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月はどっちに出ている

[ツキハドッチニデテイル]
1993年上映時間:109分
平均点:5.79 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-11-06)
ドラマコメディ小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-02-07)【イニシャルK】さん
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監督崔洋一
助監督前田哲
キャスト岸谷五朗(男優)姜忠男(神田忠男)
ルビー・モレノ(女優)コニー
絵沢萠子(女優)忠男の母・英順
小木茂光(男優)金世一(金田世一)
遠藤憲一(男優)朴光洙(新井光洙)
有薗芳記(男優)ホソ
麿赤児(男優)仙波
國村隼(男優)多田
芹沢正和(男優)おさむ
金田明夫(男優)安保
内藤陳(男優)谷爺
萩原聖人(男優)無賃乗車のサラリーマン
古尾谷雅人(男優)紺野
金守珍(男優)司会者
金久美子(女優)チョゴリの女
原作梁石日「タクシー狂躁曲」
脚本崔洋一
鄭義信
音楽佐久間正英
石川光(音楽プロデューサー)
撮影藤澤順一
安田圭(撮影助手)
製作シネカノン
企画シネカノン
プロデューサー李鳳宇
配給シネカノン
特撮小林正巳(特殊効果)
美術今村力
編集奥原好幸
日下部元孝(編集助手)
録音岩倉雅之(録音助手)
照明上田なりゆき
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12
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33.「おらぁ朝鮮人は嫌いだが忠さんは好きだ。金貸してくれよぉ~」。古尾谷雅人がなんか懐かしかった。金田明夫のキャラも良かったです。
すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-11 21:35:02)
32. ある時代のある雰囲気を描いてはいますが、なんとなく腑に落ちない感じです。6.5点くらいでしょうか。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-06-28 21:47:46)
31.日本人が在日コリアンを描くとき、被害者、社会的弱者として気を遣い、同情的な描き方や遠慮が過ぎた傾向になるのを感じる。
それはともすれば差別はいけないという直接的で説教臭いメッセージとなって表れる。
ところが、在日2世でもある崔監督は負の部分も含めてストレートな描き方をしているのがいい。
北や南の対抗意識などもとらえているし、在日の雰囲気やしたたかな生命力のようなものがうかがえる。
ただ、ストーリーとしては特に惹かれるものはなく、淡々としていて距離感を感じてしまう。
飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-02 00:53:34)
30.描かれる東京の匂いが猥雑で、いろんな民族がごちゃごちゃしていてアジア的なのがバブルもトレンディも崩壊した当時は新鮮に映ったものでした。愛する男を束縛するのでなく、あきらめにも似た感情で離れ行くルビー・モレノの女っぷりの良いこと。彼女元気かな。
tottokoさん [映画館(邦画)] 8点(2012-01-21 00:56:16)
29.描きたいことはわかるんだけど、はっきり言ってつまらなかった。
主人公とヒロインを中心に、彼らを取り巻く在日外国人の姿を淡々と描いているだけ。
取り立てて面白い展開があるわけでもない。
この作品は監督賞、脚本賞、男優賞、女優賞、新人賞など、数々の映画賞で賞を総なめにし、
ルビー・モレノも一躍脚光を浴びた。期待して鑑賞した記憶があるが、
彼女は素の自分を見せているだけで、とても演技をしているなどという代物ではない。
それだけの賞を受賞しているというのに、いまだにDVDも出てないの? 不可思議なことです。
MAHITOさん [地上波(邦画)] 2点(2011-07-27 06:44:36)
28.《ネタバレ》 問題の立て方は悪くないのだが、どうも映画としてザクッとくるところがない。そのエッジの不確かな鈍痛感こそ、在日外国人の痛みに一番近いのかも知れないけど。タクシー運転手という、他人と一対一の仕事場の面白さがあまり生かされなかったのでは。一番実感があったのは、乗り逃げ客の場だな。姜(が)さんと呼ぶ、自称韓国問題に関心のある客、ただただ穏やかに受けていく忠男、逃げた後の追っかけがあって、客は開き直って暴れ、次いで手をついて謝り、次いで防御の姿勢を取るところがおかしい。日本そのものの戯画として秀逸。釣銭を渡すのがいい。道に迷う新米、東京タワー、黄金のウンコ、の次に富士山が来る。タクシーの漂流の感覚と出稼ぎ者の感覚、その「地に足が着いていない」心細さと自由さ、それらをもっと詰めれば、在日の問題が普遍的なテーマにまで広がったようにも思えるが、ちょっとタクシー会社内のシーンの比重が大きすぎた。この浮島のような会社が燃える、ということの重さがも一つ感じられなかった。アイデンティティの不確かな世界を、満ちては欠ける月だけを頼りに車を走らせていく、って設定は理解できる。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2011-05-28 12:49:22)
27.《ネタバレ》  軽妙なタッチではありますが、いろんな意味で濃い映画でした・・・・・。正直、嫌悪感を感じるシーンも多かったのですが、実はその嫌悪感こそがこの映画のツボであり、おそらく原作者や監督が描きたかったものなんでしょうね。

 ルビー・モレノの演技が想像以上に素晴らしかったですね。映画賞を総ナメしたのも納得です。
TMさん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-08-31 00:30:34)
26.《ネタバレ》 日本映画がよく描く。描こうとする主題の一つとして在日問題、朝鮮人と日本人の葛藤というものがあるが、どうしても日本人が描こうとすると日本人よりになり、朝鮮人は悪者である。弱者であると偏った感じのものになりがちである。ところがこの映画は日本人も朝鮮人もその他フィリピン人もイラン人も皆、同じ生き物である。強者も弱者もない。監督の崔洋一監督自身が朝鮮民主人民共和国出身の監督であるということがこの映画を興味深いものにしている。知人の結婚式で韓国人と一緒になると日本と韓国両方の国歌を歌う時に苦労する司会者、そういう心の葛藤をストレートに力強く描いており、またこの映画に出てくる人達は皆、思っている事を包み隠さず相手に対して遠慮なしにぶつけ合うことで相手も遠慮なく付き合う。劇中に何度となく出てくる「俺は朝鮮人が嫌いだ」という台詞に対する応えもそれを正面から受け止めて遠慮なしに返してくる。互いが互い同士、本音でぶつかる。これこそ人間本来のあるべき姿であると私は思う。差別されようが俺達(私達)は何も恥ずかしがることはない。この映画には生温いだけのものではない力強さがある。前を向いて行きようという力強いメッセージ、それをユーモラスに描いた映画として私は評価したい。そして、この映画のタイトルにもある「月」夜の東京タワー、空に大きく、丸く映し出される「月」なんだろう?上手く言えないのだが、私は夜の街に見える真ん丸い月が大好きだ!
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-08-14 21:38:38)
25.映画的な面白さに満ちた、ユーモアとペーソスあふれる傑作。
バブルが弾けた後の、90年代前半に作られたというのも興味深い。

岸谷五朗は相変わらず良い役者ぶりだ。
もう少し尖った役が彼に最も合っているような気もするが、本作での彼が演じた主人公も、どこか憎めない人間くささがあって、これはこれで良い。

ただし、もう少し尺が短めの方が、更に余韻が残った気がする。
全体的にメリハリがなく、淡々と進みすぎなのがたまにきずだが、それでも最後まで楽しむことができた。

終り方も素晴らしい。
「どんな苦境に追い込まれても、人生何とかなるもんさ!」
そんなメッセージが聞こえてくる様なラストだ。

「大したことないさ!」

ラストで岸谷五朗が小木茂光にそう言う。
これは、北野武の『キッズリターン』のラストシーンを彷彿とさせる。
人生は苦難の連続かもしれないが、どんなに沈んでも、こういう気概をもって生きていきたいものだ。

そういう元気をくれる作品という意味でも、本作を高く評価したい。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-06-08 20:42:18)(良:1票)
24.ルビー・モレノの出世作である本作は、なかなか重厚なコメディだった。個性溢れるキャラのオンパレード、匂い立つ哀愁、刺激的な展開に飽きが来ない。あと、麿赤児が演じる仙波は途中まで誰だか判らなかった。役作りが凄い。
丹羽飄逸さん [地上波(邦画)] 8点(2007-06-09 19:56:40)
23.登場人物が皆、いい味出してて面白かった。「一瞬金貸してくれよ~」が仲間と二人の間で流行った。
マックロウさん 7点(2004-06-14 10:46:03)
22.ワタシがまだ映画が趣味の人間でなかった頃、不思議と何度もレンタルして観ました。哀しい人間がいて妙にリアルなんだけれど、元気が出てくる映画でした。東京タワーに月って、どうしてこんなに絵になるのでしょうか。決してオシャレとはいえないスポットですが、私は東京タワーがとても好きです。もうちょっと地価が安かったら、東京タワーが眺める部屋に住むのもいいなぁって思っています。都会に住む雑多な人々の中で、懸命に生きる……この映画は在日朝鮮人の人々にスポットがあてられていますが、何も彼らだけでない、当時、東京に出てきたばかりの私への応援歌であるような気持ちで観ていたのです。お金もほとんどなくって、仕事もなかなか見つからなかったあの頃、負けるもんか!って頑張っていた時代もあったなぁ。そんな思い出とともにある、超個人的に思い入れの強い映画です。今じゃあ、けっこうのほほんと生きているんですがね。そう、慣れてくればなんとかなるものですね(エヘヘ)。
元みかんさん 8点(2004-06-07 03:09:26)(良:3票)
21.「もうかりまっか?」「・・・。」
モチキチさん 3点(2004-05-16 08:21:43)
20.テレビでやっていて、ついついみてしまいました。おもしろかったです。
itsさん 8点(2004-03-20 23:18:40)
19.在日コリアンの雰囲気がそれなりに出ていて興味深かった。タクシー運転手の切羽詰った生活感が、いまの勤め先の状況がちと危なそうなわたしには、なんとなく恐かった。うう、おれも運ちゃんになるかも。差別するつもりはないけど(だって、とりあえず車が運転できれば誰でもなれるあの業界で、生き抜いている人はさすがですから)、身近な日銭稼業だもんね。以前、大阪の鶴橋という在日の人が多く居住する町のすぐ近くに住んでいたが、よくおっさんが街中で昼日中からド喧嘩していた。たまたまそこに通りがかっかわたしは、ぽこぽこ殴られているおっさんから「ニイチャン、警察呼んでやっ!」て言われたこともあった。「まあ、殺されることはないやろ」と無視したが、当時の気分を思い起させてくれる作品だった。岸谷五朗はええ味だしていたし、なんといってもルビー・モレノががんばって大阪弁しゃべっていたのが嬉しかった。
バッテリさん 7点(2004-01-20 21:10:30)
18.タフに生きる生命力みたいなものを感じてよかった。
MASHさん 7点(2004-01-03 14:28:15)
17.これといって明快な起承転結が無かったような気がする・・でも不思議と魅力的な物語でした。
ロイ・ニアリーさん 7点(2003-12-12 13:14:15)
16.ユーモアを用いることで、これまでタブー視されていた現実にメスを斬り込んだ点は買い。また、崔監督はヒューマンドラマを淡々と描いていくのが上手く、最後まで飽きずに観られる。SET時代から岸谷五朗を見ている俺としては、こういったダークな役柄を演じる岸谷の方が好きだったりする。少々演技過剰になる部分をご愛嬌と受け取れれば、無気力な表情から突然暴力的に変化していく様を楽しめる。
恭人さん 7点(2003-12-11 18:26:36)
15.面白いですけど、結構シャレになってない部分も多いです。在日の知人結構いるんですが、彼等の行動と微妙にリンクしており笑えないです。
亜流派 十五郎さん 5点(2003-10-29 20:45:13)
14.なんかだらだらとして最後まで見る気が起きなかった。
たつのりさん 2点(2003-10-08 03:29:03)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 5.79点
000.00%
113.03%
226.06%
326.06%
439.09%
5618.18%
639.09%
7824.24%
8824.24%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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