天然コケッコーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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天然コケッコー

[テンネンコケッコー]
2007年上映時間:121分
平均点:6.54 / 10(Review 87人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-07-28)
ドラマラブストーリー青春もの漫画の映画化
新規登録(2007-07-04)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2023-12-26)【にじばぶ】さん
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監督山下敦弘
キャスト夏帆(女優)右田そよ
岡田将生(男優)大沢広海
夏川結衣(女優)お母ちゃん(右田以東子)
佐藤浩市(男優)お父ちゃん(右田一将)
柳英里紗(女優)田浦伊吹
藤村聖子(女優)山辺篤子
森下翔梧(男優)右田浩太郎
本間るい(女優)田浦カツ代
宮澤砂耶(女優)田浦早知子
廣末哲万(男優)シゲちゃん
斉藤暁(男優)篤子の父
黒田大輔(男優)松田先生
大内まり(女優)美都子(大沢君のお母ちゃん)
原作くらもちふさこ「天然コケッコー」(集英社刊)
脚本渡辺あや
主題歌くるり「言葉はさんかく こころは四角」
撮影近藤龍人
製作アスミック・エース
集英社
関西テレビ
企画鳥嶋和彦(企画監修)
配給アスミック・エース
編集宮島竜治
録音小川武
あらすじ
小・中学校合わせてせて6人しかいない田舎の分校に東京からイケメンの転校生・大沢広海がやってくる。 初めて同級生ができた中学2年の右田そよは、大沢にトキメキやがて初恋が芽生えるまでの1年9ヶ月を描いた青春ドラマ。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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87.《ネタバレ》 全校で小中学生が七人だけという過疎地の学校生活が、観ていてとても癒されます。小学校と中学校はいちおう教室が別ですけど、給食の時間になると小学生は机と椅子を持って中学教室に移動してきて、先生を含めてみんなでお昼ごはんとはなんか自分が思う理想の学校生活なんですね。こんなド僻地の学校にまでセンターから給食が毎日配達されるって、考えてみれば日本ってすごい国なのかもしれません。また中学生を教える唯一の男性教師がほんわかしていていいんだな、こういう先生に出会いたかったものです。そんな世界に舞い降りた鶴(?)のような美少女そよ、これが初主演である夏帆の透明感あふれる存在は新人賞を総舐めしたのが納得です。一人称が“わし”というのもなんか胸キュンです。「行って来ます」が「行って帰ります」になる石見弁も初めて聞いたので面白かった、なんか全体的に九州の方言と似ている気もします。そよがさっちゃんの家にお見舞いに行くシークエンス、「ごめんね」と謝るそよにさっちゃんが抱きついてくるシーンは、もう泣きますよ。原作漫画は大人びたタッチで描かれているんですけど本作は終始ほんわかムード、完全に山下敦弘ワールドに染め上がっていました。こういう自然が豊かな田舎で育つというのは子供にとっては最高の環境かもしれませんが、ミニマムな人間関係ですので大人にはけっこうキツいんじゃないでしょうか。そこら辺も、さりげなくですが見せてくれる脚本だったなと思います。 そよが通う学校は木村中、受験する高校が森高校でその近隣にあるのが草薙高、「ひょっとして」と調べたら原作設定では“S県香取郡木村稲垣”がそよの家がある村落で、隣町は“中居町”、なんと原作者くらもちふさこはSMAPオタでした(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-08-21 22:41:25)
86.《ネタバレ》 横恋慕してくる男、父親の浮気、カレとの別離の可能性などなど深刻な話題となりうる局面で、ヒロインは積極的には動かない、受動的である(が、従属的ではない)。とにかくボーっとして、まずはながめている(観客もボーっとながめている)。中心人物が受動的なので、周囲世界のほうが重量を帯びる、といっても、なんだか周囲世界の方で納まってくれるので、しあわせな映画となる。そんな映画があってもいいではないか。
ひと3さん [DVD(邦画)] 8点(2021-01-06 13:59:55)
85.《ネタバレ》  終始雰囲気にごまかされている気がします。こーゆーほのぼの系って退屈になりがち。この映画も例外ではありません。そんな中、『そよ』を演じる夏帆が大変魅力的であること。また、『海』『修学旅行』『バレンタイン』など、それなりにエピソードが充実していること。そのおかげで最期まで見られる作品にはなっています。
 ただ、裏を返せば夏帆の魅力に頼りきった映画とも言えます。役者は映画の一部。それを否定する気はありません。しかし『そよ』が『夏帆』じゃなかったとして、魅力ある作品になっただろうか。そんなことを言い出せばきりがないのはわかっていますが、そんなことを考えさせちゃったこの退屈極まりないエピソードの羅列集にも非があるでしょう。
 シナリオ、プロットはあってないようなもの。短いエピソードの切り貼り。『父の浮気』や『床屋から父に連れ出されるコータロー』など、その後の結末、落としどころがほったらかしになっているエピソードすらあります。正直この辺のエピソードは全部割愛しちゃったほうがすっきりするんじゃないかな。
 舞台はあまりに田舎過ぎて、自分の心象風景とは合致せず。ここまで自分の思い出とかけ離れているとノスタルジーを感じることもできません。
 2時間苦痛とまではいいませんが、少なくとも見て良かったと思える作品ではないです。
たきたてさん [DVD(邦画)] 4点(2019-05-18 03:43:21)
84.印象に残らない作品だった・・・。
へまちさん [DVD(字幕)] 5点(2017-11-30 18:30:54)
83.《ネタバレ》 夏帆の主演映画ということと、自分としては一生行かずに終わりそうな石見地方(飛行機の上から見たことはある)が舞台ということで見た。実在の風景を使って、今となってはファンタジックにも見える中山間地の景観が作られており、山に囲まれたようでいて少し歩けばいきなり海に出るという土地柄も生かされている。「山の音」の場面では、人物がいる手前の明るさと、背景の山のくすんだ感じの対比がよかった。また季節の変化もきれいに映像化されている。
生活圏内には小都市があり、結構な人出のある祭りもあったようで普通の一地方なのだろうが、主人公の住む場所はまるで隠れ里のように見える。交通幹線から外れていて、少し離れた鉄道駅だけが外界に接する出入口というイメージが持たれたが、その割に遠方に自動車道路が見えていた場面などはかえってボロが出たような印象もあった。全員が知り合いの小社会で、毎日朝昼晩と同じ顔ぶれの人々と付き合うのでは息が詰まる気がするが、そこはまあ創作の世界でもあり、また実際にこういう場所で生まれ育てばそれが普通になるのだろうと納得することにする。

物語としては連載マンガのエピソードをつないだ形で、最近見たものでは「この世界の片隅に」(2016)と同様ということになるが、それと比べても起伏が少なくひたすら地味なため121分が正直つらい。個別エピソードとしては学校を休んだ児童を見舞ったところとか、大失言してしまってから泣き出すまでの経過はよかったが、全体としてもう少し大きいドラマがないのかという気にはさせられる。
そういう面では、中学生から高校へ上がる年代の微妙な心境変化自体が一つのドラマだったと取るべきなのか。恋愛に関しては本格的な性愛感情などはなく、初めて親しくなった異性らしい異性への愛着という程度にも見える。それ以上に9年間通った学校への思いが強かったということなら、要は身辺や自分自身がいずれ変わっていくことへの哀惜が主題だったと思えばいいのかも知れない。
まあそのように理屈で考えなくとも、登場人物の心情に直接同調できるとか、劇中世界にそのまま入り込めるなら大絶賛かも知れないが、個人的にはそうもならなかった。劇中に共感できる人物が誰もいないのは困るが(中学生男子は論外、父親も除外、無理にいえば郵便局員の男か)、恐らく原作段階からして自分には合わないのだと思われる。ベタ褒めできなくて残念でした。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 5点(2017-02-02 19:29:34)
82.天然コケッコーと言うタイトルからもう少し明るい話かと思ってた。
夏帆さんをはじめとする役者さんの演技は好きですし悪く無いけど、
それでも好きになれない、嫌いな映画。
ケメンの転校生・大沢広海は今時の少年をリアルに再現していると思う。
人前ではあまりしゃべれないクセに友達とははしゃぐ内弁慶な所とか。
何が表現したいかハッキリしない。田舎に住んでるこっちとしては
のどかな綺麗な田舎を見ただけでノスタルジーに浸って良い映画だったなぁ…
って、なりませんから。
この映画はある意味ちゃんとリアルを切り取っていると思うが、だから何?の世界。
退屈で窮屈で息が詰まる。そんなのを映画で数時間見せられても。
都会暮らしをしていると田舎は暢気でのびのび暮らして居ると思うのかも知れないが
概ね現実は逆だと思う。小さな街でどこに行っても顔見知りで全員が情報を共有しているが
気を遣ったり見てみないふりをして過ごして居る。
景色は雄大だったとしても人間関係は檻の中。自分にはそんな風に見えて仕方なかった。
デミトリさん [DVD(邦画)] 3点(2017-01-18 00:42:30)(良:2票)
81.《ネタバレ》 想像以上に面白かった。ごく普通のイケメンかよ、大丈夫か?と思っていたら、意外と良いキャラクターでした。さよとイケメンが仲良くなる切っ掛けも良いし、親しくなる過程も良いし、さよの唐突な売春発言にも笑った。さよの父親やシゲちゃんなどのサブキャラクターもいい味出してる。突然物語の中心に現れて爆笑をかっさらうシゲちゃんにはやられてしまいました。撮影の近藤龍人も素晴らしい。彼の特集オールナイトを見に行ったのですが、陶酔してしまいました。
カニばさみさん [映画館(邦画)] 7点(2015-04-12 08:20:18)
80.日本の夏、夏帆の夏。
ずっと記憶に残っていきそう 田舎の夏と夏帆の夏。
素敵な夏と夏帆の夏と母ちゃん夏川結衣。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-03-23 22:31:58)
79.日本映画らしい、のんびり情緒的な田舎の風景のなかで、子供たちの素朴さが全開。夏帆の表情や方言も可愛らしい。でも肝心の恋愛の描き方が中途半端だ。
nojiさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-09 18:31:54)
78.見終わった直後はいい映画みたなぁrと思ったけど、
振り返って見るとあまり印象に残らない映画。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-26 23:41:21)
77.《ネタバレ》 ああ、うんうん良かったよ え!どこが良かったかって? よーわからんかったけど なんとなく良かった なに言ってんのか よーわからんかったけど あれなに? ほーげん?、あ!方言ね なる んで そうそう、ちゅーぼーってこんなんだよねみたいな 華奢なわりに足ふといしw チューとかドキドキするけどだからってどーだっていいかんじだし 夏帆はとにかく かーいいしw おさげがにあうじょゆー 世界いちににんてー なんてねw
にょろぞうさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-09 16:18:02)(笑:1票)
76.コメディーで良いのかな?楽しめました。実は岡田将生のキャスティングがとても良かった気がします。ルックス良くて、かつ都会っぽい感じの設定に違和感がなく、自然にストーリーに入れた気がします。
なこちんさん [DVD(邦画)] 7点(2014-02-09 04:22:17)
75.そんなに、目立って大きなイベントが起こってしまうわけでもないが、小さな何気ないもの、そんなもので、過ぎ去っていく時間が何か心地よい感じもした。
minさん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-13 23:55:41)
74.やっぱり山下監督、すごいです!「リンダリンダリンダ」同様、最初は「はぁ?何これ?」って感じでしたが、もう一度見直すとストレートに伝わってきました。こういう映画の印象って、観る側のコンディションにも大きく左右されますね。とてもいい映画でした。でも、現実感があるのかないのかよくわからない印象を受けるのは、やはり大沢の描き方に原因があると思います。あんな中学生男子、現実にいますか?せめて高校生ならわかるけど・・・。あれって、女子の妄想を具現化したような、少女漫画に出てくるキャラですよね?それとも、最近の子ってみんなあんな感じ?自分の偏見ですが、中学生男子って、もっと圧倒的にアホだと思います。
ramoさん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-21 01:24:37)(良:1票)(笑:1票)
73.久しぶりにいい映画を観ました。「天然コケッコー」というタイトルからもっとポップな映画を想像していたのですが、観てみたらびっくり!なんともノスタルジックで、心にしみいる映画ではありませんか!島根県浜田の自然の風景がとっても美しい。セミの鳴き声はだれしもの心にあるようなあの夏の日を思い出させるし、そよと大沢くんが芝に座り込んでいるシーンでは「寒い」という大沢くんの言葉とともに吹いてくる風を感じる。一緒に観た人は実写版ジブリみたいと言ってたけど本当にそうだな。そして映像美だけでなく、主演の夏帆が素晴らしい!
あまり気に入らなかった点は、そよが岡田将生演じる大沢くんのどこに惹かれるんだ?と終始気になってしまったことと、タイトルが映画の内容とあっていないように感じたこと。原作を読んでいないからわかりませんが、映画化にあたって内容というか雰囲気がかなり変わっているのでは?タイトルもそれに合わせて変えてもよかったかも。英語タイトルの"A Gentle Breeze in the Village"の方がよっぽど内容と合っている気がする。
kanekoさん [インターネット(字幕)] 9点(2013-03-19 23:37:24)
72.ロリコンシゲちゃんの気色悪さだけが印象に残りました。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 5点(2013-02-21 23:48:46)
71.《ネタバレ》 時間がゆっくり流れている。別に面白くは無いが、主人公の言葉「もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思うと、ささいな事も急に輝いて見えてきてしまう。こうして一緒に登校したことを、そのうち奇跡みたいに思い出すようになるんじゃろうか?」(方言を少し修正)の通り、なんでもなかったはずの日々がやたら輝いて思い出される。ネタバレ。人の髪型でこれほど感動するとは思わなかった。拍手。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-26 00:15:00)
70.《ネタバレ》 青春ドラマとして秀逸だと思います。「こんなふうに登校したことを、奇跡だと思う日が来るのかなあ」というのが最高。一度しかない中学時代、限られた仲間との時間。そこで起こる喜怒哀楽すべてを、うまく盛り込んであります。主人公2人については、最後まで「大沢くん」「右田」と名字で呼び合っているのが、微妙な関係を象徴していて絶妙。大沢くん、下級生は伊吹・あっちゃんと名前で呼んでいますが。あと、夏帆ちゃんの状況によって変化する表情も、魅力的。この子はやっぱりうまいなぁ。都庁前で「街のうなり」に耳をすますところなど、各エピソードにそれぞれ印象的なところがあり、飽きることなく引きつけられました。右田父と大沢母の関係など、出てきてそのままになっているところもありますが、それによって青春時代の一時期を切り取ったという思いが強く残ります。最後の主題歌も(珍しく)映画の内容とマッチしていて、よかったです。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-07-02 20:44:13)(良:1票)
69.《ネタバレ》 なんといっても夏帆さんが抜群にいいですね。悪気はないのにどうも周りとかみ合わない感じや、思春期独特のいろんなとりとめもない悩み、うまーく演じてたと思います。
田舎が舞台ですが脚本も演出も決してノスタルジーに頼ってないところは秀逸だと思います。
エンディングのカットも素晴らしい。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-02-13 22:54:46)(良:1票)
68.登場人物たちがみんなガラス製みたいというか、透明すぎというか、人生が感じられないというか・・・風景に寄りかかってそのまま流れてしまったみたいで、息づかいや感情といったものが感じられません。したがって、そこにドラマもありません。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-30 00:13:55)
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【点数情報】

Review人数 87人
平均点数 6.54点
000.00%
100.00%
200.00%
355.75%
466.90%
51314.94%
6910.34%
73034.48%
81618.39%
978.05%
1011.15%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.40点 Review5人
2 ストーリー評価 5.80点 Review10人
3 鑑賞後の後味 6.36点 Review11人
4 音楽評価 6.88点 Review9人
5 感泣評価 4.66点 Review6人
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