1.《ネタバレ》 「ループ物にハズレなし」が持論だったが、これはハズレと言っていいですね。
「人数の町」の荒木伸二監督の新作だが、前作の方がまだ良かった。
殺人犯に何度でも死刑をと言う概念から考えたループだが、何度も殺せばそりゃ嫌になるでしょ。
本作の場合は途中から突然殺人犯と打ち解け、後半は馴れ合いのループに突入するが、唐突な展開で納得感がない。
何よりも主人公と恋人(なのか?これは)の関係がそこまで濃密でもなく、犯人に何度でも殺したいと恨みを抱くとも思えない。
犯人は単なる実行犯であり、裏の組織?が主犯だろうけど、そこに踏み込むこともない。
全体を通して納得感の得られない凡作でした。
4点でもいいけど、オリジナルの新作を作り続ける木下グループに敬意を表してとりあえず5点で。