268.初見。監督以外の知識なく。 オープニングのタイトルデザインと音楽に「これは当たりかも」の期待を上回る紛うことなき傑作で固唾を呑んで魅入りました。 鳥の剥製が出てきた時点で「母親というのは・・・・・」予感がありました。 ノーマンの精神分析を示したところに恐ろしさの奥深さを感じるものでアンソニー・パーキンスの微笑みに凍り付きます。 キャスト、スタッフ、彼等をまとめる監督に惜しみない拍手を送ります。 |
267.不安を煽る演出が効いていますね。あの存在感ありまくりのサングラスの警察官は何だったのか。 当時は衝撃的な作品だったのでしょうが、今見ると流石にオチが分かってしまうのが勿体無いです。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-21 15:40:01) |
266.ヒッチコックの代表作ようやく観た。 思った以上にサイコパス映画。 60年以上も前の映画とは思えない内容。 意外性やミステリー感もあって面白い。 今はサイコパスという言葉も広く認知されてるけど、 こんな時代からすでにサイコパス映画が撮られていたんだなぁ。 最も古いサイコパス映画って何だろう?と気になりました。 主役の扱い方が斬新。 【愛野弾丸】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-28 18:54:11) |
265.うーん、モノクロでありながら、 人の動きのリアルさと迫りくる恐怖はヒシヒシと感じる。堪能。流石、ヒッチコック。 |
264.前半と後半で主人公が変わってしまうのはいかがなものか。それだけに意外性はあるが、ちょっと話の座りが良くないと思う。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-14 19:58:18) |
263.《ネタバレ》 ワンスアポンアタイムインハリウッドで、とても魅力的にノスタルジックに描かれた、60年代のアメリカの光景が、この映画にはそのまんま収められている。何気なく道を走る車とか、衣装とか、街並、こういうのは今後一層価値を増すだろう。 映画の内容も、2020年にもなりゃ、目新しく感じるのはない(いやいや、これが一番新しいんじゃ)。ただ、ラストのラスト、車のドアップは、虫唾が走るほどグロかった。 |
262.《ネタバレ》 序盤主人公であったと思った女性が途中退場し、あたかも2部目が始まるといった展開が新鮮です。退場したあの女性、とてもきれいだなって思いました。良作ですが、最後にネタバレの医者の演説が少し説明説明していてくどい感がありました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-09 12:50:56) |
261.《ネタバレ》 第一に、やはり最大のウリはその「真相」の異常性であり、ソコは確実に世紀の優良アイデアで、ソレがもたらす特大の衝撃度とゆーのは半世紀を経た現在でも全く色褪せていない。その分、そのアイデアを生かすべく組み立てられたお話それ自体はワリとシンプルな様に見えるし、そもそも1960年の作品でありながらモノクロなのも含めて質感は確実にもう少し古い映画のモノでもあると言える(それこそ往年のヒッチコック的な)。その意味では、これも典型的な「古典的」名作という作品だなあ、と改めて観ても感じるのである。 ただ、何度観てもやはり実に面白い、そしてそれは一重に、色々な要素がどれも高度に考え抜かれて全体として完成度が極めて高い、というコトに尽きるとも感じる。序盤から連続する秀逸なサスペンス的演出には毎度惚れ惚れしますね。憂鬱な情事に始まり、不気味な警官だとか、マリオンとノーマンの食事シーンなんかも大好きです(ノーマンの垣間見せる狂気の奥ゆかしさが)。中盤はアーボガストが実にイイ味を出してます。彼がノーマンを問い詰めるシーンも好きですね(よく見るとここもカメラ構図とか照明とか実に凝っていて出来が抜群ですよね)。 そして終盤は…初めて観たときには人生で最大に度胆を抜かれましたね(とは言えワタシ、実はリメイクを先に観てしまったのですケドね)。ただその瞬間、母親の椅子をこちらに回したシーンの衝撃は今でも忘れられません。その後は確かにオーラスの「解説」はこれが無い方が望ましいのでしょうが、時代を考えればこれも仕方の無いことで、それがオミットされているからと言ってリメイク版をオススメするよーなコトも絶対にありませんし(私の様な犠牲者は他には必要ありませんから)。 BSで放送されても、アマプラに出て来てもつい観てしまいますね。少なくとも一生に一度は観るべき伝説のスリラー、でありましょう。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 9点(2019-11-20 21:35:53) |
260.《ネタバレ》 観た中でヒッチコックの最高傑作。映画史に残る作品と呼ぶにふさわしい。 魔が差して4万ドルを盗んでしまったマリオンに同僚たちが困惑する予想図を 彼女自身の心の裡から聞こえる音声で描写し、画はマリオンのアップだけを撮り続ける演出がある。 その予想図の中でマリオンを罵ってくる大金持ちのおっさんの、あまりのエロ親父っぷりに 勝手に想像していながらマリオンは思わず呆れ笑いの顔になっているのだ。もう、序盤から鷲掴みにされた。すばらしい。 ひとつ中盤に大事なことがある。4万ドルの、処分だ。 一旦部屋を出たノーマンが引き返したときに見つけた4万ドルを、新聞紙にくるまれていたためそれと気づかずに マリオンの死体を押し込んである車のトランクに放り入れて、そのまま沼に沈めてしまった件。 そうとは知らない妹ライラは、マリオンの失踪にその4万ドルが絡んでいると推理する。当然観客はその推理が見当違いであることを知っている。 なぜ最後まで観客にも伏せておかなかったのか。必然か、それは我々観客の頭から4万ドルを消すことになった。 4万ドルの行方を観客がいつまでも、頭の片隅にでも残していたら、きっと4万ドルはなんらかの役割を持って終盤のストーリーに組み込まれねば観客は納得できなくなる。 もしそれにミステリーの機能を持たせていたら、今のラストを越えることはできなかっただろうと思う。鑑賞後感。すこぶる大事。 【うまシネマ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2019-09-07 03:00:19) |
259.《ネタバレ》 子供の頃に観て以来の再鑑賞。 実はシャワーのシーンしか印象に残っておらず、ストーリーは正直全くと言っていいほど覚えてなかった。 じわじわと母親の秘密に迫っていく展開は今観ても充分面白いし、剥製について熱く語るシーンなんて観るものをぞっとさせる力があると思う。 やや大味な作りではあるけど、映画としてレジェンドな作品になっていることが納得できる。 ヒッチコックはやはり偉大な監督なんだよな。 |
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258.《ネタバレ》 ヒロインが途中で殺される。ただ、あまりに有名なシャワーシーンのため、見る前からしっていた。作品の魅力がガタ落ち。でも、マザコン犯人の件やラストシーンの衝撃のため、サスペンスな映画になっている。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-26 21:47:59) |
257.《ネタバレ》 シャワーシーンが有名だが、どのシーンを切り取ってもカメラワークが美しく惚れ惚れする。 キラー役の演技も妙にハマってるし、古い映画ということで原典って感じで地味な印象があるかもしれないが 今観ても最近のサイコホラーと比較して遜色のないクオリティだと思う。 【Nig】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-08-31 23:42:10) |
256.《ネタバレ》 リアルタイムに鑑賞した方が羨ましいかもしれません、生まれる前の作品なのでどうしようもないですけど。それなりにハリウッド作品を観ていると、目新しさはそんな感じないかもしれません、オマージュ、パロディで多数使用されているので、まだ観ていなかったら観ておくべきでしょうw 【ないとれいん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2018-03-01 17:13:38) |
255.《ネタバレ》 初見。初っ端からとんでもない緊張感でスタート。女性が主人公か思ったら、途中から大転換。そのたび、自分は感情移入対象が変わっていって演出の巧さを感じた。伏線の効かしもいいし。題名とかから、近年のこういう展開多いこともあって大ネタはだいたい途中で想像ついたけど、それでもすごい。当時は観客は衝撃だったんでは。傑作。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 10点(2017-10-24 14:06:50) |
254.《ネタバレ》 遠距離恋愛をする女性が、会社の現金を盗んで男の元に向かう途中に寄ったモーテルで殺される話。 正直、多重人格のサイコとか現代において全く目新しくないので 被害者女性→犯人→探偵→男、と目まぐるしく推移する視点人物に置き去りにされるが モノクロの画面でシンプルに恐怖感を煽る演出はさすがに見事である。 名作扱いされているが、エポックメイキング的な評価だろう。 脚本術の本とかでヒッチコックがよく神扱いされるけど 個人的にあまり楽しめない以上、神聖視するのは危険だな…と実感。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-07-27 02:12:42) |
253.《ネタバレ》 サイコホラーの教科書というべき映画なので、シャワーシーンが有名すぎてあまり衝撃ではない。リアルタイムでネタばれなしで見たかった。それでもモノクロの効果が絶大で、母親の正体の演出は神がかっていたかと。センセーショナルな作品は衝撃的である一方、即物的で下賤に映るが、大衆の心を動かしたもの勝ちなのでこうしたものが歴史に残るのは今も同じかもしれない。 |
252.《ネタバレ》 幽霊とか怪物とかが出てくるんじゃなくて、単純に心理描写と音楽がものすごく怖い。 やっと観る機会に恵まれたましたが、本当に名作だと思います。 ふだんはサスペンスを見てもあまりどきどきしない性質なんですが、観客を引き込んでいく独特の感覚と不安感をあおる効果音にやられました。 はじめに主人公の女性の逃走劇があり、それが最後まで続くかと思いきや、あっという間に殺されてしまって、そこからはもう訳が分かんらない。 話がどう進むのかまったく予想できない面白さを体験しました。まったく予備知識がなくて大正解でした、 個人的にユーモアがあって楽しい映画が好きなので点数は低めにしましたが、この映画が後世に与えた影響も考えると、ものすごい作品なんですね。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-07 17:46:20) |
251.《ネタバレ》 終始不安感を仰ぐ演出には感動すら覚えてしまう。 特に最初お金を盗み逃げている時の何とも言えないソワソワ感。 「お願いだ!お金を返してくれ!今ならまだやり直せる!」 なんだか私自身も主人公と一緒に逃走している気分になる。 そして後半の急展開。これは一種のブラックユーモア作品なのかもしれない。 オチはなんとなく途中で感づいてしまったが、これをオマージュしたストーリーを知らず知らずに鑑賞していたからに違いない。 そういう意味でもこの作品の影響力は計り知れない。 心理学にそれ程の理解がなかった時代にこの作品の展開はきっと衝撃的だったに違いない。 シャワーのシーンの鈍い音、決して派手なシーンではないが、実際にナイフで刺される痛みがこちら側まで伝わってくる。 成る程これが名作かと深く頷ける作品だ。 【鈴木】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-05-17 22:30:50) |
250.《ネタバレ》 音楽が実に不気味。このせいで相当緊張感が高まる。これは十数年前に一度みて、今回二度目なのだが話の筋書きは完全に忘れてしまっていたが最後の女性を襲おうとする場面だけははっきり覚えていた。あの恐ろしさ異常性は乱歩の「孤島の鬼」にも通じるように思う。…ただこの作品、前半と後半のつながりがおかしいような気がする。被害者女性が大金を盗んで逃亡してしまうこと自体が十分に事件性があることなのでここから話が膨らんでいくのかと思いきや、偶然立ち寄ったモテルでいきなり(ほんといきなり)殺されてしまうのだから。そこまでの「事件」がスパっと断ち切られてしまうという流れの悪さおかしさみたいなものを自分は感じた。 【空耳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-12-02 13:22:59) |
249.面白いことは面白いんですけど。少なくとも殺されるまでは緊張感あって面白い。その後が、なんか何のひねりもないし、イマイチパンチがないです。映像綺麗です。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-11-05 23:54:23) |