25.《ネタバレ》 町内に一気に噂が広まる感じは、THE昭和って感じで懐かしい様な、でも今だと嫌でしょうねぇ。長渕は当時の若者を等身大で演じている感じがして、好きな方ですが、ラストのハーモニカのシーンは断固不要だと感じてしまいました。長渕色をわざわざ入れ込まなくていいと思いますので、ちょっと勿体なかったかな。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-05-21 20:16:33) |
24.《ネタバレ》 シリーズ37作目。この年はキネマの天地があったため、お盆の寅さんは無し。劇中さくらが「一年間もご無沙汰よ」なんてクスっとくる場面あり。キネマの天地ネタもチラホラ。 「幸福の青い鳥がほしい」ってマドンナに「お?青い鳥だったら俺持ってるよ」って鳥のおもちゃを出す寅が粋で素敵。子供の名前を聞かれた博の「タロウでもジロウでも良いんじゃないですか?」って関心の無さが面白かった。そして『お客様の声』もベタだけど笑わせてもらいました。筑豊の風景、寅が立ち寄る古い劇場の画は郷愁を感じさせて素晴らしい。 小ネタはいつもの寅さんだけど、内容的にはちょっと難あり。リアルタイムには去年の正月以来。1年待ってこの作品というのは…って出来でした。 本作のマドンナは、8作目からチラホラ登場していた旅一座の娘・大空小百合。'64年にヒットした『愛と死をみつめて』のヒロイン(TV大空眞弓・映画吉永小百合)から安直に付けたっぽい名前の設定が、一座の場末っぽさが出てて良かった。 困った(ネタに詰まった)時の坂東鶴八郎一座。1年のブランクがあったのにネタに詰まってたのか… なんで演者変えた?志穂美悦子では私たちが観てきた大空小百合と全然雰囲気が違う。過去にもおいちゃん、満男、江戸家のおばさんなんかが演者変わったけど、それは良いさ。座長の名前(中村菊之丞)が変わってるのも、まぁ良いさ。でも大空小百合は変えちゃダメだ。 小百合が寅を思い出した瞬間「寅さん?」って、それを言っちゃおしまいだよ。BSテレ東『土曜は寅さん』の番組紹介に[「車せんせ!」のあの娘がねぇ…]と。この[あの娘がねぇ…]が強烈なイヤミになってたわ。 岡本茉利にマドンナさせなかったのが、内容の出来以前にとても嫌。そりゃ観客を1年待たせてマドンナが岡本茉利じゃ、お客さん呼べないって踏んだんだろう。だったらこの回は大空小百合以外の話にしなさいよ。例えば寅は年相応のマドンナと恋愛させて、小百合はサブとして若い男と恋愛させれば、それなら岡本茉利もしっかり使えたじゃないか。監督も制作陣も、本作の大空小百合と場末の旅一座への、愛のなさにガッカリ。 今回、長渕と志穂美のTVドラマ『親子ゲーム』の延長戦って感じ。志穂美・美保はラーメン屋で働くし、満男は隅っこでスーパーマリオやってるし、ジンマ・長渕はそのまんまキクラゲ・長渕で、ハーモニカでノリノリついでに「SUPER STAR」歌い出しそうな勢い。今回、歌手役じゃなく画家役だろ?なに自分の格好良さ売り込んでるの?都はるみの演歌歌手そのまんま加減、渡瀬恒彦のヤクザ俳優そのまんま加減って回もあったけど、今回の長渕は… ジンマの部屋のラブシーンは、寅さんにしては長く生々しい。てめぇシャツの下から手入れてんじゃねぇよ、これ寅さんなんだよ、お盆と正月の様式美なんだよ。そして私たちのとらやで、あんな不味そうに団子食ってんじゃねぇよ。寅がジンマを警戒する目が、まんま私の気持ち。 長渕って我が強すぎて、どの役演じても長渕のまんまで、すでに創られた作品世界をブチ壊すんだな。なんか自分の親戚の集まりに不良の同級生がいつものテンションで下ネタブチ込んで来るような、そんあ居心地の悪さ。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2024-01-13 11:17:41) |
23.《ネタバレ》 今回、谷よしのさんが「登場なし」!(第20作以来、ということになるかな?)●導入部でさくらが「1年以上もご無沙汰じゃない!」と言ってるのも、ネタですね(「キネマの天地」で1回飛ばされている)。●さてマドンナが悦ちゃんなんですが、まあ、絶望的なくらい合っていません。大空小百合の少女時代と全然違うぞ!という以前に、作品世界に合っていません。宴席で抱きついてくる客とか、ガード下で絡んでくるチンピラとか、そこで悦ちゃんの回し蹴り一発で返り討ちKOではないか?などと別の期待をしてしまいます。まあ、そういう無茶なキャスティングのおかげで、「お着物姿で炭坑節を歌う悦ちゃん」という貴重なものも見られたりするわけですが。●せめて、第33作で中原理恵がやったような役だったら、渡瀬恒彦とも上手く反応して面白くなったのではないかと夢想してしまいますが、まあ、そうすると寅さんシリーズではなくなりますね。●長渕剛の画家っていうのもどうにも合ってなくて、素直にミュージシャンの方がよかったんじゃない?ハーモニカのシーンだけ、異様に生き生きしていますよ。●とは言いながらも、例えば悦ちゃんの料理シーンなんかが不自然に多かったりして(「とらやでマドンナが食事の支度を手伝う」というのも珍しいと思う)、これはもしかすると、これが悦ちゃんの最後の映画出演になってそのまま引退することを踏まえたある種のお祝い作品だったのかもしれません。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-12-24 00:33:55) (良:2票) |
22.《ネタバレ》 これは長渕夫婦の恋愛映画で、私がみたい「男はつらいよ」ではありませんでした。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-06-02 20:36:02) |
21.男はつらいよでも 伝家の宝刀、長渕キックが拝めるとは思わなかった。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-03-17 13:16:38) |
20.マドンナは志穂美悦子だが、長渕剛との恋愛物になっている。 寅さんのシリーズの中で、中だるみ感が漂っている。次の一手が難しいのかもしれないが、今回は中身ではなく、俳優(の話題性?)で何とか上映しようとしたように感じる。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-04 15:17:52) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 まぁなにかちょっと普通な感じ。あの小百合ちゃんが志穂美悦子になっちゃったのはちょいとビックリwだけど、長渕剛の登場時間が思っていたより長い。と、いうことは必然的に寅さんの時間が短い&とらやの面々の絡みも少ない、ということでまぁなにか制作上のシガラミがあったかもしんないけど正直物足りないよね。本作が映画出演最後となった志穂美さんの活躍を見たかったなぁ~と少し感慨深い6点デ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-06-02 19:59:22) |
18.《ネタバレ》 ○つい先月見たのにほとんど覚えていない。そういえば長淵出てたなくらいの印象。○シリーズも終盤に差し掛かり、その時代の若者を入れるというスパイス。普遍的な恋へ対し、寅次郎の登場だが、やはり恋する寅さんじゃないとなと。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-08-16 20:46:09) |
17.《ネタバレ》 【田川・直方・飯塚と歩いた筑豊篇。今回のマドンナ:志穂美悦子さん。】 未来のカップル二人に多くのパートを譲り与えた今回、寅次郎のパートと彼ら二人のパートがまるで別世界の映画のようで二つの映画を交互に観ているようでした。ただ、寅次郎のパートは小ネタ大ネタ含めかなり冴え渡ってたように思える 例えば、一発芸的な出前ネタ、例えば、源公とコンビを組んで笑いを獲った区役所入り口でのおバカネタ。人情的な部分も悪くはなかった。ただ残念なのは、やはり大空小百合さんのその後がなんで志穂美悦子さんなの? というところでしたね。 そして終盤、とらやのセット内で ほんの僅かな間で交わる寅さんこと渥美清と長渕剛。そこで感じたことだが、私には渥美清が長渕剛に語りかけるシーンの目付きがヘビの目付きのように見えてしまった。なぜなのか、彼(渥美清)は長渕剛を警戒していたんじゃないでしょうか 時代の違う役者に対して 新人類に対して いろんな見方が出来ましょうが 答えなど無いですが、ただ、彼(渥美清)が、青年(長渕剛)に台詞の性質上優しい口調で語りかけてるのに対し、彼(長渕剛)の返す言葉が全てタメ語に近いものだったことにすごく違和感覚えました(少し面白くない気分へとなっていきました) 渥美清と長渕剛、その後、後日談やら彼ら二人の交友関係の有る無しなど情報としては何もなく、全く勝手な推測に過ぎませんが、彼と彼のツーショットはホント異色に感じた。だからなに?って話にはなりましょうが、実は劇中、彼(長渕剛)の歌がたった一曲かかっていたんです 曲名『俺たちのキャスティングミス』 (しかも、俺たちの・キャスティング・ミスというサビの部分) これについては、深く考えることもないのかもしれませんが、少なくとも山田監督の遊び心は入っていたのかもしれませんね。それについても、だからなに? って話にはなりますが。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-07-15 22:39:05) (良:2票) |
16.今回の批評は13.放浪紳士チャーリーさんとほぼ同じ意見でございました。私も苦手な彼でございます、ファンの方には申し訳ないです。でもまだ第二形態くらいの彼なのでまだ見られたかな。逆に幼い頃から大好きだった志穂美悦子さんの最後の映画作品で、非常に感慨深い。でも!でも!なぜあの大空小百合役なのか??彼女が成長してビジュアルが志穂美さんになるなんて!それはこのシリーズ好きには誠に残念…。もう少し田舎風の感じが欲しかった。せめて出会った時には『寅さん?』ではなく『センセー?車センセー?』と言って欲しかったなぁ。そしたらもう少し感情移入が出来たかもしれない。いや、志穂美さんにはやっぱり別の役でちゃんと出て欲しかった。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-12-23 00:43:24) (良:3票) |
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15.《ネタバレ》 マドンナは志穂美悦子。 思い出します『女必殺剣』w そして『家族ゲーム』。そこで共演していた長渕剛がその相手役。映画同様に、現実にも結婚することになる2人である。長渕のキャラクターはなかなか存在感があった。当時、元気がなくなってきた寅さんに代わり、コミカルでアクティブな動きがとても印象的で、予想外に山田作品にフィットしていたように思う。 寅さんにとって、今回のマドンナ志穂美悦子は娘みたいな存在で最初から恋愛対象外(最初に寅さんも宣言している通り)なのであるが、そもそも、彼女は旅一座の看板女優、大空小百合の成長した姿である。大空小百合と言えば、第8作で初登場し、その後何回か寅さんやマイケル・ジョーダンと旅先で交流して、『車せんせい~』という台詞が印象的な女の子。大空小百合=岡本茉利=田舎娘の印象が強くて、どうもしっくりこない。志穂美悦子では顔やスタイルが違い(良す)ぎるw 何故、彼女が大空小百合じゃなければならなかったのか?? 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:38:16) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 自分、ほんっとに長渕苦手なんです・・・(←力説したいくらい)テレビに出てきたら即チャンネルを変えたくなる、数少ないアーティストの一人。偏愛しているこのシリーズのうち、長いことこの作品にどうしても手を出せなかったのはそれが原因。長渕アレルギーと長年の寅さん思慕を秤にかけたら・・・まあ当然のごとく寅さんが圧勝なわけで(笑)まだこの時期は「長渕俺様度数」30%くらいしか発揮(?)していないようだったんで、鑑賞強制終了するほどの嫌悪感はなかったです。当時の痩せ長淵って、なんとなくロンブー淳にキャラも外見もかぶっとりましたね。もともと「寅次郎頑張れ!」あたりからはじまる、寅さん恋愛指南シリーズってそんなに面白くないんですよ。ここでももう寅さんってば、はなっから恋愛感情放棄保護者宣言しちゃってるようなもんだし。まあ私のこのシリーズ最低ライン「恋愛塾」よりは若干上かなという程度の評価。寅さんが中華屋のおかもち下げて、のうのうととらやの前を通り過ぎるシーン、久々の大爆笑でした。それにしても、かえすがえすも志穂美悦子の女優戦線途中離脱が惜しまれる・・・。あのままずっと活動を続けていたら、いい女優になっただろうになあ・・・アクションまでこなせる大きな可能性を持った大器だったのに。あ、これも潜在的に長渕が嫌いだった理由のひとつだったのかも。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-05-25 11:50:48) (良:2票)(笑:1票) |
13.ヒロインの相手役として現代的な青年が出ているのが印象的だった。 世間でも浮ついた空気に影響されたのだろうか。 寅さんシリーズの中でのキャラクターとしては意外な気がした。 ただそれが逆にこの作品にリアリティを持たせていたといえる。 長渕剛と志穂美悦子はお似合い。実際に結婚しているのを知って、なるほどと思った。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-11-09 10:07:32) |
12.《ネタバレ》 ポンシュウがコンピューター運勢ってのをやっていた。思えばこのシリーズでのテキ屋の商売の変遷を見ると、昭和後期の時代相が浮かんでくるかも知れない。で、そこで示された方角に行くと古い小屋。劇場の男とのしみじみした会話、ここらへんのうらぶれた感じを出すのはいつもながらうまい。東京の歌舞伎が来た日にちをソラで覚えている。で座長の娘さん。なんか大河ドラマとしての『男はつらいよ』を感じてしまった。ここらへんまでは味わいがあったが、東京の話になっていくと、やや弱い。トラがラーメンの配達をして店の前を通り過ぎていくあたりは笑った。区役所での「あなたの声を聞かせてください」もおかしかったが、あんまりこの監督の持ち味ではない。ギャグのような風刺のような中途半端さ。笑ったけどね。満男君が微妙な年頃になっていて、家族の者たちを無視したりするようになる。全体としてもとらや離れという感じがあった。若い二人だけのシーンの比重が増していたよう。こういう形式で何か新しい展開を模索していたのかもしれない。でもけっきょく志穂美悦子でなければならないってものがなかったのがイタイ。そういうものをマドンナ役者から引き出すのが、このシリーズの魅力だったのだが。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-08-06 10:23:06) (良:1票) |
11.う~む・・・。僕の中ではシリーズ全作の中で最も厳しい作品の一つですね。初期の作品に何度か登場した、寅さんが贔屓にしていた全国を旅する一座の花形大空小百合のその後を演じるのは志穂美悦子。これが「車センセ!」でお馴染みの小百合ちゃんとは全く似ていない・・・。同じく初期の作品で準レギュラーだった寅さんの舎弟の登も後の作品で家業を継ぎ、結婚してカタギになった姿で一度だけ登場しましたが、本人が演じて時の流れを感じることができたからこそ良かったんですよね。で、寅さんは大空小百合改め美保に恋していたんですかね?マドンナとしては極めて微妙だしこれはもう志穂美悦子と長渕剛の2人のドラマになってしまっている・・・。 【とらや】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2010-06-20 00:45:36) (良:1票) |
10.長渕剛のミスキャストぶりが、本作の最大の見所。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-06 17:21:55) |
9.《ネタバレ》 シリーズもこれだけ続いてくると、演出も脚本もレギュラー陣の演技も大きな破綻は無くなってくるわけで、いつもの展開を期待してる分には普通に楽しめます。けど、今回は、それ以上のものはなかったかな。何より、志穂美と長渕の恋愛に寅さんたちがほとんど絡んでこないのがまずいんでは。ゲスト同士だけで長々話を進めるのなら、他の映画作ればいいことだしね。そもそも寅さんとの出会いのシーンからして、せっかく大空さゆりを出してファンをニヤリとさせてるのに「寅さん」と呼んじゃうのはないでしょ。「車せんせ」と呼ばせなきゃ違和感ありあり。あと、シリーズこのあたりの作品で一番光ってる美保純の出番が少ないのも残念です。 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-02-01 00:36:33) (良:1票) |
8.今回はまったく寅さんの恋ではないですね。 二人の最後を見届けずに出ているのは寅さんの弱さですが、 なんとなくわかる気がします。 「おつり、渡してあげて」というさくらさんの機転には感心しましたが、 青い鳥の音が意外と低かったのはちょっとがっかり。 この時代に長渕を使って撮りたいという山田洋次監督の気持ちはわかりますが、 わざと安っぽく、時代が出るように撮ったとしたらそれは ジンマさんの芸術と同じでわかりにくかったのかもしれません。 |
7.《ネタバレ》 葛飾区役所のシーンで一点上乗せ。「男はつらいよ」における寅と源公の完成された形。脱帽。 |
6.今回は寅さんがコーチにもなってないし、マドンナもマドンナになってないような・・・。長渕はタダのチンピラにしか見えないし。満男がモテモテなのがなぜか気になる。上海軒は実在の店で確か今でも営業してるんじゃないかな?肩パットのジャケットとケミカルウォッシュのスリムジーンズが昭和の末期を象徴しているなあ。 <追記>14年ぶりに再見。寅さんが大空小百合に惚れるわけにもいかないし、若い2人が惚れ合うのも違和感あるし、そもそも寅さんは2人には絡んでいかないし、色々とチグハグが目立つ。実際にコレがキッカケで結婚してしまうというオチもあるわけだが、その後長渕はクスリで捕まったりと作品を汚すような事もしているし、作中で流れる「キャスティングミス」をしてしまったように思える。 |