11.最近の通天閣では、別料金払ったら展望台の上のテラスみたいなところに上がらせてくれるんですが(前に行ったときはお土産にレトルトカレーくれた) 、なんとこの映画では、そのさらに上、テッペン中のテッペンのトンデモないところに人が立ってます。それを空撮でぐるりと周りから撮影して。いやはやホントにトンデモないシーンに、度胆を抜かれます。 最近でこそ注目の観光スポットに返り咲いている通天閣ですが、この頃はよほど閑古鳥が鳴いててロケし放題だったのか(?)、なかなか臨場感、コテコテ感が溢れる作品になってます。 大阪のユルユルでダメダメなところが、通天閣のグダグダなところと重なり、さらには、大阪人のセコさがそのまんま神様であるはずのビリケンさんのセコさにも投影されていて。もうこの時点でこの映画、何が起きてもおかしくない(笑)。物語の中心はオリンピック誘致に向けた地上げ騒動、だけど、そこにはさらに、笑いを呼ぶエピソードがたっぷり盛り込まれていて、個人的には大満足の作品です。ラストは雑踏に消えていく、何と庶民的な神様であることか。なぜか感動してしまいます。 それにしても、登場する光景はすべて新世界の近くなんですかね?ちょっと意表をつく光景も登場しますが。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-23 20:46:03) |
10.《ネタバレ》 泥臭い手段で人々の願いを叶えるビリケンさんが印象的。これ以後、杉本氏がビリケンさんに見えています。爽快感のある作品でした。 【いさいさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-16 12:20:04) |
【Yoshi】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2008-03-22 07:39:21) |
8.《ネタバレ》 なんだか通天閣行ってみたくなっちゃったわ。 ビリケンの像ってほんとにあるのかしら? アタシお願いしたいことあるのよねー、なーんて。 雰囲気はけっこう好きだったんだけど、これといって強くひかれるものもなく…いい感じにまったりと見てられる映画ってとこかしら。 ところで、やっぱり大阪出身じゃない人に大阪弁は難しいんでしょうね。 若干違和感が…まあ独特なイントネーションだから仕方ないわね。 それにしても杉本哲太かわいいわー。 【梅桃】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-01-24 17:01:38) |
7.大阪を舞台にした映画ってやっぱり好きやねん!この映画、けして凄い映画ではないことは認める。それでもなんつうかよう分らんけど、好きやねん!大阪に行く際はあのビリケンさん、是非、一度で良いから眺めてみたい。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-08 22:54:38) |
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6.大阪のエエとこも悪いとこも出てながらちゃんとまとまってる。 【PAD】さん 4点(2004-06-04 14:11:33) |
5.《ネタバレ》 公開当時、観たいなあと思っていたんですが、劇場に足を運ぶまではなあと躊躇していて観てなかったんです。TVKはこういうのをやってくれるので嬉しいですね。ビリケンという存在自体は、かなり100年近く前から実際に有って、それをどのようにアレンジするのかが見ものだったわけですが、杉本哲太の生き神様がなかなかいい味を出してました。大阪という、私から観たらまったく知らない文化社会を描いているのもおもしろく、こういうローカル色が前面に出た作品も楽しいものです。地域活性化の話がメインに出ているのですが、日本人の宗教観や、ハヤリモノ好きの風潮に対する皮肉もさりげなく描かれています。通天閣という地域がクローズアップされていますが、あれは建物自体が象徴的な存在であって、それを通して日本の大阪が描かれた作品だと感じました。とくに楽しかったのは、中盤の神様が願い事を実現する過程ですね。全部「手作業」というのは笑えました。愛人を満足させる話とか、疣痔とかね(笑)。ただ、せっかく神様の時代認識のギャップを最初に示したんだから、それをもっと引っ張ったギャグを観たかった気もします。そこがちょっと残念だな。ところで、唐突に出てくる原田芳雄のヨッパライオヤジは好かったね。声からそうだなと思っていたけど、エンディングクレジットでもしっかりと最後の方に出てきたしね。それから山口智子は、やっぱり可愛いなあ。ああいう感じの女性、大好きです。ちなみにどうでもいいことなんですが、初代の通天閣(凱旋門の上にエッフェル塔が載った形)を観てみたかったなあと思いました。 【オオカミ】さん 7点(2004-04-12 08:23:00) |
4.杉本哲太のビリケンが想像以上にハマってて良かったですね。それと大阪の下町の雰囲気出てたと思います。この独特の何と表現していいのか分からないですが、ドロっとした感じは受け付けない人には辛いかも。 【n@omi】さん 6点(2004-03-30 04:14:24) |
3.青春時代を過ごした天王寺・新世界が舞台なので、あまり公平な得点じゃないかもです。失われつつある大阪のどこか懐かしい匂い。思い切りローテクな神様、ビリケンさんが人々の「小さな幸せ」のために奔走するお話が妙に温かい笑いを誘う。新世界の住人たちがエキストラで出演するのも楽しい。大阪出身の人ほど通天閣には昇ったことがないのです。この映画を見てから大阪へ遊びに行く機会があったら、ヒマがあったら通天閣に昇ってみてください。そのあまりの低さに驚き(しかもお金まで取るし)、どこかでビリケンさんがニタっと笑っている様子を想像して、自分の小さな幸福の成就を祈ってみてください。 【しまうま】さん 6点(2004-03-04 19:32:16) |
2.可もなく不可もなく。ビリケンという耳慣れない神様をめぐってのファンタジーですが、大阪なんだから吉本芸人でも盛り込むのかと思えば、普通にちょっとコメディタッチな映画になっていました。下手に芸人なんかを入れても辛いものがありますが、そう面白くもないんですよね、一つ一つのエピソードが。撮影手法がちょっと面白いなと思ったら、笠松則通って人なんですね。これは大阪の人には爆笑なのかしら?通天閣にも行った事のない人間なので、ちょっと点数低いです。 【fero】さん 5点(2004-01-19 07:13:28) |
1.豊田利晃&阪本順治コンビの新世界・通天閣に住むビリケンさんのファンタジックムービー。大阪人のえげつなさに嫌気がさしたり、大阪人の人情味にホロッと来たりで、新世界のようなコテコテの大阪が違って見えてやっぱ大阪ってええなァなんて思ったりします。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-01-16 00:24:50) |