1.《ネタバレ》 近年日本で流行した、所謂「人狼ゲーム」をモチーフとした映画を調べてみた結果は次のとおり。①『人狼ゲーム』(2013年、監督:熊坂出、主演:桜庭みなみ)、②『人狼ゲーム ビーストサイド』(2014年、監督:熊坂出、主演:土屋太鳳)、③『リアル人狼ゲーム』(2013年、監督:山田雅史、主演:栞菜)、④『リアル人狼ゲーム 戦慄のクラッシュ・ルーム』(2014年、監督:梶田征則、主演:永野まりや)、⑤『人狼処刑ゲーム たとえ君が狼でも僕は君を守る』(2015年、監督:ギョーム・トーブロン、主演:太田基裕 米原幸佑)⑥『キリング・カリキュラム ~人狼処刑ゲーム 序章~』(2015年、監督:古厩智之、主演:米原幸佑)結構な人気コンテンツのようです。戦略性あり、心理戦あり、ショッキングシーンあり。サスペンスの要件がバランスよく揃っており“映画化向き”なのでしょう。全て続編が製作されている点も興味深いです。さて評価の方ですが、①②はあっと驚く傑作シリーズで、2作品共抜群に面白いです。オススメします。④⑤⑥は未見。で、今回のレビュー対象作品『リアル人狼ゲーム』ですが、正直言って「論外」でした。そう、長すぎる、そして必要のない前置きは、本作に対する感想を書きたくなかったからです。モヤモヤ・脱力・なんだコリャ。羊頭狗肉ならぬ羊頭狼肉。“看板に偽りあり”な意味不明映画でした。久々に掛け値なしの1点進呈です。0点は勿体無いので。(2022年9月22日追記)『戦慄のクラッシュルーム』を鑑賞した際、前作となる本作品の記憶がすっかり消えておりました。自身の感想を読み返してもさっぱり思い出せず(ほぼ内容に触れていないからだよ!)繋がり確認も兼ねて再鑑賞することに。結果、最初の採点は厳しすぎたと反省しました。そこまで駄目な作品ではありません。少なくとも『人狼ゲーム』ではありましたし。あと、ある程度は内容がわかる感想にしないと忘備録として用を為さないことも理解しました。おかげで1時間あまり人生の貴重な時間を無駄にした訳ですが。点数は自戒とお詫びを込めて倍にしておきます。