6.《ネタバレ》 点数は5点ですが面白かったですよ。はい。もっとバカバカしい内容かと思ってましたが、意外にもしっかりとしていて、とんかつとDJの接点も、不思議とスーっと納得がいってしまいました。
主人公がちゃんと一度挫折してそこから這い上がるので、最後のDJシーンは、なんていうか感動のスポーツ映画でも観ているようでした。
あと配役もこれまた絶妙でしたね。主人公役の北村匠海くんはバカだけど一生懸命だけが取り柄な感じが実に良く顔に出ていたし、ヒロイン役の山本舞香ちゃんは、台詞こそ少ないものの、その圧倒的な美が文句なく惚れ込んでしまう説得力があった。父親役のブラザー・トムさんも台詞は少ないながら、老舗の暖簾を守り続けている寡黙な頑固親父そのまんまで、もう漫画そのものもでした(笑)それとDJオイリーの伊勢谷友介さんの、似ても焼いても食えなさそうな独特な空気感は流石でした。
ただ一つだけ、最後に選曲した曲がベリンダ・カーライルさんの「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」だったけれど、劇中にそこまでこの曲に対する思い入れが描かれているようにはみえなかった。
それと、原作漫画は知らないけど、もうちょっとヒロインととんかつの間に何かがあれば、ラストの食べに来たよが活きてきたかも。
あのDJを体験したことで苦手だったとんかつを克服!とかねw
まあでもお気楽に見始めた割には結構楽しめたので良かったです。