5.《ネタバレ》 「新生」なんですけど前のヤツは松竹、こちらは東映。だけどどちらも前田愛が主役で、でも物語的には全く別のもの。ややこしいです。松竹版とは違って、こちらは霊的なものを大々的に描いた映画で、でもワリと真面目に作られていて好感が持てました。思春期を迎える少女の抱えた不安感に霊の存在が重なるように象徴的に描かれていて、一方でクライマックスは真剣にかなり恐いです。子供向けにあの恐さは容赦なさすぎ。ただ、これって二本立て上映で、もう一本は『ズッコケ三人組』。そちらは小学生向けなのに、こちらは何から何まで小学生にはヘヴィ過ぎな題材で、なーんか上映バランス間違っちゃってない?って感じではありました。最初に提示された悲劇が結局は救済されないままで、ハッピーエンドとは言い難い、重たいラストでしたしねぇ。