映画『月光仮面(1958)』の口コミ・レビュー

月光仮面(1958)

[ゲッコウカメン]
1958年上映時間:51分
平均点:5.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
アクションシリーズものモノクロ映画特撮ものTVの映画化
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タイトル情報更新(2020-12-28)【イニシャルK】さん
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監督小林恒夫
キャスト大村文武(男優)月光仮面
佐々木孝丸(男優)どくろ仮面/赤星博士
柳谷寛(男優)袋五郎八
宇佐美淳也(男優)中山博士
小宮光江(女優)ユリ
原泉(女優)バテレンお由
若水ヤエ子(女優)カボ子
永田靖(男優)田坂隆吉
山本麟一(男優)黒衣の男
原作川内康範
脚本川内康範
音楽小川寛興
作詞川内康範「月光仮面は誰でしょう」
作曲小川寛興「月光仮面は誰でしょう」
撮影星島一郎
配給東映
美術進藤誠吾
編集祖田富美夫
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💬口コミ一覧

3.ネタバレ TVシリーズ全130話のうち「どくろ仮面編」71話分の内容を、この「月光仮面」と「月光仮面 絶海の死斗」の二部構成で映画化したとのことである。
ヒーローというものに関する当時の感覚はわからないが、変身というより着替えただけのようなのはアメリカのスーパーマン(1938〜)のイメージか。特に超能力はないようだが神出鬼没で超人的な活躍を見せていて、かなり荒唐無稽だが痛快とはいえる。
この第一部では、序盤から悪人連中が正体を見せずに何気なく登場し、すでに劇中世界では敵勢力の浸透がかなり進んでいるとの印象を出している。うち空港と博士宅にいた悪人はわかりやすかったが、この第一部では正体を見せない敵の親玉が、序盤のうちから微妙な怪しさを出していたのは少し感心した(場面のつなぎ方、申し出の内容)。子ども番組の割に、説明しないで悟らせようとする場面が多い。
全体的にはわりと面白く見ていたが、ただし終盤で小学生女児が怖い目に遭わされる場面は大変よろしくない。きゃー助けてーというくらいならまだしも、本当に虐待されたかのようにギャーと泣くのでは悲惨すぎて聞いていられない。こんな場面をいつまでもやっていないで早くヒーローが助けに来いと思ったら、当の月光仮面はまだ外の土手道のようなところを走っていたりして遅い!!!と言いたくなる。結果的には少し遅れたことで次回につながる展開を作ったらしいが、これで印象が悪化したまま第一部が終わったのは残念だった。

その他個別事項:
・爆弾の名前は映像に「H・Oジョー発爆弾」と出るが、本来は「蒸発爆弾」だったのではないのか。空気がなくなるのは「ゴジラ」(1954)の酸素破壊剤に似た感じもあるが、名前からして「爆弾」なのはあからさまな危険物扱いで、ノーベル発明のダイナマイトを思わせる。
・助手の男女は主にコメディ要員だったらしい。「カボ子」は北関東〜南東北あたりの出身か。
・暗い窓に不気味な仮面が並んだ場面はなかなか怖かった。
・少年少女の楽団が珍しいが、児童にこんな労働をさせていいのか。
・爆弾の争奪戦では、取って逃げて取られて追う、という展開全体がラグビーのようで面白かった。
・広々とした郊外の風景が見えていたが、これで意外に東京都区部だったりするかも知れない。驀進する蒸気機関車はなかなか迫力があった。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 5点(2025-06-28 19:59:19)《新規》
2.どうせショボい作品なんだろうと思って観てみたらこれが結構楽しめました。ヒーローもののフォーマットが定まる前の作品なのでいろいろ新鮮です。お婆さんの悪役なんてそういえば最近の作品で見ることなんてあまりないですね、昔話では悪い年老いた魔女なんてよく出てくるもんですがその過渡期という意味で貴重かもしれません。テレビ版は見たことがないので月光仮面の正体が誰なのかよくわからないのもある意味お得だったかもしれません(笑)。月をバックに登場するシーンは素直にかっこいいですね。日本映画黄金時代の作品ですのでこんな子供向け作品でも機関車とのチェイスやらヘリコプター飛ばすやら結構大がかりな撮影もやっています。科学者が危険な兵器を生み出してしまったのでそれが悪人に利用され恐ろしいことに使われやしないかというお話はちょっと褒めすぎかもしれませんがテーマ的にはそれこそ初代ゴジラと変わらない。まあこういう連続活劇っていかに次回に引っ張るかがキモですのでまともにテーマが処理できるわけではないのですが、昭和の漫画や特撮が好きなら一見の価値ありかもです。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-03-14 23:32:17)
1.かたやターバンにピチピチ白タイツの月光仮面、かたやどくろマスクのスパイ軍団(やたら自分たちがスパイであると強調しております)。その果てしなき戦い。
いいオトナたちが、いったい何やってるんですかね。
などと言わないように。
いや、それにしても、わざわさ皆おなじどくろマスクを被って、これじゃあ誰が誰だかわからんようになるでしょうに。と思ってしまうのですが、だからこその、どくろ仮面。
しまいには首領格のヤツが口から炎を吹き出したりして、もう何でもアリ。
そんなコト言ってると、何だかオモシロそうな作品みたいですが、残念ながらイマイチ面白くない。なんか地味。敵味方入り乱れて鞄を奪い合う場面など、まるで小学校の運動会の競技を見てるようなホノボノとした光景。あるいは、趣味でやってるラグビー。
最後はこれまたメチャクチャ中途半端なところでプツリと途切れて第一部が終了、続きは次回のお楽しみ。
しかし意外に、続きが気にならないのが、残念なところ。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-04-25 23:13:19)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5266.67%
6133.33%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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