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バーダー・マインホフ 理想の果てに

The Baader Meinhof Complex
(Der Baader Meinhof Komplex)
2008年【独・仏・チェコ】 上映時間:150分
平均点: / 10(Review 10人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス犯罪もの実話もの
[バーダーマインホフリソウノハテニ]
新規登録(2009-05-14)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2015-10-05)【8bit】さん
公開開始日(2009-07-25
レビュー最終更新日(


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監督ウーリー・エデル
キャストマルティナ・ゲデック(女優)ウルリケ・マインホフ
モーリッツ・ブライプトロイ(男優)アンドレアス・バーダー
ヨハンナ・ヴォカレク(女優)グドルン・エンスリン
ナディヤ・ウール(女優)ブリギッテ・モーンハウプト
スタイプ・エルツェッグ(男優)ホルガー・マインス
アレクサンドラ・マリア・ララ(女優)ペトラ・シェロム
ヤン・ヨーゼフ・リーファース(男優)ピーター・ホマン
ゼバスティアン・ブロンベルク(男優)ルディ・ドゥチュケ
ブルーノ・ガンツ(男優)ホルスト・ヘロルド
ハイノ・フェルヒ(男優)ホルスト・ヘロルドの助手
ハンナー・ヘルツシュプルンク(女優)
脚本ベルント・アイヒンガー
ウーリー・エデル
挿入曲ボブ・ディラン"Blowin' In The Wind"
撮影ライナー・クラウスマン
製作ベルント・アイヒンガー
配給ムービーアイ・エンタテインメント
美術ベルント・レペル(プロダクション・デザイン)
編集アレクサンダー・バーナー
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1
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10.《ネタバレ》 ドキュメンタリーにみえるくらいに作り込んでいる。ドイツ赤軍のこんな映画が作られていたこと自体が驚きである。誰が作り、誰が観たのか(客観的な視点から観るということはいいことではある)。こういう度外れな活動がドイツ的な理念主義・ロマン主義の一種であるとするなら、有効性を厳密に目指すことから遠いのもうなずける。が、日本人にそう言われたくないと、ドイツ人は言い返すだろう(現今の原発問題一つとっても)。
ひと3さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-14 10:32:39)
9.《ネタバレ》 めちゃくちゃな力作だったと思います。よくぞここまで作り込んだものだと感心しました。脚色のバランスもよく、雑多な登場人物の溢れ返る物語をうまく整理し、統一感のあるドラマにまとめてみせた腕前は高く評価できます。さらには思想的な偏りなく作っている点も良く、史実の再現のみにこだわっていることには作り手の良心を感じました。ハリウッドや日本でこの手の映画を作れば、たいていの場合は事件の当事者を礼賛するか罵倒するかのどちらかに寄った作品になってしまうところです。。。とまぁ映画としての完成度の高さは認めるのですが、私の目からではドイツ赤軍は単なるテロ集団にしか見えず、彼らの「蛮行」を2時間半にも渡って淡々と眺めることは少々つらかったです。自分は80年代生まれなので、60年代後半から70年代にかけて世界中の若者達が共有していた革命的な空気というものを知りません。そのためかマインホフ達の主張にはまったく共感できず、彼らの姿を見て感じるのは嫌悪感だけでした。身勝手な主張から平気で人を殺し、時にヘラヘラと笑いながら去っていく様は「時計じかけのオレンジ」のアレックスを彷彿とさせますが、「自分達は正しい行いをやっているのだ」と信じ込んでいるだけマインホフ達の方がタチが悪い。確かに世界史上には何度も革命が起こっており、それらは過激な暴力を伴ったものでしたが、そうした革命の主人公は虐げられてもうどうしようもなくなった民衆たちであって、70年代の西ドイツでそれなりに豊かな生活を送っている若者達が「俺らが世界を何とかしなければ!」と言っても空虚なだけ。彼らは大義名分を語ってはいるものの、結局のところ個人的な自己実現欲求の塊のような連中なのです。それがよくわかるのがヨルダンでのエピソードで、米帝国主義に立ち向かう仲間としてパレスチナ解放戦線に合流するのですが、そこで彼らはムスリムの慣習等を無視してわがまま放題に振舞い、完全に厄介者となってしまいます。他の民族の価値観を平気で踏みにじるということは、彼ら自身にも切実に守りたい何かがあるわけではないということ。つまり彼らはただ暴れたいだけのどうしようもない輩である、その姿勢がよく現れたエピソードでした。そんな彼らが最終的に己の蛮行を反省するわけでもなく自殺するという結末も腑に落ちず(史実なのだから仕方ないのですが)、なんともやるせない映画なのでした。
ザ・チャンバラさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-17 18:48:57)
8.《ネタバレ》 俳優陣が揃って気迫のこもった演技に満ちており、多少登場人物の区別がつかなくなることはあっても、集団として1つの動きがあったことが明確に伝わってくる。また、エキストラの使い方、記録映像の入れ方などにも気が配られており、それによって2時間半があっという間。ただ、描写としては、同じような爆破シーンや暗殺シーンが繰り返されて、ところにより単調になりかけているのが気になった。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-08 01:41:30)
7.地元の映画館で観る予定だったのにムービーアイの倒産で急きょ公開中止になって見れずじまいの今作ですがやっとこさDVDになり見ることができたんですが・・・、ドミュンヘンオリンピックが行われた時代の背景にはこんなことがあったとは全く知らなかった。この映画で初めてドイツ赤軍というのを知ったのですが記録映像を多用しすげぇインパクトのある映像の連続で前半はRAFの栄光を描き、後半は崩壊を描く。理由が合ってバーダーとマインホフがテロ活動をしてたのに次世代の若者はそんな事を知らずに暴れまくってる光景は見てて怖くなりました。これが本当のテロリストなんですね。登場人物が多すぎて出てくる奴もあんまり説明もないので時々コイツ誰だっけ?状態になりましたが微妙なところで終っちゃうラスト、うーん、モヤモヤするなぁ。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-09 00:07:30)
6.後にドイツ赤軍と呼ばれる組織の成り立ちと行く末が丁寧に描かれてゆく。さすがに全てを描ききるなんてことができるわけないので、初期主要メンバー3人の動向がメイン。テロは犯罪だから許してはいけない、と今なら言えるが、当時の社会を省みた場合、テロ行為は国家の作った法によって守られた合法的犯罪に抵抗する唯一の手段だったことがよくわかる。破壊行為は革命行為であり、そもそも体制批判なのだから体制の作り上げた法を遵守する必要がない。ベトナム戦争を発端とする反米デモと、暴力でそのデモを一掃した国家。この事件をきっかけとし、反ナチズムが反体制へと受け継がれる時代背景とリンクし極左組織が生まれてゆく必然が描かれる。そして体制をつぶすための破壊行為が、反体制であるがために抑止力を持ちえず、次第に犯罪行為そのものが目的となってゆく必然。ここまでの全体の流れが実にわかりやすく、面白い。ただ、肝心のメンバー逮捕に至るまでの体制側の描き方がブルーノ・ガンツの独り舞台であまりに短絡的に過ぎる。また逮捕後の展開が駆け足に描かれるのはしょうがないにしても組織の塀の中と外、どっちつかずの描き方も面白さを半減させているように思う。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-19 14:42:39)
5.RAF(ドイツ赤軍)の結成~崩壊を描く。が、なんのためかわからんがやたらとヌードが。刑務所があんなに解放的なのに驚いた。
すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-27 23:16:52)
4.《ネタバレ》 色んなことを考えさせられた映画だった。一世のテロが捕まり、それを何とかせねばと同調する若者たちが二世、三世として凶暴化していく。それがちゃんと描かれていた。こんな映画は初めてだ。1つ思ったのが、裁判で悪口を言われた裁判官がむきになると、傍聴に来ていた若者が喜ぶ場面。法治国家って何だろうな?と思わされる。法以外のやり方でもまっとうな社会ができるのなら、それを示して欲しい。彼らの理想って何だろう?一世はベトナムに無差別殺人を行う大国へのメッセージとして行っていったのだろうけど。二世以降の理想とは何だったのだろう。ただ社会にたてつくカッコ良さだけじゃ何も残らないよ。そして運動は革命のための革命になっていく。そんな中、この映画で一番印象に残ったジャーナリストの女性が独房で自殺する。それが二世以降の運動に火がつく。ブタどもに殺されたのだ、と。この一世のメンバーが自殺をしようと思った所をもう少し描いて欲しかった。どうしてそういう行動をとろうと思ったのか?あのハイジャックされた飛行機のニュース映像、何となく覚えてる。これだけ時代がテロに注目されてくると、テロについての研究ももっとなされていいのじゃないか?そんな事も考えた。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-03 16:57:14)
3.《ネタバレ》 ヌーディストビーチで、小さな女の子たちが駆け回っているシーンから始まる。これ海外で公開できたのか。その後もおっぱいの連続。しかも女優さんたちが皆揃いも揃って美しい。それはともかく、全編通じて異様な熱気、ハイテンションで圧倒されっ放しだ。現在では、彼らが語る革命理論も、空虚でうすら寒く響くが、当時は皆本気で信じていたのであろう。反体制派のアウトローに民衆が魅かれるのは、いつの時代も一緒である。まさに現代版「ボニー&クライド」。メンバーが逮捕されるシーンはもろに「明日に向かって撃て」だ。しかしヨルダンでは軍事訓練を投げ出し、ムスリムの若者たちの前でヌードになる無神経さ。共産主義や革命といったものは、彼らにとっては、暴れるのにいい理由を与えただけなのか。時代が違えば、嬉々としてユダヤ人をいたぶったりしていたのか。あるいは純粋さゆえの暴走なのか。連合赤軍などは、集団心理が何となくエスカレートしたような、何となく日本的なところがあるが、本作の場合は、何でもとことんやる、ゲルマン気質が作用しているような気もする。オウムの事件も記憶に新しい。コミュニズム、宗教ときて、次は何か。ネット右翼はあえなく玉砕したし。テロをやれとは言わないが、今の若者たちも、もう少しはちゃけてもいいのではないかと思う。とかいろいろと考えさせられます。ちょっと実写を使いすぎのような気もするが、とにかく凄い映画です。
わいえすさん [映画館(字幕)] 10点(2009-09-03 22:06:50)
2.《ネタバレ》  60年代から70年代にかけてのドイツ赤軍の動向がドキュメンタリータッチで淡々と描かれていて非常に興味深く観ることができました。正直、現在の感覚で観ると、疑問や嫌悪を感じる部分も多かったです(ただこの「現在の感覚」というのはこういった事実を消化した上に成り立っているのですが・・・・・)。
 
 序盤のテロ活動のシーンなんかは妙に格好よくて、こういった集団に憧れる若者が出てくるのも無理はないなと思いましたね。それ故に、その理念よりも「格好よさ」に惹かれた第2・第3世代が暴走していくのが本当に良く理解できましたし、必要以上に神格化された第1世代の戸惑いや脆さが上手く映し出されていたと思います。
TMさん [映画館(字幕)] 8点(2009-08-24 18:47:32)
1.《ネタバレ》 間違った社会を変えたいと思うことはいいが、卑怯なやりかたはだめだ。卑怯者になりさがっていく活動家二世三世たちはなぜああなってしまったのか、映画後半は刑務所にいる一世の連中がメインになってしまったためよくわからないが、これから不安定になっていく日本にとって、そこをしっかり学ばなければいけないと感じる。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 8点(2009-07-29 17:41:46)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.20点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6330.00%
7440.00%
8220.00%
900.00%
10110.00%

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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