13.《ネタバレ》 楽しさ(笑い)、感動、それ以外の面白さ(サスペンス、スペクタクル、アクションなど)の3つを全てそこそこのレベルでクリアした佳作。特に感動が押しつけがましくなく素直に心にしみてくるようになっているところがいい。いちばんグッとくるところで「オラの体だけがめあてだったの?」とギャグで風穴を空けたりしている(「野生の王国」にも同じ趣向があった)。逆にしんおすけが品詞から蘇るところは不発だった。悪の組織のバックボーンが完全にギャグである点は毎度のことながら、超然たる独裁者として登場しながら結構やさぐれているラスボスコンビを始め、今回はなかなか面白かったと思う。お下劣度が非常に高い点、ヒロインが珍しくおねいさんでなく7歳である点など、子供にとってはいっそう楽しめる1本ではないだろうか。 【nakas】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-09-15 12:47:50) |
12.《ネタバレ》 うーん……。レモンが任務に忠実なロボットみたいに冷酷一辺倒で描かれていたから、変心する場面にいま一つ説得力がなかったような気がする。序盤でもう少し心を開く場面を描いておくなど伏線がほしかったかな。父親が「うちの娘に何をするんだ」みたいなことをいうところも同じく唐突だが、こっちは実の娘なんでむしろ唐突であることが効果的だった。悪役はもっと非情でもよい感じがしたが、アホみたいにおチャラける他の映画よりは数段マシ。家政婦さんがいい味を出していた。 【空耳】さん [インターネット(字幕)] 5点(2016-05-19 11:37:42) |
11.これを作った人はレモンちゃんに恋してますね。半分レモンちゃんのイメージビデオと化してますね。訓練が進む頃には自分もメロメロで「そういう映画なんだ」と勝手に悟りました。別れのシーンでは小さい頃少し意識してた近所の異性の友達が数年で引っ越した時のことを思い出しました。 【spputn】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-08-26 20:22:23) |
|
9.《ネタバレ》 ところどころに絶妙な味わいがあるのがこのシリーズの面白いところ。本作は家政婦さんと博士でした。 家政婦のイツハラさん、どんな人生を歩んで来られたのでしょう? その過去にとても興味があります。独身ですか? ヘガデル博士がしんのすけに「いま、ジュースだしたるわ」と飲み物を勧めて話すシーンが好きです。関西弁がイイ感じ。鷹揚な態度でしんのすけに色々と打ち明ける博士は、かなりの人格者と見ました。 序盤からしんのすけと二人三脚でストーリーを引っ張るレモンの設定も良かったです。母親の英才教育でテレビを見させて貰えず、スパイをやりながらトム・クルーズは知らない。そんな偏りのあるヒロインと超庶民のしんのすけの落差が終始楽しかったです。 野原一家はそれほど活躍しませんが「うちのせがれに何すんだー!」と言わせるだけで充分なのでしょう。 分かる奴だけ分かればいいって感じで投げられる「シャイニング」も嫌いじゃないです。 しんちゃんムービーとしては程良くまとまっている部類だと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-07-26 03:10:05) |
8.《ネタバレ》 映画の感想・批評とはほぼ関係ない事を書きます。時間の無い方、真面目な方は何卒スルーでお願いします……。私が気になったのはレモンちゃんの本名。正解は不明ですので考えるだけ無意味ですが、想像力を働かせて推理してみたいと思います。手掛かりは以下のとおり。①劇中しんのすけが口にするように、本作は『ミッション:インポッシブル』を意識しています。かの世界ではエージェントが通称(コードネーム)を使っていません。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントは本名なのです(詳しくは『M:I:Ⅲ』の良レビュー参照)。よって、レモンちゃんの本名も通称名に極めて近いニュアンスと考えられます。②レモンちゃんの母親はライム、父親はプラムであること。③しんのすけがレモンちゃんから本名を耳打ちされた時のリアクション。これらのポイントから推測されるレモンちゃんの本名は…レモンとよく似た黄色い(彼女の本当の髪の色)果物で、かつライムとプラムの特性を合せ持っており、思わずしんのすけが身震いする程ステキな響きを持っている。ズバリ、レモンちゃんの本名は、マンゴーではないかと。スノモノ・マンゴー。う~ん、美味しそう?以上でございます。オチはありません。無駄話にお付き合いいただき有難うございました。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-06-28 20:19:16) |
|
7.イツハラさん以外、特にこれといった見どころもありませんでした。過剰なまでのおならネタも、子供が笑えばそれでいいと思いますが、基本的に話が全然面白くないです。これならテレビの30分のレギュラー放送を3回見る方が楽しい時間を過ごせます。 【ramo】さん [試写会(邦画)] 2点(2013-04-21 09:01:16) |
6.《ネタバレ》 スパイ物に不可欠なハラハラドキドキも薄く、スペクタクル性にも欠けるが、無難に面白い。屁ネタだらけで少々うんざりしたが、元々クレヨンしんちゃんってそういう漫画だったよね、ってことで、原点回帰的な作品かもしれない。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-05 00:14:28) |
5.《ネタバレ》 子どもが好きそうなテーマです。自分の子どもにはあんまり見せたくはないけどね。子どもいないけどね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-24 21:02:55) |
【リーム555】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-04-14 14:24:56) |
3.この手の漫画のシリーズものは下手に脚本に時間をかけるよりお約束だけ押さえて量産したほうが費用対効果は高いんだろうな。大喜びの子供の横でそんなことを考えました。 【ぷろぐれめたる】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-05-02 23:21:48) |
2.《ネタバレ》 震災の影響なのか、毎年家族連れで賑わう休日、日劇の『クレしん』が今年はガラガラ。子供達の笑い声が聴こえない鑑賞は淋しい限り。さて、下ネタを物語の核に据えた点で、今回の『クレしん』は挑戦的、挑発的。安易な感動路線に走らず、ナンセンスっぷりを前面に押し出しての疾走で、なかなかの快作に仕上がりました。難点は散見されます。今年もカスカベ防衛隊と野原一家の活躍具合が微妙ですし、演出に不自然な間があってリズムが崩れている箇所がチラホラ(トロロの洪水を食らう二人の警備員の、『シャイニング』パロディなタメを作るカットバックはテンポ悪くするだけで不要でしょ)。それに上映時間が『クレしん』にしては長い事が、何らかの必然を持っているとは思えず、単にちょっと間延びした印象。クライマックスの反撃への移行や追っかけっこはもっとタイトにできたのではないかと思います。悪の動機が徹底的に弱いのは『温泉』同様って事で別に『クレしん』として特に問題がある訳ではありませんが。でも、レモンをしんのすけとは全く異なる存在からしんのすけと同体レベルにまで近付けてゆく物語は、ヒロインにそこまでやらせるか!ってナンセンスの極みながら感動的であったりもして、行くところまで行ってしまった今回は、まー良くやった、と。全国PTAの皆々様に『クレしん』のアイデンティティを改めて誇示してみました、って感じで。比類なき放屁映画として映画史に名を刻みそうな特異っぷりが、今回の『クレしん』のポイント。ちょっと大人しめだったこのところの『クレしん』映画の中でも異臭・・・でなくて異彩を放つ一本となりました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-04-17 18:46:32) |
1.《ネタバレ》 まず最初に言っておきたいことがある。どうせこの後、色んな所で批判的な意見が出てくること間違いないと思うけど、だからこそ敢えて声に出して言いたいし、言わせて貰う。そもそも「クレヨンしんちゃん」って何?大人向けのアニメ?いや、違うだろう!どう考えても子供向けのアニメである。だからこそ子供達がこの「クレヨンしんちゃん」という今では「ドラえもん」映画に匹敵する。いや、もしかしたら「ドラえもん」映画よりも「クレヨンしんちゃん」を支持し、楽しみにしている人が沢山、いるだろうし、大人の中にも多いと思うのである。私もそんな映画を毎度ながら楽しみにしている一人である。色々な点で不満もある。例えば春日部防衛隊の活躍がほとんど無い。出番も少ない。ひろしとみさえの活躍もいま一つである。それでもやはり下らな過ぎる笑いについつい私も乗せられて大笑いしてしまったし、素直に楽しめた。誰が見ても絶対に「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「アッパレ!戦国大合戦」の強力な名作2本に敵う筈がない。あの二つは子供よりもむしろ大人達が感動し、このシリーズそれまで見てない人もはまったと思うのである。私がそうである。しんちゃんのもたらす行動、今回はテーマなんて無いようなものである。もう、ほとんがオナラ、オナラとオナラ一色である。はっきり言えば下品な笑い。だけどしんちゃんだから許せる笑いで大勢の子供、大人までもが釣られて笑ってる。大勢の子供に楽しんで貰いたい。喜んで貰いたいという製作者サイドの思いが伝わってきます。世の中、嫌なこと、辛いことの方が多いけど映画ぐらいは笑っていたい。私はしんちゃんを見ていると嫌なこと全て洗い流してくれる。そんなしんちゃん映画が好きでたまらない。だから毎回劇場で観る事を楽しみにしている。オナラの力が救うレモンちゃん(今作でのしんちゃんとのコンビ)と両親との絆、しんちゃんとの友情、絶対に仲間を裏切らないこと。やってることは馬鹿だけどしんちゃん映画が語っている生きる意味、映画は生きる為の大きな力になる。野原一家の決断力の強さ、絆の大切さこそ今の日本に必要だという事を笑わせながら教えてくれている。一人でも多くの方がこの映画を見て嫌なことを映画という力を持って洗い流してくれたら良いと思う。 【青観】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-04-16 21:43:40) (良:1票) |