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トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男

Trumbo
2015年【米】 上映時間:124分
平均点: / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマ伝記もの
[トランボハリウッドニモットモキラワレタオトコ]
新規登録(2016-07-14)【DAIMETAL】さん
公開開始日(2016-07-22
レビュー最終更新日(


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監督ジェイ・ローチ
キャストブライアン・クランストン(男優)ダルトン・トランボ
ダイアン・レイン(男優)クレオ・トランボ
ヘレン・ミレン(女優)ヘッダ・ホッパー
エル・ファニング(女優)クレオ・トランボ
ジョン・グッドマン(男優)フランク・キング
アドウェール・アキノエ=アグバエ(男優)バージル・ブルックス
アラン・テュディック(男優)イアン・マクラレン・ハンタ
ジョン・ゲッツ〔1946年生〕(男優)サム・ウッド
ロジャー・バート(男優)バディ・ロス
クリスチャン・ベルケル(男優)オットー・ブレミンジャー
音楽セオドア・シャピロ
製作マイケル・ロンドン
配給東北新社
衣装ダニエル・オーランディ
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6.《ネタバレ》 「ローマの休日」「スパルタカス」etc・・出てくる映画のビッグネームにトランボってこんなすごい人だったんだと驚きました。と同時に夢工場の舞台裏で、こんな政治的な波が吹き荒れてたとは、まったく知りませんでした。この映画はとても分かりやすく、ヒューマンな家庭ドラマを中心に、ハリウッドの黒歴史を描きます。結局、人の心をうつ映画などの芸術は、時代とともに変わりゆくもの(流行、ここでは流行りの思想)とは関係なく、どう生きるかってことが創り手にも大事なのだろうと思いました。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-12 20:51:51)
5.《ネタバレ》 「権力と戦った不屈の人!」みたいな映画かと思いきや、苦境にあっても仕事人として生き、最後には自分を弾圧してきた人たちを実力で見返すというトランボのサクセスストーリーとなっており、良い意味で気楽に見られ、適度な高揚感も得られる娯楽作となっています。『オースティン・パワーズ』シリーズのジェイ・ローチ監督のフットワークの軽さが最大限に活かされた結果ではないでしょうか。
本作で興味深いのは、コミュニストとして弾圧されたトランボが、結局はアメリカの資本主義に救われるという捻じれた構図となっている点です。B級映画のプロデューサー達は、ハリウッドトップの脚本家を格安で雇えるということで追放後にもトランボを使い倒し、トランボもそうした小銭稼ぎのおかげで追放後にも家族を食わせることができたのですが、共産国ではこのような現象は起こらなかったことでしょう。
まさに「芸は身を助く」を地で行く内容だったわけですが、何があっても腕一本で食えるというトランボの才能には恐れ入りました。また、そんなトランボと対比される形で、同じく赤狩りで業界を締め出されたアーレンという脚本家が登場しますが、彼はトランボほどの才能がないため仕事をうまくこなせず、安っぽいSF映画に共産主義思想を紛れ込ませてプロデューサーを困らせ、最後には職場から去っていきます。これって、実社会でもできない人の行動の典型なんですよね。それらしい大儀を口実にして自分の実力不足をごまかし、最後には「こんな仕事やってられるか」と言って出て行ってしまう。自分自身にもこういう面がないわけではないので身につまされるところがあったし、一方でどんなクソ仕事にも労力と才能を惜しみなく費やしたトランボの姿勢には、ひたすら感服させられました。
ここからは文句ですが、トランボの個人的思想や政治活動について劇中ではほとんど触れられていない点は、ちょっとズルいかなと思いました。赤狩りの時代、アメリカにとって共産主義は今そこにある危機であり、汚い手を使わなければ国を守りきれないというギリギリの状態にありました。劇中でもわずかに触れられるローゼンバーグ事件などは最たるもので、原爆製造の機密文書をソ連に売った罪でローゼンバーグ夫妻は死刑とされ、それに対して捜査当局によるでっち上げとして当時の文化人やマスコミは大騒ぎしたのですが、ソ連崩壊後にはローゼンバーグ夫妻は本当にスパイだったことや、当時アメリカ政府を非難した文化人やマスコミにはソビエト政府の手が回っていたことが判明しています。マッカーシーらが喧伝した危機は実在していたのです。
この点で言えば、トランボの政治活動がどのようなものであったのかは、彼に降りかかった災難が自業自得によるものだったのか、それとも不当なものであったのかを判断するにあたっては重要な情報です。トランボにとって不都合な真実を隠した形で、当時のアメリカ政府や、政府に同調した者のみを非難するような内容はアンフェアではないかと思います。歴史もの、特に存命中の関係者も多い近現代史を扱った作品には多面的な考察が不可欠であると私は考えているのですが、本作については事実の一側面しか切り取られていないという点が残念でした。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2017-08-10 22:23:39)
4.《ネタバレ》 風呂場で爆睡する一人の男性。目覚めた瞬間、浴槽の上に鎮座するタイプライターにアイデアを叩き込み、人差し指で音楽を奏でるように、一文字一文字刻み書きあげていく仕事風景から物語は始まる。

机の上に並ぶ賞の数々、俳優陣との想い出の写真(キャサリン・ヘップバーン)、自らが著した小説「ジョニーは 銃を取った(ジョニーは戦場へ行った)」。

監督の隣で撮影のNGを楽しく見ていられた平和。そこから映画館で観客の冷たい視線が突き刺さる赤狩り(レッド・パージ)の、苦難の時代の到来。
馴染みの俳優は時代の流れによって豹変し距離を置き、貴婦人は冷酷に見放し脳味噌お花畑のBBAと化し、新聞には顔写真付きの記事で煽られ、映画館から出るやいなやコップの水を浴びせられ、資料を破り捨てられ投げ返される「クレーム」を喰らうような時代。

グラスでジャグリングを披露する宴会、それを中断させるために来訪する黒塗りの車、黒衣の男たち。

それでもダルトン・トランボという男は屈しなかった。殴りたければ殴ればいいと眼鏡を外して覚悟を示す。口先だけじゃない男の生き様をこの映画は描き、蘇らせる。

資料映像風の白黒からカラーの“当時”へと飛び、退席になっても、持病を抱えていようが煙草の煙を吐きながら訴え続ける抵抗の証。子供たちが遊ぶ様子でさえ呑気に見ていられない。カーテンを閉め、タイプライターを打ち続ける脚本家としての、職人としての己を貫く。

子供を抱きかかえ口づけを交わす別れ、間近で“怒り”をぶちまけられる挨拶、ラジオ越しに聞いてしまう“声”、罪の意識を示す力のない握手、解放された先に待っていた者と交わす喜びの接吻。影に包まれるようにやつれた男の気力を復活させる再会だ。

引っ越し先でも続く赤狩りの余波、プールに投げ込まれた“GET OUT(出ていけ)”。しかしその程度じゃ男は引き下がらない。自分の脚本を基に作られた映画(「ローマの休日」!)を楽しそうに見てくれる観客の“本音”が男に活力を与え続ける。

時代が変われば人も変わる。スクリーンで引き金を引こうとしていた男が、グリップを差し出し「信頼」し、自ら手を差し伸べる男になったように。例えそれが映画の中だけだったとしても、やるかやらないかじゃ大違い。

黙って見守っていた娘はほとんど叩かなかったパンチングボールに怒りを叩きつけ、傍らで仕事を手伝うようになり、家族は脚本を職場に届け、仕事一筋だった男は衝突を経て話し合うために寝室から酒場にまで飛び出していく。父は映画の基となる文章を書き続け、母親は父親の代わりに家族の思い出を写真の中に残す。

脚本を投げつけてばかりだった上司も「禁句」で揺り動かされる。硝子を粉砕する木製バットに襲われる「拳銃魔(ガン・クレイジー)」、バット・クレイジー、得物を喉首に突き付け、クソ野郎を扉の外までサヨナラよおっ!

「オスカー」がもたらす亀裂と邂逅、“偽名”が映画人たちを引き寄せ、彼等に微笑みをもたらす「生中継」!
劇中挿入される「スパルタカス」の一撃は、トランボたちが続けて来た闘いが実を結んだ瞬間でもある。実際のフィルムと再現した部分が上手く合わさっていて見事なものだった。皆に歓迎される上映会、レンズに反射する「Dalton Trumbo(ダルトン・トランボ)」!

エンディングで実際の映画人たちの写真を写すのも面白い。トランボのインタビュー映像は白いヒゲがぼやけてヒゲ無しに見えるくらいの荒い画質。

トランボやオットー・プレミンジャー、カーク・ダグラス、ヘッダ・ホッパー等はかなり似ていてキャラも立っていて気合を感じる。

エドワード・G・ロビンソはアクの強さを薄めた感じ、ジョン・ウェインに関してはまったく似ていないのが面白い。
実物はもっとしゃがれた声で威圧し、青く澄んだ瞳で悪口を言う偉大な大悪党です(褒め言葉)。やはりあの感じはウェイン本人じゃないと出せないようだ。
「赤い河」や「捜索者」といい、ウェインは悪党寄りの役を演った方が面白い男かも知れません。劇中で挿入されるパチモノウェイン映画はケッサクでしたね(「硫黄島の砂」のパロディ映画にしか見えません)。

「オースティン・パワーズ」でパロディ満載のネタをやったローチだ。ジョン・フォード(セシル・B・デミルに文句を言った男)にさえボロクソに言われていたあの頃のウェインなんて笑い飛ばしてナンボ!

ただ、ホッパーの存在が全部持っていってしまった感じもする。劇中のウェインですら彼女の駒として踊らされていたかのように。
「TIME」を笑顔で飾った者は大統領の姿と言葉に沈黙し、身ぐるみを剥がされ苦闘を強いられていた者は煙草の煙をくゆらせながら壇上に舞い戻っていく。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2017-06-15 11:29:53)
3.《ネタバレ》 時代や背景も違うが、現代の安倍政権とリンクして憂鬱になる。アメリカには健全な批判精神が連綿と引き継がれているが、今の日本はホント危うい。てな、映画とはちょっと外れた危機感を抱かせた映画でした。映画自体は素晴らしい!
kaaazさん [DVD(字幕)] 8点(2017-06-03 00:29:12)
2.《ネタバレ》 ハリウッドにおける赤狩りを、深刻になりすぎず分かりやすく描いている。トランボのキャラクター造形が圧巻。頑固でアクが強いが、優しくて義理堅く、そして脚本を書くことにかけては天才的、という魅力的な人物に仕上がっている。どこまで本人を反映しているのかは分からないが、ブライアン・クランストンの巧さもあり、トランボという人物に惹き込まれてしまった。当時の映画作品や俳優も多数登場し、映画が好きな人は見逃せない良作である。
カワウソの聞耳さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-01-07 23:46:28)
1.《ネタバレ》 とうとう密告フォームまで登場したこの国の今現在と重ね合わせず観ることは困難であるという不幸。
憲法修正第一条を巡る言及から何から引っくるめて、ただの感動的な物語映画として見終えさせてはくれない。

映画でも簡潔明瞭に語られている『スパルタカス』の顛末は、『カーク・ダグラス自伝』の『スパルタカスの戦い』の項などにも詳しく記述されているが
スタンリー・キューブリックとの確執なども加わって実際はより複雑で興味深い人間ドラマがあったことがわかる。
その辺りも映像化されれば面白いのだろうが、尺的にはやはり端折ったのが正解だろう。

カーク・ダグラスが「名前を取り返してくれたこと」への感謝のエピソードは、劇場でそのクレジットを見るブライアン・クランストンの表情によって
視覚的にも印象深いものとなった。

脚本家を題材とした映画らしく、映像的な突出はないものの、台詞の妙味と劇展開の面白さで一気に見せる。
手動のタイプライターによる速筆がさらにテンポを生む。

エドワード・G・ロビンソン役やジョン・ウェイン役の俳優らも、顔貌の相似以上に佇まいと台詞を語る口跡が皆素晴らしく、
ジョン・グッドマンの啖呵には胸がすく。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2016-07-28 23:56:19)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.83点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7233.33%
8350.00%
9116.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
主演男優賞ブライアン・クランストン候補(ノミネート) 

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