7.《ネタバレ》 軽いラブコメではありますが、日米の文化の違いに目を向けると意外と勉強になる一本。アメリカは少子化と無縁で、日本では「少子化」が起きた理由のひとつがこの「パラサイト・シングル問題」への問題意識なんですよ。
アメリカでは18歳過ぎた息子・娘が実家に居続け、自立しないことが問題とされるのに対して、日本では社会人になろうが40歳になろうが実家暮らしを親子双方が安易に歓迎してしまう。
こどもが「自立する」目安も立たず、親の子育て期間は最長「親が死ぬまで」となる。
子どもを持つ費用負担も日米では比較にならないのです(しかも爺さんばあさんは「遺される子ども(ええ年)」に家建物を残してあげないといけない!)。
サラ・ジェシカのような「自立屋」が映画の題材となるアメリカと、親同士がお見合いして子どもたちをお見合いさせるサークルなんて不気味なものがリアルに成立する日本・・。
どっちが病んでるか・・と考えると面白いと思います。