145.クリント・イーストウッドが好きで、脱獄ものも好きなので当然及第点かな。ここの刑務所は点呼が多く厳しいが、囚人がみな協力的で優しい。ストーリー的には後半の脱獄準備がスムーズに行き過ぎで早送り感がある。あの3人は無事脱獄できたのだろうか?また、逃げ遅れた1人はどうなってしまったのだろうか?多分、地獄が待ってるのかな。。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-01-02 01:52:39) ★《新規》★ |
144.《ネタバレ》 しっかりドキドキする良質のサスペンスでしたが…。 鑑賞後に「ショーシャンク」のような達成感や爽快感が残る作品では無かったです。アルカトラズの非人道的管理体制を描くことがテーマのようで、鑑賞中は脱獄の成功に期待します。でも、さほど熱心に主人公たちを応援していない自分がいました。彼らの入獄理由は語られず、犯罪者としての背景が意図的に省かれていることに欺瞞を覚えたのだと思います。その辺りもしっかり描いたうえで脱獄させれば、さらに複雑な見応えが残ったと思います。 服役者の人権擁護的視点に立つなら、記録映画としての価値は十分に担保していますね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-28 02:03:25) (良:1票) |
143.2017.05/09 BS鑑賞。評判の作品と思っていたが期待外れ。イーストウッドの冷静沈着凄腕で魅力満点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-16 23:21:53) |
142.《ネタバレ》 演出面で衝突し、ドン・シーゲルが途中降板してしまった、イーストウッドとの最後の作品。偽装のための頭部が見付かりそうになるや実はモリス本人とすげ変わっていたり、所長に殺されたも同然の仲間のために菊の花を残したりと、終盤はいかにもイーストウッドらしい演出がてんこ盛り。入所して所長室に呼び出されるや早々に爪切の奪取に成功したりと、モリスの抜け目なさに感服する事しばしば。実話モノなので成功するのは分かってはいるものの、失敗するのではないかorしかしこの男ならやり遂げるのではないかという鬩ぎ合いが絶妙。脱獄モノの教科書のような映画。自分は決して映画を作る訳ではないが、演出とは何たるやと勉強になる。成功のカタルシスを盛り上げるには、失敗のリスクを極限まで背負わせなければならない。あーこりゃ成功するわーと思わせちゃダメなんだよね。いやぁやはりイーストウッドはカッコいい。アウトローが似合う。吹替はもちろん山田康雄、さらに納谷悟朗と小林清志を共演させるなどなかなかにして心憎い。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-02-24 01:02:21) (良:1票) |
141.ひたすら難攻不落のアルカトラズ脱獄へ突き進む。 刑務所内の派閥が薄く良い仲間ばかり。そういった点ではドラマ性に欠けるけども年代を考えれば及第点。 その後3人がどうなったかがとっても気になりますけどね。そこがミステリアスで逆によかった。 |
140.《ネタバレ》 「脱獄映画に駄作なし」です。 爆破シーンとか全くないけど、リアルに描かれているから緊迫感がある。 ほとんど悪い囚人がいない中で、唯一悪人に見えたのが所長だったのが可笑しい。 最後に脱獄できなかった一人が印象的だった。 実話に基づいているっていうけど、本当に脱獄した三人は捕まらなかったのか、興味が沸く。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-07-02 17:40:30) |
139.《ネタバレ》 これは何度も観た大好きな映画です。脱獄ものの中では一番好きです。主人公モリスの背景は描かれていないので「なぜ脱獄しなければいけないのか」が分からず、脱獄成功後のカタルシスもありません。それなのになぜこんなに面白く、何度も観てしまうのでしょうか。一つは脱獄までの過程が非常に分かりやすく納得いく方法だからだと思います(分かりやすい=看守も気づけよとも思いましたが)。二つ目はいろんな周りの友情の描き方が静かで深いというところだと思います。音楽もなく、盛り上がるシーンもなく、映画全体が非常に淡々と進んでいきます。でもこれが男心をくすぐられます。また、これは吹き替えで観たのですが、なんと「ルパン三世」の声優が3人も出ているので(しかも役柄までほぼ同じ)、まるでルパンを観ているような感覚に陥ります。それも含めて「憎い演出」の最高峰の作品だと思います。 【金田一耕助】さん [地上波(字幕)] 10点(2016-05-02 15:35:31) |
138.《ネタバレ》 古い作品なんだけど緊張感がずっと続いている。クリントイーストウッドの演技は素晴らしい。過剰な演出が控えめでかえって緊張感を出したという感じかな。成功したかどうか?のカタルシスの場面さえ抑えられている。これでかえってドキュメンタリーぽさがでている。とにかく脱獄モノジャンルは面白いよね。脱獄したいという動機もちゃんとふってあるし。気になったのはバッツ。一番成功させてあげたかったのに。このあたりがせつなさの表現なのかな。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-11-20 12:17:06) |
137.先入観なのか囚人が善人に見えてしまい実話らしくなかったですが、後半の脱獄クライマックスシーンは緊張感十分でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-05-26 21:43:32) |
136.《ネタバレ》 中盤から始まる脱獄へ向けた準備も良い。でも、退屈に感じられた人が多いらしい前半の人物紹介パートもなかなか楽しめました。キャラが立ってて面白い。アルカトラズや所長に対する憎悪を少しずつ観客に植えつけるよう演出されており、見事でした。脱獄準備中はご都合的展開も少なくないので、ちょっと残念ですね。見事に脱獄して、所長に不屈の花を見せて、ああスッキリ!という映画ではないというのも良いのです。バッツはなぜ参加が遅れ、置いて行かれてしまったのか?どのような気持ちで夜を過ごし、早朝泣きながら直立していたのか?何処かへ消えてしまったモリスたち、工作がバレ、懲罰を受けることになるのであろうバッツ。モリス以外の主要登場人物は全員アルカトラズで散ったのでしょうかね。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-08 23:47:04) |
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135.《ネタバレ》 淡々とプロセスが描かれるところが男らしい感じがします。 とてもタイトな作風であり、そこが非常に魅力的です。 重要なシーンで言葉は多くなく、音楽も控えめだったと思います。 また画面はとても暗いのですが、状況が分かりづらくなることはないです。 淡々としている割にテンポがいいです。 社会派的なメッセージ性が感じられます。 エンドロール画面の"顔"が印象深かったです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-14 23:42:21) |
134.《ネタバレ》 脱獄ジャンルものは、どれだけ刑務所生活が悲惨かを観客に納得させ脱獄する囚人にいかに感情移入させるかが映画の出来を大きく左右するものです。その観点からは、もう一生シャバに戻れない終身犯は別としてもアメリカの刑務所生活は途上国なんかと比べると恵まれているように見えちゃうのが難点。そういう点ではこの映画のイーストウッドにも、飄々とし過ぎていて脱獄するぞという執念が感じられなかったのはちょっと残念です。その代わりに換気口に穴を穿つための努力を淡々と見せてくれる丁寧な描写はイイですね。看守を見張るために鏡を使うところなぞ『穴』でも使われた手口で、こういうところは万国共通なのかもしれません。ハラハラさせるところはちゃんとツボを抑えていて、ここら辺の手腕は老いたりと言えどもさすがドン・シーゲルです。音楽も最小限におさえたドキュメント・タッチの撮り方も渋いです。 アルカトラズ島の遠景が、日本の軍艦島みたいだったのが印象的でした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-17 22:17:24) |
133.《ネタバレ》 実話を元にした長所と短所が同居しているように感じた。 ドキュメンタリーのようにリアルで実際の逃走劇を想起させる反面、物語としては淡々として盛り上がりに欠ける面も。 余計な演出を極力排した硬派な作りは玄人好みで評価の分かれるところだろうが、自分にとっては地味であっさりしすぎて物足りなかった。 脱獄ものとしては方向性が逆の『大脱走』や『ショーシャンクの空に』『パピヨン』にエンターテイメント性やカタルシスの面で惹かれるし、同じような静かでリアルな緊張感なら『穴』のほうがインパクトがある。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-17 20:09:37) (良:2票) |
132.《ネタバレ》 前半、なんて退屈な映画なんだろうと見ていたのですが、中盤から俄然緊迫感が出てくるのですね。実際の脱走計画を実行に移し始めてからの日々は、高い知能指数を誇るモリスがあの手この手で看守たちの目をあざむくものだから、最早痛快にさえ感じてしまいます。これはもう教育上良くない。「刑務所は脱走するためにある。」みたいな。でも閉じ込められたら脱走したくなっちゃうのは本能なのかもしれませんね。 ちなみに一人残ったバッツ、ベッドの中で涙しながら、逡巡していたのでしょうか。で、結局逃げることに決めたようですが、時すでに遅し。最後のチャンスを失う瞬間を見てしまうのはなんともつらいです。それにバッツには余命僅かの母親や優しい奥さんがいるわけですから、これはほんとつらかった。 緊張がピークに達したのは、「モリスを別の場所に移せ。」「では水曜日に」「遅いな。火曜の朝だ。」の所長たちの会話シーン。え?火曜の夜に脱出じゃ間に合わないじゃん!思わず、「いつ脱出するの?」「今でしょ。」ってフレーズが頭に浮かんじゃいましたが、ここはウルフのファインプレーでモリス達は脱出の予定を早めたのでした。でも本当に焦りました。 この素晴らしい映画、前半が長すぎなければ最高だと思います。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-11-26 02:23:22) (良:2票) |
131.脱獄モノのジャンルでいえばやはり後年になってより洗練された“ショーシャンク”の方がドラマの広がりや深みでずっと優れているとは思うけど、こちらも先駆者として侮れない出来。ごついイーストウッドがちまちまと進める脱獄計画の緻密なこと、大胆なこと。精神破綻をきたした画家だとかねずみをペットにしている調達屋とか黒人の頭役とか、脇もバラエティに富んでいる。もう少しイーストウッドと絡んでほしかったけど。人形、ふつう気づくよな・・。いやきっと本物の牢獄はもっと暗いんだよきっとそうだ と自分に言い聞かせていた鑑賞後。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-08 00:13:14) |
130.《ネタバレ》 フレッド・ウォードわりと好きなので出ているのが見られて嬉しかったです。ダニー・グローバーどこで出てたんだろう? もう一度見てみよう。楽しめて観てたんですが、締めくくりにガックリでした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-15 21:40:54) |
129.《ネタバレ》 他のレビュワーの方も言ってますが確かに所々ショーシャンクに似てますね、もちろんこちらの方が遥かに古いわけですが。イーストウッドの渋さと緊張感ある演出が良かったです。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-31 16:15:23) |
128.《ネタバレ》 一定の緊張感で最後までハラハラドキドキしながら観れる映画で、初めて観た幼少の頃から今観ても印象は変わらない。 生き延びたのか?溺死したのか? 生存が曖昧な終わり方も良い。 脱獄犯に、こんな思いを抱くのも変だが・・・ 生き延びていて欲しいと願ってしまう思いの方が強い映画でした。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-05 15:48:09) |
127.《ネタバレ》 言わずと知れた脱獄映画の決定版。とは言ってもこれ、妙な作品でもあって、基本的に監獄の「外の世界」ってのが無いんですよね。ひたすら「中の世界」で脱獄に取り組む姿が、少ないセリフでもって描かれる。「外の世界」ってのが無いから、主人公はどこからともなく現れ、どこへともなく消え去ってしまって、終わり。脱獄の目的は、脱獄そのものにあり。ほとんど無目的とも言える冷えた情熱が、静かに着々と描かれていく。その姿に、そして時に残酷なまでの冷徹な視線に、シビれちゃうんですけれども。ただ、もう少し感情を交えて描いてもよろしかったのでは、という気もしないでもないですが(「静寂」の持つ不気味さの描写、とか)。あと、爪切り盗んだりスプーン盗んだり、ギリギリの綱渡りのような脱獄手段についての綿密な描写がある一方で、後半は何でもかんでも簡単に手に入れちゃう大味な描写になってしまうのも、ちょっと残念。というか、実際に命がけで脱獄算段を練る脱獄者と、その脱獄手段を空想してみる映画製作者との、想像力の差なのかも知れませんが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-18 20:57:06) (良:1票) |
126.良作。エイリアンの2より1が好きな自分は、ショーシャンクよりこっちの方が好き。派手さやこれと言ったオチはないが、静寂の中の緊張感にグイグイ引き込まれる。しかもダレない。色んな映画の元ネタを見れた気がした。またキャラクターも分かり易くていい。 |