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TOKYO!

[トーキョー]
TOKYO!
2008年上映時間:110分
平均点:6.00 / 10(Review 19人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-08-16)
ドラマファンタジーオムニバスロマンス
新規登録(2008-08-18)【Carrot Rope】さん
タイトル情報更新(2023-12-26)【にじばぶ】さん
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監督ミシェル・ゴンドリー「インテリア・デザイン」
レオス・カラックス「メルド」
ポン・ジュノ「シェイキング東京」
キャスト藤谷文子(女優)「インテリア・デザイン」
加瀬亮(男優)「インテリア・デザイン」
伊藤歩(女優)「インテリア・デザイン」
妻夫木聡(男優)「インテリア・デザイン」
大森南朋(男優)「インテリア・デザイン」
でんでん(男優)「インテリア・デザイン」
峯村リエ(女優)「インテリア・デザイン」
ジャン・フランソワ・バルメ(男優)「メルド」
ドニ・ラヴァン(男優)「メルド」
石橋蓮司(男優)「メルド」
嶋田久作(男優)「メルド」
北見敏之(男優)「メルド」
ジュリー・ドレフュス(女優)「メルド」
香川照之(男優)「シェイキング東京」
蒼井優(女優)「シェイキング東京」
竹中直人(男優)「シェイキング東京」
荒川良々(男優)「シェイキング東京」
山本浩司(俳優)(男優)「シェイキング東京」
松重豊(男優)「シェイキング東京」
脚本ミシェル・ゴンドリー「インテリア・デザイン」
レオス・カラックス「メルド」
ポン・ジュノ「シェイキング東京」
音楽イ・ビョンウ「シェイキング東京」
主題歌坂本龍一HASYMO "Tokyo Town Pages"
細野晴臣HASYMO "Tokyo Town Pages"
高橋幸宏HASYMO "Tokyo Town Pages"
撮影猪本雅三「インテリア・デザイン」
カロリーヌ・シャンプティエ「メルド」
福本淳「シェイキング東京」
配給ビターズ・エンド
美術林田裕至「インテリア・デザイン」
磯見俊裕「メルド」
原田満生「シェイキング東京」
ヘアメイク柘植伊佐夫「メルド」(ビューティーディレクター)
録音小川武
照明松隈信一「インテリア・デザイン」
市川徳充「シェイキング東京」
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1
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19.《ネタバレ》 残念なのは、第一話のインテリア・デザインにしても第三話のシェイキング東京にしても各所の映画作品紹介のあらすじ時点で既にネタバレしてる事。そしてその通りでそれ以上がなく終えてしまう事。

だがそれでも第一話のインテリア・デザインは単純に二人の上京ドラマとしてぼちぼち良かったし、そこから強引ながらにも世にも奇妙なのような展開に持っていき奇抜さを発揮出来ていた事も良かったかと思えます。ただ その後の2作品が弱すぎて ドカンと来ませんでしたね ゴジラのテーマ使用は良かったのですが、そのアゲアゲ感を持続する中身でなかったことが誠に残念。引きこもりについても、あまりにフツーで大体そもそもインドアのお話なので、いちいちTOKYOというタイトルの中でやる必要性を全く感じませんでしたし、香川照之と蒼井優という役者のネームバリューと出来任せって感じに思えてしまった評価となりました。でもそもそも自分としては今回、目当てがポン・ジュノではなく伊藤歩さんだったので別にショックは然程なく、初っぱなの第一話だけでも素直に楽しめてよかったという思いで幸いだ。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-02-26 20:46:53)
18.《ネタバレ》 その都市の名は、東京。世界中の様々な人間たちの夢や希望、憎しみや孤独、愛や欲望を丸ごと呑み込み、今もまだ増殖し続けるエキゾチック・シティだ。この特異な街を舞台に、時代の先端をゆく国際色豊かな3人の監督が独自に紡いだ摩訶不思議な3つの物語。映画監督志望の彼氏とともに、地元から上京してきた女優の卵。お互い才能もプランもないまま、友達の家へと転がり込んだ彼女は、次第に疎外感に苛まされてゆくことに。自分の居場所を求めて東京を彷徨い歩く彼女はやがて、自らに与えられた“役割”に気付いてゆく。――第1話『インテリア・デザイン』。東京の肥溜めのような地下世界からマンホールを通じて現れた隻眼の怪人は、旧日本軍が遺した手榴弾を使い無差別に日本人を殺戮してゆく。警察に捕まり、始まった裁判の中で怪人はまるで大昔の小説の主人公のように不条理な理論を展開するのだった。――第2話『メルド』。10年もの長きにわたって自宅へと引きこもっている中年の男は、土曜日にだけ頼むピザの宅配員の女の子に恋をする。だが、彼がとある“秘密”に気付いたことから彼女はお店を辞めてしまうのだった。自分の世界に閉じこもっていた男は、10年ぶりに外の世界へと出る決心をする。ただ彼女と会うために。――第3話『シェイキング東京』。第1話の監督は『エターナル・サンシャイン』で一躍時代の寵児となったミシェル・ゴンドリー。いかにも彼らしいマジカルな世界観は相変わらず健在で、このダメカップルのどうしようもない日常を気の利いた会話劇で描く前半はなかなか居心地が良かった。と思っていたら後半、彼女がまさかのメタモルフォーゼ。リアル人間椅子となった彼女はちょっぴりエロティック&グロテスクで大変グッド。ただ、いつもの彼らしいカラフルな映像は今回影を潜め、全体的に暗くて湿っぽく日常感に溢れているのは舞台が東京だからか。もっとポップさが欲しかった。6点。第2話の監督は、今回初めて作品を観たレオス・カラックス。正直、何がしたいのかさっぱり理解不能な作品だった。すんごく独り善がりな感じがして、短い作品なのにとても退屈に感じてしまった。また、若干日本人を小馬鹿にしたような表現が散見されるのも観ていて気持ちのいいものではない。4点。第3話の監督は、外国語映画として初めてアカデミー作品賞を受賞し今ノリにノッているポン・ジュノ。三本の中ではコレが一番良かった。太もものガーターのところに何故か電源ボタンが付いているピザのツンデレ配達員を演じた蒼井優がとても魅力的。他にも主人公の引きこもり描写や無人の東京の街並みなど、演出の細部にまで才気が感じられてさすがの貫禄だった。7点。というわけで、全体の平均を取って、総評としては6点。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2020-02-22 01:00:16)
17.《ネタバレ》 ゴンドリー6点、カラックス2点、ジュノ7点で平均して5点かな。無機的な日本人(ゴンドリー)と引きこもり(ジュノ)に関しては表現したいことがはっきり分かって良かったけど、下水道の怪人(カラックス)は分からなった。日本の右左対立や死刑制度を批判したかったの?裁判制度や死亡確認に関する取材が出来ておらず、シンプルに作りこみの甘い安っぽい作品になっている。
なすさん [インターネット(字幕)] 5点(2020-01-25 04:02:37)
16.映像の雰囲気がちょっと変ということには気付いてたんだけど、まともな役者が出演してたので、てっきりまともな作品なのかと思って見てたけど、途中くらいから薄々気付き始めた。
これはいい役者とそれなりの予算を使って、自主制作的な作品を撮ってみました♪みたいなもんですね。
というわけで、急遽視聴スタイルを変更して、学生の作った自主制作映画を生温い眼差しで眺めてみる感覚までハードルを下げてみたら、意外とシュールで斬新な作品に感じてきた。
特に終盤の展開は秀逸で、入浴シーンで笑ってしまいました。
これは将来が楽しみな監督かも知れませんよ。
2本目も同じくハードルを下げて見たんですけど、それでもまだつまんないという糞映画でした。
3本目は一転して超ハイクオリティな映像作品に仕上がっていて、自主制作じゃなかったの???と戸惑ってたら、いきなりスイッチが入ってしまいました。
衝撃で2日間何も出来なくなるくらいのインパクトがあるんですけど、ちょっと尺が長いかな。
もう少しコンパクトに纏めたら、もっと良くなるかも。
まあ、作品云々というより、蒼井優が凄いということはよく理解できた。
あと、無性にピザを注文したくなります。
もとやさん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-27 18:54:29)
15.《ネタバレ》 ゴンドリー映像目当てで観たが、「エターナル・サンシャイン」でも感じたように、ゴンドリーの作風は長編だとシュールさがくどくて逆に野暮ったい印象になってしまうので、PVぐらいの尺が丁度良く楽しめる、ということを再確認した。カラックス作品は一見ホラーな不条理物で、前衛芝居を観るような新鮮さとわけ分かんなさが面白かった。あまり期待していなかったジュノ監督作品が、意外にも映画としては一番楽しめた。
lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-31 00:38:33)
14.「TOKYO」という都市は、世界から見ても(世界から見ると特に)奇異な場所なんだと思う。
僕自身、あの街に数年間住んでみて、そういうことは常々感じた。
もちろん、日本の首都だし、何でもあるし、決して住みにくいところではない。
ただ、曲がりなりにも世界を代表する「国際都市」というにしては、あまりに完成されていないというか、一つの“スタイル”に定まることがない。

このオムニバス作品で、3人の世界の映画監督が描き出したものは、まさにそういった変化し続けるTOKYOという“モノ”の姿だったと思う。

オムニバス映画というものが、割と好きな方だ。なので、こういう企画を聞く度に、期待は膨らむ。ただ、それに相反して、結果的に一つの「映画」として面白い作品は少ない。

しかし、この「映画」はとてもよく出来ていたと思う。
TOKYOという奇異な都市を、世界が誇る3人の奇異な映画監督に撮らせるという企画自体が、そもそも奇異で面白い。
それぞれが物凄く個性的な世界観を描き出すので、フツーなら各作品を繋ぎ止めることは難しく、オムニバス映画としてまとめることは不可能に近いことだったと思う。

それを繋ぎ止めた要因こそが、TOKYOという都市であった。

ミシェル・ゴンドリーの哲学性に溢れたファンタジーも、レオス・カラックスの文字通り爆発的な変態映画も、ポン・ジュノの情感と根本的な力強さに満ちた精神世界も、すべてを「許容」する。
それこそが、TOKYO。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 7点(2010-01-10 15:49:27)
13.3本からなるオムニバスだが、いずれの監督の作品も観たことがないので、入門的な感覚で鑑賞した。
1本目のミシェル・ゴンドリーのは、後半のファンタジーな展開に呆れてもうた。
2本目のレオス・カラックスのは、冒頭の部分しか面白いとは思えず、後半になるにつれ、刺激が減退していき、飽きがきた。
3本目のポン・ジュノのが一番良く、蒼井優の存在感は光るものがあった。
あんなピザ配達人が自分の部屋で気絶して寝転がったら、ボタンを押すだけじゃガマンできないかもしれない~(何を?)
にじばぶさん [DVD(邦画)] 6点(2009-12-08 22:32:33)
12.《ネタバレ》 自分は東京で働いたり住んだりしている人だけど、どれも東京である必然を感じなかった。あえて言うと、2作目がゴジラに何度も破壊された東京へのオマージュなのかな。忍者やチョンマゲを出して欲しい訳じゃないが、この程度なら海外の監督たちに依頼した意味が感じられない。東京を切る、ということなら、日本の若手監督を起用した方が、ずっと奥深いものになったと思う。海外の監督さんから見た“印象”としての東京なんかより“実像”としての東京の方にこそゴロゴロとテーマがありそうだけど…。出番は少ないのに蒼井優の存在感が際立っていた。それが強く印象に残った。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-08-20 00:20:22)
11.こんなに色んな切り口がある街は、東京の他に日本にはないんじゃなかろうか。彷徨の果ての東京。わけわからん巨大な悪の眠る東京。孤独で、それでも誰かとつながっている東京。賑やかさのなかに、色んなイメージを持つ街。地方民の私は東京に憧れる。
よーちーさん [映画館(邦画)] 6点(2009-07-03 17:44:48)
10.個人的に2作目がよかったですね。後の2作が、前置きが長い割には、展開が唐突で、作品として伝えきれていませんでした。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 4点(2009-06-17 22:58:30)
9.《ネタバレ》  まあ、東京というのは世界から見て良くも悪くも個性が無くて逆に不思議な都市なんだろうなというのが見てとれましたね。そのためか、3作品とも非常にシュールな作品に仕上がっています(まあ、そういう狙いで監督を選考したんでしょうけど)。

 1本目は、日本の低予算自主制作映画みたいなノリに違和感を感じましたけど、終盤のシュールな展開はなかなか面白かったですね。この監督の作品は見たことないんですけど、ちょっとDVDを借りてみようと思いました。

 2本目のカラックスの作品ですが、まあタイトル通りの内容で、なかなか挑発的でパンクな作品でしたね。しかし、いきなり五反田の街が映し出されてすごい看板のビルが出てきて笑ってしまいました(怪人は五反田から銀座までどうやって移動したんですかね?)。ただ、3作品の中で一番東京らしい風景を映し出している作品ではありました。

 3本目については、「蒼井優の目力」これに尽きます。

 すごい傑作というわけでは無いですが、まあそれなりに楽しめる作品でした。
TMさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-06 18:13:35)
8.日本人にはない感性で外国人監督が切り取る東京は独特の世界観があっておもしろかったです。それにしても短編ものをあまり観ないからか私の理解力がないからなのか、どれも話の意図がわかりにくかったです。
しっぽりさん [DVD(字幕)] 5点(2009-04-26 19:12:11)
7.《ネタバレ》 3話とも奇想天外で独創的で、個人的には凄く面白かったと思います。特に、それぞれ視覚的な挑戦をしていて、ストーリーだけでなく見た目にも面白いなと思わせるシーンが多かったです。1話目は彼女の胸に穴が空くところから足や手が変化して、しまいには椅子になる。凄くぎょっとさせる驚きと、ある種の切なさと、人から椅子、椅子から人へと変身する面白さとが備わった実に印象深いシーンでした。2話目は、やっぱり怪人が銀座の街を疾走するシーンですかね。なんだか見てるこっちが恥ずかしくなるぐらいの試みです(笑)。3話目は、誰もいなくなった渋谷の街とか、地震が起きて全員外に飛び出たのにまたゆっくりと家へ戻ってくシーンとか。3話とも、基本的には喜劇なんだけど、ある意味悲劇でもある、要は悲劇的な喜劇といった感じのお話でしたね。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-21 19:38:20)
6.一作目、ひとつのカップルが部屋探しをして、いつのまにか不思議ワールドになりますが、映像の拘りも見えて心地は悪くないです。藤谷さんが可愛かったです。
二作目、これホラー? ホラー風シュールコメディを狙ったのでしょうか? 渋谷の歩道橋のシーンはよく通る場所のせいか印象的でしたが、後は全然面白くない…。
三作目、一風変わった世界観ができていて、蒼井優の雰囲気と香川さんの冴えない中年っぷりは流石だし、話としてもまとまっているし、ちょっと素敵でした。
三作目が良かったせいか悪い印象はないですが、二作目が酷かったな。海外の映画監督が日本で映画を撮るという企画自体は面白いですが、日本人監督が悔しがるような刺激作にはなっていない感じです。東京をテーマにしてる割に東京観がステレオタイプかなー。愛を感じません。
すべからさん [DVD(字幕)] 5点(2009-04-06 00:04:24)
5.《ネタバレ》 池袋の新文芸坐で『トウキョウソナタ』(こっちが本命!)との2本立てで鑑賞。東京シリーズか。。
『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー、『ポンヌフの恋人』のレオス・カラックス、『グエムル/漢江の怪物』のポン・ジュノ。3人の作家が描くオムニバス形式のTOKYOの物語である。
人々の想像の裏側から描く東京というファンタジー。椅子女。下水道の怪人。ボタン少女。ある種の「東京奇譚集」だろうか。
予備知識がなかった分、それぞれに意外な展開が面白かった。唐突に椅子に変身し、そのことに充足し依存していく女の仄かな孤独。都市への安住を否定する存在、下水道の怪人メルド(糞)という潜在的恐怖とその捩れた存在の奇怪さへの戸惑いと怒り。そして、恋と地震によって揺りだされる引きこもり達の生への欲求と畏れ。
新しい東京物語は、現代的な心情が紡ぐ都市伝説とでも言うべきものだろうか。そこには悲壮感がそこはかとなく漂うのみで、全体的にアカルイ映像が印象的だった。
onomichiさん [映画館(邦画)] 8点(2009-03-29 20:38:21)
4.■「インテリア・デザイン」
ものすごく長く感じた。いきなり飛び込んできた雨の東京はどこかウルトラQ的SF世界観をかもしていてよかったのだが、話がなかなか前に進まず、徐々にイライラしてきたのだが、唐突に穴が開き、足が棒になり、服がはがされていく展開に目が点になり、このいわゆるクライマックスのスピード感はそうとうに良かった。ただ、その後のエピローグ的なところもちょいと長ったらしい。
■「メルド」
待ちに待ちに待ちに待ったカラックスが9年ぶりに帰ってきた。この9年間、どうやら地下にもぐっていたらしい。これまでのカラックス映画の登場人物の成れの果てのような片目をつぶした怪物となって東京に出現する。ゴジラっぽい音楽に乗って。疾走する姿を横から撮り続けたカラックスが今度は真正面から画面に向かって闊歩する姿をとらえ続ける。それだけで感動。手榴弾は紛れもない復活ののろしととっていいんじゃない?半ばギャグとして登場する通訳シーンもカラックスにやられると映画の吹き替えや字幕が真に正しいかどうかはわからないよと言われているみたいだ。
■「シェイキング東京」
ストーリーもオチもテーマも無難。外国人監督が日本を描くうえでの魅力的なズレも無ければ、日本人キャストを使ううえでのミスキャストも無い。全てが無難。その中で人っ子一人いない東京の景観だけが今まで見たこともない景色として出色。あと、蒼井優のアップはつい見とれてしまった。
◆<総評>
はっきり言ってカラックスを見に行った。他はどうでもいいと思ってたのでかえって他の二作もわりと楽しめたかも。でもゴンドリーもジュノも「東京」を描くにあたって「孤独」「引きこもり」といった都会が抱える社会問題をテーマに持ってきているのに対して、そんなテーマ映画を笑い飛ばすかのような自由さでもって、それでいて映画と真剣に向き合ったカラックスの作品は他を圧倒している。点数は難しいけど3人の監督による3作品という濃厚なオムニバスという点がかなり好感が持てるってことで7点で。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-26 14:47:20)
3.後味が悪すぎる。とくにメルドは目をそむけたくなるシーンばかりだし、意味もわからない。。まぁ、香川さんと蒼井さんのを観るために観ただけだったので。ふたりのはよかったです。誰もいない街とか白っぽい映像とか、ふたりの静かで抑えた雰囲気がマッチしてた。でも、全体で点数をつけるとメルドがマイナス7点で、合計3点。
kanekoさん [映画館(字幕)] 3点(2009-01-02 13:57:58)
2.例えば裁判のシーンにおいて、怪物が表現する音声及び身振りを、まずフランス人の弁護士がフランス語に変換し、それから日本人通訳が日本語に変換する事で、ようやく裁判官、傍聴人そして我々のもとへ怪物の表現したかった事が伝達されるのだが(逆のルートも同様)、この一連のやり取りは何度も、しかも分割画面まで用いて、反復される。まどろっこしい反復の不毛さもさることながら、怪物が渾身の限りを尽くして示したメッセージが、あの何と言ったらいいのか、聞く者を思わず脱力させる女性の声に変換されただなんて、一体どうして信じられようか。「意味が分からない」「東京(トーキョー)である必要性がない」「登場人物に共感できない」と、ないない尽くしの糞短編映画だがしかし、パンの間に間違えて糞を挟んだサンドウィッチをうっかり食べた時、今まで食べたパンの数を覚えているはずのない者でも糞の味は一生忘れられない事だろう。それぐらいに驚き、かつ爆笑した。ドニ・ラヴァンが夜の渋谷の歩道橋で手榴弾を投げまくる背後の高速道路で走る無数の大型トラックには手榴弾以上の暴力性が纏われていて、思わず背筋が震えた。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 9点(2008-11-25 23:27:53)(良:1票)
1.三人の監督によるTOKYOを舞台にしたコラボ。ちなみにこのお三方の作品は観た事がありません。 監督が外国人でキャストやスタッフはほぼ日本人というのは面白いですね。一話目の「インテリア・デザイン」がオチ的にも一番好きかな。脱いじゃった藤谷文子はガメラと心を通じ合わせる事は出来なくなりそうだな。二話目の「メルド」は曲と登場からして何をやらかすのかと期待しましたが、何を言いたいのかよく分からなかったです。通訳の子が感情を出さずに淡々と訳すところだけが気に入りました。三話目の引きこもりの話の「シェイキング東京」の香川照之と蒼井優は安心させてくれる安定感があった。二話目がアレだけに。
ロカホリさん [映画館(邦画)] 5点(2008-09-03 22:48:47)
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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
315.26%
4210.53%
5421.05%
6421.05%
7631.58%
815.26%
915.26%
1000.00%

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