3.《ネタバレ》 傑作と言うほどではないが小気味良いコメディ作品だ。 かなりつぼにはまった。
時は1999年、場所はアメリカ。
主人公はソフトウェアエンジニア。 当時大騒ぎだったY2K対策を銀行用ソフトウェアに施すと言う仕事をしている。
オフィスの環境や日常、上司の振る舞いなどアメリカの会社を実にうまく描いている。
あんな上司が本当にいると言うわけでもないが、あんな感じの上司はいる。
パーティションで仕切られたキュービクルはアメリカの会社ではごく普通だし、誰かの誕生日(特に上司とか)にでっかいケーキをみんなで食べるなんてのも良くあること。 人数が多い場合切り分けたケーキが自分のところまで回ってくるか心配になることも実際にある。
細かい部分で笑わせてくれる。
でもアメリカの会社、生活を実感で知らないとピンとこないかもしれない。
残念なのは最後、終わり方がが少し強引過ぎる。
でも全体的な出来は良い。 時々無性に観たくなる映画と言うのがいくつかあるが、これもそのひとつ。