兵隊やくざ 脱獄のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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兵隊やくざ 脱獄

[ヘイタイヤクザダツゴク]
1966年上映時間:86分
平均点:7.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
アクションドラマコメディ戦争もの刑務所ものシリーズものモノクロ映画ヤクザ・マフィア小説の映画化
新規登録(2004-01-15)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2021-07-09)【イニシャルK】さん
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監督森一生
助監督大洲斉
キャスト勝新太郎(男優)大宮貴三郎
田村高廣(男優)有田上等兵
小川真由美(女優)(女優)珠子
田中邦衛(男優)沢村
中谷一郎(男優)永井中尉
草薙幸二郎(男優)佐々木軍曹
五味龍太郎(男優)椎名伍長
島田竜三(男優)野口大尉
守田学(男優)衛兵司令
水原浩一(男優)現場監督風の男
浜田雄史(男優)憲兵軍曹
越川一(男優)不寝番
藤川準(男優)将校
志賀明(男優)将校
黒木英男(男優)森野上等兵
森下昌子(女優)八重子
原作有馬頼義「貴三郎一代」
脚本舟橋和郎
音楽塚原哲夫
撮影今井ひろし
企画久保寺生郎
配給大映
美術太田誠一
編集谷口登司夫
録音奥村雅弘
照明伊藤貞一
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 前作のラストでサイドカーを奪って脱走した大宮と有田、冒頭からそこはきっちりと繋がっていて、けっきょく追手に捕まって陸軍刑務所にぶち込まれる。たぶん史実通りなんでしょうけど、作業に駆り出される以外は囚人は日中ずっと壁に向き合って正座していないといけない。もちろん私語は禁止、ちょっと自分には耐えられそうもない苦行です。けっきょく脱獄には失敗したわけで、『兵隊やくざ 脱獄』とは看板に偽りありです(笑)。そこで有田の大学時代の旧友の法務中尉と出会ったので死刑は免れてソ満国境の最前線部隊に転属される。「俺たちは帰国したいばっかりに脱走を繰り返してきたのに、とうとう日本からいちばん遠いところにまで流されてしまったなぁ…」という有田の嘆きが胸を打ちます。 本作は今までの三作と較べてコメディ要素がほとんどなくもっともシリアスなストーリーです。ここで出会った上官の下士官が大宮=勝新太郎曰く「今までの軍隊生活で出会った中で最悪の上官」となります。なんせ終いには、せっせと現地民から貴金属を買い集めていた兵士=田中邦衛を殺害して宝石を横取りしちゃうんですからねえ。そして最後には有田=田村高廣に射殺されて果てるのですが、このシリーズで初めて(大宮でさえやってないのに)有田が人を殺めることになりました。すでに時は昭和20年8月9日、ソ連が国境を破って攻め込んで来てしまって、避難民をトラックで避難させた大宮・有田のコンビの運命や如何に… ということでシリーズ半分弱のところでソ連参戦、実際には満洲における戦いはあと一か月は続くんですけど、そこにあと五作も詰め込むんですからどういう展開になるのか心配というか愉しみです。でもシリアスなテイストの本作ですが、私にはこのシリーズ中いちばん見応えがありました、暫定一位です。初めて大宮・有田が脱走しないラストでしたが、小川真由美を捨てて田村高廣のもとに戻ってゆく勝新太郎の姿を見ると、男の友情・戦友愛というよりも同性愛的なニュアンスを感じるという批評にも一理ありかなと感じた次第です。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-04-08 03:14:46)
2.《ネタバレ》 シリーズ第4作。1作目では軍隊を刑務所に見立てていたが、今回は大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が逮捕され軍事刑務所に入れられるところから始まっていて、その刑務所で二人と知り合う受刑者である沢村を演じているのが田中邦衛で、それだけで思わずまた「網走番外地」を思い起こしてしまうが、果たして偶然のキャスティングなのだろうか。それはさておき、大宮と有田がこの刑務所を文字通り脱獄するまでを描いているストーリーかと思って見ていると後半は刑務所を出た後の話になるという二部構成的な脚本になっているのが面白い。この後半になって登場する今回のヒロインである珠子を小川真由美が演じているが、一か月ほど前に「八つ墓村」を見返したばかりというのもあってか、思わずそのギャップには驚かされた。珠子が働く店でヘソ酒や音丸(淡路恵子)の話題が出ているのはこのシリーズが1作目からずっと地続きの物語であることをあらためて実感できるシーンになっていて、1作目から順に連続でこのシリーズを見ている身としては素直に嬉しかった。いつも通り悪役となる上官との対決がクライマックスで描かれているのだが、その決着の前に今までと違ってソ連軍の奇襲も描かれていて、いよいよ終戦も間近かと感じさせる部分もあるのが印象的。ラストで珠子と内地へ向かうトラックに乗った大宮がやっぱり有田を一人に出来ないとトラックを降りるシーンで珠子が大宮にかける言葉に思わず笑ってしまった。今回は2作目以降を手掛けている田中徳三監督ではなく、森一生監督が手掛けていて、そのせいではないと思うが、いつものように二人の脱走シーンで終わらないというのも新鮮だった。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2021-06-12 16:55:23)
1.《ネタバレ》 このテの作品初めて観ましたが、現在の映画と違って変に小細工のない直球な造りで楽しめました。勝新はじめ出ているみなさんが若い(当たり前ですが…)&シンプルなストーリーでわかりやすい(悪い上官やっつける系?) シリーズもののようですので機会があったらその他の作品も観てみたいですね
Kanameさん [インターネット(字幕)] 6点(2009-04-21 08:46:39)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6133.33%
7133.33%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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