1.《ネタバレ》 毎回、特にめちゃくちゃ感動!とかいうのはなくて、スラップスティックなノリと、ちょっとしたペーソスを楽しむシリーズという印象。
今回もまた、特別コレは!ってところはないけれど、いつものように楽しく見られたわ。
今回はパパの恋物語ということで、1作目を逆転させたような面があるのだけど、メイヴィスはお母さんになってるので、1作目の時よりずっと大人で、単純な逆転とは違って、対等な立場、むしろ大人としてパパを心配しているようで。物語世界の成長を感じるわ。
そのパパの相手、エリカのキャラが今ひとつピンと来なかったのが残念。
デザイン、なんであんなだったのかなぁ? メイヴィスとデザイン的に調和してなくない?って。
話はちょっと『怪盗グルーのミニオン危機一発』を思わせるのだけど、『グルー』のルーシーに比べてしまうと、しっくり来ないわ。
でも、声の観月ありさはとても上手。声優さんではない、よね?くらいには思ったけれど、最後の最後に日本語版キャストを見て、あーって。
クライマックスの展開は『クレしん ロボとーちゃん』的というか『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』のテレビシリーズの『続・ドクター・シオフキーの逆襲 PART2』というか。でも『恋のマカレナ』はネタでやってるのでしょうけれど、そうとしても日本人的にはかなーり微妙よ、アレ。
いっぱい出てくるお馴染みのモンスター達が相変わらず楽しくて、でもあまりに人数が多いために、単発のネタで起承転結ナシ、みたいなエピソードが多数散りばめてある状態。カオスっぷりが醸されていて、処理しきれてない、ぎこちないヘンな間があったりするのが逆に面白かったわ。
どうせならテレビシリーズ版のキャラも出して欲しかったかも。ディズニーチャンネルですっかり馴染んでるし。
なんだかんだ言っても、好きなシリーズなので、また次があればいいのだけど。って前作のレビュー書いてないわ。前作と今作はユナイテッド・シネマでの限定上映。豊洲もとしまえんも遠いわ。
ディズニーとイルミネーション以外の海外アニメーションに厳しい日本市場、公開してくれただけでもありがたく思うべきなのかしらねぇ。