47.《ネタバレ》 序盤・中盤の話の流れはもう一つだったが、終盤でだいぶ持ち直した。 まともな人間がいない中、そんな人間のエゴで誕生したチャッピーが無事でいてくれてよかった。 第九地区に似てると思ったら同じ監督だったからなのか、納得。 キャストは結構豪華でしたね。 やはりヨハネスブルクは恐ろしいところだ。 【2年で12キロ】さん [DVD(字幕)] 5点(2021-12-31 10:53:43) |
46.《ネタバレ》 意思を持ち学習し感情も理解するAI。 そういうのがいかに人間に脅威になるかというのは、散々映画でも小説でも描かれているので、本作の見どころは、段々人間らしくなっていくチャッピーの様子でしょうか。 生まれたてのチャッピーが、言葉や仕草を覚えていく過程は可愛いんですが、いろいろ雑で気になりました。 本当に無の状態なら、最初から「怯える」とか隠れるとかしないです。 雑なのは全体的にで、武器も持ってるロボットポリスの管理が杜撰過ぎることや、カード一つでプログラムが操作できる、というかセキュリティがまるでザル。 バッテリー切れたらお終いって、ロボポリスって使い捨て? そういう細かいことは置いとくと言うなら100歩譲るけど、ビックリなのはヘルメットでデータ化した意識を転送するってこと。 そんな技術、世の中変わっちゃうくらいの発明じゃないですか? 人間の記憶や意識・感情・意思、そういうのがデータ化できるのか、できたとして転送されたロボットは、果たしてオリジナルと同一人物と言えるのか。 ロボットの体で「生きていく」のは人間と言えるのか。 そんな重大なことは完全スルーで、創造主とママの意識を転送してめでたしめでたしみたいなラストに、何だか脱力。 カッコ悪いクズ役を引き受けたヒュー・ジャックマンにプラス1点です。 【nanapino】さん [地上波(吹替)] 5点(2021-02-14 02:13:52) |
45.AI/ロボット技術の深いところは ほぼ触れずに、「ロボットかわいい」にかなり振っている。これは「ロボットは怖い」思想が主流派っぽい欧米では正しいアプローチなのかも知れない。『2001年宇宙の旅』『ロボコップ』『ターミネーター』なんかの影響もありそう。「ロボットかっこいい」に振ろうとすると、「怖い」に傾きがちなんだろう。 日本には『ガンダム』『ドラえもん』の影響もあるのか「ロボットかっこいい、怖くない」を素直に受け入れる人(主に男性?)が多そうなので、こんなアプローチは必要ないのかも知れない。 (ウィーバーさんにはロボットに立ち向かって欲しい派なので、ちょっと残念・・・) 【くろゆり】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-11-26 22:23:56) |
44.《ネタバレ》 人工知能成長モノはこれまでにもあったので目新しさはない。よって、本作のキモは後半にでてくる「意識の転送」にある。が、そもそも「意識とは何か?」という事が明確には解明されていないので、意識と記憶が混同されてしまって(実際に行われたのは意識ではなく記憶の転送に思えるが)、話がグチャグチャになってしまった。ちなみに、意識の転送が可能であったとしてもそれは自覚不可能というのが哲学的な常識である(詳しくは永井均の書籍を参照)。というか、てっきり巨大ロボットにチャッピーの意識が転送されて、「自分対自分」の対決というカオスが展開されるのかと思ったが、イガイと平凡でありきたりな展開で終わってしまった印象。とはいえ、チャッピーの存在は所謂「哲学的ゾンビ」的でもあり、「意識とは何か?」という哲学的な問いをあらためて考えさせられるという点で興味深い作品になっているとは思う。 |
43.衝撃的でした。第9地区にもはまってしまったので、こちらもあとを引きそうです。 さて神がいるとして、その神が人間を創造したと前提して、では、なぜ死ぬのに造りたもうたのか。細かいことよりも今回は死生観をも問わせる作品ではないかと思いました。愛する者を守る、あるいはその者たちに永遠の命を授けたい、というのは許されることかどうか、答えはまだ出ないはず。 ところで、実名で出ているニンジャとヨーランディ(はのちほ分かれてしまったが実子のほかに3人の養子も迎えているラッパーたち)が本当にいい味を出している!彫り物は本物だったんですね。。。生き急いでいないといいと思っています 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-12 10:31:34) |
42.《ネタバレ》 そらウソにまみれたポンコツな人類に創られたロボットが完全無欠な筈もなく。 でもなんだかとても考えさせられる映画だったなぁ。 かつて妖怪人間は『はやく人間になりたーい』と叫んだものだったけど、これからは人間が『はやくロボットになりたーい』って叫ぶようになるのかな? いやはや人間って驚異的なスペックを持った生命体なのに、一体いつまで不毛な行いを繰り返すんですかねぇ。 なさけなや。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-26 00:02:04) (良:1票) |
41.吹き替えでみたんだけど、チャッピーが可愛くて。「怖い」というシーンには本当にかわいそうで。ママの母性がこっちには本当癒しになって。概してママとディオン以外は悪意の塊のような奴らばかりでこっちの心もやられる。残酷描写もある演出人権と差別というテーマ性南アの画質ロケーションが第9地区瓜二つだと思っていたら、監督が一緒でした(笑 【タッチッチ】さん [インターネット(吹替)] 8点(2019-09-05 19:09:24) |
40.《ネタバレ》 結構重いテーマですよね。この監督の映画「第9地区」といい、この映画も深いテーマを抱えていて、偏見やらロボットの命やら考えさせられます。結末も安易なものではあるけれど、ちゃんと愛を感じさせる映画でよかったんじゃないかと思います。 【Keytus】さん [インターネット(吹替)] 7点(2019-07-04 00:32:47) |
39.チャッピーがとにかくかわいい。 チャッピーを見ていると、完璧な人間型ロボットにしなくても、 なんのためらいもなく感情移入できるんだなあ、とあらためて思ったりした。 終盤、まったく予想外の展開になってしまって、そこが少しだけ残念でした。 【Wilhelm】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-04-06 22:49:19) |
38.《ネタバレ》 では、あらすじ。生れたばかりの感情をもつロボットが、三人のギャングに育てられ、五日間の寿命と、巨大ロボットによる抹殺の危機をのりこえて生き延びた。 話と設定は荒唐無稽。よって納得できないことは多いが、アクション性の高い娯楽作品なのは間違いない。しかしデートムービーには不向きの気がする。だが、妊娠中の夫婦、幼い子供がいる夫婦だと、いろいろ感情移入できる気がする。また、ロボットオタクなら、たぶん退屈せず楽しめる気がする。 個人的には、登場人物の誰にも感情移入できない。だから感動はない。 ところで日本劇場公開版を観たわけだが、120分は長いと思った。95分くらいだと丁度良い気がする。ちなみに音楽的には何も思わない。パパとママ役の二人は現実でも夫婦でミュージシャンらしい。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-03 20:32:08) |
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37.《ネタバレ》 近頃なにかと話題になるAIの在り方がテーマかと思って期待して観たのですがハズレでした。そこは思いっきりファンタジックに流されていてハードウェア的な考証は皆無です。起動直後のチャッピーは赤ん坊と同じとか言ってましたけど、単語を教えるだけでストーリーに都合の良い知識だけは瞬時に覚えていました。ヒトに対する暴力には多少は気を遣っていましたけど、論理に一貫性を覚えません。バカに育てられてバカになった。そんな感じでしたね。 さらに、それは無いだろうと思ったのが人の意識(と云うか人格?)の機械ボディへの転送です。記憶媒体にメモリー出来るのなら、それは人工知能を開発する必要も無いほどの意義を持っているはずですけど、拍子抜けするほどあっさりとストーリーに組み込まれていました。これはSFではなくファンタジーですね。最初から「オズの魔法使い」を観る態勢なら問題無かったと思いますが、期待した分だけ落胆しました。SFの腐臭をまき散らしすぎです。 ちなみに、ロボット警官の頭部デザインはパトレイバーへのオマージュ? 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-10 01:45:22) |
36.《ネタバレ》 チャッピーがかわいいのです。決して姿かたちがかわいいわけではないのです。それはさておき、この作品は多様なテーマが盛り込まれており、観る人にとって捉え方が千差万別する作品であろう。意識だけがロボットとして永遠に生き続けるのは果たして幸せなのだろうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-28 00:57:28) |
35.《ネタバレ》 危険な犯罪都市ヨハネスブルグ。貧富の差が激しく、下手に道徳心なんてふりかぞうそうもんなら、簡単に虫けらみたいに殺される。そんな場所で生まれたニール・ブロムカンプ監督の作品は常に、善悪の基準が曖昧で、あくが強い。それゆえに彼の作品は好き嫌いがはっきりと分かれる。彼の作品ではよく、クズみたいな登場人物たちの当初の目的や感情が、特殊な状況下で変化する。そしてそれに伴い、物語運びも、予想もつかない展開を見せる。今作も、その作家性は前面に出ていて、僕はもう、ワクワクしながら最後まで楽しめちゃったわけです。最初はピノキオみたいな話かな?と思わせておいて、子育て論?善悪?意識ってなに?どーなっちゃうの?と色々考えさせられるうちに、最後はとんでもない着地点へと連れていていってくれて、しかも、それが小難しいお話しや変に哲学的な見せ方じゃなくて、あくまで、B級感満載の、ドンパチバリバリの頭空っぽでも全然楽しめる娯楽作品風に仕上がっており、僕なんて、途中でチャッピーの健気なかわいさに、ちょっぴり泣けちゃったりもして、怒ったチャッピーにしびれまくって、戦闘シーンではテンション高めで応援なんかしたりして。てゆーか、すごく人間臭いチャッピーにメロメロでした。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-10-18 00:48:27) |
34.《ネタバレ》 子ども向けだったのでしょうか。チャッピーが俄然悪になりきっちゃわないと凡百のロボット・ファンタジーと変わりません。ニンジャ達もチャッピーを囲んで、すっかりいい人っぽくなっているし。ラスト近く何でもありのなり行きは、子供用の絵本のソレです。なんか、甘ったるいお菓子を食べたような鑑賞後の感じです。チャッピーの動きがとても人間らしいところは驚きましたが、ロボットらしい味がないなとも思いました。ワタシ、古い人間だからでしょうが、なめらかな上でぎこちない動きを求めてしまいます。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 4点(2016-09-22 22:34:53) (良:1票) |
33.良く出来た映画だと思うが、あまり楽しめなかった。とにかく登場する人間がみんな悪人ばかりで気分が悪い。さらにラスト付近はもう滅茶苦茶で、そんな事が出来るなら何でもありだろってなもんでガックリ。映像的には好きなタイプの作品だけに惜しい気がした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-05-12 21:48:51) |
32.《ネタバレ》 チャッピーつれてギャングの巣窟襲撃すりゃよかったじゃん。 【osamurai】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-04-23 19:52:51) |
31.突っ込みどころも多々ありつつも漫画の実写化と思って観たらなかなか楽しめた。チャッピーかわいい。下の方でも仰ってる方がいらっしゃいますが、確かに昔懐かしの映画『ショートサーキット』に似たとこありますね。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-04-07 23:24:38) |
30.《ネタバレ》 極端なまでに治安が悪化した、世界でも有数の危険都市ヨハネスブルク。業を煮やした警察はロボット警官隊の導入を図る。IT企業テトラバール社の開発した、人間以上の俊敏性と耐久力を有するスカウトは瞬く間にその実力を発揮し、それまで我が物顔で街を牛耳ってきた犯罪者たちをどんどんと一掃してゆくのだった。気を良くした警察上層部は本格導入を決定、数百体規模のスカウトを実戦配備し街の治安は飛躍的に改善する。だが、開発者であるエンジニア、ディオンはそれでも飽き足らず、自らの意思で判断し、感情さえ有するAIを持った新型スカウトの研究を独自に続けるのだった。やがて、本物の〝心〟を持ったロボットの完成にとうとう成功したディオン。自宅でそんな〝心〟を持ったロボットを起動させようと家路を急いでいた彼だったが、不幸にもその日、街のチンピラどもに襲われ、その大事なロボットを奪われてしまうのだった。「チャッピー」。チンピラ一味の若い女性から、奪われたロボットはそう名づけられ、次第に犯罪者としての教育を施されてゆく。そんな折、ディオンのライバルである同じく研究者の男がその事実を知り、やがて、事態は取り返しのつかない危機を迎えてしまうのだった…。果たして〝心〟を宿した無垢なるロボットの運命は?『第9地区』で鮮烈なデビューを飾った、ニール・ブロムカンプ監督の最新作は、そんな原点に立ち返ったような小気味のよいロボットアクションでした。冒頭から、現実のヨハネスブルクを背景にして、疾走感抜群で展開されるそんな物語に僕のテンションは否が応にも高まっちゃいました。『第9地区』の衝撃再びか?!と思ったのも束の間、肝心のチャッピーが登場してからは、そんな疾走感はものの見事に失速、僕の期待は見事に打ち砕かれてしまうことに。何が駄目かって、まずストーリーがあまりにもごちゃごちゃしてていったい何をメインに描きたいのかかなり焦点がぼやけてしまっているところ。チャッピーも、開発者のディオン博士も、頭の弱いチンピラたちも、悪役のライバル・エンジニアも、いったい何がしたいのかいまいち分かり辛いためさっぱり物語に入り込めません。次に、メインキャラのチャッピー。そのピュアさをいかにも強調しようとしているのが見え透いてしまい、いかんせん魅力に乏しいってトコも本作の欠点ですね。クライマックスなんてもはや破綻寸前で、ほとんどカタルシスを得られることなく終わっちゃいました。『第9地区』があまりにも出来が良かったから仕方ないのかも知れませんが、ブロムカンプ監督、一作ごとにそのクオリティが下がっちゃってるような気が…。きっと、次がこの監督の勝負所でしょう。スラム街で展開されるロボット対犯罪者のアクションシーンはやはりすこぶる格好良かっただけに、僕はそれでも期待して待ってますんで、頑張ってください!! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-04-02 22:54:16) |
29.《ネタバレ》 『第9地区』の既視感が強いロケーションだけで飽きる感じ。そのうえに昔の『ロボコップ』に出てたようなズングリ体型ロボットも。ロボットを使って「心」を問うことや、人工知能の学習を描いて子供のような純粋さを演出するのも、もういろんなとこで使い古されてきて、チャッピーのかわい子ぶりっ子、健気ぶりっ子、かわいそぶりっ子に、ちょっとやな感じ。ヒュー・ジャックマンが正義側でないのが唯一印象的でした。で、人間誰しも「100%善人」とか「100%悪人」とかいないのは分かっちゃいるけど、ギャングのカップルを「なんだかんだあっても、けっこうイイ奴らなんじゃね?」みたいに見せるのは、なんか受け入れ難いなー。ヒュー・ジャックマンを完全悪者に描いておいて、ギャングの方がまだマシってですか? 「必ずどちらかと交流しろ」て言われたら、自分はギャングカップルは絶対お断りだな〜。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-01-24 18:54:25) (良:1票) |
28.《ネタバレ》 なんか見たことのあるストーリーだと思ったら、ショートサーキットですか。確かにそんな感じでした。でも、「第9区」と同じ南アフリカ感満載のあれた雰囲気の中で、愛嬌たっぷりのチャッピー。貧困街での現実を見せられるようでした。最後のママが…のシーンは余計だったかな? 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-17 22:44:56) |