113.《ネタバレ》 バットマンの悪役のジョーカーの生い立ちをリアルに描いています。 おかしくもないのに笑ってしまうという精神障害もあるのだなと勉強にもなりました。 殺人はもちろん悪いのだが、資本主義の弊害でもある格差社会で生きていくことの大変さを見せられました。 THat's lifeというシナトラの歌がものすごくマッチしています。 最後に禁煙者はこの映画を観てはいけない。 【キャメル】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-30 01:58:18) |
112.ヒーロー物は予定調和過ぎて敬遠しているのだが、 ジョーカーだからきっと大丈夫と思って観てみたら、 正解。面白かった。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-17 20:31:00) |
111.《ネタバレ》 バットマンシリーズに詳しくないのですが、バットマンの悪役ジョーカーが、悪役ジョーカーになる経緯について、前日譚として遡って設定を練ってみましたという作品だと思われます。簡単にまとめてしまうと、笑い始めると自分で笑いを止めることができないという精神的な病を負ったコメディアンが、人にバカにされた恨みで殺人を犯してジョーカーになるという話です。わかりやすいし、主人公役の迫真の演技には脱帽だけど、面白いかというと、あまり面白くはないです。海外では、富裕層が、あえて格差社会を創り上げているようなところがあって、危険な目に合う種を自らばらまいている自業自得の傾向が強く見られるので、貧民が立ち上がる暴動が起こるのもそれほど不思議ではないのかも知れませんが、日本人の感覚からすると、随分と嘘くささを感じてしまうのですよね。それを差し引いても、作劇として、リアリティと言うか、暴動に対するシンパシーをあまり感じることができなかったし、ジョーカーの生い立ちについても、悲惨だとは思うものの、特別なシンパシーを感じることができませんでした。だからと言って、常人の想像を超えるような特別な狂人というわけでもなく、少なくともこの作品の範囲内においては、風采の上がらない普通程度のキ〇ガイでしかないよなという感想。要はこれと言った驚きがなかったかなと。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-02-12 16:28:28) |
110.ジョーカーは生まれつきジョーカーだと信じたい。 【TERU】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-07-16 22:01:27) |
109.《ネタバレ》 圧倒的カリスマ性を持つバットマンのライバル・ジョーカーの誕生エピソードとしては弱いと感じます。鬱屈した男に小さな偶然が重なっただけに思えますし。一本の映画としても、アーサーに思い入れ出来る部分がまるでなく、観ていてしんどかったですね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 5点(2022-04-24 22:28:10) |
108.《ネタバレ》 アメコミのヴィラン、最近ではヒースレジャー版が印象深く、実体の定まらないダークヒーローとして描かれていたキャラに血を通わせ肉をつけ、人間ジョーカーを演じたホアキンフェニックスの演技に尽きます。ストーリーも、稀代のサイコパス誕生忌憚なので、限りなく救いようがないという暗さが良いです。過去の虐待から障害を抱え、信じたいと思った数少ない事からもことごとく見放され裏切られる。仕事帰りの疲れた体で毎日上る長い階段、ごみ溜めからの悪臭、カウンセリングの打ち切り、母親、積もりゆくストレス。あの時クソガキに看板を奪われなかったら、同僚から銃を渡されることもなかった。転がり落ちた末に自分を解放し、覚醒してしまったモンスター。共感する必要はありません。恐感。怖がればいいんじゃないかな。マルチバースの一人だから他と比べる必要はありません。単体で観てゾクゾクしました。いつもの階段をジョーカーが踊りながら下っていく姿、あのシーンが彼の第二の人生の始まりの象徴。悪を肯定する気持ちはさらさら無いですが、あのシーンに10点。物凄く好きなシーン。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 10点(2022-04-15 10:30:18) |
107.《ネタバレ》 アメリカでは銃保持が自由な印象ですが、家で保管している感じで、あまり持ち歩かないのですかね。銃とかあればアジアンヘイトクライムも防止できそうですよね。しかし、それはそれでそれも恐ろしいことです。 【たこのす】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-03-11 04:51:34) |
106.《ネタバレ》 コレは【アカンやつ】やで!『自殺サークル』以来の?見終わった後の脳内に【映像】と【音楽】が反響し続ける映画。自分を解放して癒されていく主人公アーサーの姿からは、黒沢清監督の『CURE』を連想したり。そして『ダークナイト』からのコレで【ジョーカー】というキャラクターイメージは、しばらく不動になっちゃうかなぁと思ったり。想像以上に『タクシードライバー』でニヤニヤしたり。 ちなみに…【脳内恋人】に関して、まるでフジテレビの『放送禁止』のような【答え合わせシーン】は無い方がシャープな仕上がりになったと思いますが、これは「アーサーの絶望感をお腹いっぱいになるまで味わってちょうだい!」という意図だったのかもですねぇ。 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(吹替)] 9点(2022-03-04 19:53:44) |
105.主人公ジョーカーに憧れて地下鉄で事件を起こした男がいたってことでバットマンと関係なく鑑賞。ジョーカーの演技と映像のみで見入ってしまいましたが「世を拗ねた男の末路」ってだけでストーリー的には何も惹かれるものはありませんでした。数々の受賞をしているようですが、そんなに良い映画とは思えません。 【毒林檎】さん [インターネット(字幕)] 3点(2021-11-09 21:35:58) (良:1票) |
104.役者の演技もさることながら、カメラワーク、音楽が素晴らしかった。とても惨めで救いがない…いや、ある。同調してくれた人々ができたことで彼は孤独ではなくなった。もう笑いを我慢しなくてよくなった。 ちゃんと「分断」が描かれていた。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-09 14:14:43) |
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103.《ネタバレ》 バットマン関係の内容がチラホラ出てくるものの、 知らなくても十分に理解できる内容。 最後まで観て振り返ってみると、いったい何が主人公の「妄想」で何が「事実」だったのか。 よく分からなくなるので、モヤっとしたところが残るのは否めない。 (もしかしたら全部主人公の妄想なのかもしれない。) もっとバッタバッタと人が死んでいくものと思っていたので、イメージしていたものとは違ったが、 いろいろ考察したくなるというのは、いい映画なのかもしれない。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-25 11:12:34) |
102.《ネタバレ》 60年代のTVシリーズ「バットマン」を子どもの頃に楽しんだ世代としては、そもそも「ジョーカー=極悪非道の犯罪者」と言うイメージがピンと来ません。どちらかと言えば、道化師の扮装そのものの面白おかしい存在といったイメージが強く(勿論犯罪者ではありますが)、映画版「バットマン」に登場するジョーカーは、アメコミを読まない自分としては馴染みが薄いキャラです。 そんな訳で、「ジョーカー誕生秘話」としてではなく「ある極悪人はいかにして生まれたか」といったイメージで鑑賞しました。 数々の賞を受賞しただけあって流石の見応え。ホアキン・フェニックスの怪演は勿論のこと、母親役のフランセス・コンロイ、隣人役のサジー・ビーツ、そして御大デ・ニーロさんと、意外に少なめの主な登場人物たちがそれぞれにいい味を出していて、長尺なのに一気にエンディングを迎えました。 虐げられて生きて来た者が何を契機に暴発するのか。地下鉄での初めての殺人は、酔客に絡まれていた女性を助けるための正義感に基づいたものではないでしょう。かと言って、自分への暴力に対する単純な防衛反応でもないと思います。いくつかの契機を積み上げた結果、あの瞬間に幼少期から自らを守るために纏っていた鎧を脱ぎ捨てた。いや意図して脱ぎ捨てるまでもなく、一気に剥がれ落ちたのかもしれません。あとは雪崩のように今までの優しさや希望が崩れ落ちて行くだけ。もう誰も止められない。彼は劇中、笑いが止まらない病であるとされていますが、まさに可笑しさも何もない形だけの笑いが以後の彼の全てを支配していくのですね。 「バットマン」の予備知識なしで見ても十分に楽しめるサスペンスでした。とは言え、ここで描かれているウェイン少年との出逢いは、続編を期待せずにはいられないところ。製作の噂はあるようですね。期待しています。 【ぽこた(ぺいぺい)】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-08 00:43:07) |
101.《ネタバレ》 もうこれは、ホアキン・フェニックスの演技と役作りに尽きる。シナリオ上のアラとか突っ込みどころも、彼の存在がすべて吹き飛ばす。それくらいのパワーとテンションが、皮膚一枚の下にじっと封じ込められている。しかも、ジョーカーという役はすでにヒース・レジャーという映画史に残る伝説が目の前に存在しているわけで、それに対して別アプローチから堂々と挑んでいった心意気も賞賛したい。そうそう、フランセス・コンロイの地味な怪演も、ホアキンの存在を裏から支えることに貢献している。●ふと振り返ってみると、この作品、すべてのシーンが彼から見た描写(彼がいない/見てないシーンは存在しない)ということでいいんだっけ?よく考えられてますねえ。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-06 01:24:42) |
【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-21 18:09:04) |
99.救いのカケラもない映画でした。でもそれがいい。テーマは、世の中から虐げられた者、見下された者の怨嗟でしょう。アメコミから派生したまったく架空の物語でありながら、ものすごくリアリティがありました。「その気持ち、わかるわぁ」という感じ。無数のピエロに紛れてしまうあたりも、大衆のルサンチマンが絶妙に表現されていたように思います。 それと、出番は少ないもののロバート・デ・ニーロの存在感が際立っています。他の出演者に比べて突出して高いキャリアや知名度やオーラが、役柄のイメージにピタリとハマっている感じ。成功者の象徴というか、悪気はないけどつい人を見下してしまうというか。主人公とのコントラストが、痛々しいほどでした。 しかしまあ、明日もがんばろう、という気になれる映画ではないですね。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-20 00:53:39) |
98.《ネタバレ》 ちょっと違うと思う(なにが) ジョーカーではナシに、単にピエロな人のお話だったではないか これは影武者だ。 きっと本物のジョーカーは別で居るはずだ。 なぜなら、『月夜の晩に悪魔と踊ったことはあるか?』というセリフが今回使われていない。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-18 16:21:43) |
97.《ネタバレ》 期待通りのインパクトがあった。ジョーカーは『ダークナイト』でも出てきますが、アメコミ映画でありながらお決まりの超能力や超常現象は一切起きたりしません。ただの人間がいかにして「ジョーカー」になってゆくのか、それを淡々と描いています。生来持っているものや立場でその人の人生がほぼ決まってしまう街、ゴッサムシティ。その中で障害を持ちながらピエロとして生計を立てる「ハッピー」ことアーサー・フレック。恐怖や緊張、不安を感じると笑い出してしまう障害のため生きにくさを感じながらもコメディアンとしてショーに出て成功を夢見る一人の男。もちろんジョーカーに共感はできませんが、リアルな犯罪者として、冒頭に書いたようにインパクトのあるキャラクターとなっていました。 ジョーカーは、アーサーの抱える他人から認められたいという願望と、にもかかわらず不当に貶められ悪い意味で笑い物にされることに対する怒り、世の中の理不尽への不満などをゴッサムシティやトーマス・ウェインにぶつけようとした結果誕生してしまったんですね。またその過程でたまたまピエロメイクをしている状態でこれまたたまたま銃を持っていて仕事をクビになったところで、ちょっかいを出してきた三人を銃殺してしまったところ、同じように日常や街に不満を持っている貧困者たちのダークヒーローになってしまうという。コメディアンとしてショーに出て成功したかったアーサーには悪名といえど人から称賛されることが快感だったようで、そのまま彼はジョーカーに… 彼と同じように体が小さいことでバカにされてきた職場の仲間には敬意を持って接したりする人間性が垣間見えるところが、余計にリアルでした。ただ無差別に人を殺したりするのではなく、むしろ誰をなぜ殺すのかという理由がわかってしまうところがジョーカーらしい。 思ったことは、真っ当に生きていようとそうでなかろうと、それがショースターであっても寝たきりの老婆であっても、誰しもみんな人に認められたい、愛されたいと思っていて、それが動機になってエネルギーが湧くんだな、湧いてしまうんだな、と思いました。 【TANTO】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-17 12:28:08) |
96.《ネタバレ》 バッドマンのスピンオフ作品 悪役JOKERの誕生秘話ですが、思っていたのと違う それがこの作品の一番気持ち悪いところで JOKERと言えば、悪逆非道の男 幼少期から異常な行動・考えを持った男が成り果てる者と思っていたが、 蓋を開けてみれば、確かに生まれは遺棄孤児・虐待からの精神病はあれど人を笑わせたいという夢を持ち、 母親の介護をしながらピエロの仕事をこなす男だったということ 後半の群衆もそうだが、置かれた環境においては誰しもがJOKERに成り得るという表現の仕方が上手いと思いました。 上記の繋がりで、ラストのワンシーンも演出になっているのではないかと思っています。 今回の主役となったJOKERの後半は妄想ですが、現実にはあの暴動が起き、ブルースの両親は殺されています。 同じように、今置かれた環境に絶望した男がふとしたきっかけでJOKERになったのかも JOKERとは一人を指すものではなく、環境が生んだ成れの果てをJOKERと呼ぶのではないかと思いました。 勝手に妄想して高得点になっちゃってます。考えすぎでそんな意図なかったとか言われたら5点くらいです。 ホアキン・フェニックスの怪演は見事 後は、ラストのワンシーンの意図次第ですが、私は勝手に妄想してこの点数です。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-07-11 04:03:04) |
95.アメコミのスピンオフ企画で、2019年版のタクシードライバーを撮ろうという、何とも尖がったコンセプトの映画。バットマンシリーズのつもりで気軽に観始めると、痛い目に遭うこと間違いなし。それでも劇中で、ジョーカーが暴力を開放していく度に「それでいい」と思える自分がいた。自分の中にも確かにジョーカーがいる。そう感じさせてくれる映画だった。 【54dayo】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-26 09:19:47) |
94.《ネタバレ》 あまり期待せずに観たら意外に良かった。 笑い癖、妄想癖、統失の主人公が仕事をクビになり 家族を失って病気が悪化していき最後は精神病院に入る話。 バットマンはあまり良く知らないけどこんな話ではないはずなので別解釈的な内容なのだろうか。 たしかジョーカーは塩酸に落ちて顔がただれて口が裂け白く変色したはず。 ということは前日譚かな? ただ銃を落とすことで仕事をクビになったり女性の部屋に入り込んだり擁護できない。 話の方はいまいちだけど音楽とジョーカーの演技がすばらしい。 最期まで楽しめた。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-06-06 19:25:50) |