3.《ネタバレ》 面白いじゃないか!吉永小百合!
本当にこれ観て、つくづく思った。
彼女は使いづらい俳優なんだろうなって。
小百合ブランドを、大林ブランドで力でねじふせて使ってみたら、
何ととても面白い作品に仕上がっている!
とにかく、小百合ブランドを潰すような使い方ばっかり!
性の匂いのしない吉永と、中年のエロさたっぷりの津川をカップルにするとことか、
内容そのものが、「現実(昭和の)世界」マイナス「大林ワールドの少女世界」イコール「この映画」って感じだもん。
政治の世界の不気味なとこに入っていく度胸のある女性を吉永が演じると、これが実にはまり役!
そして、その後、政治のしがらみに絡めとられた組織(新聞社)から退職するまで、実に見応えがある。
何というか、喧嘩に勝ったら、もうそれでいいみたいな女性が吉永に重なって、ラストは拍手もんですよ。
そして、政治の不気味さが大林ワールドの異世界と不思議とマッチしてて、お見事!
これは、傑作!