1.冒頭に『サンセット大通り』のワンシーン。あの映画と同様まず事件を見せ、それに至る経緯を裁判シーンやインタビューを絡めて見せる構成になっています。ドラマチックなシーンはあまりなくどちらかというと淡々とした作り。主役のアネットベニングは徐々に壊れていく様子を好演していたと思いますが、自分が思うにこの人は元々かなと。詳しくはわかりませんが、妄執といったものかもしれません。それにハーマンの態度が加わって露呈したと自分は見ました。TV映画らしからぬ豪華キャストですがあまり生かされず、名前だけの人もいるのでキャストに釣られて見るのはよした方が良いでしょう。事件の事を全く知らなかったのも楽しめなかった原因かな。