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ファーザー

[ファーザー]
The Father
2020年【英・仏】 上映時間:97分
平均点:7.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-05-14)
ドラマリメイク戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2021-04-09)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-07-14)【Cinecdocke】さん
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監督フローリアン・ゼレール
キャストアンソニー・ホプキンス(男優)アンソニー
オリヴィア・コールマン(女優)アン
イモージェン・プーツ(男優)ローラ
ルーファス・シーウェル(男優)ポール
オリヴィア・ウィリアムズ(女優)
アイーシャー・ダルカール(女優)サライ
原作フローリアン・ゼレール『Le Père 父』
脚本フローリアン・ゼレール
クリストファー・ハンプトン
音楽ルドヴィコ・エイナウディ
撮影ベン・スミサード
製作ジャン=ルイ・リヴィ
配給ショウゲート
美術ピーター・フランシス[美術](プロダクションデザイン)
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4.映画館だから最後まで観られたが、家だったらおそらく途中でやめていただろう。話が進むにつれ、母に対する申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
私の母も認知症で一人暮らしができなくなり、わが家に来て、施設に移り、最後はホスピスで6年前に亡くなった。彼女の心象風景もこんなだったのだろうか。
「覚えてないの?」「もう忘れた」「さっきも言ったように」―。なんで、こんな言葉を何度も口にしてしまったのか。困惑した母の表情が脳裏によみがえる。物がなくなったとか、家に帰りたいとか必死に訴える姿に苛立ったり、苦笑したりした自分に腹が立つ。もうやり直すことができないだけに、つらく、悲しい。
 映画の話をすると、アンソニー・ホプキンスはアンソニーを演じているのではなく、アンソニーその者にしか見えなかった。大俳優に逆に失礼かもしれないが、ドキュメンタリーを見ているようだった。次々とわが身に降りかかる、理不尽で理解不能な出来事の数々。何を言っても否定され、時には怒り、時には泣いて、それでもすべてを受け入れるしかない。ありのままの認知症患者がそこにいた。
認知症。矛盾と不条理に満ちた、時の牢獄にとらわれた日々は、どれほど苦しいか。想像すると、背筋が寒くなる。やがて自分もそうなることを思うと、正視するのが苦しくなる。
身内に認知症患者を持ち、似たような体験をした人は、本作を冷静に観ることはできないだろう。映画好きの女性の友人は「アルツハイマー病の父と娘…、10年ほど現実だったので、観られないですね」と言っている。ほかにも同じ思いの人は多いはずだ。
ただ、父母が元気な方、認知症でもまだ深刻でない方、そんな人たちにはぜひ観てもらいたい。私のような悔いを残さないためにも…。
漣大五郎さん [映画館(字幕)] 8点(2021-06-14 17:01:44)
3.《ネタバレ》 夢と現実の間を彷徨う認知症役を怪演し、米アカデミー最優秀主演男優賞を受賞したアンソニー・ホプキンス。今は亡き、よくデキた下の娘によく似た介護人。知的なオイラを病人扱いし、ある日キョーレツなジャブを浴びせてきた義理の息子。現実には居ない人々を相手にしちゃう。そんなボケボケのお父ちゃんに困り果てる上の娘。認知症による夢幻世界…恐ろしいけどちょっぴり笑えちまう良作。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2021-06-05 00:54:48)
2.《ネタバレ》 アンソニー・ホプキンスのアカデミー主演男優賞獲得も納得な重厚な傑作である。
以下、私のプライベートな事を記述する事をお許し頂きたい。
私が本サイトにレビュアーとして登録したのは2008年、実に13年も前の事だ。
時間だけは万物に平等なので、私自身の生活・環境も相応に変化している。
所謂、「人生の荒波に揉まれた」と言う事なのだろう。
私の父は私が4歳の時に病死した。
以来、独り立ちする22歳までは母親が私も含む子供3人を女手一つで育て、大学まで行かせてくれた。
私自身も社会人となり、金を稼ぐ事の大変さを身を持って知って以来、母には感謝しか無い。
そんな母は3年前から認知症を患っている。
子供に取ってある意味親は絶対的な存在だ。
今も思い出すのは、夜遅くまで内職していた姿。
いつも気を張り頑張っていた姿。
そんな母が認知症を患い、元気だった頃には想像もしなかった姿を
目の当たりにするのは、人生観が変わる出来事だった。
私は常々、何故母はこんな言動をするのだろうか?と思いながら接しているのだが、
本作のアンソニー・ホプキンスは認知症を患った側の立場を、
半ば恐ろしさを感じさせる程の演技で擬似体験させてくれる。
本作で表現された事が認知症患者の全てを語っている訳では決して無く、
まだまだ甘いと思われる方も大勢いるだろう。
でも私は、今正に身内が認知症で色々な思いを抱えながら日々を生きている方々は勿論、
まだ実親が高齢では無い年代の方々にも本作を是非とも観て頂きたいと心から願う。
ハッキリ言って救いは無い物語だ。
でも、人間としてこの世に生を受け生活しているならば、
決して目を背けてはならない世界が本作には有る。
たくわんさん [映画館(字幕)] 9点(2021-05-15 16:55:17)(良:2票)
1.《ネタバレ》 意識があるまま、時間と記憶が混沌の中に落ちていく。台詞も物事も辻褄が合わなくなり、己の記憶が改竄され、周りとのコミュニケーションが破綻していく恐怖。そして相手が誰なのかも忘れ、自分自身も喪失していく・・・。一歩間違えば本人もそうなるかもしれないアンソニー・ホプキンス演じる認知症の圧倒的リアリティ。超高齢化社会になった現在、自分も家族も彼のようになったら向き合わなければならない地獄。それでも緑が風に揺れるように全てを漂白していく。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 7点(2021-05-14 23:39:12)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.75点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7250.00%
8125.00%
9125.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

2020年 93回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞アンソニー・ホプキンス受賞 
助演女優賞オリヴィア・コールマン候補(ノミネート) 
美術賞ピーター・フランシス[美術]候補(ノミネート) 
脚色賞フローリアン・ゼレール受賞 
脚色賞クリストファー・ハンプトン受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2020年 78回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)アンソニー・ホプキンス候補(ノミネート) 
助演女優賞オリヴィア・コールマン候補(ノミネート) 
脚本賞クリストファー・ハンプトン候補(ノミネート) 

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