48.《ネタバレ》 メロドラマの傑作。ヴィヴィアンリーに心を掴まれる。宇宙のラブレター。そして、蛍の光が流れるディナー。素敵なシーンが多い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-15 01:30:46) ★《新規》★ |
47.《ネタバレ》 マイラとロイの悲恋ストーリ。この二人の恋愛にはあまり共感できませんでした。感情の趣くままのわがままな行動が多く、幼い恋愛に見えました。最後の自殺シーンも突発的すぎてなんだかなぁ・・・ただ、蛍の光にのせたダンスシーンは美しく印象に残っています。この映画で魅力的だったのはマイラの友人のキティですね。常に友人であるマイラに寄り添い励まします。ときには彼女をかばってオルガ先生に歯向かい自らバレー団をやめ、ときにはお金もなく、新聞で恋人の死を知り精神的にも病んでしまった彼女のために体を売ってまでお金を稼ぐ。また、恋人が生きていたことを彼女が知り、ここを出て彼と結婚したいという彼女を、嫌な顔ひとつせず送り出す。菩薩のような女性ですよ。この作品の真のヒロインはキティなのではないでしょうか。 【スノーモンキー】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-12-03 23:49:06) |
46.正統派の恋愛映画で、ストーリー自体はかなりのベタ。 ヴィヴィアン・リーの存在感は抜群だが、彼女が演じるヒロインのキャラは非常に繊細で、 女々した性格。恋をすれば周りの物が見えなくなり、友達より男を優先するといった、 現在でも時々見かける困ったちゃんタイプ。悲劇のヒロイン気取りをする女は大嫌い。 反対にヒロインの友人はもの凄くいい奴で、非常に好感度が高かった。 男性側は猪突猛進型なれど、誠実な人間で描写にも問題なし。ある品を小道具として絡ませ、 ロマンチストぶりを発揮したラストのシーンには思わずジーン。 邦画タイトル通り、哀愁感をたっぷりと感じさせてくれる作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-05 05:47:57) |
45.愛するが故にその人の幸せを願い、美しい愛情と想い出をそのままに胸に秘めて死んで行く。これがマイラの愛だろうが、数十年経た今では何とか分かるようなものの、若い時最初に見たときは正直に言って理解できなかった。 けだし、この映画は悲恋映画の名作であろう。また前年の「風と共に去りぬ」のスカーレットを演じたヴィヴィアンが180度違う性格の女性を演じている。 この映画の要所要所で流れる別れのワルツ(蛍の光)は、「Auld Lang Syne」という古くからあるスコットランド民謡だが、これほどまでに切なく聞こえるのは初めてだ。 ついでながら、二人の想い出の場所で踊ったこの曲は、演奏者が自分のパートの演奏を終えるとローソクを次々と消していくシーンを作り出す。実に印象的であり、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第45番の逸話を思い出さずにはいられない。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-19 17:51:29) |
44.《ネタバレ》 ん~~ビビアン美しい… まさに絶世の美女 ほんと綺麗な人だわ おまけに目の演技力スゴイ 風と共に~ は正直そんなに好きじゃないんだけど これはいいですねぇ まぁシンプルなストーリーながら緻密で丁寧 前半の 出会いから結婚まで(結局してないけど)の喜びの表情 そして後半の 悲しさが体からあふれ出らんばかりの表情・仕草 イヤホント素晴らしい まぁしかし出会って速攻結婚って…ある意味凄く情熱的 戦中の特殊な状況ならありうる話しかな 張り裂けんばかりの胸の内をしまいこんでしまった大変悲しい結末でアリマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-17 08:55:09) |
43.《ネタバレ》 冒頭のシーンで、既にネタバレ全開という、キング・オブ・冒頭ネタバレ映画。 ストーリーは実に重厚で、隙がない。 その分、進行上、都合の良すぎる部分があるのが、ややマイナスか。 女性が自分の不貞に苦しみ、相手の男にそれを知らせたくないとする気持ち、解らなくもない。 だけど、本当に相手の男を信用していたら、打ち明けるべきだと、個人的には思う。 なんせ、それが本当の愛ならば、全てを包容することができるはずであろうから・・・ 少なくとも、私はそう信じたい。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-13 01:00:17) |
42.映画製作当時、アメリカは世界大戦への参戦の是非を巡る論議が沸騰してはいましたが、まだ参戦はしていませんでした。ナチスによる空襲を受けるロンドンの様子が対岸の火事(と言っては製作者に失礼でしょうが)か、でなければ今のSFもののタッチで描かれていたのが印象的でした。「だから戦争なんかやめようよ。」という厭戦気分いっぱいの内容は敗戦後の日本人の気持ちに通じるものです。ルーズベルト大統領が阻止しようと思ったらいくらでも阻止できたはずの日本軍の真珠湾攻撃をわざと見逃すことによってでしか参戦の世論を獲得できなかったのも、この作品に濃厚に描かれているような戦争のもたらす悲劇を想定し、回避したいと思っていたアメリカ人が大勢いたからですし、また、言論の自由が保障されていたアメリカで反戦の主張や心情を肯定するこの映画のような芸術作品を作ることが自由にできたからなのです。ロイの死の知らせという悲劇は悲劇として、なぜヴィヴィアン・リーが演じるマイラは戦争が終わった時点で頭を切り替えなかったのかと思うのですが、日本と同様にイギリスでも本当の戦禍は復員兵が戻ってきてからだったのでしょうか。作品の中ではっきりとは描かれてはいませんが、復員兵が乗った列車を出迎えたマイラが意図していたこと、そして欧米では化粧室以外の場所で鏡を見たり化粧を直すのはどんな女性かなどということを考えれば、監督が画面には出さなかったマイラの生活のどろどろした実態を容易に推測することができます。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-13 06:43:18) |
41.下校時刻のメロディーだった「蛍の光」が、ダンスナンバーとなって最後に哀愁のテーマとなった。「哀愁」なんというストレートな邦題なんだ。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-20 21:29:33) |
40.こういう、恋人や夫が戦死したと思い込み、女性が身を持ち崩してしまう悲劇は、この日本でもいっぱいいっぱいあったらしい。この「哀愁」の、日本での翻案もの「君の名は」が、ここまでのド悲劇にしなかったのは、日本だとあまりにリアルになり過ぎてしまうからだったんではないか。<br> この「哀愁」では、登場する男性陣はみな大甘で、ヒロインのことにあまりに寛容。これと対象的に、女性の眼は厳しい。まずはバレエ団を取り仕切る教師だかの存在。恋愛にうつつをぬかし規則を守らないヒロインをバレエ団から放逐する。これは考えれば当然ではないかという面もある。相手の男も、彼女のことをもっと思いやるべきだ。次に、その男の母親の厳しい眼の前に、ヒロインは何も隠せないことを悟る。母親は彼女をとがめ立てたりはしていないのだけれども、ヒロインに、その過去を決して捨て去ることは出来ないと認識させる「現実性」を持っている。この母親の視点は、おそらくはこの映画を観ている、観客の視線ではないのか。観客も彼女の幸福を願うけれども、過去の過誤は彼女をこれからもずっと責め苛むのではないのか、男もいつか彼女の過去を知ってしまうのではないのか、そう思いながら画面を見ているだろう。ヒロインは、そういう視線にさらされることで、忌わしい過去をごまかして生きていくことは出来ないと悟るのではないだろうか。その観客の眼の中にこそ、メロドラマを構成するひとつのポイントが、厳として光っている。そんな観客の加担ゆえに、このメロドラマはいっそうその悲劇性を観客に際立たせる。 【keiji】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-25 23:15:25) (良:2票) |
39.《ネタバレ》 映画史に残る悲劇、時代の波に翻弄される二人、まさに「哀愁」です。ゆるやかに流れる「蛍の光」の旋律も美しいですね。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-24 03:21:04) |
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38.なんつーかもうヴィヴィアン・リーが可愛すぎというか華麗すぎというか。悲劇的な話でも彼女の眼力はすごかった。彼女のラストショットの顔と眼力ときたらもう・・、、無理です、悲しくて耐えれません。全編にわたって美しい風景とロバート・テイラーのカッコよさ、これもたまらん。モノクロ映画らしさがすんごい伝わってきて久しぶりに映画の素晴らしさを実感したように思えます。まさに「哀愁」という邦題がハマった映画でした。 |
37.《ネタバレ》 恋に落ちたときの2人の歓びの表情と、礼儀正しく心遣いに満ちた会話、深い愛情から発する一直線の行動。それを素朴に素直に撮りきっているからこそ、一言でもまとめられるようなありがちなストーリーでも、生き生きとしたドラマになる。それどころか、男の母や上官が最後まで優しく誠実であるなんてのは、かえって今から見ると「意表を突いた展開」ですらあると思う(今だったら絶対にこの辺に障壁を入れてひねろうとしてくるはず)。単純な進行に見えてよく見ると不要な部分やなくてもすむ部分はばっさり切っている調理の技も、今見ても参考になります。そうそう、「生活に窮していた2人が何をしていたか」ということも、台詞で正面から説明されてもいなければ、そのシーンそのものを出してもいないんですよね。この奥床しさ、そして美学。●最後のリーのアップと車両が交互に映される場面、一つだけ、「橋の上にいる実際のリー」ではないリーのショットがあって、しかもそれはよく見ると涙を流していて、そして物凄く怖いのですが。あれは心象表現? 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-20 02:59:40) (良:1票) |
36.《ネタバレ》 母が絶賛していたのだが…鑑賞当時、青臭い十代だったこともあって、いいと思えなかった。「映画はストーリーだけではない」とわかってきたのは大人になってからで、以前はストーリーが気に食わないと、とことん気に入らなかった。この映画の場合、ヒロインに全く同情できなかった。「悲恋っていうなよなあ、そんなさあ、恋人が戦死したと信じたからって、身を落とす言い訳にはならんでしょ。まあ人間失敗もあるから、そうなっちゃったのは仕方ないにしても、自業自得なんだから、心苦しく思いながら墓まで秘密を持っていくか、あるいは腹くくって打ち明けて、相手の出方を見るくらいせんかい。自分が悪いのにメソメソ私は悲劇のヒロイン~で自殺って、アホかい。」…以上がその時の私の感想。(私にとって)アホなヒロインでもヴィヴィアン・リーは信じれないくらい綺麗だったけどね。多分、今観たら、もっと違う観点で観れるとは思うし、評価も上がるかもしれない。が、今思っても、本作は恋愛ドラマであって、それ以上でも以下でもない。これを反戦映画とする向きもあるようだが、単なる時代背景であり、それは違うよな。 【あっかっか】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-03-02 13:10:39) |
35.本心を隠しながら彼と会うヴィヴィアンの演技が秀逸ですね。ストーリーも古臭いけど切ない。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-01-29 07:43:29) |
34.人間は仏さんじゃないんですよ!!マイラちゃん。さすが大国アメリカ。せつなすぎますが大変美しい恋愛映画、戦時中によく作れました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-12-18 23:42:43) |
33.ロマンティックなラブストーリーでありますが、戦時下における一般市民の暮らしぶりも、少しですが、伺うことが出来ます。悲恋の代名詞のような映画でした。V・リーを見たのは「風と…」よりもこちらが先でした。きれいで、うまい女優だと思いました。 【shoukan】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-03-25 19:04:08) |
32.お話はあまりにもできすぎてる感が強いけれど、その分心理描写がちゃんと描けていた(ように思える)。悲しいお話ではあるけれど、こういうの結構好きです。ここのレビューではヴィヴィアン・リーの美しさが絶賛されてますが、僕は少し苦手で、風と共に去りぬや、欲望という名の電車の方がはまり役立ったと思う。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 22:57:42) |
31.マーヴィン・ルロイ監督の悲恋ドラマのひな形とも言える作品だと思います。ヴィヴィアン・リーが、可憐できれいで今にも折れてしまいそう。ロバート・テーラーが上品で素敵。美男美女が織りなす、古き良き時代の典型的なメロドラマです。これ以前に、同じモチーフの映画があるかどうかは知りませんが、ほんのわずかな時間の行き違いが男女の人生に大きな悲劇をもたらすことを、上手に描いている作品だと思います。この映画以前に、お守りのような小物(good luck charm)が、主人公の間を行ったり来たりする手法ってあったのでしょうか。私が白黒映画好きになるきっかけを作ってくれた映画なので、点数は甘めです。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-07 14:26:52) |
30.ヴィヴィアン・リーは反則なくらい美しいですね。「風と共に去りぬ」よりも、こちらのほうが数倍彼女の魅力を感じました。ロバート・テイラーのこれまたステレオタイプなほどのかっこよさ、お義母さんの懐の広さなど、今の騒がしいハリウッド映画のようにあーだこーだ言い訳がましくないところに胸を締め付けられる思いがします。日本人の方がこの映画を理解できるんじゃないかな?(そういうわたしは現在『国家の品格』読書中) 【芦毛牝馬】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-04-05 17:03:05) |
29.結局はナンパ男と尻軽女のお話ですね。なんか、ヒロインが好きになれないな~と思って見終わったらヒロイン、ビビアン・リーなんですね。道理で嫌いな訳だ。でも、風と共に去りぬよりは断然面白かったです。売春婦の話が絡まなかったらもっと点数高かったんですけどね・・・。でも、それを演じているビビアンの目が凄かった!! こ・・怖いっ!! 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-12-20 20:01:09) |