柳生一族の陰謀のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ヤ行
 > 柳生一族の陰謀の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

柳生一族の陰謀

[ヤギュウイチゾクノインボウ]
1978年上映時間:130分
平均点:7.57 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-01-21)
アクション時代劇バイオレンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督深作欣二
助監督土橋亨
キャスト萬屋錦之介(男優)柳生但馬守
千葉真一(男優)柳生十兵衛
松方弘樹(男優)徳川家光
西郷輝彦(男優)徳川忠長
大原麗子(女優)出雲の阿国
原田芳雄(男優)名護屋山三郎
志穂美悦子(女優)柳生茜
工藤堅太郎(男優)柳生又十郎
矢吹二朗(男優)柳生左門
室田日出男(男優)根来左源太
真田広之(男優)ハヤテ
浅野真弓(女優)マン
中谷一郎(男優)天野刑部
梅津栄(男優)三条大納言実条
曽根晴美(男優)
岩尾正隆(男優)蓬髪
林彰太郎(男優)朝倉筑後守宣正
小林稔侍(男優)片禿
汐路章(男優)久能美作守重吉
田中浩(男優)渡辺半蔵
成瀬正(男優)狼人
唐沢民賢(男優)狼人
鈴木康弘(男優)鳥居土佐守成次
野口貴史(男優)マガリ
高月忠(男優)エンコ
笹木俊志(男優)木村勘九郎
高並功(男優)忠長の近習
片桐竜次(男優)シオタレ
宍戸大全(男優)村田与三
坂東鶴之助(男優)猿若勘三郎(クレジット「中村富十郎」)
峰蘭太郎(男優)
那須伸太朗(男優)
毛利清二(男優)
五十嵐義弘(男優)
阿波地大輔(男優)
木谷邦臣(男優)土井の家臣
池田謙治(男優)
福本清三(男優)フチカリ
波多野博(男優)
森源太郎(男優)
浪花五郎(男優)
藤川弘(男優)
岡島艶子(女優)
和歌林三津江(女優)
丸平峰子(女優)
富永佳代子(女優)
水野晴郎(男優)
田口直也(男優)徳川秀忠
中村時之介(男優)徳大寺右大将
角川春樹(男優)安藤右京之輔重長
佐藤純彌(男優)小室喜兵衛
丹波哲郎(男優)小笠原玄信斉
夏八木勲(男優)別木庄左衛門
高橋悦史(男優)松平伊豆守信綱
成田三樹夫(男優)鳥丸少将
中原早苗(女優)春日局
金子信雄(男優)九条関白
芦田伸介(男優)土井大炊頭
山田五十鈴(女優)崇源院於江与
三船敏郎(男優)尾張大納言義直
鈴木瑞穂ナレーター
脚本野上龍雄
松田寛夫
深作欣二
音楽津島利章
撮影中島徹
製作東映
企画高岩淡
三村敬三
日下部五朗
松平乗道
配給東映
美術井川徳道
編集市田勇
録音溝口正義
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
44.《ネタバレ》 いやぁ面白かった!

それにしても、このラストは・・・(笑)
二度と使えない手のラスト。

むっちゃくっちゃ孤独な人、柳生宗矩。
自分のルーツ的な人たちまで抹殺することになってしまう。
でも根来衆と柳生一族の関係は定かではないらしい(ネット情報ですけど・・)

イカス設定に痺れる。
お国と忠長の恋愛関係とか、
柳生の新陰流に対し、神影流の小笠原玄信斎を忠長の師範役にもってくるとことか・・
でも雪之丞はどこにいった?
トントさん [ビデオ(邦画)] 8点(2023-08-06 02:49:39)
43.《ネタバレ》 日本で時代劇映画が死滅したと言われるまでになっていた70年代後半、かつて時代劇で邦画を牽引してきた東映が時代劇復興を期し満を持して世に問うた超大作、このバクチは御存じのように大当たりだったわけです。 まず、登場する俳優陣の顔ぶれの豪華なことと言ったら、目をむいてしまいます。萬屋錦之介の東映出演なんて十二年ぶりだし、三船敏郎や芦田伸介といった東映作品では他では見れない大物がキャスティングされているのが凄い。豪華かどうかは?だけど、なぜか角川春樹や映画監督の佐藤純彌まで出演しています、もっとも何度観てもどこに出ているか不明ですけど(笑)。柳生十兵衛は千葉真一の当たり役ですけど、意外にも映画では本作が初の十兵衛役だったんですね。登場人物はみなキャラが立ちまくっていますが、やはりその筆頭は成田三樹夫の烏丸少将であることは異存ないでしょう。意外なことにわりとあっさり十兵衛に斬られてしまって退場、どうせ架空のキャラなんだからもっと暴れるところが見たかったです。 ストーリーはもう荒唐無稽の極み、でもここまでぶっ飛んでると清々しいぐらいです。深作欣二が監督と脚本を書いているだけあって、言ってみれば『仁義なき戦い』大江戸版といった感じです。要は“家光組”と“忠長組”が日本の覇権をめぐって壮烈な跡目争いを繰り広げ、かつては覇者だった“公家連合会”は両組が抗争で共倒れするのを裏で画策し、再び暗黒街の覇者に返り咲くのを狙うという感じです。“忠長組”に集まる浪人たちや柳生宗矩に操られる根来衆は、抗争で使い捨てされる鉄砲玉というわけです。そこに出雲阿国までムリやり気味に絡ませてもうテンコ盛り状態、そしてあの驚愕のラストになだれ込むわけです。 深作欣二が初めて撮った大作時代劇としては上出来だったんじゃないでしょうか。ただ柳生宗矩=萬屋錦之介の大げさな歌舞伎演技だけは違和感が半端ないです。これは錦之助の彼なりに計算したうえでの拘りで、深作も指導したけど頑として変えず一時は真剣に降板させることを考えたそうです。でも、当時の深作にはこんな大物スターをクビにする権力がまだなかったのは、幸いだったのではないでしょうか。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-05-18 22:25:51)
42.《ネタバレ》 昔観たつもりでいましたが、観ていたのはドラマ版でした。なので初見。
このオリジナル劇場版は千葉さんの追悼放送で鑑賞。

ドラマ版と勘違いしていたので途中から頭がハテナになりながらも視聴完了。
いやいやめちゃくちゃスターさんばかりで豪華すぎてびっくり。
調べたら東映さんが時代劇復興として頑張った作品だったのですね。
確かに観ているこちらも力が入りました。

でも『魔界転生』好きな私としては、ここまで史実的にトンチンカンな脚本にしたのなら
もう少し遊びが欲しかったな。深作監督ですし。東映さんに止められたかな。
ラストの萬屋錦之介さんは歌舞伎が入ってて迫力満点でした。

しかし、個人的にはドラマ版の方が好きだな。
柳生十兵衛はやはり千葉真一の世代です。ご冥福をお祈りします。
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-09-06 00:01:14)
41.《ネタバレ》 豪華なのはわかるが、それが押し付けがましい。登場人物が全員、直球勝負。軟投派がいないんだ。だから、味が単調。なので、ワタシには昭和の結婚式の引き菓子のようでした。歌舞伎が楽しめるような素養があれば面白いのかも知れません。
なたねさん [DVD(邦画)] 2点(2020-12-24 22:07:36)
40.《ネタバレ》 萬屋錦之介の代表作といえば、宮本武蔵とコレ。錦之介ほど重要なパーソンはいない。主役だから当然だが、他のキャストが全く想像できない
テレビの子連れ狼などで顔はよく知っていたが、活躍されていた頃はただ怖い人というイメージしかなかった
しかし、自分も齢を重ねて、映像の錦之介よりも年上になった。さすがにもう、怖気づいてはいられない
歌舞伎のようなセリフ回しを、実録っぽさに一家言ある監督が面食らったそうですが、私はなにも、違和感を感じなかった
むしろこのくらいのぶっ飛んだシナリオでは、演技の誇張なくして鑑賞に堪え得るかどうか、疑問である
烏丸少将文麿と、三条大納言実条など、彼らの奇怪な立ち位置は誇張なくして成立しないではないか
主役の錦之介がもし抑えた演技であったなら、監督は彼らにも抑制を強いることになった危惧がある。あくまで素人の勝手な推測に過ぎない戯言であるが
とにかく面白かった。根来衆が隠密の集まりの様に見えたのに、証拠隠滅として討伐されたのは些か早計な、と感じないでもない。隠れるの得意だろ?
うまシネマさん [DVD(邦画)] 7点(2020-01-18 23:31:38)
39.なんともエネルギッシュな時代劇だった。印象的なシーンと言えばラストの「夢でござる」を真っ先に挙げねばならないが、別木庄左衛門の最期と忠長の絶叫も特筆すべき。東映が総力が挙げて揃えたキャストも超豪華で楽しいが、どうしても気になったのは史実とかけ離れすぎていること。全然気にならない人、むしろ笑いのポイントと捉える人…このあたりは人それぞれだろうけど、自分はついついツッコミを入れてしまい、いまいち物語に入っていけなかった。いっそ架空の幕府の物語として、家光と忠長の確執を想起させる程度に留めれば…てなことも思った。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-01-05 15:44:01)
38.《ネタバレ》 これまで全く手を付けていなかった、深作監督の古い映画。まさかまさかの(自称)クソアニメ「ポプテピピック」でこの映画の一部(鳥丸少将と十兵衛の対決前のシーン)がパロディとして使われてまして(しかもわざわざ「かぐや姫」風の作画で)興味を示したところ、すっとDVDを差し出してきたよくできる嫁。ということで、2018年になってようやく見ました。
冒頭から豪華俳優がずらーーっとならんでいて、おぉぉと驚いておりまして、そこから勢い任せにどんどん進行していく。後から調べたら冒頭から史実ガン無視のファンタジー時代劇。でも拙者、嫌いではござらんよ。

鳥丸少将といい、濃いキャラが大量に出てくる出てくる。いやー、最後まで勢いが落ちず、楽しめました。
わざわざ役者から引き抜いた義理の息子があっさりと使命を果たせぬまま死亡し、その結果を親父が聞いて悲しむとかのシーンもなくさっさと次に進むので、あの役者から引き抜いた息子はどこいったんだ?と思わず気づかずに終わりそうだったりと、割と各シーンがあっさりしているのは意外だった。
ラストの展開で大爆笑。将軍死んじゃったよ!!と嫁と大笑い。こりゃすげぇ。

深作監督作品はこれまで実は「バトルロワイヤル」と「クロックタワー3」しかしらず、実質的に遺作となったクロックタワー3の演技がひでぇもんで(ゲーム内容もほんとひどいw)、僕の中では大した監督とは思ってませんでしたが、この映画で株が上がりましたなぁ。
これを機に、他の深作監督作品にも手を出しましょうかね。
あ、ちなみに、クロックタワー3のメイキングDVDはおすすめですよ。ゲーム初回購入特典の市販されてない物なのですが。
みーちゃんさん [DVD(邦画)] 9点(2018-03-15 10:50:47)
37.《ネタバレ》 時代劇はあまり好きではないのですが、それでもそこそこ楽しめました。
仁義なき戦いの雰囲気に、千葉ちゃんのアクションを織り交ぜた映画という感じ。
ただ、タイトルを柳生「一族」としているにもかかわらず、証拠隠滅のために同胞を皆殺しにしてしまうのはいかがなものか?
マー君さん [DVD(邦画)] 6点(2017-10-01 11:28:19)
36.《ネタバレ》 昔見た「本当にあった話の再現番組」に、浮気現場を妻に見られた男が妻に向かって「これは夢だ!。お前がいま見ているこれは夢なんだ!」と叫んで妻を説得しようとしたというのがあって大笑いしたっけ。あまりと言えばあまにりも見苦しすぎるし無理がありすぎ滑稽だ。冷酷非情の一点で忠長を葬り去った但馬守なら、最後は愕然と肩を落として「読み違えた! 一点読み違えた!」とでも叫んで天を仰いで絶句するなどの終わり方の方がよかったように思う。こんな錯乱状態で終わってしまうのは映画としては意図があったのだろうが、その後の展開的に無理がありすぎるし荒唐無稽さまで出てきてしまう。面白いことは面白いが。
空耳さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-11-15 23:47:31)
35.二代将軍秀忠亡き後、三代将軍として徳川幕府を継ぐのは、兄・家光か、弟・忠長か。という、将軍家の跡目争いが描かれるのですが、それにしても「柳生一族の陰謀」、いやあ、カッコいいタイトルですね。内容は、どのあたりが「柳生一族」の「陰謀」なのか、正直よくわかりませんが、とりあえずタイトルの響きがいいので、OKかな、と。
しいて言うと、陰謀を担当するのは但馬守、演じる錦之介の歌舞伎っぽいセリフ回しが、怪しいのなんの。もちろん千葉ちゃん演じる十兵衛は、ムズカシイ話はわからないのでアクション担当。そこに、さまざまなライバル的キャラが登場して、はたまた一応それなりに陰謀劇みたいなのもあったりして、なかなかの楽しさ。ラストの意外性もバッチリ。
ここまできたらもう、時代劇の枠も超えちゃって、SF的にもっとハメを外してもよかったんでは、という気もしますが。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-12 23:05:45)(良:1票)
34.随分史実とかけ離れたフィクションだけど、そうそうたるメンツで迫力十分。歴史は勝者によって作られるといわれるけど、とてもリアルな「本能寺の変431年目の真実」も早く映画化してもらいたいものです。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-20 20:56:44)
33.《ネタバレ》 ●もう、冒頭の秀忠の葬儀シーンだけで、あまりの豪華キャストっぷりに失禁しそうになるわけですが、そこからもさらに出てくる出てくる、いろんな人が。●これだけ演技もアクションもできる役者が揃っていて、美術や衣装関係もきちんと揃っていたら、撮っていても監督は滅茶苦茶楽しかったんだろうなあ。そんな勢いまで伝わってきます。というか、これ、歴史をネタにした任侠映画であって、やってることは組長の跡目争いじゃん。その暴走した表現意欲が、奇跡的に全部プラスに働いています。●出雲の阿国にしても、尾張大納言にしても、小笠原玄信斎にしても、別にいなくてもストーリーは成り立ってしまうんだけど、そこに強引になおもサブキャラを噛ませていって、しかもそれぞれにちゃんと見せ場を用意してしまう豪腕ぶりが凄い。●公家衆という、ほとんどの時代劇では無視されている存在をここまで引っ張り上げた成田三樹夫、僅かな出番で忘れがたい存在感を残す夏八木勲、最後のちょっとした変化ですべてを表現している山田五十鈴、可憐というにも程がある大原麗子、はまり役の主演でありながら常に回りを立てる演技をしている千葉真一、共演シーンはほとんどないのに、常に他方の存在を念頭に置いた表現をしている松方弘樹&西郷輝彦、俳優陣の充実ぶりは、挙げていくときりがない。●あとやっぱり、こういうときのナレーターは、鈴木瑞穂大先生に優る方はおられません。
Oliasさん [DVD(邦画)] 9点(2013-03-26 02:02:10)
32.《ネタバレ》  設定そのものは面白かったと思います。特に正史では正義とされ、最終的には多数派だった側(家光側)が、実はある意味悪(父を暗殺、本来は継承する立場ではなかった)であったという点など。だから見始めた段階では、少数派であり正当性にも欠ける主人公側が、どのような戦い方をするのか興味津々でした。ところが、見始めると……
堂々と正義を唱え譜代大名、親藩大名、旗本を糾合すればいい、忠長側の土井が協力を求めるのが、いきなり外様大名。それも伊達、前田、毛利を味方につければ、なんていうわざわざ徳川家弱体計画とでも言うべき絶対譜代大名にはあり得ない発想(大爆笑)
そして、挙句が「勅使」を忠長側の犯行に見せかけて殺せば、それで全国の大名が雪崩をうって家光側につくというこの時代には、絶対あり得ない超皇国思想(これまた大爆笑)原作かどうか知らないけれど、このストーリーを作り上げた人には、根本的に歴史的知識、センスが無いと思われ。
 それから根来衆ってのも意味わからなかったな。忍者的な働きをするのかと思えば、大勢で要人暗殺をさせられる。しかも弱い。わざわざ雇った忍者集団が、普通の供回りと互角以下の勝負じゃ泣ける。で、結局柳生兄弟が決着をつける。
嘘話、ほら話は嫌いじゃない。だけど、もう少し説得力を持った嘘、ほらじゃないと。あからさまに歴史の素人さんが作ったストーリーは楽しめません。
(浪人=いくさ人が将軍を襲うのに、鎧兜もつけずに素肌でって、大勢製作者がいて誰一人おかしいと思わなかったんだろうか)
rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-03-23 17:11:32)
31.《ネタバレ》 声や表情が特別にキレがある役者が一人いるなと思い、鑑賞後に調べてみたら歌舞伎の人だった(萬屋錦之介)ので納得。女優では大原麗子が色っぽくて綺麗だった。時代劇が自分に合わないのか、盛り上がりに欠けているのか分からないが、中盤に眠くなってしまった。台詞が理解できないのと説明不足が重なり、何度か展開が分からない時があった。
VNTSさん [インターネット(字幕)] 6点(2012-09-03 23:42:26)
30.《ネタバレ》  一族と言うよりは、柳生但馬守宗矩個人の陰謀であった。
 根来衆と駿府に集う浪人たちの描写が、やや俗っぽく安っぽいが、幕府内部の権力抗争の部分は、中々面白い。殊に、錦之介の演技は周りとの調和など考えているとは思えない、ひたすら自分のスタイルを貫く、但馬守そのものの様である。序盤の、家光に将軍に就く決意をさせるシーンは、家光同様見ているものにまで、そう思わせる説得力があり、さすが錦之介!と唸った。
 将軍をめぐる権力闘争と、朝廷が実権を取り戻そうとする話は面白いのだが、柳生新陰流と新新陰流の争いの話は、余計。丹波哲郎要らないし、最後の闘もしょぼくて蛇足。無理を言って役者から引きぬいた、中村雪之丞(!)なんて、それ以降出てきやしない!
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-25 18:42:08)
29.《ネタバレ》 70~80年代の深作監督は、何か後光がさしたような奇跡的な作品を連発してるなあ。
本作は江戸時代という太平の時代の政治抗争を描いた、実録時代劇(?)。
初めて観たとき、『これ仁義なき戦いじゃん』と思ったくらい、仁義なき臭がぷんぷん。
キャストがすごく、萬錦、松方、JACの面々、三船と豪華絢爛で、それだけでも十分にテンションが上がる。
しかし白眉はなんといっても、烏丸少々成田三樹夫!
公家が剣を使うというだけではなく、将軍家剣術指南役の柳生一族である柳生弟をあっさり切り捨てる!
この発想はなかった、というか普通思いつかない笑。公家は血やケガレが大嫌いですからね。
白塗りの麿が剣の達人って面白くね?という発想なのか?うん、面白いっす!
さらには、おい、このまま最後まで通すのか?とツッコまずにはいられない萬錦但馬の大仰な芝居。
魔界転生の若山但馬も良いが、この萬錦但馬はまさに「なんか良くわかんないけど、とくかくすげー」って感じ。
面白ければ史実は無視でもOK!という心意気が気持ちいいっすね。なるほど、タランティーノはここからも影響うけてるんだ。

kosukeさん [DVD(邦画)] 9点(2012-04-27 01:10:05)(良:1票)
28.《ネタバレ》 深作欣二監督作品について私は苦手意識がある。それでもこの映画を見ようと思った理由はイチにもニにも東映時代劇のオールスター勢揃い、魅力的なキャスティングに惹かれたからである。昨今の時代劇では絶対に見る事の出来ない本物の映画スターたちによるこれぞ映画、はっきり言って今の全く面白くもないキャステングにも全く魅力を感じない。ただカツラを被って刀を振り回しているだけの今の時代劇なんかとは全く違う凄さ、面白さ、作品全体に常に殺気が漲っていてとにかく面白い。主演の萬屋錦之助の圧倒的な貫禄、ただいるだけで絵になるその存在感、それは三船敏郎にしても同じである。萬屋錦之助と三船敏郎のツーショットなんて考えるだけでもワクワクする。更に千葉真一、松方弘樹、西郷輝彦、原田芳雄、その他にも東映ヤクザ映画のキャスト、成田三樹夫、金子信雄まで、挙げたらキリが無いほどのスターによる共演、誰一人として眼を離せないワクワク感、緊張感、女優陣も豪華、中でも大原麗子の美しさ、可愛さは輝る。日本は良い俳優が男優、女優とこの頃はとにかく揃っていた。ラストの萬屋錦之助の「これは夢じゃ~!」というあの叫び声はまるでこの映画そのもののようである。こんなに凄いキャストを揃えたことが夢のようだと言わんばかりである。この映画に出ている人達で今はもう亡くなってしまってる人が何人もいるけど、もうこんな贅沢なキャストの時代劇は作れない。二度と観れないと思う。
青観さん [DVD(邦画)] 9点(2010-08-13 12:26:46)(良:1票)
27.《ネタバレ》 重厚なストーリーではあるものの、どこか漫画っぽいところはご愛敬。高い塀をバックステップで軽々とびこえるシーンは笑ってしまった。
超特濃豪華キャストながら潰しあうこともなく、錦之介さんの不気味さ、千葉真一の男前な十兵衛、松方さんのどもり、ピチピチの真田広之、大原麗子をはじめとする美しい若手女優陣など魅力的なキャラクターが存分に楽しめます。
それぞれの人物にストーリーがあり、ただの勧善懲悪にならず、誰も幸せにならない戦の悲劇性を高めます。成田三樹夫のおじゃるには全然気がつかなかったです。
仁義シリーズと魔界転生の丁度真中に位置するような一本。面白かったです。
すべからさん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-21 13:34:40)
26.《ネタバレ》 柳生十兵衛といえば千葉真一!最高です。萬屋錦之介、松方弘樹その他豪華なメンバーが総出演ですが、皆演技が上手い!!特に最後のあたりのシーンの家光の「親に会うては親を殺し・・・」のところの松方弘樹が絶品!!もう今こんな演技できる若手っていないよなー・・・。ちゃんばらシーンのピリピリとした緊迫感も、この頃のJACがどれほど偉大だったかをまざまざと見せ付けられます。大原麗子も非常に美しい。昔の時代劇は良かったなー・・・。
Endorphineさん [DVD(邦画)] 10点(2008-07-20 06:48:03)(良:1票)
25.《ネタバレ》 開始当初から3代将軍が決まってない状態で秀忠が死亡しており、おいおい史実と違うにもほどがあるぞとつっこんだのですが、映画が進むにつれて、そんな突込みをいれた自分に反省、そういう映画じゃないんですね。主役クラスから脇役にいたるまで出てくる人物がみんなエネルギッシュで魅力的。豪華キャストもそれぞれ見せ場が用意されておりまったく飽きがこない。面白ければ何でもいいじゃんといわんばかりのはじけっぷりがすばらしい。深作作品はみんな好きだが中でもこれが一番好きかな。願わくば個人同士の対決(成田三樹夫VS千葉真一、丹波哲郎VS萬屋御大)はもうちょっとやりあってほしかったかな。まあそれでも10点です。
陽炎さん [DVD(邦画)] 10点(2007-08-24 23:17:57)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 7.57点
000.00%
100.00%
212.27%
300.00%
424.55%
549.09%
6613.64%
7613.64%
8920.45%
9715.91%
10920.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 9.50点 Review4人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 5.66点 Review3人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS