95.《ネタバレ》 観てる間は割と楽しめたが振り返ってみると何が良かったのか・・・ ・ブラッドピッドがかっこいい ・これまで興味なかった野球のGMという仕事が知られた ・仕事に対する信念、熱意、考え方が最後には報われる こんな所だろうか。 しかしなんというかスッキリしない印象。 主人公の人間性かな。 応援したくならない。 感情的な奴とは一緒に仕事したくないな。 かといって昔のやり方に固執する連中も嫌だけど。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 6点(2020-11-03 07:56:13) ★《新規》★ |
94.原作は遠い昔に既読。この作品は、その分厚い中身をすっきりさっぱりまとめていたように思います。しかしさっぱりし過ぎて、唐突に強くなった感じ。どういう選手がどんなデータに基づいて起用され、どんな活躍をしたのか、もしくはトレードに出されたのか、もう少し〝ドラマ〟を見たかった気がします。いかにも実際にいそうな風貌の「ホフマン監督」の見せ場も少なかったし。 【眉山】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-09-05 12:45:59) |
93.《ネタバレ》 陸上や水泳等の個人競技は数字(記録)のみで判断されるが、集団競技はそうはいかない。チーム事情だったり周囲との相性だったり、さらには私生活や素行や性格等々で評価される事があるので埋もれてしまう人材がいる。データによってそういった埋もれた才能が発掘されて活躍する事にはある種の爽快感があり、そういった事がテーマになっているのはよいとは思う。しかしながら、主役がデータを活用する側であるので、活用される側の活躍があまり描かれていないのが難点。活用される側が変化して活き活きとしていく過程を描いたほうが、作品としては面白くなったと思う。結局はGMにとっては選手はコマでしかないというのが皮肉な事に露呈してしまった。球団経営とはそういうものなのかもしれないが、そこにはドラマがない。本作が感動作になりえないのはそういった点が見え隠れするからだろう。 |
92.《ネタバレ》 野球。トレード。ゼネラルマネージャー。正直どれも興味ない。うん、この映画はスルーしよっかなって思ったら、『あれ?ブラッドピット主演じゃん・・』と思い、あらすじだけ読んでみることに。『実話系』『サクセスストーリーっぽい』結局好奇心が勝っちゃって見てみることに。 で、結果は、・・・やっぱ興味湧かねーなー、というのが正直な感想。それに、トレードのルールや基準がどれもピンときません。これじゃあ楽しめるわけありません。選手のほとんどは会話の中に出てくるのみ。当然顔と名前が一致しません。誰がどう凄いのかちっともわからないわけです。 『なんかイライラしてる。』『監督全然ゆーこと聞かねーじゃん。』『なんか勝ち始めた』ぐらいのことしかわかんない。 で、そんな自分でも楽しめそうな野球シーン。特に勝っていくシーン。そのほとんどがニュースで流れるダイジェスト版のようなものばかり。 好きな人が見れば面白いのだと思います。見る価値があるのだと思います。 ですが私のようにこの世界に全く興味がなく、知識がない人間が見ても、ただ出来事を羅列してあるようにしか見えません。見る人を選ぶ映画と言えそうです。 ただ、エンタメ色の薄い作品である割に、見飽きるということはなかったです。ですから、映画としての完成度は高いのかもしれません。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-03-14 23:13:38) |
91.この作品のテーマは野球ではなく、一人の元メジャーリーガーの苦悩と成長です。将来のスーパースターと期待されたメジャーリーガーが選手としては挫折し、スカウトに転向し、GMになり、離婚をして、定期的にしか会えない一人娘を気にしながら、自分を見つめなおしていくストーリーです。そこには大金の契約金につられて名門大学の奨学金を蹴ってまでしてメジャーリーガーを選んでしまった後悔の念が常につきまといます。そんな複雑な心情の男を演じきったブラピの好演が光ります。彼のキャリアベストの演技でしょう。またアシスタントGM役のジョナ・ヒルも良い味を出しています。野球のシーンは実在の映像と俳優陣を効果的に混ぜながらうまく編集をしています。2001年、2002年当時のアスレチックスの試合をリアルタイムで観ていた自分にとっては感慨深いまさに特別な作品です。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2019-09-07 10:28:16) (良:1票) |
90.先駆者は常に批判を避けては通れないのだろう。自分の理論を信じて貫く主人公の、挑戦を諦めない姿はカッコイイ。 主題歌であるThe Showも作品にマッチしていて素晴らしい。 メジャーリーグの知識が少しでもあれば、十分に楽しめる映画になっている。 【アクアマリン】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2019-02-17 17:31:31) |
89.《ネタバレ》 スポーツに疎い私には楽しめなかった…。野球界の裏側の世界。共感出来なかったなぁ。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-05-07 13:06:11) |
88.《ネタバレ》 なにか、観終わって釈然としない。弱小スポーツチームが何らかのきっかけで破竹の勢いをとげるというのは、映画界においてかこれ以上ないというくらいの黄金のフォーマットなのだと思う。しかし、本作のアスレチックスは、前期アリーグの地区優勝決定戦に出ているんですよね。確かに、主力メンバーがそこから抜けたという事情はあるにせよ。制作者は「黄金のフォーマット」に寄りかかろうとしすぎてないか?古い枠から新しいフレームを作ろうとしている主人公を描いた作品なのに。なんか、弱い者ぶってる。ずるくない? 【なたね】さん [DVD(字幕)] 2点(2018-04-27 22:57:18) |
87.本当にあったお話ということで とても面白く観れたんだけど 映画として飛び抜けていいものが特に見当たらなかった。 |
86.《ネタバレ》 本作自体が、劇中で実践されるマネーボール理論の産物のようにも見える。チームの絆とか、精神力とか、スター性とかではなく、「データ」で野球を変えた弱小チームの物語。だから映画としても、徹底したアンチドラマ、アンチクライマックスの作りで、主人公が自分の気持ちを叫んだり、誰かと熱く抱擁したり、チームが一致団結して困難に立ち向かう、的な描写は皆無です。主人公は、野球をちゃんと見ることはできないし、もう大丈夫かと思って球場にいったら11点差を追いつかれるという「もう、野球と関わるのやめたら?」と思ってしまう経験もして、チームと団結することもないし、監督(フィリップ・シーモア・ホフマン!)とも和解しないし、結局はチームの誰からも(さらにファンからも)感謝されない。唯一評価したのは、金満球団の1つレッドソックスという皮肉。ラストの「パパはおバカ」「本当に自分は野球を楽しんでるのか?」と娘の歌ににじむ涙は、GMという仕事の本質にこだわった男の誇り(だからレッドソックスのオファーは断るわけだし)と、それでも感じてしまう虚しさの両方を描いた名シーンだと思います。そのあたりは、人間の二面性・両義性を描く名人監督ベネット・ミラー&脚本アーロン・ソーキンだからこそできた名人芸でした。そして、本作最大のパラドクスは、この映画の主演・プロデュースが大スター俳優ブラッド・ピットであること。その矛盾をブラピ自身も理解していて、だからこその抑えた名演技だったと思います。この作品で注目されたジョナ・ヒルやクリス・プラットのその後の活躍を見れば、この作品が、ブラピという巨大な矛盾を抱えながらも、出塁率の高い才能あふれる俳優たちで作られた優れたアンサンブルであったこともわかります。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-09-19 12:20:17) (良:2票) |
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85.原作も読んでみます。 ベストプレープロ野球の最新版をなんとかだしてもらえないだろうか?PS2版にコボスタ宮城を入れてテキストデータ読み書き機能を追加するだけでも十分だと思うので、どうか一つ! 【マー君】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-01-23 12:17:01) |
84.多分ブラピの映画の中で一番つまらない。最後まで観た自分をほめてあげたい。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 2点(2016-01-02 17:02:25) |
83.《ネタバレ》 日本だとシーズン中の選手のトレードなどあまりないので、この冬から春の野球のオフシーズンに見ると面白いかもしれない。スポ根物ではないので、野球のルールがわからないという人も安心してみれる面白い映画だとおもう。このシーズンオフになると日本からFAで大リーグ挑戦する大物がいると、新聞ではヤンキースと交渉か?!ドジャースと接触とかいろいろなチーム名がでてくるが、その裏で、きっとこの映画のような、トレードで相手の資金を使わせて獲得させないなど、あの手この手が行われているんだろうと思うと、なぜワールドシリーズMVPの松井が放出?とかいろいろ想像ができ楽しめる。今年はマエケンがそんなこんなで、どっかのチームに行くのだろうな。いずれにしても、久々にブラピのアタリ役という感じがした、面白い映画だった。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-12-15 16:05:37) |
82.《ネタバレ》 面白かった。こんな面白いのに実話モノだと聞いてさらにビックリした。 自分も金満球団よりは貧乏球団の方に感情移入してしまうので、 凄く痛快な映画だったなぁ。 【バニーボーイ】さん [地上波(吹替)] 8点(2015-11-30 22:55:25) |
81.《ネタバレ》 この映画のキモは最後の場面だ。球界唯一ビル・ジェームスの野球理論を先進的に実践してきたビリー・ビーンはわずかワンシーズンでこの理論の先駆性をレッドソックスに見抜かれた事を知り、もうこの球団はこの理論で球界をリードできないと予見する。なぜなら資金力豊富なレッドソックスが知り実践すれば我も我もと他球団もこの理論を試すに決まっているからだ。そうなった時点でアスレティックスの優位性は無くなる。そういう展開で実は唯一チャンスのあったのはこのワンシーズンだけだかったという事を知ったビリーの絶望が伝わってきた。 彼も実は「この理論は本当に正しいのか?」疑問に思っていたフシがあるように描かれている。「出塁率の高い選手を集めれば試合に勝てる」という足し算がプロ野球に通用するかというのは実際にやってみないと判らない。この映画はドキュメンタリーと言っていいんだが、新たに味付けされた部分がある。戦況が逼迫した時に聞いているラジオを切って再度入れ直すなど同じような経験があるからその心境が良くわかるし、後で首になるスカウトマンが会議中に「うらないクッキー」と言うのもAKB48を連想させられて笑える。 同じスカウトマンの映画としてクリント・イーストウッドの「人生の特等席」というのもあるが、こっちは相反してコンピューター的な計算要素を一切排除した方が勝つという明確な主張があってこっちはこっちで面白い。 h27-12/31.追記・句読点変更) Fuluで字幕版を観ました。例のスカウトマンが「fortune cookie」ってホントに言ってるのかな?と思っていたもん(^^ゞで、(言ってましたよ!)でも、意外な事に字幕版を観て驚いたのは彼らの会話がものすごく平然かつ整然と進められているという事。日本語吹替版ほど会話は攻撃的でも無くものすごく知性を感じさせる様な仕上になっていた。なるほどこれがピットの目指していた味なのかなあ?、って思った次第でした。 【アマデウスga好き】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2015-08-04 17:07:07) (良:1票) |
80.野球が大好きな自分の視点でいえば金満クラブに打ち勝つ一つの戦法としてセイバーメトリックスは理解できるが好きじゃない。 やはりどこか人間味を感じない機械的な手法に疑問を感じることがある。 野球に限らずファンで支えている限り娯楽であるが結果が必要な現場はそういうわけにはいかない。その苦悩を描いたこの話、ブラピの名演光ります。 ジャイアントキリングなんていうのはファンじゃ決して見えない裏方の努力の結晶でしょう。 |
79.《ネタバレ》 視点が面白い。野球をテーマにしてもあくまで裏方のお話。野球試合がメインではないため、物足りないと感じなくもないが、マネーボール理論で合理的に勝利を狙う展開を上手く魅せる。だから逆転ホームランのシーンで一番気分が高揚するわけで。ノウハウが他の球団で使われてしまうシビアさを字幕のみでサラッと見せ、終わりなき主人公の戦いを際出せていた。堅実な作りだけど、それ以上の収穫はなし。製作年から10年近く前の話なのに、パソコンのディスプレイに時代を感じるね。 【Cinecdocke】さん [映画館(吹替)] 7点(2015-02-15 18:11:05) (良:1票) |
78.《ネタバレ》 『マネーボール』というよりも『データボール』といった方がしっくりくる内容の映画でした。出塁率をチーム造りの最重要素と考えるブラピにはロマンのかけらもなく、選手の躍動したプレーやドラマを期待して球場に足を運ぶ野球ファンの事は眼中にないみたいでした。だからゲーム中は球場に入らないし選手たちと言葉を交わすことも極力避ける。この映画の脚本の絶妙なところは、登場人物たちの実に平凡な言動が淡々と続くということでしょう。ブラピのGMはときどきキレるけど離婚した妻子との関係はごく普通でなんの波乱も起きない。トレードやクビを宣告される選手たちも暴れたりする者は誰もおらずみんな大人のリアクション、ブラピに勝手に選手をトレードに出されるフィリップ・シーモア・ホフマンの監督(好演)にしても、大騒ぎになってもおかしくないのにグッと堪えてぼやくだけ。映画的じゃないけども、みんな実にリアルな人間たちなんです。だけど球場で繰り広げられる試合だけはエキサイティングで予想不可能、四球で出塁することだけを期待されていた選手がサヨナラホームランを打って20連勝するんだから面白いもんです。ここら辺は、アンビバレントな現実をよく計算して対照させた脚本家の高度な技ですね。 MLBに詳しい方なら実話ですので当然結末は判ってらしたでしょうが、なんの予備知識もなかった自分には意表を突くラストでした。ブラピのデータ重視手法ついてもジョナ・ヒルの分析を単に受け売りしているだけみたいな感じだし、サクセス・ストーリーとしてはかなり異色の部類に入る一筋縄ではいかない映画のような気がします。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-15 15:27:25) (良:1票) |
77.実力はあるのに評価の低い人、いわゆる要領が悪かったり変な癖があったりする人が、今までのスカウト目線とは違った合理的な理論で見出されて結果を出していく物語は、自分とダブっているわけではありませんがとても共感できました。イェール大卒の補佐役キャラにはちょっと違和感ありますが、GMである主人公やここに登場するMLBのプレーヤーの境遇等、実話のリアル感が伝わってくる映画です。偉業達成はドライな手法だけでは困難で、人をその気にさせる人間臭い魅力が不可欠だと思いますが、過去の挫折体験を持つ主人公にはきっとそれがあったのでしょう。 【ProPace】さん [地上波(字幕)] 8点(2014-12-18 20:53:26) |
【マンデーサイレンス】さん [地上波(字幕)] 5点(2014-12-17 16:20:51) |