123.《ネタバレ》 ミッキーロークの復活作。そして、孤独の男の哀切物語。今の自分には辛い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-25 22:00:58) ★《新規》★ |
122.《ネタバレ》 切なくて、悲しい映画ですなぁ。全てを失った男の想い、試合前に言った言葉は素晴らしい、そしてのラスト。この辺のもってきかたはうまいなー。彼の全盛期をリアルタイムで観てきた者にはなかなか「くる」ものがありましたネ~こんなに人は「変わって」しまうのね、とちょっと考えたり。まぁ人生いろいろです、ほんと。男の生き様映画として上位に入ると思いますよハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-16 16:09:25) |
121.《ネタバレ》 プロレスラーという職業の華々しさと犠牲を描いているんですけど、主人公に共感できないです。 いろいろあるのは分かるが、本人がダメな人間なだけで、プロレスラーという職業のせいではないと思うんだが・・・ 生きるのに不器用な男で、感情に素直で、好きなように生きているだけ。 それが男ってモンだろ、ってのがこの映画の主旨かもしれないが、それには同意できない。 【Keytus】さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-08-16 00:03:16) |
120.《ネタバレ》 この映画からしばらく「俺達には結局これしかねえんだ」系の映画がたくさん作られることになります。ハートロッカーもそうでしたし、エクスペンダブルズは俳優の生きざまとしてそう作られていました。80年代の明るい文化へのオマージュが散見され、子供のあこがれのはずだった自分や仲間がゆっくりと古びていくのを見るのは、先進国の人口減少社会や、放送・出版などのレガシー化する業態に同情を感じます。内容は肉体的に痛々しく見ていられませんが、心理的な悲痛さだけでなく精神的な成熟をどこに求めるのか悩ましさがあります。主人公が父親としての自分を反省するつくりは、勢いのあったころのアメリカ映画の主人公が父親との邂逅を乗り越えようとしていたことと対照して見られます。 |
119.なんとも孤独感に押しつぶされそうで心の痛さがひしひしと伝わってくる。 あらためてプロレスラーは難しい職業だ。 技を受けるショーであるために体は鍛えるがメンタルはそう鍛えられるものではない。 長い人生ずっと栄光ではいられない。転落しても尚もがきながら生きる一人の人間の物語として非常にリアリティである。 それにしても娘が哀れ。ファンに愛されるが娘に憎まれる。彼の家族はプロレスファンだった。 |
118.《ネタバレ》 レスラー生活の影の部分。サイン会をやっても全然人が来ない。家賃を滞納したり、日サロへ通ったり、スーパーでのバイトや、ストリッパーと恋したり。そういった普段の日常描写等はすごく丁寧に描けていると思う。ただ、娘絡みの話がえらく陳腐で不自然。リアリティがない。 ・娘に会う→猛反発を受ける ここは自然。 ・次に会った時に娘にプレゼントを上げる→娘喜ぶ→そのまま娘とデート えっ??? ・娘との食事をすっぽかす→娘大激怒「もう顔も見たくない」 他の描写が丁寧ですごくよかっただけに、娘絡みの描写の不自然さがえらく際立ってしまっている。もったいない。 【たろさ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-04-14 22:24:59) |
117.過去に輝かしい栄光があるほど、衰えていく自分は見たくない。レスラーもストリッパーも必死に戦っている姿が、痛々しいほど。中途半端に娘との話を入れなくてもいいかと。 【noji】さん [地上波(字幕)] 6点(2017-03-13 14:13:23) |
116.《ネタバレ》 「あいつはもうダメ」系の作品は結構多くて、逆境をバネに復活しちゃうケースが多い(その頂点がロッキーかな?)んだけど、コレはダメなままもがいて終わり。謂わば、ロッキーの対極的な作品で、かなり痛々しい。プロレスは比較的選手寿命は長くて、一度人気が出ればそのまま行けるケースも多いし、60過ぎてもやってる人は多い。時代が飛んじゃうので主人公がなんで転落したのかがよくわからないのと、主人公が妙に前向きなので、不特定多数からの承認欲求から逃れられない人間の苦悩や葛藤、老いの苦しみみたいな所の表現が弱いかな。すべての人間は死刑囚なので、死刑執行までどのように生きるかの選択は各々なんだけど、これもひとつの生き方かなと。が、テイストは違うが大河ドラマ的ロッキーに比べるとやはり見劣りはする。比べるのもアレなんだけど。 |
115.《ネタバレ》 プロレスに限らず、どのフリーランスにも当て嵌まるため他人事ではない。肉体の衰え(作家業なら創造性)は誰にも訪れ、特に過去の栄光に縋り続け、プライドが高いのなら尚更。特に娘の約束を忘れて破ってしまう件は血まみれハードコアデスマッチよりも痛々しい。主人公に共感できない人がいるのも当然だろう。それでも仕事と私生活を両立できない不器用な彼に対してある種の羨望を持っているのは事実で、ドサ回りでも彼に声援を送るファンを裏切ることが出来なかった。そういう世界でしか生きられない男のスピーチが胸を打つ。理解者のストリッパーにも去られ、失うものもない彼が死を覚悟したラム・ジャムは、他方からすれば愚かな破滅だが、本人からすれば最期までやり切った生存証明とも言える。それは非現実な世界を生きているか否か、何かを持っているか否かの違いか。落ち目のミッキー・ロークのためにスタジオと闘い続け、プロレスから辛辣な人間ドラマへと昇華させたアロノフスキー監督の着眼点と手腕を称賛したい。 |
114.プロレスに全く興味がなかったのでこの映画も無視でしたが、いやあ全く、、素晴らしい映画が眠っているもんです! 昔は凄かったのに今は底辺で不器用なプロレスラー。自業自得といってしまえば身も蓋もないですが真面目で正直な男だし、人間の生き様としては非常に渋かった。いやシブすぎる。全編ドキュメンタリー風なので映画として良いのか判りませんが、風景やシーン、表情やセリフがいちいち心に入ってくる。音楽を徹底的に排除したことで観客とランディが一体になって共感できた成功例だと思います。 私はミッキーロークのことをほとんど知りませんが、このシブさは役者の内面がにじみ出ているのは容易に想像できます。主演男優賞ノミネートは納得、いや、これほどシンプルで心に響く映画も珍しいので是非賞を取っていただきたかったものです。ラストの演説~試合~暗転の説得力は近年稀にみる素晴らしさでした。 女には受け入れがたい最高の男泣き映画を装っていますが、実は人間の本質を描いた超ヒューマンドラマです。男も女も、プロレスが大嫌いな人にもお勧めできる素晴らしい映画です! 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 9点(2015-10-15 16:01:45) (良:1票) |
|
【cogito】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-05 23:22:14) |
112.《ネタバレ》 ミッキー・ロークって、あんまり好きじゃなかったけど、これはよかったです。不器用でどうしようもない、過去の栄光にすがりついているダメな人間…。だけど、この主人公にとても共感できるものがあるんです。ラストにトップロープからのダイブで画面が暗くなり、エンディングロールで、ブルース・スプリングスティーンの本作のために書かれたオリジナルソングが流れるんです。「通りを這って進む脚一本きりの犬を見たことがあるなら、それは俺……」このワンフレーズが本作の全てなんじゃないかと思います。久しぶりにいい映画を見ました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-12-28 22:21:12) |
111.《ネタバレ》 主人公の後頭部から追いかけて撮る方法で、実在のプロレスラーのドキュメンタリーを見ているよう。ザ・ノンフィクションで見るあれだ。感情移入しないわけがない。過去の栄光を味わった過去のヒーローが再起を賭けて奮闘するがなかなか思うようにはいかず。そしてその主人公がまたイイ奴ときてる。誰だって自然と応援してしまうし、自分と重ねてしまったりしてしまう技法だ。作戦勝ちのようなところもあるが、それだけじゃない。ミッキーロークであるところがまた凄い。それ自体も作戦なのだろうが。ミッキーロークの生きざまが映画を超えてかっこいい。80年代の彼を知っている者はみなその変貌に驚く。整形の失敗で過去の美貌は面影すらない。それでも現在の自分をさらけ出し、自分に重ねて落ちぶれた過去のヒーローを演じきった。昔の彼はとにかく美しかったが、今はかっこいい。今の方が大好きになった。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-10-30 12:39:18) (良:1票) |
110.《ネタバレ》 プロレスを描いた映画の中では最高傑作であることは間違いない。スティングやあの辺の世代のスーパースターをモデルに、落ちぶれてどさ回りする現在のレスラーを演じるミッキーロークが本当にリアルに役作りをしたという感じがあり素晴らしい。もちろん、メインイベントを張っていたスーパースターが、さすがにここまでは落ちないだろうという気もしなくもないが、プロレス以外はてんでダメ人間というあたりから、日本でも安田忠夫みたいなのがいるので、ない話ではないだろう。 とにかく、ミッキーロークのやつれっぷりと迫真の演技が、最後の大技で、本当に死んでしまうんじゃないかとハラハラさせてくれた。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2014-09-05 13:19:35) |
109.そろそろダーレン・アロノフスキーに期待するのをやめたほうがいいかなぁと思っていたところにこれを見る。やっぱりこれからも期待しよう。 |
108.レスラーの凄さ、男の愚かさと悲しさを描いた映画だった。 【miso】さん [地上波(字幕)] 6点(2014-04-19 20:02:26) |
【pillows】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-02 17:46:30) |
106.タイトルに惹かれて留守録をした。ミッキーロークが主演というのも気になった点でもある。ここ最近はパッとしないミッキー様ではあるが、やはりド派手なSFXよりも、シンプルなヒューマニズムの方がしっくりとくる。心に染みる。心が痛む。無様で惨めで滑稽で、でもそれでも格好良い!こういった役をやらせたら、ミッキー様に敵う者なんかいやしない。どことなく「ホームボーイ」を連想させるが、そんなこたぁどうでもいい!格好良いもんは格好良いんだから。「俺にとって痛いのは、外の世界なんだ」この台詞はもう・・・名言です。 |
105.《ネタバレ》 アツい、アツすぎます。娘のために頑張って社会に溶け込もうとしたけど、我慢ならない!俺が俺であることを止めることはできないんだ!ってことですよ。どうしようもないおっさんですが、ガッツリ感情移入してラストで泣いてしまいました。作品のテーマはアロノフスキーの心の叫びでしょう。主役がミッキー・ロークなのもこれ以上ないキャスティングですね。素晴らしい。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-27 23:56:54) |
104.不器用すぎる男の悲哀。生き様、そして死に場所。心に染みました。 【Kの紅茶】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-07-04 21:48:40) |