旅の重さのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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旅の重さ

[タビノオモサ]
1972年上映時間:90分
平均点:7.04 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1972-10-28)
ドラマ青春もの小説の映画化ロードムービー
新規登録(2003-11-23)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2021-12-30)【イニシャルK】さん
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監督斎藤耕一
助監督吉田剛【脚本】
キャスト高橋洋子(女優)(女優)少女
岸田今日子(女優)ママ
高橋悦史(男優)木村大三
三國連太郎(男優)松田国太郎
横山リエ(女優)政子
砂塚秀夫(男優)竜次
中川加奈(女優)光子
秋吉久美子(女優)加代(名義「小野寺久美子」)
三谷昇(男優)乞食遍路
谷よしの(女優)女中
田中筆子(女優)漁師の老婆
森塚敏(男優)痴漢
大塚国夫(男優)ママの男
新屋英子(女優)
脚本石森史郎
音楽吉田拓郎(名義「よしだたくろう」)
作詞吉田拓郎「今日までそして明日から」(名義「よしだたくろう」)
作曲吉田拓郎「今日までそして明日から」(名義「よしだたくろう」)
主題歌吉田拓郎「今日までそして明日から」(名義「よしだたくろう」)
撮影坂本典隆
配給松竹
美術芳野尹孝
衣装松竹衣裳株式会社
編集浜村義康
録音栗田周十郎
松本隆司(調音)
その他IMAGICA(現像)
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12
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23.《ネタバレ》   町の風景、人々の姿、魚の行商、映画の製作は1972年だが、おそらくはそれよりも昔の日本を描いた映像がとてつもなく懐かしい。逆に戦前の映画を見ると違和感しか感じないので、これくらいの時代がいちばんしんみりくるのかな。
 実は原作も大好きで何十回も読み返してて、その暗さ、暗黒面がほとんど反映されていないことには気づかないでもないが、あえてマイナスとはしない。
映画は映画、原作は原作。
 この映画の最大の魅力は、原作者もおそらく映画製作者も気が付いてないかもしれないが、脳内遊技に終始して性をほどんど意識してない少女が、醸し出す耐えられないフェロモン。そりゃあ、旅役者の女が切れまくるのは当たり前だし、漁師の高橋さんよく耐えたな。
rhforeverさん [DVD(邦画)] 10点(2020-09-24 16:40:30)
22.NHK朝ドラ「北の家族」で人気を得る前年だから、文字通りの新人女優高橋洋子のデビューである。さしづめ十五才 学校Ⅳの女性版というところか。前半はまだ気楽な旅だが、後半は題名のように旅の重さが増す。多くを語らず、主人公が母に託す手紙で綴られるのが良い。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-14 11:34:20)
21.《ネタバレ》 確かに「重い旅」でしたね~。この一度の旅で、人生10年分ぐらいの教訓を彼女は味わったんじゃないでしょうか?旅は出会い。色々な人たちが登場し、少女と交錯していく。取り立ててストーリーが面白いわけではないのだが、鑑賞していて「時代」を強く感じさせられ、それがとても新鮮であった。その時代というのは、勿論画面からにじみ出てくる70年代の雰囲気もあるわけだが、今だったら、こういう映画は作れないんじゃないか、ということ。冷静に見ると、いたいけな少女が裸を曝け出し、知らないおっさんの家にあがりこんでは交わったりするわけで、内容的に今だとNGが出ちゃうんじゃないか。40年経って、芸術はむしろ自由を失ってるんじゃないか、そんな風に思った次第である。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2012-07-16 16:43:13)(良:2票)
20.70年代の空気感を味わえる映画は、いつも素敵だと感じます。
この映画もノスタルジーに浸るには最高の映画ではないでしょうか。
私は冒頭が特にやられました。吉田拓郎の音楽にのせて、高橋洋子の初々しさと四国の美しい風景。
全体を通してそんなに面白いと思ったわけではないが、惹きこまれる要素が沢山あって、とても印象に残る映画だった。
あと、この映画を通して三國連太郎と佐藤浩市が似てると初めて思った^^;
アキラさん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-25 11:18:27)
19.たかだか逆立ちで盛り上がりすぎやで。
ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-07 20:53:58)
18.当時の四国の風景、少女の一人旅・・・ストーリーはあまりたいしたことない(本当に!)けど、エンディングで「今日までそして明日から」が流れ始めるとなぜか感動がこみ上げてくる。今でもどこかで少女が旅をしているのかな・・・してたらいいな・・・なんて思ったり。
元々エロを期待していたのだが、鑑賞中はエロなんてどうでもよくなっていた。
eurekaさん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-09 17:16:20)
17.もうじゅうぶん大人の体なのに本人は全くそのことに気付いていない田舎少女。と書くとずいぶんエロいことを想像させてしまいそうだが、その少女がこの映画で経験するあんなことこんなことはやっぱりエロいのだ。なのにエロさよりも別のもんが襲ってくる。純粋さ。違う違う。純粋さはエロを強調するもんだ。もっと大きなもの。タイトルにある「旅の重さ」だ。あぁこれが「旅」なのだ。「生」があり「死」があり、人との関わりがある。人と人が寄り添うことの必要性を体現する。人生の摂理、みたいな大きなものが描かれ続けているからエロさもそこに吸収されちゃうのだ。しかも少女はこの「旅」をやりぬくわけで、その強さにもエロが吸収されちゃうのだ。でもちょいエロ。
R&Aさん [DVD(邦画)] 7点(2011-05-19 17:22:30)
16.汗がギラつく夏の風景が良いですね。 期待度はそれほど高くなかったのですが、観賞後さわやかな感動がありました。高橋洋子と高橋悦史の組み合わせがアンバランスなので奇異に思えましたが、高橋洋子の存在感は立派でした。観賞は30年以上も前で、場末の名画座でした。
ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 5点(2010-08-14 09:40:07)
15.見る前はちょっとだるい映画かもと思っていたが、美しい四国の風景や主演の高橋洋子の若々しさがすごく印象的で、それからなにより70年代の独特の空気感が全編に渡ってとてもよく出ていて、全体的な雰囲気がとても良い。ストーリー的には「十五才 学校Ⅳ」を思わせるが、現代とは違うこの時代の空気感と内容がマッチしており、70年代ならではの佳作と言える映画だと思う。(「十五才 学校Ⅳ」もいい映画だけどね。)そして忘れてはいけない、この映画を盛り上げているのはメインテーマになっている吉田拓郎の「今日までそして明日から」。名作と名高い「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の中でも印象的に使われていた曲だったが、この映画でもやはり印象に残る。とくにエンディングで流れてくるとこの「旅の重さ」という映画の全てをこの一曲が表しているようだ。改めて名曲中の名曲だと思う。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-14 02:59:10)(良:2票)
14.何といっても一番良いのは、背景の説明をほとんどカットして、余計な台詞や余計なシーンも入れず、主人公の表情、行動、そして現場各地の風景にすべてを託していること。それによって、主人公の旅に向けた初期衝動やその中での感性が、瑞々しく、直接的に伝わってくる。あれこれ考えすぎない方が映画は良いものになるという好例。また、当時19歳でデビュー作であるにもかかわらず、風景負けしない存在感を持ち、三國連太郎や高橋悦史相手にもきちんと渡り合っている高橋洋子の好演が作品を大きく支えていることはいうまでもない。
Oliasさん [DVD(邦画)] 7点(2010-01-10 04:32:18)
13.《ネタバレ》 これは一人の少女の眼から見た母への思いを手紙を通して伝えると共に自分が求めている男、理想とする父親探しの旅の物語だ!高橋洋子の映画デビュー作品とのこと、何という初々しさ、少なくともこの映画一本で高橋洋子という女優を私は忘れない。そのぐらい強烈な印象を残します。旅の途中で出会う色々な人達との交流、葛藤、三國連太郎演じる一座の親方、あの旅の一座を見ている時の高橋洋子の笑顔の素晴らしさ、また、旅先で出会った一人の女に誘惑され、身体を許してしまう姿がとても痛くて、苦しい上に切ない。四国の美しい風景、海、砂浜に裸で寝そべる高橋洋子も、倍以上歳の離れた男、高橋悦史とのやりとり、高橋悦史が食べているパンを後ろから美味しそうだとばかりにジュースを飲みながら見ている表情も、更に二人で逆立ちをする場面も強烈な印象を残します。高橋洋子が求めていた愛とは何か?父親の愛に飢えた少女の男への愛情表現も何とも不器用ではあるが、その不器用さが何とも言えない余韻、刹那さを残します。あっ!そうそう、これが同じく映画デビュー作となる秋吉久美子の可愛さも忘れられないぐらいの印象を残します。そして、映画や出演者と同じように吉田拓郎の名曲中の名曲「今日までそして明日から」も一度聞いたら絶対に忘れることは出来ないほどの印象を残します。映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツオトナ帝国の逆襲」の原恵一監督はもしかして?この映画の大ファンなのかな?「今日までそして明日から」のこのタイトルに相応しいこの作品は少女が大人への階段を一つ一つ登る。見つめながら自分探しと理想の男、理想の父親像を描いた青春映画の秀作の名に相応しい映画だと感じることが出来る。そして、この映画の成功はやはり高橋洋子、高橋洋子の存在なくして語れない。高橋洋子あってこその映画でもあるというのが私のこの映画の感想でございます。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-06-30 23:18:19)(良:1票)
12.《ネタバレ》  今も、頭の中で吉田拓郎の「今日までそして明日から」(超名曲です)がリフレインしています・・・・。観ていて、四国へお遍路の旅に出たくなりますね(風景がとにかく美しく撮れています)。
 内容については、上手く表現できないんですが、とにかく「若い!」という感じですね(何のこっちゃw)。
TMさん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-04 18:35:32)
11.高橋洋子の瑞々さが素晴らしい。
monteprinceさん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-05 02:45:52)
10.瑞々しい、良い映画だなあ。当時ってこういう若者の貧乏一人旅が流行ってたんですよね(という言い方すると、何だか上から見下ろしてるみたいでイヤなのですが)。これは日本の映画の筈なのに、そこに映し出される日本の風景や人々は何だか「自分の知らない日本」のようで、切ないようなもどかしいような、不思議な感慨にとらわれます。高橋洋子も可愛らしくて、素敵。
ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-01 18:37:17)
9.淡白に楽しむべきロードムービーなのか。いまいち意味が分からんかった。この切羽詰った題名は好きだけど。
ぷりんぐるしゅさん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-05 05:21:38)
8.70年テイスト満載、家出少女が遍路の旅の中から人と触れ合い、少女から女へと成長していくわけですがストーリーは取り立てて面白い訳ではない。斎藤監督が見せる農村・漁村の風景の映像と少女時代の高橋洋子と秋吉久美子が見所、あとは拓郎の歌がいい感じです
亜流派 十五郎さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-25 18:05:22)
7.なぜだろう、ちょっと前だったら「たるい映画」と切り捨てていたのに、
70年代前半のユルい感じがなんかすごく心に染みた。
たくろうのフォークソングも映画の雰囲気に良く合っています。
amickyさん 7点(2004-12-19 19:45:23)
6.邦画でしか味わえないタイプの瑞々しい映像美がありました。私も昔1度見たきりですが、記憶にある素晴らしさは、ほかの皆さんがほぼ言い尽くしてくださった感があります。私も【キリコ】さん 同様、原作も読みました。この本はお蔵入りしていた投稿作品が偶然に見直され出版された後、作者が名乗り出た、という経緯じゃありませんでしたっけ? 何かそんな記憶があります。今の感覚で読んだら親子の関係などに古さを感じるかもしれませんが、既成の作家にない新鮮な切り口があって、その原作を上手に生かせた作品だったと思います。
おばちゃんさん 7点(2004-05-15 19:01:24)
5.むか~し一度劇場で見たきり、、この「昔・一度・見たきり」というのはすっかり忘れているか強烈に記憶に残っているかのどちらかのことが多い。これは「残っている」からいい作品だろう、と記憶を頼りに書きます。高橋洋子の鮮烈なデビュー作。旅が四国の巡礼姿のような白装束でいろいろなエピソードがあるのだが、少女は行き倒れになって中年男に助けられ、そのやさしさに触れて男との生活に目覚めて女になっていく。多分当時この本の原作(素九鬼子)も流行してて読み今もある。家出した少女が海辺の小屋で目覚める、真っ暗な中で戸を開けると、真っ青な海とまぶしいばかりの光が飛び込み、少女は思わず眩しげに目を細くする、、、、ロケーションの映像がとても瑞々しくこれも印象的だった。思い出の青春映画です。
キリコさん 7点(2004-05-15 17:35:00)
4.高橋洋子、それに四国のきれいな風景、これだけの映画です。ストーリーはたいしたことはありません。あと強いて言えばまだすれていない秋吉久美子と言ったところでしょうか。高橋洋子のファンだったので何度かみたためにこの点にさせていただきましたが、ファンで無い人にはこの点より-5点でしょうか。
ダルコダヒルコさん 8点(2004-01-25 23:00:28)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 7.04点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5417.39%
628.70%
71043.48%
8521.74%
900.00%
1028.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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