マン・オン・ワイヤーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マン・オン・ワイヤー

[マンオンワイヤー]
Man on Wire
2008年上映時間:95分
平均点:5.60 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-06-13)
ドキュメンタリー
新規登録(2010-04-07)【永遠】さん
タイトル情報更新(2011-04-11)【+】さん
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監督ジェームズ・マーシュ[監督]
音楽マイケル・ナイマン〔音楽〕
ジョシュア・ラルフ
配給エスパース・サロウ
編集ジンクス・ゴッドフリー
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5.ワールド・トレード・センターでの綱渡りの裏側を関係者がそれぞれに語るという構成のドキュメンタリー作品だけど、綱渡りそのものより、そこに存在した人間ドラマの方が心に残った。
終盤はなんとも言えない哀愁が漂って、ちょっと貰い泣きしそうでした。
あと、人生は綱渡りという言葉を肯定的に使える精神には感心した。
僕の人生も綱渡り状態だけど、どう考えても絶望の淵に立たされているとしか思えないもの。
もとやさん [DVD(字幕)] 6点(2017-03-02 17:19:58)
4.《ネタバレ》 かねてから評判は聞いていたので期待していたのだが……。再現映像がよく出来ていて感心する。海外ドキュメンタリーにはありがちなスタイルではあるが、キーパーソンとなる人物へのインタビュー時の演出が良い。フィリップ・プティの綱渡りへの飽くなき情熱と「理由なきことこそ重要だ」という価値観には唸らされた。しかし、このドキュメンタリーには客観視が欠けている。彼の綱渡りは私欲を満たす身勝手な好意に違いない。迷惑を被った人がたくさんいるだろう。そのような人たちから見たプティも知りたい。本作はフィリップ・プティという超人的な大道芸人の裏側に迫ろうとしているのではなく、貿易センタービルでの綱渡りの裏側に迫っているだけだ。彼自身がとても魅力的なだけに、表面をなぞっただけの本作には不満が残る。911を彷彿とさせる題材だからこのような構成を考えたのではないかという意見に私も同意。
カニばさみさん [インターネット(字幕)] 6点(2016-02-25 13:41:18)
3.《ネタバレ》 出来事自体はとてもすごいことではありますが、監督はこの出来事の中の何を伝えたかったのでしょうか?偉業を称えたかったのだとしたら、それは間違いだと思います。インタビューを聞いていると、チームの仲は良くなさそうですし、この出来事の後は、それこそバラバラになったように思えます。何より、誰1人として同時にインタビューを受けた者がいません。また、どれほど迷惑をかけたのかもまったく語られていません。迷惑をかけた側からだけの意見しか聞けないことが残念です。
shoukanさん [DVD(字幕)] 5点(2016-02-21 15:06:14)
2.《ネタバレ》 良い点は、とりあえずすげーってなる点と、彼らの執念が伝わってくる点。そしてその空前絶後の離れ業の後の何とも言えない虚無感です。特にフィリップの友人の涙や「友情が終わった」という台詞、元恋人の愛がそこで終わったという発言は、なんだか寂しさを感じました。悪い点は、フィリップのただの自慢にしか聞こえない点。再現映像が多すぎて、実際の映像がほとんど無く、ドキュメンタリーというよりはテレビ番組っぽいという点。前者は、フィリップの自己顕示欲があからさまに示されるので若干の不快感を催すほどです。フィリップのオーバーリアクションと誇張した表現は信用性に欠け、綱渡り後に「有名になった」ことで有頂天になったとの発言はそれに拍車をかけます。しかしそれと対照的に、彼の友人達は至って冷静に語ります。特にジャン・ルイは偉業の瞬間を語りながら涙し、本作品のクライマックスと言えます。しかしあれほどcrazyな人間でなければ到底あんなことはできないでしょう。目を輝かせながら語るフィリップは子供のようです。綱渡りシーンは確かに美しいが、もっと観せなければこの映画の価値は半減します。この映画が一体何を見せたかったのかが分かりませんでした。それは少なくともフィリップの自慢話ではないはずです。アカデミー賞受賞も、(明示は全くしていませんが
)9.11を否応なく想像させる「うまい」題材だったからなのではないか、と邪推してしまうのは私だけでしょうか。
Balrogさん [DVD(字幕)] 4点(2010-08-07 00:54:01)
1.この手の人は、単に「目立ちたがり屋」と思っていただけだったが、その「目立とう」という意志はハンパではなかった。芸術の根源を見た気がする。だってこれ、金になるわけでなく、あとには逮捕が控えているだけ。そこで幾多の困難を乗り越えてプロジェクトを進めていくのは、目立ちたい、という強力な意志がなきゃ出来ない。義務でなく、公言したわけでもなく、いつでもやめられる、という状況下で、決行にまで至る。目立ちたい、もここまでくれば芸術衝動と言っていい。ただの土器に凝って火炎の縁を付けたのだって「目立ちたい」だっただろうし、引っ込み思案な役をやらせると天下一品という俳優だって、目立ちたくて養成所の門を叩いたのだろう。「目立ちたい衝動」は芸術の根幹を成すんだな、と思いを新たにした。再現映像が多い、純粋なドキュメンタリーではないが、中心にある「人への興味」が生きているので、これでもいい。綱渡りに至る準備が見どころ。映画ではいっさい触れてないが、どうしても裏に同時多発テロの記憶が揺れ、彼らの細緻な準備と対照的に、飛行機で突っ込むという大ざっぱな行為で消えていったこの舞台を、皮肉に思い返す。政治と芸術の力関係の落差に暗澹とした気分になりながらも、政治の大ざっぱより芸術の細緻のほうに加担せねば、と改めて思わされた。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-16 12:00:52)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.60点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4120.00%
5120.00%
6240.00%
7120.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
ドキュメンタリー長編賞 受賞 

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