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牡丹燈籠(1968)

[ボタンドウロウ]
1968年上映時間:88分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ホラー時代劇戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2024-05-23)【イニシャルK】さん
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監督山本薩夫
キャスト本郷功次郎(男優)新三郎
赤座美代子(女優)お露
小川真由美(女優)(女優)おみね
西村晃(男優)伴蔵
志村喬(男優)白翁堂
大塚道子(女優)お米
水原浩一(男優)親族甲
山本一郎〔俳優〕(男優)男甲
毛利郁子(女優)女房甲
南部彰三(男優)年寄
橘公子(女優)なお
荒木忍(男優)良石和尚
伊達三郎(男優)六助
木村玄(男優)番僧
佐々木孝丸(男優)善右衛門
原作三遊亭圓朝
脚本依田義賢
音楽池野成
撮影牧浦地志
製作永田雅一
企画宮古とく子
伊藤武郎
配給大映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
美術西岡善信
編集菅沼完二
録音林土太郎
照明山下礼二郎
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3.《ネタバレ》 ロマンポルノ版の『性談・牡丹燈籠』とゆーのは観ているのですが、ソッチと比べても今作もかなり好い方の出来ではないでしょーかね。原作と比べると、まずはお露・新三郎の両名ともに少しアレンジしてバックストーリーをつくり込んで居て、新三郎は町民の子に教育を与えるのに生き甲斐を見出していたり、一方のお露は世の理不尽に苛まれて苦界に堕ち、挙句自死した…という設定になっていたりします。その二人の邂逅から件の「お札はがし」⇒そして阿漕な伴蔵・お峰も(コレも原作とは別の経緯で)最後には報いを受ける…という顛末なのですが、前述のアレンジが総じて効果的で実に流れが掴み易かったですね(例えば例のお露さんの「焦がれ死に」とかだって、正直キョウビだとちょっとピンと来なかったりする概念かとも思いますし)。よく見たらなんと!あの依田義賢氏の脚本…というコトなのですね(流石)。

お露も忌むべき亡霊では在りながら原作よりも更に感情移入可能なキャラとして描かれてますし、新三郎もその人ならざる存在を大いに恐れつつ、その最期はまた(ある種)得心して死んでいった様にも見えましたし、悍ましくもまた悲しく、そして美しい悲恋の怪談として立派に成立していたと思います。そんな主人公二人に替わって人間の執念や「業」を見せつけるのがお米役の大塚道子とお峰役の小川真由美のご両名。特に小川さんは終盤からの登場でしたが、その強欲なキャラに(諸々と)ドハマりしている様子が中々に出色でしたですね。他、伴蔵役は西村晃だし、また意外にも志村喬が出て来たりもして、キャスト・演技面でも結構見ドコロだらけだったかな~と思いましたね。

恐怖描写も一つ、非常に好みだったのがお化け二人連れの「歩く」様子ですね。カラン…コロン…という下駄の音こそがこの怪談の最大のモチーフだとも思いますが、でもあの二人はお化けなのだから「足」は無いハズ…と今作では中盤からは二人とも終始「浮いて滑る」様に動き回るのですよ(でも「音は聞こえる」てのがまた重要)。結論、重ねて中々に面白い怪談映画でした。お暇なら是非。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-04-16 21:05:17)
2. 確かに幽霊パートは今となっては大して怖くも何ともないが、ラストの小川真由美と西村晃の死に様は凄まじい迫力!何もあそこまで刺して刺して刺しまくり、斬って斬って斬りまくらんでも…。昨今のTV時代劇でのチョット斬られた程度であっさり死ぬ演出に馴れた者には山本薩夫監督のネチっこさは驚異的なインパクトに違いない。
へちょちょさん 6点(2003-01-27 00:22:24)
1.恐怖!というよりはラブストーリーですね。骸骨や幽霊が浮遊するシーンなどは吊ってるピアノ線が見えてたり、特殊メイクも夏休みの工作並みでチープですが、日本映画独特の映像美や情感は表現されてます。武家の娘でありながら借金のかたに遊郭へ行きそこで自害したお露、方や武家の政略結婚を強いられ人を人と思わないお家に嫌気がさしている新三郎。二人の恋は情熱的でしたが悲しい結末に終わります。「七人の侍」の志村喬はどことなく忍者ハットリくんに似てますよね(笑)。赤座美代子演じるお露のいじらしさも中々ですが、途中から登場する小川真由美がサイコーでした。幽霊に交換条件を持ちかけトンヅラし、しかもただでは転ばない役柄にピッタリでした。しかしやっぱりラストでは夫役の西村晃と共に残酷な結末を迎えてました。なーむー。
さかQさん 6点(2002-10-29 04:17:38)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
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300.00%
400.00%
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63100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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