258.《ネタバレ》 冗長な人間ドラマは不要。だが、CGでは表現出来ない迫力あり。1人乗りの檻で自分だけ脱出しようとした輩が死んだのは芥川小説の蜘蛛の糸そのもの。古今東西、世の真理は変わらないな。 ※ホテルニュージャパンを思い出してしまったよ。オーナーの建設コスト削減と安全意識の低さから起きた火災の教訓が生かされなかったのは残念だったね。 |
257.《ネタバレ》 近年、日本でもタワマンとか言われるものが乱立しているが、それに対して本作は警鐘を鳴らしているかの様だ。 パニックものというより、救出劇を主に描いた内容だった。 とにかく飽きさせないように次から次へと様々なイベントが発生する映画だった。 それと、子供はともかくとしても、男より女を先に避難させる道理が分からない。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-14 22:31:36) |
256.《ネタバレ》 何十年ぶりかに見ましたが今見ても十分に見られます。ただやはり描写の不自然さや人間ドラマの取って付けた感には苦笑いでした。「映画だから仕方ない」とか「古いからしょうがない」とか色々言い訳がないと見ていられないシーンも少なくないです。特に前半の女性陣とのヌレヌレシーンなどは各人物の掘り下げにはつながっておらず、映画が無駄に長くなっている原因かなと感じました。 また、防火扉がセメントでふさがっていたり、屋上の防水タンクを爆破して消火しようとしたり、色々とご都合主義&無理な設定もチラホラ見られました。昔はあまり違和感を感じませんでしたが今見ると不自然に感じますね。ただ不自然な点を踏まえても、現実問題として2022年の現代までの47年間の間に火災にこだわった映画で本作を超えて代表作となった作品があるか?と聞かれると、やはり本作「タワーリング・インフェルノ」がダントツ一位に挙げられるでしょうから、そういった意味では金字塔として評価せざる得ないところもあります。 ダブル主演のオハラハン消防隊長(スティーヴ・マックィーン)とダグ・ロバーツ設計士(ポール・ニューマン)はやはりカッコ良くて、それぞれに活躍の場もすみ分けられていてバッティングしません。彼らの活躍が一番の見どころといっていいでしょうし、そういった意味ではやはり本作は娯楽作品なのかな、とは感じます。 パニックアクションもので本作と比較される作品として「ポセイドン・アドベンチャー」がありますが、個人的には船が逆さまになるというショッキングな出来事から、ダントツであちらの方が好きでした。本作もかなりヤバイ状況なのは理解していますが、何となく地味にこじんまりまとまってしまっている印象はあります。思い出補正しまくった再鑑賞ということで、少々甘めの点数です。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-08-23 18:15:58) |
255.《ネタバレ》 もう50年近く前の作品なのにそこまで古臭さは感じない。パソコンが古いとか携帯電話がないとかはもちろんあるんだけど、今観ても十分に手に汗握るパニック映画です。今後も観られ続ける作品だと思います。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-28 21:19:14) |
254.全編に渡って手は込んでいるし、金は掛かってるんだろうなぁーとは感じられたものの、都合よく消えなかったり消えたりして嘘くさい火やなぁーとか、こんな状況なら酸欠で倒れてるだろとか、色々とツッコんでしまって、あまり乗れなかった。滞在者を閉じ込めておくために、都合のよいトラブルが次々に起こる。火災の時刻を夜にしたのは、炎を際立たせるためというのは容易に想像がつくが、それが映像の魅力を失わせている。爽快感もなければ、真実味もない。ただ金は掛かってそうだなぁーといった感慨しか、得られなかった。 【ao】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-31 17:04:49) |
253.今更ながら、凄く見応えのあるパニック映画で、前置きが最小限に抑えられ、中弛みが一切無く、最後まで一気に楽しめます。 二大スター共演ですが、S.マックイーンの消防隊長の方が美味しい役柄、建築士役P.ニューマンも彼を支える役を好演。 その分かどうか、キャスト表示の順番はニューマンが右やや上になっているのも確認出来ました。 【とれびやん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-10-31 18:16:24) |
252.《ネタバレ》 -The Towering Inferno-“そびえ立つ地獄絵図” カメラが捉えた決定的瞬間とか、そういうので見たビル火災。ジョエルマビル火災の映像は子供の頃のトラウマだ。炎や煙から逃げる為に、助からないと解っているのに飛び降りる心理状態。将来住むなら一軒家だなって思ったね。 そんなジョエルマビル火災と同じ年に、この映画が公開されたことを後から知って、とても驚いた。当時の人はどんな思いでこの映画を見たんだろう?とか、興行的にマイナス要因じゃないか?とか。そもそも、ビル火災を娯楽として観るのってどうなんだ?ってなってしまいそうだけど、いやいや、そこは映画なんだからどんどん観よう。 OPの空撮が結構長い。サンフランシスコのビル群が街の巨大さを実感させる。その中でも当グラスタワーの高さが別格で、未来の建物って感じがする。それと当時日本ではまだ30階建てのビルが数本あった程度だそうだから、あの映像だけで、ほえぇ~~ってなっただろう。 当時のパニック映画の中で、ポセイドン・アドベンチャーと双璧と言える本作だけど、乗客自ら移動して活路を見出すポセイドンと比べ、こちらのゲストはジッとして動かない。主役が消防士(救助する)側だから、あまりゲストに勝手に動かれると困るというのもあるだろう。また本作では、活路を見いだそうと最初の場所(パーティ会場や寝室)から移動したら、ことごとく被害に遭うというのも、作品比較として興味深い。そしてポセイドンと違い、女性陣がほぼ役立たず。ゴンドラ乗ってから感傷に浸ってないで、もっとテキパキ・黙々と逃げろ。あとエレベーターでパワーズ隊員が宙吊りになった時、足掴むとかしてくれよって思った。そんな役立たずな女性陣の中で、一番頑張ってたリサには助かってほしかった。だけどあの“普段なら絶対乗りたくないゴンドラ”に、一部の男どもが助かりたいがために我先に群がり、理性を持って止めに入った人たちを蹴落とす地獄絵図は、凄惨の極み。 チーフ・オハラハンの感情を抑えた静かな言葉。冷静で重く、頼りがいがあって、メッチャカッコイイ。エレベーター救助の後、避難所で休んでる姿はボロボロ。それでも呼び出しがあればスッと立ち上がる姿が、またカッコイイんだ。上司にしたい度高し。 貯水タンク爆破のメチャクチャな提案。これ命令じゃないんだ。隊員の安全・避難経路が確保できないから、上司も提案は出来ても命令は出来ない。だからオハラハンは単身、自己責任で行かなきゃいけないし、パーティ会場で消火活動をするスコット隊員(ロボコップのオムニ社のジョンソン)も連れていけない(=命令になるから)。ここは消防士の労働基準をタテに民間人のロバーツを活躍させる、映画として上手い運び方だと思う。 高層ビルなのに椅子を投げて簡単に割れるガラスとか、壁に沿ったエレベーターにヘリからオハラハンを降下させるには屋上より上からじゃないと無理とか、あのヘリで3トン以上あるエレベーターを持ち上げられるのか?とか、色々思う所はあるけど、当時はあんな高層ビルが燃えること自体が想像の産物だったろうから、少々脳内でリアリティの補完が必要。 流石に時代を感じるようになってきたけど、未だに災害の恐怖と様々な教訓を与えてくれる本作。2回目の視聴になると、あのOPの実在するビル群に、いつかグラスタワーのような火災が起きるんじゃないかと思えるようになり、恐ろしく思えるようになった。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2021-10-31 15:43:39) |
251.《ネタバレ》 もうね、映画界の金字塔ですよ。アクション、パニック、人間ドラマ、それらを全部高い水準で兼ね備え、次々に押し寄せる困難に立ち向かう人間たちは、良くも悪くも儚く美しい人間賛歌。こういう作品を撮られると、後々の作品は大変だな、と気の毒にすらなりますが、この年のアカデミー賞はゴッドファーザーPART2でした。良い時代。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 10点(2021-07-05 19:33:01) (良:1票) |
250.初めて見たのは中学生の頃だろうか、 映画が好きになったきっかけになった作品のように思う。 同じ時期にポセイドンもあるが、 迫力はこちらの方があり、 CGなしに撮影したことを思うと本当に凄いと思う。 200人の死者で済んだと言う発言が 映画の世界ではなく 現実として起こることも想像させ 一層印象に残る作品となっている。 【プエルトガレラ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2020-10-10 19:31:47) (良:1票) |
249.《ネタバレ》 今日は200人だったが、将来は万を超える犠牲者が出る・・・恐ろしくも正しい予言であった。 思えば摩天楼なんてものに頼らず小屋にでも住んでおけば、火事があっても大抵は逃げられる。 それどころか、大地震があって崩れても打撲ぐらいで済むかもしれない。 火災・天災といっても人間が自分で引き寄せているとも言えるのでは、と感じた。 【チェブ大王】さん [地上波(吹替)] 5点(2020-07-18 17:20:08) |
|
248.《ネタバレ》 子供の頃観て感動し、その後も何度か観てる好きな映画です。最近再観賞しました。 何回も見てると内容的には突っ込みどころ満載なのですが、当時よくこれだけの映画を作ったものだと感心です。ストーリーは解っていても、名俳優たち(脇役も含めて)の演技でグイグイ映画に引きずり込まれます。最近は少ないのですが、昔の俳優さんたちは顔だけで迫力の演技が出来ましたね。 又ジョンウィリアムスの音楽が緊張感を高めてくれて、スターウォーズの前から一流の仕事をしてたんですね。 おそらくまだまだ見てしまう映画です。 【YAE】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2020-05-15 22:59:49) |
247.《ネタバレ》 ポセイドンアドベンチャーと並んで、21世紀の今だからこそ未体験の人には観てほしい作品です。40年前でも、CGを使わなくても、ここまで迫力あるものすごい映像が作れるんだと。作中では容赦なく人が死んでいきますが、「200人で済んだ」と総括したり、いろんな意味で豪快な作品です。最も緊張感があったのは、カップルがいつの間にか逃げ遅れて、次第に追い詰められる場面でした。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-01-29 15:03:47) |
246.《ネタバレ》 いきなりではなくジワリジワリと迫る炎の脅威とかより消防隊長がかっこよすぎた。一人スーパーマンが混じったような感じ。 正直ポセイドン・アドベンチャーと比べると緊迫感や人間ドラマでいくらか落ちる。昔の映画でも迫力はあったし豪華共演だったけど・・・ 粗末な予算削減でビルが炎上してしまったけど、そういうメッセージが建築者にちゃんと伝わってればいいけど 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-10-17 14:08:54) |
245.《ネタバレ》 9.11のツインタワービル崩壊を見ると手抜き工事がなくても現実はもっと脆かった。久々の鑑賞でしたが一段と古臭さを感じてしまう。建築構造や火災現場のリアリティ云々より娯楽大作的に描かれた人間模様によるものか。豪華キャスト陣の存在感アピールが感情移入にブレーキをかけてしまう。貯水槽の水だけで嘘のように火災が消えてしまう。確かに最後はドラマチックだった。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2017-03-11 17:22:20) |
244.スティーブ・マックィーンとポール・ニューマン、なんて豪華な組み合わせ。大作であることはよくわかるけど、パニック映画としてはいまいち緊迫感に欠ける。ちょっと残念。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-07 22:56:33) |
243.15年ぶりくらいでブルーレイで観ました。いや〜、はらはらドキドキ。マックィーンとポール・ニューマンもメチャ渋くて、改めて何も言うことありませんでした。文句無し10点とだけ言っておきましょう(笑) 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-05-05 12:46:18) |
242. この作品がきっかけで、映画の世界にのめりこみました。俳優・脚本等はもちろん、音楽・照明・美術・撮影にも興味を持つようになりました。今では金のかかっていない作品も好きですが、やはりこのくらい金をかけた贅沢な映画は面白いですね。 【海牛大夫】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-04-01 19:46:35) |
241.製作者アーウィンアレン絶頂期の作品。 しかしその後の彼の凋落はひどかった。 だからこの作品は彼の製作者としての最高傑作と思う。 2016年の目で見ればいろいろあらは見えてくるのだろうけど、当時中学生で映画館でワクワクして見た私としてはそんな見方は出来ようもない。 何度観ても面白い。 大スタースティーブマックィーンとポールニューマン競演、しかも双方がそれぞれ大活躍。 他の競演陣も豪華この上ないし、それぞれのストーリーが良い。 あのO.Jシンプソンが出演しているのも今となってはなんかあれな感じ(どんな感じって聞かれても説明できないけどあの事件を覚えている人なら分かってもらえるかな) 劇中に出てくる歌も良い。 パーティシーンその他演出など名探偵コナン映画が影響を受けているんじゃないか。 当時(70年代前半)はホラー映画やパニック映画全盛だったと記憶するが、このタワーリングインフェルノはその中でも突出したできの作品だと思う。 ブルーレイで何年ぶりかに見直したのだが、鮮明な画面で感動した。 【称えよ鉄兜】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 10点(2016-01-08 05:27:51) |
240.面白かったあ。ハラハラして力入ったし。尺の割りに長さも感じさせない緊張感もあった。古くささがかえってこの現代でみると臨場感を与えてるって感じ。ポールニューマンスティーブマックウィンのヒーローぶりは実にカッコいいし、脇の人間模様も典型的ではあるものの良かった。日本でもタワーマンションが普通の光景になっているんでなんかお手軽な感情移入しちゃったなあ。9点つけます。でもボクはポセイドンには8点という評価が矛盾逆転しているのに大いに自己反省してる。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2015-12-19 18:29:32) (良:1票) |
239.《ネタバレ》 火災現場では火よりも煙の方が怖いという事が常識となっている現代から見ればおかしな描写は有りましたが、撮られた年代と映画という事を鑑みれば煙に巻かれて倒れるよりも炎に包まれて焼け死ぬ方が映像的にも派手で良い演出だとは思います。 火災現場の陣頭指揮を取っているスティーブ・マックイーンが前線に出過ぎとか、孤立した135階には消防士が2人もいるのにポール・ニューマンが仕切っているとか、最後の貯水槽爆破の時にもまだ1人消防士がいるのにニューマン指名等は彼等が主演だから仕方が無いのでしょう。 その他にも何度も出てくるエレベーターの扉の動きが大道具然としすぎで重厚感がまるで無いのは本当に重たい物で作ってしまうと危険だからなのかとか、いちいち自分の中で自分に対してエクスキューズを入れなければいけないというのは見ていてストレスが溜まります。 また、話自体は良い設定なのですが映像が大人し過ぎる印象でした。 状況は把握しやすいのですが、それ以上のものは伝わってきませんでした。 主な原因は明るすぎる画のトーンと工夫のないカメラアングルだと思います。 カット割りや編集もメリハリがないので盛り上がりに欠けますし、パニック映画で映像に力がないのは致命的だと思います。 唯一迫力を感じたのは、消防車が夜の街中を飛ばして来て、無秩序にビルの前に停車するシークエンスでした。 しかし、ビル内のセットに戻るとまた元の木阿弥です。 大作というよりはディテールに対しての拘りと、映像に対しての迫力のない大雑把な作品に仕上がってしまい、パニック映画風のパニックテレビドラマといった印象でした。 そんな中で本来サイドストーリーであるアステアとJ・ジョーンズのシークエンスが良かったのは皮肉に感じてしまいます。 ダメなおじいちゃんに対する彼女の慈悲深い眼差しには心が和んだので、展望エレベーターから彼女が呆気無く転落した時には思わず「あっ」と、声が出てしまいましたが、この様な無慈悲な演出は嫌いでは有りません。 設定を竣工日にした事で住人やテナントの人達はほぼ居らず、落成式のパーティーを軸にスッキリとした話の展開にする事が出来ましたが、返って小さく纏まってしまい超高層ビル火災という本来スケールの大きな作品の筈なのにそれ程スケール感を感じる事が出来なかったのは、有名な作品でしたので期待を裏切られた様で残念でした。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-02 03:44:35) |