忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)

[チュウシングラハナノマキユキノマキ]
1962年上映時間:207分
平均点:6.00 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-11-03)
時代劇歴史もの
新規登録(2005-10-31)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2021-02-08)【イニシャルK】さん
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監督稲垣浩
演出久世竜(殺陣)
キャスト松本幸四郎(八代目)(男優)大石内蔵助
市川中車(八代目)(男優)吉良上野介
市川染五郎(六代目)(男優)矢頭右衛門七
中村吉右衛門(二代目)(男優)萱野三平(クレジット「中村萬之助」)
市川猿之助(三代目)(男優)大石主税
三橋達也(男優)堀部安兵衛
宝田明(男優)高田群兵衛
夏木陽介(男優)岡野金右衛門
佐藤允(男優)不破数右衛門
河津清三郎(男優)吉田忠左衛門
森繁久彌(男優)半兵衛
小林桂樹(男優)脇坂淡路守
加東大介(男優)寺坂吉衛門
三木のり平(男優)利兵衛
フランキー堺(男優)大工平五郎
南利明(男優)伝八
由利徹(男優)のん太
八波むと志(男優)植木屋徳三
益田喜頓(男優)松原多仲
団令子(女優)お軽
草笛光子(女優)戸田局
淡路恵子(女優)お時
中北千枝子(女優)お筆
東郷晴子(女優)お京
浜美枝(女優)赤穂の女
池内淳子(女優)お文
星由里子(女優)お艶
白川由美(女優)うめ
水野久美(女優)佐保
一の宮あつ子(女優)おとみ
久保明(男優)伊達左京亮
中丸忠雄(男優)小林平八郎
高島忠夫(男優)間十次郎
有島一郎(男優)多聞伝八郎
藤木悠(男優)竹林唯七
柳家金語楼(男優)畳屋 音吉
坂部尚子(女優)くう
佐原健二(男優)
岡部正(男優)
三田照子(女優)
勝本圭一郎(男優)
馬野都留子(女優)
藤山陽子(女優)みゆき
伊藤久哉(男優)大石瀬左衛門
中島そのみ(女優)お玉
平田昭彦(男優)岡島八十右衛門
中島春雄(男優)
津田光男(男優)畳屋政吉
船戸順(男優)貝塚三郎次
小泉博(男優)大高源吾
土屋嘉男(男優)潮田又之丞
児玉清(男優)
北川町子(女優)おきよ
石田茂樹(男優)利七
堺左千夫(男優)貴島主水
横山運平(男優)平五郎の叔父
清川荘司(男優)藤井又左衛門
大川平八郎(男優)間瀬久太夫
三島耕(男優)早水藤左衛門
千葉一郎(男優)柳原大納言
太刀川寛(男優)上杉綱憲
藤田進(男優)梶川与惣兵衛
小杉義男(男優)堀部弥兵衛
清水元(男優)荒賀源助
山本廉(男優)神崎与五郎
田崎潤(男優)村上鬼剣
江原達怡(男優)浅野大学
香川良介(男優)原惣左衛門
山茶花究(男優)柳沢出羽守
天本英世(男優)高野中納言
戸上城太郎(男優)清水一角
新珠三千代(女優)浮雲太夫
沢村貞子(女優)富子
司葉子(女優)揺泉院
藤原釜足(男優)楠屋久兵衛
志村喬(男優)千坂兵部
池部良(男優)土屋主税
三船敏郎(男優)俵星玄蕃
加山雄三(男優)浅野内匠頭
上原謙(男優)清閑寺中納言
原節子(女優)りく
脚本八住利雄
音楽伊福部昭
撮影山田一夫
製作稲垣浩
藤本真澄
田中友幸
配給東宝
美術植田寛
伊藤熹朔(美術監督)
編集岩下広一
録音西川善男
下永尚(整音)
斉藤禎一(録音助手)
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1
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6.いやあー、長かったです。2日に分けて見ました。東宝時代劇ってあまりイメージにわかない。東宝って言うとどちらかと言えば現代劇の方がイメージ的に有ります。そんな中で見た今作、出演者の顔触れだけ見れば期待するなというのが無理です。今の映画では不可能なメンバー、顔触れだけ見ると森繁久彌、小林桂樹、加藤大介、三木のり平、フランキー堺って、社長シリーズか?またまた私の大好きな川島雄三監督の顔がちらついてきます。女優陣に眼を向けてみると、浜美枝、団令子、星由里子、淡路恵子、やっぱり社長シリーズ、川島雄三映画だよとなるわけです。他にも三橋達也に山茶花究と顔触れだけ見れば川島雄三作品にしか思えません。他の顔触れも挙げたらキリがないぐらい豪華です。岡本喜八?黒澤明?おっと、加山雄三の時代劇って赤ひげぐらいしか思い付かないぐらい時代劇には不向きな気がする。監督はあの大傑作、無法松の一生の稲垣浩だけに、期待したほどの出来にはない。とにかく俳優人があまりにも多すぎて、豪華すぎて、上手く演出できてない気がする。つまらなくはない。俳優人の顔触れ見てるだけで楽しめはするがテンポがイマイチの為、ただでさえ長い時間が更に長く感じてしまいました。駄作だとは思わないし、それなりに楽しめはしたから6点付けるとして、これやっぱりこの出演者の顔触れなら川島雄三監督で見たいです。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2021-02-15 18:35:30)(良:2票)
5.八代目松本幸四郎が松竹から東宝に移って、また忠臣蔵映画の主演をやっている訳ですが。会社が変われば映画も変わる。ような、大差ないような。
まあ、どっちかっていうと淡泊な印象です。歌舞伎役者をズラリと並べて歌舞伎調の部分を少し感じさせつつも、基本はあまり時代がかっていない現代的な感じは東宝風(?)。そういや先日、同日同時刻に、大映版とこの東宝版をBS朝日とBS-TBSが放送してて、ザッピングで楽しめる状態になっておりましたが、さて日本国民の何人に一人がそれを楽しんだことやら。というのはさておくとしても、まず一見してこの東宝版、画面が明るいですね。色彩も毒々しくならない程度に豊か。いかにもスタジオ撮影で、見通しがいい。屋外シーンも背景はCG、というワケにはいかないので書き割りが多用されていて(手がかかる割には安っぽくなりがちですが・・・)。
浅野内匠頭が加山雄三、ってのも何だか現代風。上野介の理不尽なイジメを耐えに耐えた挙句、というよりは単に青年らしい無鉄砲さが爆発したような刃傷事件、切腹の場面も上野介の夢の中でサラリと描かれるだけなので、ドロドロした印象はありません。それよりは何しろオールスターキャスト、いろんな役者にいろんな役を回していかないといけないので、ドロドロしているヒマなどありません。お城の明け渡しまでに結構、時間使っちゃったし(花の巻)、後半にエピソードを詰め込んでいかなくちゃいけない。
というワケで、フランキー堺はそんな役でそんなに目立ってていいのだろうか、とか、池部良もチョイ役なのに貫録出しまくってるよなあ、とか、やっぱり三船敏郎はオイシイところ持っていくよなあ、とか、数々のエピソードを贅沢なキャスティングで楽しませてくれるんですけど、その分、浪士の存在がイマイチ目立たなくなっちゃってる、ってのはありますね。みんな押し並べてマジメそうな顔を並べて、あまり個性が出ていない。で、唯一の例外として、このマジメ顔の中に佐藤允が混じってるもんだから、一人だけ目立ってしょうがないんですけどね。
討ち入りシーンも、もう一つ派手さはありませんが、ゴジラテーマ(ただし音型が反行)が流れたら、そりゃ盛り上がらざるを得ない。それでも上野介がなかなか見つからないとなったときには、徒労感のような、あきらめムードみたいな感じが漂ったりして、スペクタクルよりもドラマに力点が置かれているようです。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-01-13 14:58:42)(良:1票)
4.《ネタバレ》  正統派の「忠臣蔵」映画としては、これまで観てきた中でも五指に入る出来栄えではないかと思われます。
(ちなみに、正統派ではない変化球で真っ先に思い付くのは1990年のドラマ版です)
 とにかく、余計な事をしていないというか、必要なエッセンスだけを抽出した感じがして、観ていて安心させられるものがありましたね。
 基本的には1954年版の同名映画のリメイクと言って良い内容なのですが、あちらが当時としては斬新な演出や解釈を色々と盛り込んでいるのに対し、こちらは旧来通りというか、真っ当な娯楽映画に仕上げてみせたという印象です。
 岡野金右衛門が大工の娘と恋仲になる件の尺が長いのと、三船敏郎演じる俵星玄蕃の存在感が強過ぎて浮いているように感じる辺りは難点でしたが、きちんと作中のクライマックスを「討ち入り」に定めている為、全体のバランスとしては整っているように思えました。

 特に感心させられたのが、吉良上野介の描き方。
 冒頭にて「前々から浅野には怨みがあった事」「上司から浅野への復讐を促されていた事」などが語られている為、何故わざわざ意地悪をしたのかと、観客に疑問を抱かせない形になっているのですよね。
 そういった情報を前もって提示する事で吉良側の動機を補強しつつ、浅野に対する場面では存分に「嫌味、吝嗇、欲深な爺様」っぷりを披露して(こりゃあ浅野が怒るのも分かるわ……)と思わせてくれるのだから見事。
 作り手としては、恐らくそんな意図は無く、吉良の悪役っぷりを際立たせる為の台詞だったと思われますが「臆病と言われれば、それはいっそ儂には自慢になる」と言い放つ姿なんかも、妙に人間臭くて、自分としては好感を抱きました。

 加山雄三が内匠頭を演じるというのは驚きでしたが、生真面目で、気が強くて、病的なくらいにプライドが高いという、難儀な人物を見事に演じており(こういう役も出来るんだなぁ)と感心させられましたね。
 刃傷を起こした後、乱心したという事にすれば罪も軽くなるのに、それを潔しとしなかった堅物っぷりにも、説得力があったと思います。
 内匠頭を描く上でネックとなるのは「自分の行いによって家臣達が路頭に迷うとは思わなかったのか? 本当に名君なのか?」という点なのですが、本作においては「賄賂が横行する現在の政治は間違っている」という正義感が動機の一つとなっている為、一応浅野側の言い分も理解出来ます。
 松の廊下の件でも「先に手を出したのは吉良」という形になっており、浅野側が正しいという作中の価値観に対し、反感を抱かずに済むようになっていますね。

 討ち入りの場面に関しても、二十分ほど掛けて丁寧に描いており、充分に納得のいく出来栄え。
 雪を踏む足音に合わせるように流れる伊福部音楽は、最初こそ「ゴジラかよ!」とツッコませてくれますが、慣れれば「忠臣蔵らしい、重厚な迫力がある」と思えました。
 暗い屋敷内に、侵入者側が蝋燭を配置していく流れなんかも面白くて、堂々とした合戦ではなく「夜陰に乗じて寡兵で攻め込んだ奇襲戦」である事を実感させてくれます。

 また、吉良を殺害する場面を直接描かない事、事件後の切腹の様子をナレーションだけで済ませた事も、効果的でしたね。
 それによってネガティブな印象が薄れ、本作は「主君の仇討ちを果たした赤穂浪士が、誇らしげに町を歩く姿」という、鮮やかな印象のまま完結を迎える形となっており、若干の苦みを含みつつも、後味は爽やか。

 自分が忠臣蔵モノで何か一つ薦めるとしたら、上述の1990年のドラマ版なのですが、そういった変化球作品を楽しむ為には、やはり本作のような真っ当な魅力の「忠臣蔵」も味わっておくのが望ましいのでしょうね。
 久々に、王道の魅力を堪能させてもらえた一品でした。
ゆきさん [DVD(邦画)] 7点(2016-12-05 18:23:50)
3.忠臣蔵ものを見たのは同じ東宝の「四十七人の刺客」(市川崑監督)以来10年ぶり2度目だったけど、創立30周年記念と銘打って作られ、キャストも本当に豪華なオールスターという感じのこっちのほうが断然楽しめた。でも、東宝といえば時代劇よりも現代劇というイメージの強いところなので、時代劇で見ると違和感のある俳優もチラホラ。とくに浅野役の加山雄三は出てきた瞬間からあまりの似合わなさに思わず「うわあ。」と声をあげてしまった。あとは吉良屋敷に赤穂浪士たちが討ち入りするシーンでもろにゴジラみたいな音楽(音楽担当は伊福部昭。)がかかっていたのはちょっとおかしかった。それにしても原節子の最後の作品がコレというのはなんか勿体無い気がする。全体的にみればまあ5点が妥当と思えるけど、個人的に思い入れのある東宝のオールスターものということで6点にしておこう。大映や東映の忠臣蔵も見てみたいなあ。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-10 13:41:19)(良:2票)
2.東映の「忠臣蔵」三部作の方が断然面白いです。キャストの豪華さという点では甲乙つけがたいけど会社のカラーの関係か、自分には東映時代劇の「お祭り的派手なにぎにぎしさ」もほうが楽しくて好みです。加山雄三の浅野内匠頭がまずミスキャスト。吉良にいじめ抜かれても可哀想だなあって感じにあまり見えません。家臣よりも美人の奥方(司葉子)のほうにこの世の未練がありそうだったし。大川橋蔵や中村錦之介のほうが観客の被虐趣味(?)に訴えてより適役だったと思います。三橋達也の堀部安兵衛も地味。三船敏郎出演の意義がイマイチよくわからなかったので役を交換しても良かったのかも。沢村貞子の吉良夫人は出て来ると場面を総てさらって巧かったです。つい東映作品のの比較になってしまいましたが、「忠臣蔵もの」ジャンルは好きなので大映作品も今度観たいと思ってます。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 5点(2006-02-13 12:40:21)(良:1票)
1.市川中車の吉良上野介がいい! めちゃめちゃ憎たらしいです。でも、まあ…それくらい(笑)。僕としては、小さい頃に東宝特撮映画でよく見たメンツが大挙登場するので、そういう意味では楽しかったけど……。武士の忠義を丹念に描いてはいるけれど、ダルいっちゃあダルいのです
ようすけさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-15 20:06:12)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5233.33%
6233.33%
7233.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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