117.日本がこんなんになったらと思うと嫌やなあ。 【ケンジ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-10-29 22:48:12) |
116.単純に主張が先行して人間が描けていない、それに尽きますよ。黒人シングルマザーとの関係なんかまるで掘り下げられず終わりますし、終盤の展開がジョーカーの妄想か現実かなんて作中の人物に興味を持てなきゃどうでもいいじゃないですか。カウンセラーの役に立たなさとか、母親以外との人間関係の希薄さとか、憧れの仕事が不釣り合いなエンターテインメント業界とか、まあ確かに社会からの落伍者についてそういう話をどこかで聞いたり自分でも見に覚えがあったりするところがあるのでよく調べてるんだろうなと思いますが、最近でもビューティフルデイとかスリービルボードとか似たような内容の映画はすぐ思い付きますのでやっぱりただ陳腐な描写ってだけじゃないですかね。本当にあんな豪勢な劇場でチャップリンとか流します?オペラでもあるまいし、カリカチュアにしても現実的には見えませんね。そもそも70〜80年代を舞台にしてる意味って何なんですか?タクシードライバーへのオマージュ?むしろそれを言い訳に現代を舞台にすることを避けた逃げじゃないでしょうか。しかし暴力描写は普通のアクション映画程度なのにレイティング指定とは過剰反応ですね、そこも話題性のための何らかの作為を感じずにはいられません。 |
115.勘の鈍い身にはジョーカー出自の真実や現実と妄想の境界をもう少し明確に描写してほしかったですね。 それともう一つ、心優しい人間のジョーカー変貌ドラマとしては、なるほど感がイマイチで物足りなさを感じてしまいますが、主演男優のダイエット効果が抜群で、悪のカリスマの鬼気だけは伝わってきました。 【ProPace】さん [インターネット(吹替)] 6点(2023-09-22 13:56:23) |
114.狂ったジョーカーの姿を見事に演じてみせてその他の部分も隙のない素晴らしい映画だった。残酷な世界の一面を映す前半がややだるいけど、、、 内容は賛否あれど別にこの映画のせいで犯罪者増えるとは思ってない、、、 【ラスウェル】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-09-10 23:44:39) |
113.《ネタバレ》 このジョーカーはバットマンと相対するジョーカーとはまた違うってのを見たけど実際どうなのかは知らない。 と言うかバットマン未見でいきなりこれ見たので、分かる固有名称はゴッサムシティだけって言うね。 近々2が公開されるらしいがここからバットマンに寄せていくのか、それともあくまで独自解釈を貫くのかは気になる。 内容に関しては散々書き尽くされているので今更感はあるが、可もなく不可もなく(いや可の方が多いか)の人生歩んでる身からすると随分と八つ当たりしてるなって感想でした。 惜しむらくは初代TANAKERを見る前に見ればよかった・・・。あれのせいでコメディが拭えない。 ここから蛇足。 昨今頻発する無敵の人による無差別殺傷を「ジョーカー」って一括りにするネットの風潮は違うだろと以前から思っていたが、この映画を見て改めて実感。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-01 14:02:40) |
112.《ネタバレ》 バットマンの悪役のジョーカーの生い立ちをリアルに描いています。 おかしくもないのに笑ってしまうという精神障害もあるのだなと勉強にもなりました。 殺人はもちろん悪いのだが、資本主義の弊害でもある格差社会で生きていくことの大変さを見せられました。 THat's lifeというシナトラの歌がものすごくマッチしています。 最後に禁煙者はこの映画を観てはいけない。 【キャメル】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-30 01:58:18) |
111.ヒーロー物は予定調和過ぎて敬遠しているのだが、 ジョーカーだからきっと大丈夫と思って観てみたら、 正解。面白かった。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-17 20:31:00) |
110.《ネタバレ》 バットマンシリーズに詳しくないのですが、バットマンの悪役ジョーカーが、悪役ジョーカーになる経緯について、前日譚として遡って設定を練ってみましたという作品だと思われます。簡単にまとめてしまうと、笑い始めると自分で笑いを止めることができないという精神的な病を負ったコメディアンが、人にバカにされた恨みで殺人を犯してジョーカーになるという話です。わかりやすいし、主人公役の迫真の演技には脱帽だけど、面白いかというと、あまり面白くはないです。海外では、富裕層が、あえて格差社会を創り上げているようなところがあって、危険な目に合う種を自らばらまいている自業自得の傾向が強く見られるので、貧民が立ち上がる暴動が起こるのもそれほど不思議ではないのかも知れませんが、日本人の感覚からすると、随分と嘘くささを感じてしまうのですよね。それを差し引いても、作劇として、リアリティと言うか、暴動に対するシンパシーをあまり感じることができなかったし、ジョーカーの生い立ちについても、悲惨だとは思うものの、特別なシンパシーを感じることができませんでした。だからと言って、常人の想像を超えるような特別な狂人というわけでもなく、少なくともこの作品の範囲内においては、風采の上がらない普通程度のキ〇ガイでしかないよなという感想。要はこれと言った驚きがなかったかなと。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-02-12 16:28:28) |
109.ジョーカーは生まれつきジョーカーだと信じたい。 【TERU】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-07-16 22:01:27) |
108.《ネタバレ》 圧倒的カリスマ性を持つバットマンのライバル・ジョーカーの誕生エピソードとしては弱いと感じます。鬱屈した男に小さな偶然が重なっただけに思えますし。一本の映画としても、アーサーに思い入れ出来る部分がまるでなく、観ていてしんどかったですね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 5点(2022-04-24 22:28:10) |
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107.《ネタバレ》 アメコミのヴィラン、最近ではヒースレジャー版が印象深く、実体の定まらないダークヒーローとして描かれていたキャラに血を通わせ肉をつけ、人間ジョーカーを演じたホアキンフェニックスの演技に尽きます。ストーリーも、稀代のサイコパス誕生忌憚なので、限りなく救いようがないという暗さが良いです。過去の虐待から障害を抱え、信じたいと思った数少ない事からもことごとく見放され裏切られる。仕事帰りの疲れた体で毎日上る長い階段、ごみ溜めからの悪臭、カウンセリングの打ち切り、母親、積もりゆくストレス。あの時クソガキに看板を奪われなかったら、同僚から銃を渡されることもなかった。転がり落ちた末に自分を解放し、覚醒してしまったモンスター。共感する必要はありません。恐感。怖がればいいんじゃないかな。マルチバースの一人だから他と比べる必要はありません。単体で観てゾクゾクしました。いつもの階段をジョーカーが踊りながら下っていく姿、あのシーンが彼の第二の人生の始まりの象徴。悪を肯定する気持ちはさらさら無いですが、あのシーンに10点。物凄く好きなシーン。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 10点(2022-04-15 10:30:18) |
106.《ネタバレ》 アメリカでは銃保持が自由な印象ですが、家で保管している感じで、あまり持ち歩かないのですかね。銃とかあればアジアンヘイトクライムも防止できそうですよね。しかし、それはそれでそれも恐ろしいことです。 【たこのす】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-03-11 04:51:34) |
105.《ネタバレ》 コレは【アカンやつ】やで!『自殺サークル』以来の?見終わった後の脳内に【映像】と【音楽】が反響し続ける映画。自分を解放して癒されていく主人公アーサーの姿からは、黒沢清監督の『CURE』を連想したり。そして『ダークナイト』からのコレで【ジョーカー】というキャラクターイメージは、しばらく不動になっちゃうかなぁと思ったり。想像以上に『タクシードライバー』でニヤニヤしたり。 ちなみに…【脳内恋人】に関して、まるでフジテレビの『放送禁止』のような【答え合わせシーン】は無い方がシャープな仕上がりになったと思いますが、これは「アーサーの絶望感をお腹いっぱいになるまで味わってちょうだい!」という意図だったのかもですねぇ。 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(吹替)] 9点(2022-03-04 19:53:44) |
104.主人公ジョーカーに憧れて地下鉄で事件を起こした男がいたってことでバットマンと関係なく鑑賞。ジョーカーの演技と映像のみで見入ってしまいましたが「世を拗ねた男の末路」ってだけでストーリー的には何も惹かれるものはありませんでした。数々の受賞をしているようですが、そんなに良い映画とは思えません。 【毒林檎】さん [インターネット(字幕)] 3点(2021-11-09 21:35:58) (良:1票) |
103.役者の演技もさることながら、カメラワーク、音楽が素晴らしかった。とても惨めで救いがない…いや、ある。同調してくれた人々ができたことで彼は孤独ではなくなった。もう笑いを我慢しなくてよくなった。 ちゃんと「分断」が描かれていた。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-09 14:14:43) |
102.《ネタバレ》 バットマン関係の内容がチラホラ出てくるものの、 知らなくても十分に理解できる内容。 最後まで観て振り返ってみると、いったい何が主人公の「妄想」で何が「事実」だったのか。 よく分からなくなるので、モヤっとしたところが残るのは否めない。 (もしかしたら全部主人公の妄想なのかもしれない。) もっとバッタバッタと人が死んでいくものと思っていたので、イメージしていたものとは違ったが、 いろいろ考察したくなるというのは、いい映画なのかもしれない。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-25 11:12:34) |
101.《ネタバレ》 60年代のTVシリーズ「バットマン」を子どもの頃に楽しんだ世代としては、そもそも「ジョーカー=極悪非道の犯罪者」と言うイメージがピンと来ません。どちらかと言えば、道化師の扮装そのものの面白おかしい存在といったイメージが強く(勿論犯罪者ではありますが)、映画版「バットマン」に登場するジョーカーは、アメコミを読まない自分としては馴染みが薄いキャラです。 そんな訳で、「ジョーカー誕生秘話」としてではなく「ある極悪人はいかにして生まれたか」といったイメージで鑑賞しました。 数々の賞を受賞しただけあって流石の見応え。ホアキン・フェニックスの怪演は勿論のこと、母親役のフランセス・コンロイ、隣人役のサジー・ビーツ、そして御大デ・ニーロさんと、意外に少なめの主な登場人物たちがそれぞれにいい味を出していて、長尺なのに一気にエンディングを迎えました。 虐げられて生きて来た者が何を契機に暴発するのか。地下鉄での初めての殺人は、酔客に絡まれていた女性を助けるための正義感に基づいたものではないでしょう。かと言って、自分への暴力に対する単純な防衛反応でもないと思います。いくつかの契機を積み上げた結果、あの瞬間に幼少期から自らを守るために纏っていた鎧を脱ぎ捨てた。いや意図して脱ぎ捨てるまでもなく、一気に剥がれ落ちたのかもしれません。あとは雪崩のように今までの優しさや希望が崩れ落ちて行くだけ。もう誰も止められない。彼は劇中、笑いが止まらない病であるとされていますが、まさに可笑しさも何もない形だけの笑いが以後の彼の全てを支配していくのですね。 「バットマン」の予備知識なしで見ても十分に楽しめるサスペンスでした。とは言え、ここで描かれているウェイン少年との出逢いは、続編を期待せずにはいられないところ。製作の噂はあるようですね。期待しています。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-08 00:43:07) |
100.《ネタバレ》 もうこれは、ホアキン・フェニックスの演技と役作りに尽きる。シナリオ上のアラとか突っ込みどころも、彼の存在がすべて吹き飛ばす。それくらいのパワーとテンションが、皮膚一枚の下にじっと封じ込められている。しかも、ジョーカーという役はすでにヒース・レジャーという映画史に残る伝説が目の前に存在しているわけで、それに対して別アプローチから堂々と挑んでいった心意気も賞賛したい。そうそう、フランセス・コンロイの地味な怪演も、ホアキンの存在を裏から支えることに貢献している。●ふと振り返ってみると、この作品、すべてのシーンが彼から見た描写(彼がいない/見てないシーンは存在しない)ということでいいんだっけ?よく考えられてますねえ。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-06 01:24:42) |
【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-21 18:09:04) |
98.救いのカケラもない映画でした。でもそれがいい。テーマは、世の中から虐げられた者、見下された者の怨嗟でしょう。アメコミから派生したまったく架空の物語でありながら、ものすごくリアリティがありました。「その気持ち、わかるわぁ」という感じ。無数のピエロに紛れてしまうあたりも、大衆のルサンチマンが絶妙に表現されていたように思います。 それと、出番は少ないもののロバート・デ・ニーロの存在感が際立っています。他の出演者に比べて突出して高いキャリアや知名度やオーラが、役柄のイメージにピタリとハマっている感じ。成功者の象徴というか、悪気はないけどつい人を見下してしまうというか。主人公とのコントラストが、痛々しいほどでした。 しかしまあ、明日もがんばろう、という気になれる映画ではないですね。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-20 00:53:39) |