやったんじゃないでしょうか?! 【白い男】さん [インターネット(字幕)] 5点(2010-04-28 13:56:08) |
5.犬嫌いで、甘党で、臆病で、卑怯者な主人公なのに、キチンと愛せる隙間が存在しているの点が、面白い。私もビビリで甘党で犬が嫌いだからだろうか?主人公に対して妙に感情移入できてしまった。複雑です。笑。 ちょっと難点といえばラストの余韻のなさと、渡辺宙明の80年代特撮風音楽か。渡辺宙明サウンドって、時代劇にはイマイチ合わないような。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-10 00:42:21) |
4.ほとんどコメディ。ラストがいきなり終わった感じがあって驚いた。松田優作はあまりみたことなかったので、こういう役は意外な気もした。ちょっと過剰なところがおもしろいと思う。 【バカ王子】さん 6点(2004-04-04 23:32:06) |
3.松田優作の珍しい時代劇、コミカルで面白いんだけどラストがバッサリと終わってしまい、なんか不愉快でした。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2004-03-11 21:13:29) |
2.優作ファンなので甘めに…まあコメディです!ストーリーはいいねんけど…もう一工夫欲しい!!まあこんな優作さんもありか~ |
1.松田優作扮する腰抜け侍がかなり可笑しい。松田優作が主演した中では最も笑える映画ではないだろうか。 |