1.昭和初期の信濃川を舞台に、名家の娘の波乱に満ちた愛の遍歴と
彼女に思いを寄せる丁稚青年の心情を綴った作品。
映像から受ける雰囲気は古典的な純文学のようだが、昼メロ的な要素も多分に入っている。
気まぐれで我が儘なヒロインに翻弄される青年の姿が、何とも切ない。
いかにも現代っ子といった顔立ちの由美かおるは、そんなキャラのヒロインにはハマリ役。
この作品でも彼女の瑞々しいヌードは話題になった。格別に面白いという作品でもないが、
中々丁寧に作られており、当時の邦画としては良作の部類に入るのではないかと思う。
でも由美かおるは、相変わらず演技がうまくない。好きだからいいけど・・・。