日本侠客伝 花と龍のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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日本侠客伝 花と龍

[ニッポンキョウカクデンハナトリュウ]
1969年上映時間:112分
平均点:7.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1969-05-31)
アクションドラマシリーズものヤクザ・マフィア小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-03-04)【イニシャルK】さん
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監督マキノ雅弘
キャスト高倉健(男優)玉井金五郎
藤純子(女優)お京
星由里子(女優)マン
二谷英明(男優)大田新之助
若山富三郎(男優)吉田機青
山本麟一(男優)林助
三島ゆり子(女優)チエ
津川雅彦(男優)ノロ甚
遠藤辰雄(男優)由造
相馬剛三(男優)根岸
内田朝雄(男優)山尾市松
河合絃司(男優)田中光徳
上田吉二郎(男優)永田秀次
南風洋子(女優)サク
和崎俊哉(男優)松川源十
小松方正(男優)平尾角助
小林稔侍(男優)俊次
高橋とよ(女優)島村ギン
天津敏(男優)伊崎仙吉
水島道太郎(男優)大庭春吉
木村修(男優)
清水一郎(男優)
原作火野葦平「花と龍」
脚本棚田吾郎
音楽木下忠司
撮影飯村雅彦
企画俊藤浩滋
矢部恒
配給東映
美術藤田博〔美術〕
編集田中修
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1
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4.《ネタバレ》 火野葦平の「花と龍」を日本侠客伝シリーズに取り込んだバージョン。
一本一本が独立した話のシリーズと聞く。
監督は、あのマキノ監督。

本当は「花と龍」を観たかった。
が、本編も面白い!侠客シリーズ、面白いんだ。
一体、どこからどこまでが「花と龍」なのか分からないが、
本編の魅力は、高倉健を愛する二人の女にある。

下町の女性とヤクザの世界に身を置く藤純子。
ラストの修羅場を、ともに生き残って、奥さんに「私の負けだわ」というアタリ。
カッコ良すぎです!藤姐ェ!
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-13 22:49:34)
3.《ネタバレ》 マキノ映画で星由里子と二谷英明と珍しい二人が作品の中での大きなキーとして描かれている。どちらも、何となく東宝任侠映画での違和感を覚えなくはないがそれを打ち消してしまうマキノ雅弘監督の演出により、見応えのある作品になっている。いつものマキノ任侠映画組の魅力、主演の高倉健は勿論の事、脇役の魅力、特に山本麟一が素晴らしい。そして、もう一人、藤純子の美しく、格好良い振る舞いに眼を奪われる。自分の腕で刺青を入れ、その刺青を惚れた男(高倉健)の奥さん(星由里子)に見せるシーン、女にしか出来ない素晴らしさ、菊の花で締めくくるラストまでの流れも良い。マキノ映画ならではの迫力のある殴り込みのシーンなど如何にもこれこそマキノ映画というこのシリーズのラストを飾るに相応しい作品です。
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2016-06-28 19:26:52)
2.「花と竜」を日本侠客伝の世界に取り込み、一介のゴンゾウだった主人公がやがてオヤブンになっていく、大河風の内容で、このジャンルの作品としては2時間弱とちょい長め。特に下積み時代の主人公を描く前半は、コミカルで明るい雰囲気です。主人公のタマキンがやたらと出来過ぎクンなんですけれども、健さんが演じれば、何となくイヤミが無いんですね。彼を招いたゴンゾウ仲間が二谷英明っても、一見違和感があるけれど、その後の展開を見れば、なかなかうまい配役。最初は主人公をやさしく見守るような立場で、後半主人公へそっと想いをよせる藤純子、ここが演技の見せ所とばかりムズカシイ表情を見せる場面もあれど、最後は晴れやかな表情なのが、イイんですね。モテる男とモテる女の組み合わせ、ちきしょー憎いね、と。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-10-25 09:53:55)
1.《ネタバレ》 明治末期の北九州で前半はゴンゾウという石炭流しの一人夫として、後半は若松で棒芯を経て組の小頭として健さんが大活躍します。
本作より5年前に公開された一作目の日本侠客伝では些か小頭としては少し線が細くて若すぎるきらいが有ったように思いましたが、この時期の健さんは何方の役どころも違和感なくピッタリとハマっています。
後半の任侠映画特有の展開や立ち回りなどは作品的に特出する所はそれ程無く進んで終焉を迎えますが、前半の話は健さんの若々しさと相俟ってかなり楽しめます。

ゴンゾウの仕事は喧嘩も兼ねているとの事で、荷役を巡りライバル業者相手に負けそうになると当然のように実力行使の手段に打って出る展開を見て、仮にも近代日本の話なのにこんなバカな解決法でいいのかと思ってしまいましたが、軽く調べてみると荒唐無稽でもない事に改めて驚かされてしまいました。

友達を頼って新天地に着き徐々に周りの信頼を勝ち得ていく玉井金五郎という若者を若さと渋さが調度良く混在している当時の健さんが見事に演じきっています。
そんな彼の魅力を感じさせて貰えるのが友達の新之助を傷めつけた相手のいるヤクザの親分達の酒宴に単身乗り込みに行くシーンです。
真っ直ぐな眼差しで相手を見据えて歯切れの良い台詞で啖呵を切る健さんは利他的で曲がった事が許せないが故に他人を惹きつける主人公が持っているキャラクターの説得力を増すと共に高倉健という人そのものを見せつけられた気がして高揚感と同時に爽快感を味あわせて貰いました。
また、このシーンではここでしか出ていない若山富三郎さんの淡々として大袈裟では有りませんが確かな存在感も堪能できます。
個人的には山本麟一さんが特に良かったですが、他の脇を固める役者さん達も地に足を付けた演技で安心して見る事が出来ますし、テンポは速くないのですが話が面白いのでリズム良く加えて心地も良く進んでいきます。
台詞などで説明せずに映像や情景で状況や心情を表しているのもその要因のひとつだと思います。
タバコの件や薬と一緒に菊の花を持って行くおマンの行動で見せる彼女の玉井への恋心が芽生える表現等は的を射た丁度良さが有り、見ていて演出の上手さを感じると共にとても気持ちが良かったです。
唯一、品と優しさを拭い切れない二谷英明さんが肉体労働者とヤクザの役というところに無理があった気がします。

本作を含めてこの様な義理人情全開の任侠映画を見たのはまだ3本目なのですが、それが持っている典型的な展開等は私の想定内に収まっていましたが、どの作品もドラマ部分の質の高い作りには正直驚かされてしまい嬉しい誤算でした。
当時、任侠映画の人気が高かったのは実はこの様なドラマとしての面白さにも起因しているのではないかと思える程楽しませて貰いました。
しってるねこのちさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-08-10 22:52:52)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7125.00%
8375.00%
900.00%
1000.00%

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