ヤクザと家族 The Familyのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヤクザと家族 The Family

[ヤクザトカゾクザファミリー]
2021年【日】 上映時間:136分
平均点:7.12 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-01-29)
ドラマヤクザ・マフィア
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タイトル情報更新(2021-02-25)【イニシャルK】さん
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監督藤井道人
キャスト綾野剛(男優)山本賢治
舘ひろし(男優)柴咲博
尾野真千子(女優)工藤由香
市原隼人(男優)細野竜太
磯村勇斗(男優)木村翼
寺島しのぶ(女優)木村愛子
北村有起哉(男優)中村努
菅田俊(男優)竹田誠
駿河太郎(男優)川山礼二
岩松了(男優)大迫和彦
豊原功補(男優)加藤雅敏
脚本藤井道人
音楽岩代太郎
製作KADOKAWA(製作幹事)
配給KADOKAWA
美術部谷京子
赤松陽構造(題字)
衣装宮本まさ江
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【クチコミ・感想】

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8.《ネタバレ》  まさに『ヤクザと家族』でした。ここまでしっかりとタイトルで内容を表している映画なんてのも最近では珍しい。直球ですね。日本におけるヤクザのここ数十年の環境の変化をわかりやすく描いている。「ヤクザ」「暴力団」「反社」。呼称もさまざまだが彼らを取り巻く環境も激変したのであろう。翼のようなヤクザでもない半グレのような存在も台頭し、少なくともかつてのように一つの大きい組織が一帯を牛耳るといった状況はほぼ無くなってきているんだろう。

 どうしても主役となる山本目線で描かれるため、ヤクザの立場を美化したものに映りがちだが、それだけに終盤元ヤクザであることがバレた山本に悪徳警官の大迫が言い放つひと言、
「お前らがやってきたこと考えりゃ当然の報いだろ」が響く。
 作中では山本のヤクザとしての「仕事」はほとんど描かれない。せいぜい麻薬を売らない信条があるといった程度だが、やはりヤクザである以上誰かや何かを食い物にして生計を立てているはずで。柴崎組の「シノギ」が具体的にどういうものか知らないが、「道を極めた漢達」の仕事がどういうものなのか描いて欲しかった気持ちもある。まあそれを描くと柴崎組やその組長の見方もだいぶ変わってくるとは思うが。

 でも、どうしてもこの手の映画はSNSの表現が過剰な気がします。いち地方に勤める市役所職員の家に元ヤクザが出入りしてるとか、仲良くピースサインしてる程度の画像があれほど拡散されるだろうか。よっぽど他にニュースがない平和な街なんだな、しきりにヤクザ同士の抗争が起こる割には。まあ単にああいう街だからヤクザ情報に敏感だということかもしれないけど。

 「真っ当に生きたい」そう言いながらも安易に入れ墨を入れたり誰かと家族の契りを交わしたり、やはり先述の大迫刑事のセリフがどこかから聞こえてくる、そんな映画でした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-10-12 21:57:29)★《新規》★
7.随分とヤクザが生きづらい世の中になってるんだなー。もちろんそれは一般社会から見れば喜ばしいことだが、足を洗った人にも容赦ない現代の残酷さを目の当たりにするとやはりつらかった…。ポスターにもある通り、物語は1999年~2019年、つまり20年間ということになるが、明らかにそれ以上の重みを感じるのは日本映画界が1960年代後半から70年代にかけてヤクザ映画に力を入れ、菅原文太、松方弘樹、渡哲也といったスターも生まれ、大衆の支持を得てきたところにあるんじゃなかろうか。ヤクザを肯定はしないが、映画を通して馴染みのあったあのエネルギッシュな時代はもう終わってしまったという寂しさが後半にドンとくる。そういう古き時代を生きたオヤジには渡の舎弟を自称した舘ひろし、これが嵌まった。敵対する組の豊原功補もやや古い型の芝居をしているのが良い感じ。主演の綾野剛は言うに及ばず、北村有起哉、磯村勇斗など脇を固める面々も好演しており質の高さを感じさせる。一つの時代の終焉を描いた力作だ。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-05-31 20:08:23)
6.良作です。見ごたえがありました。
配役がよかったと思います。
退屈せずに最後まで鑑賞できました。
舘ひろしさんかっこよかったです。
綾野剛さんもよかったです。
まっかさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-05-04 11:51:08)
5.《ネタバレ》 いやー、まさに題名通りヤクザと家族だ。前半のスピード感は見事だし、それが後半の展開に悲哀を感じさせる。更正して、妻と娘との幸せな生活があるストーリーを見てみたいと思わせる綾野剛はさすがです。本来ならこれほど、ヤクザに向いている男はいないでしょう。何カットかある、漁しているシーンが何ともいえない。
ラグさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-13 00:30:02)
4.注目していた作品、予備知識なしで かなり期待して 鑑賞..いや~ なかなかシブくてリアルな社会派作品、と言っていいヤクザ映画でした..「新聞記者」の 監督/脚本とは思えないほど 出来が良かったです..ただ 終盤、やりすぎ感、作りすぎ感が 否めなかったかな..
コナンが一番さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-12-05 14:53:22)
3.《ネタバレ》 バイオレンスと人情のヤクザ映画な前半と、没落稼業の悲哀を描いた後半で2本の作品を見たような、ちょっとお得な感じ。綾野剛、市原隼人、磯村勇人のそれぞれのハマりっぷりもよい。とくに前半と後半で別人のような市原隼人の演技の巧さに久々に唸った。開始20数分後に登場するタイトルもワクワクした。ただ難点は、藤井道人監督の前作『新聞記者』と同様に、暴対法以降のヤクザというテーマ的な新しさの反面、人間関係の描き方、とくに男女関係の描写の妙な古くささ。『新聞記者』の松阪桃李夫妻の描き方もそうだったが、本作の綾野剛と尾野真千子のロマンスは最初から最後まで「いつの時代の話だ?」というクエスチョンマークが続く。ヤクザ映画の男女関係なんてそんなもん、なのかもしれないが、新しいヤクザ映画を模索した本作だったからこそ、尾野真千子のキャラは重要だったはずなのに、なぜか「純朴」で「努力家」で「待つ女」という、いつもの「ヤクザの脇で悲劇に耐える女」でしかなかった。肝心の親分との絆も、実はそこまできちんと描かれているわけではなく、そこは古今のヤクザ映画を思い浮かべて観衆の想像で補うしかない。ラストの娘と翼が会うシーンは「いい場面」風なのだが、本編を見た身としては「おいおい、また同じ間違いを繰り返すのか、この人たちは・・」という危惧のほうが先に立ってしまう。狙いは面白く、新しいアプローチを評価したいのだが、肝心の映画として台詞や演出の古くささが目立って微妙な印象というあたりも、『新聞記者』と同じだった。
ころりさんさん [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-09 09:10:43)
2.《ネタバレ》 どのように認定されるのか知らないが、新しい条例は厳しいのですね。いかなる理由があっても自業自得ではあるので同情はしないけど、家族という点においては心揺さぶられるものがありました。5年ルールというのは知りませんでした。
毎週映画を観るのが定番になりつつあり、嫁評価では本作が一番良かったので8点とします。
ないとれいんさん [映画館(邦画)] 8点(2021-02-22 11:54:37)
1.《ネタバレ》 「家族」の絆について焦点を当てたヤクザ映画。ヤクザがブイブイ言わしていた時代と、ヤクザが綺麗ごとでは飯を食えなくなった時代を対比的に描く。淘汰されても、裏切りや逆恨みにあっても、在り続けるはぶっとい家族の絆。主演・綾野剛、むくれ面にて怪演。映画館観賞の今年1本目にして傑作。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2021-02-20 23:31:09)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.12点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5112.50%
600.00%
7450.00%
8337.50%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
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