2.南北戦争直後の1860年代のアメリカ。D.クローバーが、かつての奴隷仲間である母娘を見つけ、オハイオ州の一軒家で共同生活を始める・・・んだけど、この家には「何か」が住んでいるの。最初は「う、しまった、ホラーかっ!?」と思ってビクビク観てたんだけど、Belovedという名の少女が現れてからは、もう釘付け(ホラーじゃないよ)。Belovedが何故、年令並に話せないのか、何故よちよち歩きなのか、最後まで観ればわかる。同時代を取り上げた「風と共に去りぬ」とは全く違う、黒人にとっての当時のアメリカの「現実」が余りにも辛い。が同時に、母娘を取り巻く黒人コミュニティーの懐の深さに救われもし、勇気づけられもする。ハレルヤ!