ふたりの女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ふたりの女

[フタリノオンナ]
La ciociara 
1960年上映時間:100分
平均点:6.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1961-07-04)
ドラマ戦争もの小説の映画化
新規登録(2004-01-10)【おばちゃん】さん
タイトル情報更新(2021-08-30)【イニシャルK】さん
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監督ヴィットリオ・デ・シーカ
キャストソフィア・ローレン(女優)
ジャン=ポール・ベルモンド(男優)
エレオノーラ・ブラウン(女優)
ラフ・ヴァローネ(男優)
レナート・サルヴァトーリ(男優)(ノン・クレジット)
今井和子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山田康雄(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林清志(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松尾佳子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作アルベルト・モラヴィア
脚本ヴィットリオ・デ・シーカ(ノン・クレジット)
音楽アルマンド・トロヴァヨーリ
撮影ガボール・ポガニー
製作カルロ・ポンティ
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【クチコミ・感想】

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4.美貌際立つソフィア・ローレンではありますが、台詞は三語で十分とばかりに「殺すわよ」「殴るわよ」「私が何をしたって言うの」連発で底の浅い蓮っ葉模様に白ける事この上なく。脚本も拙くラフ・ヴァローネ、ジャン=ポール・ベルモンド(出演に無限へぇ+1点)とのエピソードが尻切れとんぼにガックリ。豪華キャストに寄せた期待が空振りに終わった作品。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-01-22 06:32:26)
3.《ネタバレ》 ソフィア・ローレンが、夫を亡くし、13歳の娘と二人で生きる若い母親を演じています。第二次世界大戦中、母娘は空襲が激しいローマから故郷の田舎の村に疎開します。この映画の大部分は、母娘が、疎開先で再開した昔の仲間達とともに、貧しくとも陽気に逞しく生きる様子が描かれています。ドイツ軍を恐れる生活ではあるものの、戦時中の暗さをあまり感じさせません。ソフィア・ローレンの美しさも際立っています。

映画の終盤、ローマに戻る途中に立ち寄った廃墟の教会で、母娘はモロッコ兵の集団に輪姦されます。それまでが、疎開先で生きる戦時中の人々の連帯や逞しさを描いていただけに、唐突なこの悲惨な事件は落差が激しく、まるで別の映画を取って付けたかのような不自然さを感じました。また、数十人の集団に輪姦されたら死んだり大怪我してもおかしくありませんが、身体のダメージはさほどでも無さそうで、この点もリアルさを感じさせませんでした。

個人的には、終盤の輪姦のエピソードは無くても良かったように思います。他の部分はとても良かったですし、ソフィア・ローレンの演技も良かったです。このため6点としました。
wayfarerさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-05 12:58:33)
2.イタリアの巨匠デ・シーカ。「自転車泥棒」に代表されるネオリアリズモや、
マストロヤンニ、ソフィア・ローレンの名コンビを起用した艶笑喜劇、
そして「ひまわり」や本作のような、戦争と女を描いた反戦映画もまた印象的です。
多くのデ・シーカ監督作に出演したローレンですが、喜劇にしても戦争の時代のドラマにしても、
やはりこの人には逆境にも強く逞しく生きる姿がよく似合います。
1960年製作の本作、ローレンはまだ20代半ばですが、中学生の娘がいるシングルマザーという設定。
実年齢を考えると無理がある設定ですが、デ・シーカにとって主演はローレン以外には考えられなかったのでしょう。
実際、違和感を感じさせません。女として、母として。女優ソフィア・ローレンの素晴らしさを見ることができる作品です。
中盤までは母娘が疎開先の地方で出会う人々の交流がイタリア的陽気さをもって描かれる時間帯もありますが、
だからこそ市民生活の中に土足で踏み込んでくる、市井の中の戦争が描かれる終盤が辛い。
ローレンが圧倒的な存在感を示す作品ですが、娘を演じた女優さんの透明感のある存在もまた印象的でした。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-28 21:53:02)
1.《ネタバレ》 ソフィア・ローレンが、名作「ひまわり」(70年)と同じく、ヴィットリオ・デ・シーカ監督と組んだ、60年製作の反戦映画。戦時下の、母と娘がたどる運命を描いた、やりきれない、悲しい映画です。ソフィア・ローレンが、母。今回の相手役は、マストロヤンニではなく、
ゴダール作品の常連、ジャン・ポール・ベルモンドです。彼は今ではそういう特定の監督の作品のイメージが色濃いかもしれませんが、けっこう多彩な監督、共演者と仕事をしていました。本作でも、なかなかのハート・ハンサムを演じていた記憶です。二人がたどった運命は実に悲惨で、「ひまわり」以上に苛酷な描き方でしたが、「ひまわり」が音楽に華麗に彩られた作品であることに不満がある方には、本作をぜひお勧めいたします。男は殺され、女は陵辱される・・。戦争を端的に象徴しています。きれいごとは一つもありません。美しい反戦映画からはうかがいしれないものが、ここにはあります。でも、忘れてならないのは、現実はこの映画以上に悲惨だということです。最近の映画作家がつくる戦争物は、私たちの日常から戦争の実感が薄れているのに比例して、絵空事ばかり。そんな中、つらくても目をそむけずにこういう映画も、観てみてほしいものです。ソフィア・ローレンは、本作と、「ひまわり」の出演の経験が、エットーレ・スコラ監督と組んだ「特別な一日」(77年)の、静かですが確かな演技で反戦を伝える名演へと結びついていったような気がします。
おばちゃんさん 7点(2004-01-11 21:35:27)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.25点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4125.00%
500.00%
6125.00%
7125.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1961年 34回
主演女優賞ソフィア・ローレン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1961年 19回
外国語映画賞 受賞 

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