海がきこえる<TVM>のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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海がきこえる<TVM>

[ウミガキコエル]
1993年上映時間:82分
平均点:6.25 / 10(Review 99人) (点数分布表示)
ドラマアニメTV映画青春ものロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-07-18)【イニシャルK】さん
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監督望月智充
演出島本須美(方言指導)
渡部猛(方言指導)
飛田展男杜崎拓
関俊彦松野豊
荒木香恵小浜祐実
緑川光山尾忠志
天野由梨清水明子
金丸淳一岡田
鈴木れい子おかみさん
関智一見習い
さとうあい杜崎拓の母
渡部猛校長
有本欽隆里伽子の父
島本須美
久川綾
山崎たくみ
水原リン
桜井敏治
まるたまり
原作氷室冴子「海がきこえる」
脚本丹羽圭子(クレジット「中村香」)
作詞望月智充「海になれたら」
撮影旭プロダクション
梅田俊之
奥井敦(撮影監督)
製作スタジオジブリ
徳間書店
日本テレビ
企画鈴木敏夫
奥田誠治
制作スタジオジブリ若手制作集団
配給スタジオジブリ
作画マッドハウス(作画協力)
安藤雅司(原画)
近藤勝也(キャラクターデザイン)
近藤喜文(原画)
小西賢一(原画)
古屋勝悟(原画)
中山勝一(原画)
吉田健一(原画)
美術武重洋二(作景)
編集瀬山武司
録音浦上靖夫(音響監督)
その他IMAGICA(現像)
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未見の方は注意願います!
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99.ビンタの応酬シーンは迫力あり!
同窓会もお気に入り。
へまちさん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-30 18:53:20)(良:1票)
98.《ネタバレ》  昔、男友達と二人で観た際には「何だ、この女は!」と意見が一致し、女性と観た際には「結構リアルだね」と言われたりして、戸惑った記憶がある本作。

 そういえば一人で観た事は無かったなと思い、再観賞する事にしたのですが、特に評価が変わったりする事は無く、残念でしたね。
 (大人になった今なら、ヒロインの言動も可愛らしく思えるかな?)という期待もあったりしたのですが、多少理解出来る面は発見出来たものの、やはり拒否感の方が大きかったです。

 そもそも問題の発端となる「ヒロインの両親の離婚」は、父親の浮気が原因なのに
「ママが馬鹿だと思ってた」
「見過ごしていればいいのに、ワーワー騒ぐから」
 なんて言い出す時点で、彼女に肩入れ出来なくなってしまうのですよね。
 (結局、自分が東京から離れたくないものだから、その為に母親を悪役にして憎んでいるだけじゃない?)と思えてしまうのですが、この予想が当たっているなら「嫌な女」としか評しようがない訳で、どうにも困ってしまいます。

 自己憐憫に浸って
「私って可哀想ね」
 と泣く姿にはゲンナリさせられたし
「あの人って馬鹿ね。付き合ってる頃は良く気の付く、優しい人だと思ってたんだけど」
 と元カレの悪口を言うシーンで、決定的に幻滅。
 この映画の後、主人公とヒロインは結ばれるのが示唆されている訳だけど、また何年か経ったら主人公も「元カレ」になってしまって、似たような悪口を言われているんじゃないかと思えてきます。

 主人公の親友が告白してきたら
「私、高知も嫌いだし、高知弁を喋る男も大嫌い。まるで恋愛の対象にならないし、そんな事言われるとゾッとするわ」
 と言い放つのですが、この頃にはもう慣れているというか、感覚がマヒしてしまって(あぁ、やっぱりそう思っていたんだ)という感想しか浮かんで来ないのだから困り物。
 後の台詞からすると、この時の言葉は強がりの嘘だった可能性もあるし、彼女自身が反省もしているそうなのですが、それを直接描かずに伝聞で済ませるものだから、ちっとも真実味が無いのですよね。
 終盤、同級生の女子達に糾弾される彼女が同情的に描かれているのも(自業自得じゃないの?)と白けてしまうし、立ち聞きして助けようとしなかった主人公が彼女に頬を叩かれ、その後に親友にも殴られる展開には、唯々呆然。

 主人公は良い奴だとは思うのですが「ヒロインに惚れるのが理解出来ない」という意味で、徹底的に感情移入を拒む存在であり、それがエピローグで更に強調される形になっているのだから、非常に残念。
 恐らくヒロインに惚れたのは、東京への同行を申し出た際の
「本当? 本当にそうしてくれるの?」
 と喜ぶ笑顔がキッカケじゃないかと思えるのですが、何だかココの演出も、あざとい可愛さアピールに感じられたりして、ノリ切れなかったのですよね。
 第一ヒロインは美少女って設定のはずなのに「同級生の小浜さんや西村さんの方が可愛いじゃん」と思えてしまうのだから、作中でヒロインが散々その美貌を絶賛されていても、ちっとも共感出来ない。
 この辺りの感覚は、昔観た時と全く同じだったりして、そういう意味では、とても懐かしい気分に浸れました。

 本来は感動すべき「高知城を見つめながらヒロインの台詞の数々を思い出す場面」でも「ろくでもない事ばかり言っているなぁ」と冷ややかな気持ちになってしまうのだから、とことん自分とは相性の悪い映画なのだなと、再確認。
 「紅の豚」を絡めた遊び心など、クスッとさせられる場面もあったし「お風呂で寝る人」という形で、遠回しにヒロインから主人公への告白を描く演出は、御洒落だなと思います。
 所々に、好きと言えそうなパーツは見つかるだけに、全面的に楽しむ事が出来なかったのが、実に勿体無い。

 「海がきこえる」というタイトルにも拘らず、最も印象的な「海」の場面が主人公とヒロインではなく、主人公と親友の二人きりの場面というのも、何だか変な感じでしたね。
 帰郷した際に二人が仲直りする流れには和みましたし、共に海を眺める場面は本作における白眉だとは思うのですが(ココで終わっておけば友情の映画として綺麗に纏まったのに……)なんて、つい考えてしまいました。

 残念ながら、自分には海がきこえなかったみたいです。
ゆきさん [DVD(邦画)] 3点(2016-10-05 09:10:08)(良:1票)
97.意外に平均点高くてびっくり。ジブリというだけでだいぶ評価上がってないですか?やっぱりブランドの力は凄いなぁ。
さてさて、唯一観ていなかったジブリ映画だったのでようやく観た訳ですが、なかなか重い映画でしたね・・・。
パッケージとタイトルから想像して、海が舞台の青春物語という期待は軽く吹っ飛びました。海そんなに出てこないし、青春ものなのにこのドロドロ感は相当だし、男に金を借りまくるヒロインっていうのも凄いし(ジブリなのに)
結構いい意味で期待を裏切られました。
主人公が超が付くほどの真人間だったのが幸い。ここまで男気のある高校生は今時居ないだろう。この主人公の行動は一貫して素晴らしいと思った。
ヴレアさん [DVD(邦画)] 6点(2016-08-24 21:52:39)(良:1票)
96.《ネタバレ》 本作は決して宮崎ジブリのような高い完成度ではない。でも作り手の映画に懸ける熱意や郷土愛が映画の雰囲気からよく伝わってきて、私はとても好きな作品です。本作の物語、魔法やファンタジーがあるわけでもない、奇跡も何も起きないただの若い日々、これは宮崎ジブリに慣れていた私にとっては逆に新鮮に映りました。でも若いときは気づかなかったけど、若さと平凡な日々はもうそれだけで奇跡ですよね。私自身、青春時代を海も山もない都心近郊で過ごしたこともあって、はるか遠い街、海がきこえる故郷は昔から憧れでした。この同窓会の場面を観る度に昔を思い出す。親友、好きだった女の子、受験。みんな元気でやっているだろうか。実はこの映画を最初に観た時はピンとこなかった。気になってたまに観返すようになり、いつの間にか自分にとって大切な映画になった。まるで映画の二人のような関係。この映画、すごく好きです。
タケノコさん [DVD(邦画)] 10点(2016-03-15 23:16:42)(良:1票)
95.後半、とくに終盤になるにつれて好感度が上がっていく、稀有なジブリ作品。
そもそもこんなヒロインは現実的にはいないんだけど、周りの人間が妙にリアリティがあって、そこが他のアニメとは一線を画しているところであり、この映画の魅力を高めているところでもあるんだと思う。
70分ほどの短い時間の中に、青春の葛藤や幼さやいろんな想いを詰めた良作。
自由奔放でどこか寂しげな女の子が魅力的。いや、現実にはいないんだけど。
mhiroさん [DVD(邦画)] 7点(2015-03-21 22:00:29)
94.《ネタバレ》 放送当時は真昼間の一回だけ。
それでも視聴率が二桁いったとか。
やっぱりジブリは凄い。
放送内容も凄かった。
「おもいでぽろぽろ」の高校生バージョン?
と思ったら、ジブリ映画にはまずいないビッチすぎるヒロインの話でした。
取り敢えずそんな彼女を許してくれる友達の心の広さに感動したねー。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-13 18:28:03)
93.《ネタバレ》 音楽が好き。それが第一印象。

主人公は高知に住む男子高校生、杜崎拓。
高2の夏休み、東京から同じ学年にリカコが転校してきた。
「さすが東京やね」を体現する、美人で生意気なリカコ。
主人公の親友の松野は、転校初日からリカコを追いかけ始める。

年開けの3月、ハワイに修学旅行。拓はリカコに金を貸す。
4月、高3で同じクラスになり、GWに2人きりで東京へ。
同5月、校内で殴り合い。
11月、学園祭で、拓はリカコに殴られ、松野にも殴られる。そして親友の松野と一言も口をきかないまま卒業。拓は東京の大学、松野は京都の大学、リカコは地元の高知大へ。

7月、帰省した拓は、貸切の居酒屋で、同級生たちと再会(未成年です)。
清水明子と話し、リカコが東京の大学とわかる。
そして9月、東京。拓は吉祥寺駅のプラットホームでリカコと再会。
ちょっと大人びたリカコの長髪が風にゆれた。


さて……この『海』のレンタルDVDはメイキング入り(充実の50分)。メインスタッフ五人(高橋望P、丹羽圭子、近藤勝也、田中直哉、そして望月監督)が、ロケハンから11年ぶりに高知を訪れ、当時を思い出しながら歩き、そして和室で座談会(2003年5月収録)。鈴木Pのインタビューが何度も挿入され、和やかでスリリングな50分。もちろん宮崎駿監督の話が何度も(全く関わってないのに)。そして宮崎駿が立腹した理由もわかります。

ところで脚本の中村香は、実は丹羽圭子。『海がきこえる』は初の脚本。この後、ジブリの四作『ゲド』『コクリコ』『アリエッティ』『マーニー』でも脚本を担当(全て共同)。どんな人か、DVDで分かります。

ではデータ。1993年の5月5日午後4時からテレビ放送の、72分のアニメ作品(番組枠は90分)。原作は、月刊アニメージュに2年連載の同名小説。

当時、ヒロインの身勝手さに腹を立てた。
でも美人だからね、好きなヒロイン。
だけど目の前にいたら大嫌いな女(死んでくれ)。

拓、リカコ、松野って、連載誌の読者層とは正反対なんだよね。
リカコの父親も、「愛人と高級車」がキーワードの金持ちだしさ。

音楽が好きな映画で、CD持ってます。冬より、夏に観たい。8点!


【追記 2017年03月23日】
2016-10-05の、ゆき氏の長文レビューを読んで感心した。
この作品のヒロインは、アニメてきでなく、とても現実的な女性だ。自己本位で、他人の感情を考慮しないような最低の女。
そんなヒロインに惚れる主人公は、なぜ惚れたのか。百パーセント、容姿だけである。
ああ、なんて悲しい作品なんだろう。
だが私は、音楽が好きなんだ。作画も演出も好きなんだな。だから8点を付けているんだ。
激辛カレーライスさん [地上波(邦画)] 8点(2014-08-13 10:39:51)(良:1票)
92.青春映画とすれば、まとまってて良作と言えなくもないですが、もうちょっと何かあってほしい。主人公のほぼ回想だけで終わり、心揺さぶられる事が全くない。まあでも1番のウイークポイントは、リカコがかわいくない(画のせいもあるけど・・・)という点です。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 4点(2012-08-03 05:21:01)
91.絵がさっぱりしていて、とても観やすい青少年向けのアニメ。
うだうだしていて、じれったい展開がいかにも純粋で真面目な高校生、
いかにも青春ドラマといった感じの作品で、決して悪い印象は受けなかったのだが、
心の琴線に触れるような甘酸っぱい切なさも感じなかった。
登場人物たちのキャラに、今ひとつ魅力を感じなかったせいかな?
お話の内容もキャラも普通っぽいところが、本作の良さでもあるんだろうけど・・・。
MAHITOさん [地上波(邦画)] 4点(2012-02-02 05:43:44)
90.思っていたよりも点数が高くてちょっと書きにくくなったけれど、個人的には、ジブリの汚点だと思うぐらい、なぜ作ったか意味不明で、見ていて不快なものでした。登場人物全員が気持ち悪い。あと、方言って難しいですね…これも正直途中から耳障りで…
なこちんさん [地上波(邦画)] 2点(2011-12-04 01:04:43)
89.《ネタバレ》 まあ合格点をあげざるを得ないか。
承太郎さん [地上波(邦画)] 8点(2011-11-05 21:44:59)(良:1票)
88.《ネタバレ》 拓と里伽子の意識の外で、恋愛が行われているところが良い。二人とも、高校時代の最後までお互いの気持ちに無自覚なんですね。

この映画のように、好意というものは、青春の真っ只中や諍いの中では、無意識の中に閉じ込められていて、自分では気づきもしないものなのかもしれない。しかし、一旦井の外にでたり、違う角度から眺めたりすると、抑えられていた感情が意識となって心の中に立ち現れてくる。失って初めて分かるという感覚や、視点を変えることで分かる感覚ですね。それを、ハワイや東京などというように場所を行き来することで表現しているのだと思います。

井の中の蛙という言葉があるが、大人になるということは、井の外に一歩踏み出すということであり、そしてその出てった先の周りには、それより大きな井が存在している。小さな世界からの脱出を、子供の頃から延々と繰り返すことで、人は大人になっていくということを、この映画は雄弁に物語っている。当たり前のことだけど、これに気づけたのは、けっこう大きな収穫でした。

ジブリの中では、キャラクターの動きが少ないから、キャラクターの生命力が感じられないはずなんだけど、不思議とひとつの世界が成立しているのは、土佐弁という強力な武器を携えることと、写実的なアニメーション、キャラの心情を丁寧に描出しているからこそだと思う。ここで書くのもあれですが、コクリコではこの部分を感じれなかったですね。作品にとって生命力というのは欠かせないものなんじゃないかな。

この作品で残念だったのは、ラストにかけて説明的になっていったこと。ラストの拓の心情吐露でずっこけました。電車に乗らずに、逆のホームに駆けていく描写だけで良かったと思う。
Nujabestさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-15 05:13:24)
87.《ネタバレ》 アタシは里伽子みたいなオンナは大嫌いよ! ほぼ確実に女子からは嫌われるタイプだと思うわ。 ただ…なぜか男子ってああいう娘に惹かれたりするみたいね。 特に里伽子みたいな、自由奔放だけどどこか淋しげな雰囲気を持ったカワイイ(←コレ重要!)女の子だったりすると。 どう考えてもイヤなオンナなのにねえ。 それに引きかえ男子は二人とも純粋でカワイイわー。 アタシは土佐弁をしゃべるオトコも大好きよ!
梅桃さん [地上波(邦画)] 7点(2011-09-02 20:37:03)
86.《ネタバレ》 [2018.11.25更新]ブルーレイ版を見ました。やっぱり自分はこの映画、好きです。観た後に彼らのまっすぐさから自分と比べてため息が出てしまいますが、それでもやっぱりこの映画が大好きです。[2012.02.25更新]原作の小説を最近読みました。映画は好きだったけど、原作を読むことで映画の評価が下がる事はまったくありませんでした。むしろこの映画を作った製作者たちはすごいなって思いました。原作自体長い物語ではないけど、物語で重要なシーンをとても自然な形で映像化できているような気がしました。映画・原作の両方を観て、読んで、この物語が更に好きになりました。[以下更新前]杜崎、松野、りかこ、みんな好きです。自分は彼等のような甘酸っぱい青春を過ごしていないので、なんとなく羨ましい気持ちが先行するけど、それでもこの映画が好きです。彼等の裏表のない人柄に惹かれる部分があるからだと思います。
珈琲時間さん [地上波(邦画)] 10点(2011-08-14 22:26:07)(良:1票)
85.青春を感じさせるいい作品。高知弁・独特の雰囲気・テンポの良さ、こじんまりと良く纏まっている。ジブリらしからぬ作品だけれど、最近の大作感・テーマ性アリアリの商業感溢れる作品よりは余程良い。
もんでんどんさん [地上波(邦画)] 8点(2011-08-12 10:53:13)
84.高校生の時に初めて観たので思い出深い作品です。さすがに今観たら時代を感じますがたまに観返したくなる良い作品です。
アフロさん [地上波(邦画)] 7点(2011-08-04 01:29:54)
83.ここまでヒロインが身勝手過ぎると、思い出とか、なんとかを通り越して不愉快、不自然としか思えないです。これはきっと男性目線で作った作品なんでしょう。
たかちゃんさん [地上波(邦画)] 4点(2011-07-24 20:37:26)
82.《ネタバレ》 テレビでたまたま見て視聴。高校生から大学生になる過程の、本人たちにとっては「重大な」出来事が起こる中でのやり取り。なんでこんなに懐かしいんだろう、と思ったら、氷室冴子先生の原作だったんですね。「なぎさボーイ」「雑居時代」「なんて素敵にジャパネスク」など、コバルト文庫を本当に夢中で読んでいた頃を思い出しました。90年からアニメージュに連載していた作だそうで、知らないのも納得。原作を読みたくなりました!
ハクリキコさん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-23 08:37:41)
81.《ネタバレ》 初見は小学生の頃、それから高校の時、大学の時と何度か見返してきたが、歳をとるごとに共感する所が変わる。今は同窓会の後アーケードを歩いていき高知城を見上げるシーンがぐっとくる。旧友と郷里へのノスタルジー。見えているのは原風景、そこではきっと海がきこえている。お盆には帰ってみませんか?逢いたい人、いると思います
長谷川アーリオ・オーリオさん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-18 00:28:44)(良:1票)
80.《ネタバレ》 映画専門な感のあるスタジオジブリには珍しいテレビ用単発アニメ。ヒロインがこれまで見てきたジブリアニメのヒロインと比べてかなりイライラする性格(ひょっとしたらジブリアニメのヒロイン史上最悪かも。)だったり、未成年の飲酒シーンがあったりして、(冒頭のお断りテロップにビックリ。)これ、本当にジブリなのかと一瞬思ってしまったが、同時にそこがちょっと新鮮に感じられたりもした。高校生の青春を描いたアニメとしてはむしろよく出来ていて、友情や恋など「耳をすませば」のような青臭さを感じてもおかしくないのにそれをあまり気にせずに見られたのが不思議。同窓会前夜に昔殴ってしまったことを謝る松野には自分にもそういうところがあるかも知れないと思い、つい感情移入してしまった。同窓会のシーンも印象的で、とくに「私たち、狭い世界に生きてたんだね。」というセリフに昔の自分を思い出してしまい、当時の自分の価値観というものがいかにどうでもいいものであったかを思い知らされるときがあるのでなんだか共感できたし、すごくリアリティーを感じ、ちょっぴり切なくなった。いつも欠席している同窓会だけど、今年はちょっと行ってみようかという気にも少しなったかな。全体的に見てジブリっぽさはあまり感じられない作品で、実質若手スタッフ育成のための企画だったようだが、最近のジブリアニメにはないよさ(本職の声優使ってる以外で。)は確かにある作品に仕上がっている。
イニシャルKさん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-17 02:01:29)
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【点数情報】

Review人数 99人
平均点数 6.25点
000.00%
100.00%
222.02%
388.08%
41111.11%
51212.12%
61717.17%
72222.22%
81717.17%
955.05%
1055.05%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review5人
2 ストーリー評価 7.70点 Review10人
3 鑑賞後の後味 8.37点 Review8人
4 音楽評価 7.42点 Review7人
5 感泣評価 6.40点 Review5人
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