猿人ジョー・ヤングのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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猿人ジョー・ヤング

[エンジンジョーヤング]
MIGHTY JOE YOUNG
1949年上映時間:94分
平均点:8.80 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-01-12)
ドラマファンタジーモノクロ映画ファミリーパニックもの動物もの特撮もの
新規登録(2004-11-26)【カニ】さん
タイトル情報更新(2022-12-04)【イニシャルK】さん
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監督アーネスト・B・シュードサック
助監督ジョン・フォード(ノン・クレジット)
キャストテリー・ムーア(女優)ジル・ヤング
ベン・ジョンソン〔男優・1918年生〕(男優)グレッグ
ロバート・アームストロング〔男優〕(男優)マックス・オハラ
フランク・マクヒュー(男優)ウィンディ
ダグラス・フォーリー(男優)ジョーンズ
ネスター・パイバ(男優)ブラウン
ウィリアム・シャラート(男優)(ノン・クレジット)
リチャード・ファーンズワース(男優)(ノン・クレジット)
チャールズ・レイン〔男優・1905年生〕(男優)(ノン・クレジット)
キャリー・ロフティン(男優)(ノン・クレジット)
野々村潔(日本語吹き替え版【NHK】)
八奈見乗児(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
原作メリアン・C・クーパー(原案)
音楽ロイ・ウェッブ
撮影J・ロイ・ハント
製作メリアン・C・クーパー
ジョン・フォード
特撮ウィリス・H・オブライエン
レイ・ハリーハウゼン
美術ジェームズ・バセヴィ
録音ウォルター・エリオット
スタントキャリー・ロフティン(ノン・クレジット)
リチャード・ファーンズワース(ノン・クレジット)
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【クチコミ・感想】

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1
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5.《ネタバレ》 恥ずかしながら、今までこの映画は怪獣・モンスター映画だとばかり思っていました。てっきりメリアン・C・クーパーが二匹目のドジョウを狙ったキングコングの二番煎じだとね。ところが本作のジョー・ヤング君はただのでかいゴリラそのものでしかなく、もちろん猿人であるわけがありません。ちょっとがっかりしましたが、これがどうして、けっこう面白いんです。レイ・ハリーハウゼンのストップモーション・アニメはキングコング当時よりも格段の進歩を見せており、ジョーとライオンの格闘なんか見事なシーンとなっています。でかいと言ってもしょせんはゴリラなんで街中に出て行ったら警察や軍隊にあっという間に仕留められちゃいますが、そこはナイトクラブの店内という閉ざされた空間で暴れさせるというところは脚本の妙味です。このナイトクラブでの破壊シーンはストップモーション・アニメと実写の合成が見事に決まっていますし、セット自体も大掛かりで迫力満点です。人間ドラマも良く撮れていて、悪役かと思っていた興行主オハラがジョー脱出に大活躍するようになるところなぞ傑作で、製作のジョン・フォードが助監督まで務めている効果が出ている感じがします。 ちょっとジョー君の顔つきがゴリラらしくないところが難点ですが、ラストのアフリカからのムーヴィー・レターのくだりは、なんかほっこりさせられました。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-30 21:39:17)(良:1票)
4.《ネタバレ》  私は最初のリメイク版キングコング(1976年)を小学生のときに映画館で見ました。そのとき「少数の理解者の声は全く届かずに惨殺されてしまう」というコングの結末が悲しくて仕方ありませんでした。その後も、コングと似た作品をテレビで幾つか見ましたが、いずれも結末は同じようなものでした。
 こうして十数年後、たまたまレーザーディスク(懐かしいですね!)を試聴する機会があり、この作品を見てみました。それまでに蓄積した悲しみが全て洗い流されるような救われる思いで一杯になりました。たとえ作り話・理想論であっても、このような作品は必要だと思いました。
 ジャンルとしてはファミリー映画なのでしょうが、公開当時は「キングコングの再来」と宣伝され、怪獣映画を期待した観客の評判はよろしくなかったようです。しかし、おそらく、アメリカではテレビで放映されるようになって、子供たちから愛されたのではないでしょうか。「パパ、ママ、どうしてジョーは、撃ち殺されることになったの?。ライターの火でジョーを苛めていたオジサンがライオンに襲われたとき、ジョーはオジサンを助けていたよ。ジョーは優しいよ。悪いのはあのオジサン達じゃないの?」「「ジョー、早く逃げて!」「おまわりさん、撃たないで!」「頑張れ、ジョー!」といった当時のアメリカの子供達がテレビの前で熱中する姿が目に浮かびます。その積み重ねが、1998年のリメイク「マイティ・ジョー」につながったのではないか…と推察しています。

 なお、良心の塊のような当作品ですが、残念ながら、今となっては当時の社会世相による限界が垣間見える場面もあります。それは、成長したジョーが初めて登場するシーンにおける【現地で雇ったアフリカ人スタッフは、ジョーを見ておっかなビックリ逃げていく一方、カウボーイ達は捕獲しようと近づいていく】という場面です。こうした「白人は勇敢で、黒人・有色人種は臆病」といったステレオタイプの描写は、当時のアメリカ映画に散見していたようですが…社会心理学者から「差別意識を助長する」と言われるようになったようです。勿論、映画全体を否定する要素ではありませんが、リメイク版では、このような描写はなく「映画は時代を映す鏡」であると、つくづく思います。
 
 さて、採点ですが…もともとハリーハウゼン作品への興味から見たのですが、私にとっては、特撮作品の域を超えた位置づけの映画になりました。現在、家にあるのはビデオ収録版ですが、時々見返しては元気をもらっています。ウィリス・H・オブライエン氏やハリーハウゼン氏をはじめとする、当時、製作に携わった皆さんへの敬意を込めて10点を献上いたします。

 *平成30(2018)年12月24日(月) 追記: マイティ・ジョー(1998年)に投稿したのを機に、改行や、大勢には影響しない範囲で若干の文面を加えて修正しました。
せんべいさん [ビデオ(字幕)] 10点(2014-12-12 22:20:57)
3.《ネタバレ》 先の悲劇的な『キングコング』に比べて、人間性に対する信頼が強まっている感が強いのは、ジョン・フォードも製作に名を連ねている関係か。

飼い主であるヒロイン(テリー・ヤング)は勿論、その恋人となるベン・ジョンソン、興行主(ロバート・アームストロング)らも協力して、主人公のゴリラ:ジョーをアフリカへと帰すべく一致団結して手助けする姿が感動的だ。

テリー・ヤングの可憐さ、ロバート・アームストロングのユーモアも利いており、
ジョーの仕草の愛嬌と共に作品にヒューマ二スティックで爽やかな後味を与えている。

オブライエン&ハリーハウゼンの特撮と、人間や馬やライオンのライブアクションとの絶妙なシンクロが素晴らしいのは云うまでもなく、後半の逃走劇のアイデアとサスペンス、そして赤い着色フィルムによる孤児院の大火災のスペクタクルもまた圧巻だ。

ラストのフィルムレターも幸せ一杯、ほのぼのとした大団円になっている。
ユーカラさん [DVD(字幕)] 9点(2012-06-03 23:59:50)
2.ハリーハウゼンさんの初期作品と聞いてずっと観たいと思っていました。

お小遣いを貯めてよ~し!と決心しました。
こういう出会いはワクワクしますね♪

高ぶる気持ちでドキドキ。
期待を裏切らないステキな作品。
オープニングの少女の愛らしいこと。
ジョーの動きの見事さ。
表情の豊かさにうっとり。

ギクシャクした動きでも、ジョーの気持ちがこちらに伝わってきました。
心がじーんとしました。

幾度も観なおしたい私の宝物。
たんぽぽさん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-10 22:25:49)(良:2票)
1.98年にリメイクされた「マイティ・ジョー」のオリジナル。特撮技術は10年前の「キングコング」に比べるとかなり進歩しています。特に、実物のライオンとの格闘シーンは見所の一つ。個人的には、昔テレビで見て、オルゴールの曲を聴くと所々場面を思い浮かべるほど印象が残っていて、思い入れのある作品。と言う訳で、かなり点数は甘めです。
パセリセージさん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-30 23:40:55)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 8.80点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8240.00%
9240.00%
10120.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1949年 22回
視覚効果賞 受賞 

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