ウェディング・バンケットのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ウェディング・バンケット

[ウェディングバンケット]
The Wedding Banquet
(喜宴)
1993年台湾上映時間:106分
平均点:7.40 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-12-11)
ドラマコメディロマンス同性愛もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-09-15)【イニシャルK】さん
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監督アン・リー
キャストラン・シャン(男優)ウェイトンの父
辻谷耕史ウェイトン(日本語吹き替え版)
森功至サイモン(日本語吹き替え版)
島本須美ウェイウェイ(日本語吹き替え版)
川久保潔ウェイトンの父(日本語吹き替え版)
池田昌子[声]ウェイトンの母(日本語吹き替え版)
脚本アン・リー
ジェームズ・シェイマス
作曲ジャコモ・プッチーニ歌劇「蝶々夫人(Madame Butterfly)」より
製作テッド・ホープ
ジェームズ・シェイマス
アン・リー
配給アスミック・エース
編集ティム・スクワイアズ
字幕翻訳岡田壮平
あらすじ
台湾出身でアメリカの永住権を持つウェイトン(偉東)とアメリカ人サイモンは仲のいいゲイのカップル。しかし偉東の将来を心配する台湾の両親は遠隔地から縁談を持ち込もうとする。両親の尽力に辟易している偉東にサイモンが偽装結婚を提案する。相手は偉東が所有する安アパートの住人ウェイウェイ。彼女はニューヨークで画家として成功するために観光ビザで上海からアメリカに来て不法滞在している。偽装結婚をすれば、偉東の両親を安心させることができウェイウェイは永住権を手に入れることができ節税にもなるというのだが・・・。
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20.《ネタバレ》 うん!ホントに良く出来た映画ですね~、これは。僕は、同監督「ブロークバック・マウンテン」(9点)も高評価していますが、それ以上にこれは良く出来た作品だと思います。まず同じアジア圏の主人公だけあって、より感情移入がしやすかった。人が人を思いやる為についた「優しい嘘」、その嘘をどんどん積み重ねていくたんびに、それぞれの心理の綾が複雑に絡みあって、やがて互いに互いを認め合い心地よいラストシーンへと収束していく・・・。個々のキャラクターも成長も巧みに描かれているし、それぞれの職業も巧く本筋に絡むように設定されて、優れた脚本のお手本のような映画だと思います。最初画面に出てきた時「いかにもゲイ」っぽかったサイモン君、優しすぎでしょ。一見、無機質無感情な主人公が彼に惹かれた理由も何となくわかる。バンケットレストランの支配人さんと主人公の親父さんとの何気ないやり取りとか、サイモン君と親父さんが河を眺めながら語り合うシーンとか、この監督の、一瞬だけ「韻」を踏むような一呼吸入れる演出もいいです。まるで本編に何度か出て来る、部屋に飾った掛け軸の楷書の文字みたいでした。親父さんが実は英語が理解できてたっていうのは読めてましたけど。でもこういうシチュエーションでのカミングアウトって、ゲイにとっては理想形じゃないですか?
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 9点(2018-11-08 22:54:13)
19.《ネタバレ》 『推手』『恋人たちの食卓』とあわせて「父親三部作」と言うそうだ。父親役は同じ俳優。父と子の世代ギャップが台湾とアメリカの異国間ギャップとごちゃ混ぜになってるようだけど、この異国間ギャップも含めて世代ギャップなのだろう。アメリカを拠点に活動するアン・リーにとってはアメリカ自体が若者の象徴であり、移りゆく時代の流れの先にあるのがアメリカだったのかもしれない。そしてアメリカの中にゲイがある。ギャップをコメディで見せるという古典的なシナリオの中で「ゲイ」は若者の側の一記号としてある。だから軽やかさを獲得することが出来たのだろう。切なくも感動的な父の偉大な決断は、息子の、あるいは偽の嫁の、はたまた息子のアメリカ人の恋人の優しさがあってはじめて成されるもの。要するにみんないい人。ものすごくいい人。いい人だらけ。ま、コメディですから。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-09 15:37:50)
18.ホモが絡むコメディとなると、だいたいいじましい笑いになってしまうのが多いのだが、これではどちらかというと笑いのネタは「父‐台湾」とのギャップのほうにあって、いい。二階でぐったりしている父親、鼻息を確かめたりしていると昼寝から覚めて、カクシャクと歩み去っていったり、とか。宴会シーンで中国が横溢する。もっとおとなしい民族かと思ってた、いう。どんちゃん騒ぎを描いて酔い潰れているのを描いて、ああいうのを描けるのは、台湾を離れた者の視線を持ってたからなんだろう。慎ましさと傍若無人の同居。すべてを受け入れ肯定していく。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-30 10:12:08)
17.《ネタバレ》 アン・リー、同性愛を描いた3部作(ウェディング・ブロークン・新作)の初作。在米台湾人とアメリカ人ゲイカップル、偽装結婚カップル、台湾の両親カップルの3組をとてもよく描いている。心温まる一作。
HRM36さん [DVD(字幕)] 9点(2009-07-20 23:45:55)
16.《ネタバレ》 重くなりそうな題材なのに軽く見れるうえ、鑑賞後は抜群のほのぼの感が味わえる良作。結婚相手の溌剌さや子を授かった強さ、同性愛者の息子を育てた自分を受け入れる事が出来ず、取り乱す母親の姿などをコミカルに描き、単にお涙頂戴の作りにしなかったところはさすがアン・リー。この映画の良さはたくさんありますが、何と言っても父親でしょうか。異国で一人前になった息子を立てる事を忘れないあの姿。さすが昔の部下に慕われるだけあります。これからもっともっと大変な事があるでしょうが、互いに思いやり、見えないところで結ばれたこの素敵な家族はきっと幸せになるでしょう。見ていてドン引きした披露宴の出席者も、二人を脱がせて立ち去る演出をした事で、友の人生にしっかり影響を与えましたね。持つべきものはやっぱり(悪)友かな。
オニール大佐さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-05 16:48:52)
15.《ネタバレ》 この映画大好きです。一癖二癖もある人たちばかりですが愛する人に対する気遣いや思い
やりが溢れていて登場人物全員愛おしいです。結婚式で子宝に恵まれますようにと漢方薬
を飲ませてもらい思わず泣きだしてしまうシーンは今まで味わったことのない家族の暖か
さに触れて騙している後ろめたさとこの結婚が本当だったらいいのにという複雑な気持ち
が入り混じって本当に切ないシーンだったと思います。吹っ切れてガツガツとハンバーガ
ーを食べたり、気まずい空気の中での家族の食卓シーンだったり、中華式の豪華な披露宴
など食事のシーンも印象に残りました。大好きな人のお父さんの為にプレゼントを用意し
ていたり、得意の料理を作ってあげたりと演出が一々切ないです。ラストも何ともほろ苦
い気分にさせられるラストでした。
Carrot Ropeさん [映画館(字幕)] 9点(2008-11-19 09:56:27)(良:1票)
14.同性愛というテーマを偏見なく描いており、同性愛という複雑なテーマを周知させる上で、とてもよく出来た作品。
ただし、少し優等生すぎるというかベタというか、その辺の不満も感じた。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-26 13:17:50)
13.《ネタバレ》 男同士の愛、つまりゲイの世界を描いている作品にありがちな嫌らしさ、偏見的な視線が無いのがまずは良い。息子が同性愛者であることを知っても、それでも以前と変わらずに息子に対しても同姓愛の相手にも偽装結婚の相手の女性に対しても全てを受け入れた上で優しく接する母と息子が同性愛者であることも知っても知らないふりして、何もかもを受け入れようとする父の偉大さ、登場人物全員が皆、一つの家族として繋がっているかのような温かさを感じるこの作品、アン・リー監督の持っている優しさが伝わる良い映画です。あのラスト、手を大きく広げる父親の後ろ姿に父としての偉大さを見ることが出来た。普通、こういうテーマを描こうとすると同性愛者に対しても相手に対してもどこか冷たい感じで描きがちな所をこの監督は優しく描いているのも好感が持てて良い。
青観さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-25 17:41:04)
12.《ネタバレ》 テンポも軽快でいかにもなコメディタッチものな展開も楽しい。ちょっとベタ過ぎにかんじなくもないけど、親子の情愛は十分に感じられ、中々良い映画です。ただ恋人役の男に魅力が薄かったり、前半など、それ程には恋愛感情を感じられないのは難点。
MARK25さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-12 19:34:12)
11.《ネタバレ》 見終わった後、とても暖かくて同時にせつない気持ちになったのを覚えています。親の、子を大切に思う気持ち、その両親の愛情に報いようとする息子の葛藤が痛いほど伝わってきました。子供の幸せを願わない親はいません。たとえ息子が同性愛者だとわかったとしても。父親がサイモンに、拙い英語で「お前も私の息子だ」と言うシーンには深い愛情が感じられてグッときました。良い作品です。思ったよりレビューが少ないですが、もっとたくさんの人に見て欲しいな。
Tweetyさん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-07 21:50:19)(良:1票)
10.《ネタバレ》 結婚式に参加していた人たちのうちどれだけが本当の意味をわかっていたのかよくわからないが(おそらく誰も知らなかったのだろうけど)ちょっとあの披露宴は騒ぎすぎで、それが大変痛々しかった。母親の態度というのはある程度想像できる範囲の反応だったが、父親の行動のおかげで映画を引き締まった。見てよかった。
HKさん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-08 12:07:48)
9.《ネタバレ》 小気味よいストーリーの展開、ユーモラスで笑いを誘う演出と演技、そして心に響くラスト・シーンなどにもかかわらず、この作品のレビューはむずかしいんですよね。でもこの作品は傑作や名作ではないとしても間違いなく佳作や秀作と呼べると思います。評価がむずかしいのは主人公ウェイトンの親と相棒のサイモンの両方を思いやる気持ちと全世界的に見て小数派に属するゲイとしての主人公のライフスタイルのせいかもしれません。事情を承知した相手に永住権を与えるというギブ・アンド・テイクでも迷ってしまう主人公は真面目そのものです。「おい、オカマ野郎!」なんて揶揄を受けながら誠意と確信をもって自分の生き方を選んでいるのに、子孫繁栄を願う親の思惑には簡単に揺さぶられてしまうんですよね。アメリカ(あるいはニューヨーク)だからこそ許される独自の生活の均衡状態からグローバルな文化と矛盾しないもう一つの生活形態への移行が描かれた・・・なんて大上段に構えるとこの映画の面白みは半減してしまうけれど・・・。それにしても女はゲイに惚れても歩があります。ウェイウェイはニューヨークで画家として成功するための着実な一歩を踏み出したようです。画家として成功し、「ねえサイモン、この次の出張展覧会までに洗濯物を全部済ませてコートをクリーニングに出しておいて。」なんて叫んでいる未来の姿が目に見えるよう・・・。
かわまりさん 8点(2004-02-27 03:51:25)
8.《ネタバレ》 とっても切なかったわ。 こんな親子愛の描き方もあるのね。 言ってみればウェイトンは両親を「だます」わけだけど、それは年老いた両親に自分が同性愛者であるという事実をつきつけることによって苦悩を与えたくないがため、息子の結婚を楽しみにしてる両親を喜ばせるため…でも結局それが大切な恋人であるサイモンも、結婚相手のウェイウェイも、そして一番悲しませたくなかった両親までも巻き込んじゃって…。 ウェイトンに罪があるわけじゃないのに、ゲイだってだけでこんなにやるせない悩みを抱えなきゃいけないなんて…ほんと切ないわ。 でもウェイトンのお父さんは立派だったわね。 「息子は一時的に病気なんだ、サイモンが息子をたぶらかしてるんだ」って信じようとする母親に比べて(もちろんこの母親も優しいステキな人なのよ。 アタシはむしろこれが、あの世代の人の普通の反応だと思うの。)、サイモンに「息子をよろしく」って言えるこの父親は本当に立派よね。 心の中でさまざまな葛藤があったはずなのに、息子の幸せを第一に考えてこんなことが言えるって…ほんとにすばらしい親子愛だと思うわ。 とにかくこの映画では、みんなとっても良心的でいい人なのにもかかわらず、同性愛者だってだけでこんなに悩まなきゃいけないってのが、見てる側からしてもつらいわ。 それにしても、結婚できない彼らゲイの人々のほうが、自由に結婚できるストレートの人たちよりも、結婚するということについて真剣に思い悩んでるような気がして…これってなんだか皮肉よね。 なんだかほんとやるせなかったわ。
梅桃さん [地上波(字幕)] 8点(2004-02-05 22:34:47)(良:1票)
7.アンリーの作品は初期のものが好きです。中華系移民の人々がアメリカで、どんなことを考えているのか誤解なく等身大で描かれているのがとても心に染みます。
如月CUBEさん 7点(2003-10-06 19:33:52)
6.ゲイの二人は両親の為に偽装結婚を企む。ストーリー自体は面白いんだけどなぁ~。
さん 6点(2003-07-05 23:35:13)
5.アン・リーの作品は初期のものが好き、という方のご意見に同感です。大変ていねいにつくる作風には変わりないとは思いますが、リー監督だからと期待してしまった「グリーン・・」には正直、ショックを受けました。あ、あまりに違いすぎる・・・。ところで本作は、アメリカで仕事は成功した、ゲイである主人公が、親を安心させるために、片やグリーンカードがほしいという事情の女性と偽装結婚をする、ということから出発するストーリーですが、日本の「きらきらひかる」や「ハッシュ!」などとはまた違い、とてもカラッとしている中に、しっとりしたものもにじませている、なかなかの傑作です。レビューを書いている作品などからもバレバレかもしれませんが、実は私はゲイ・ムービーにはかなり感心大。ゲイであるアイデンテイティーからくるコミュニケーションギャップや葛藤ばかりでなく、生活していれば、生きていれば当然起きる、そのほかのさまざまな摩擦と絡まりあって起きる騒動や混乱、哀しみ、喜びという表現、その陰影に興味をそそられるのです。本作では、アメリカに住む台湾人であるというアイデンティティーとの共存の難しさから起きるさまざまなできごとを、ときにコミカルに、ときにシニカルに描いています。やりすぎではなく、かといってうわっつらではなく、ちょうどほどよい感じがなかなかよかったです。但しこの頃のアメリカは、社会状況のほうは比較的落ち着いていた時期かもしれませんね。今見ると、もうすでに古さを感じてしまうかも。映画もまたナマモノという側面もあるよなあ、と思う次第です。
おばちゃんさん 8点(2003-06-18 19:01:37)
4.共感できるので、僕にとってはただただ切ない映画でした。胸が苦しいです。
SHUさん 8点(2003-06-08 14:53:09)
3.中国式の披露宴とはこういうものーという文化紹介映画としての価値しかなかったような...。なんといっても、主人公たちに全く魅力が感じられないのが私にとっては致命的でした(;_;)...
菜の花さん 2点(2002-03-10 18:56:43)
2.面白かったです。ラストシーンの両親の姿が哀れでならなかったことや,主役のアメリカ人が格好良かったこと,アメリカで生活する東洋人にとってのグリーンカードの存在等々,一緒に見た当時の付き合っていた彼女と飲みながら話した記憶があります。個人的に思い出深いと同時に,今思えば自分の将来を暗示するような内容でした(勿論男に趣味はありませんが)。
koshiさん 8点(2001-11-14 20:54:02)
1.私は個人的に、「グリーンディズティニー」以外のアンリー作品ははずれなしと思っているので、グリーン~をみてがっかりした人も、この作品や推手や、恋人たちの食卓はぜひ見て欲しいと思います。みないと絶対そんする!!父ランシャンが、息子がゲイであることをしっても、孫の顔をみるために知らぬふりをつづけて皿を洗う背中。中絶に向かう息子夫婦が出かけようとするのをとめようと、かばんをとりに転びながら戻る母の姿。偽装嫁を責めることなく、「あなたと赤ちゃんがほしい」と泣いてすがる母の姿。こうした何気ないがにじみ出る親の愛情を見て、それを「周囲」の雑音と切り捨てることができようか?もう後半、涙、涙でしたよ。アンリー万歳!!
ちずぺさん 10点(2001-09-09 00:12:45)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.40点
000.00%
100.00%
215.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6420.00%
7315.00%
8840.00%
9315.00%
1015.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1993年 51回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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